【新しい資本主義への入り口?】Web3.0って何?

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Web3.0について知りたい人「最近やたらとWeb 3.0という言葉がささやかれているけど、そもそもどういう意味なの?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

最近、Web 3.0というキーワードを耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか?

実際にあのイーロン・マスクが、以下のようなツイートをしていて「どういうこと?」と思った人も多いはず。

ということで、この記事ではそんなWeb 3.0について疑問を持つ方向けに、わかりやすく解説していきたいと思います。

もくじ

  • Webの歴史を知る
  • Web 3.0とは?
  • Web 3.0が実現する未来

Webの歴史を知る

Webの歴史を知る

Web 3.0を学ぶには、まず、Webがこれまでどのように変化してきたかを知る必要があります。

  • Web 1.0(ホームページ時代):1995年〜2005年
  • Web 2.0(ソーシャルメディア時代):2005年〜現在
  • Web 3.0(ブロックチェーン時代):これから

Web 1.0(ホームページ時代)

Webのスタートは1990年代初頭、静的なHTMLを利用してWebサイトが作られ始めました。

個人でホームページを持つという文化もここから始まり、「Yahoo!のジオシティズ」などのサービスを利用して無料でサイトを公開することができるようになった時代です。

出典:Impress Watch

当時は、ダイヤルアップやADSLという通信で画像1枚を表示するにもものすごく時間がかかっていました。

また、情報はページの所有者からの一方向のみで、Wikipediaのように閲覧ユーザーが編集できるような仕組みはなかったのが特徴です。

Web 2.0(ソーシャルメディア時代)

Web 2.0の時代は、いわゆるGAFAM(ビッグテック)と呼ばれる企業が大きく躍進した時代になります。

まさに今我々が生きているのが、このWeb 2.0になります。

スマートフォンが普及し、SNSを介して双方向のコミュニケーションが取れるようになり、誰もがクリエイターになれる時代がやってきました。

Web 2.0の問題点

一方で、一部の企業が大きくなりすぎたゆえに、富の集中、個人情報の流出、情報のコントロールをできるようになり、世界的にも問題になりつつあります。

  • Google:YouTubeでの情報規制、Google Playでの15%の手数料
  • Amazon:注文履歴流出騒動、AWSでの月額課金
  • Facebook:個人情報問題、アメリカ大統領選での世論誘導
  • Apple:プライバシー問題、App Storeでの30%の手数料
  • Microsoft:個人情報漏えい問題、Azureでの従量課金

つまり、「中央集権型」の運営への風当たりが厳しくなっているということです。

ユーザーにとって便利なプラットフォームを民主化したというメリットもある中、力を持ちすぎていることはセキュリティ面やプライバシー面でのリスクは大きくなりますよね。

また、Webサービスの開発者にとっては、これらのサービスを使わざるを得ない状況。

その上、サーバーやアプリストアの利用手数料「プラットフォーム税」がかかってくるため、社会の歪みを生み出しているというのがWeb 2.0の問題点と言えます。

Web 3.0とは?

Web 3.0とは?

こういった現状の課題を解決できるとされているのが、Web 3.0になります。

Web 3.0の主な特徴は、一般的に以下の5つ。

  • Semantic Web:マシーンが情報の本当の意味や感情を理解する
  • Artificial Intelligence:AIの進化による適正な情報提供
  • 3D Graphics:3D仮想空間と現実の境目がなくなる
  • Ubiquity:誰もがいつでもネットに接続できる状態(=スマホ・PC以外のIoT化)
  • Decentralization:意思決定をする主体がなく、多数決で意思決定が行われる

Semantic Web

Semantic Web(セマンティック・ウェブ)では、インターネット上のあらゆるコンテンツ(写真・動画・音楽)からデータを分析し、人々の感情などを読み解くことができるようになるということ。

現在のWebは、HTMLのテキストや数字の羅列をシステムが読み込んでいるだけで、その裏にある本当の意味や、そこに隠された人間の感情までは理解していません。

例えば、以下の同じ意味を持つ2つのテキスト。

・I love Bitcoin
・I <3 Bitcoin

どちらも表現は違えど、「仮想通貨が好き」という意味は変わらないですよね。

ただ、Google検索では「<3(ハート)」という意味を理解せず、ただの記号と数字の羅列として読み込まれてしまいます。

つまり、Web 3.0ではマシーンがネットの情報を正しく読み込み、その裏にある意味や感情まで理解することで、ユーザーが求めている情報を適切に提供できる世界になります。

Artificial Intelligence

AI(人工知能)がさらに発達し、様々なデータをもとにそれぞれのユーザーの好みに合った、偏りのないデータが提供できるようになります。

すでにWeb 2.0の現代でもAIは利用され始めていますが、まだ精度は高くなく、人間のチェックが必要です。

例えば、ネット上に出回る偽レビュー。

正直、お金を払えば自分に有利な投稿をしてもらうことや、悪意のある投稿ができてしまい、AIが本物のレビューを区別するまでには至っていないのが現状。

Web 3.0の世界では、AIがより進歩し、インターネットとの垣根がなくなることで、可能な限りフィルタリングされた、偏りのない情報が提供できるとされています。

3D Graphics

3Dやバーチャル技術とインターネットの融合により、現実と仮想空間の境目がどんどんなくなっていくと考えられています。

特にNFTのようなバーチャル資産に価値がつき始めたことで、さらにスピードは加速していくでしょう。

すでに、メタバースというキーワードがバズワードになり始めていますよね。

メタバースは単なる仮想空間ではなく、仮想通貨やブロックチェーン技術と連携することでお金を稼ぐことができるので、すでに新たな経済圏として認識されています。

Axie InfinityなどのPlay to Earn(ゲームをしながら稼ぐ)のヒットにより、この領域ではすでにWeb 3.0の入り口に立っていると考えていいでしょう。

Ubiquity

Ubiquityは、一昔前に流行っていた「ユビキタス」の意味で、いつでもどこでもインターネットにアクセスできる環境を意味します。

Web 2.0の現代でも、あらゆる家電や時計などのデバイスにネットが接続され始めていますが、Web 3.0の時代ではこの流れがさらに加速します。

VR・ARグラスや新しいスマートデバイスの普及が進み、スマホやPCを使わずとも、常にインターネットに接続された環境が実現されるでしょう。

Decentralization

ブロックチェーンの技術や仮想通貨によるトークンでのインセンティブを組み合わせることで、「非中央集権」でも組織や経済が回るインターネットの世界を実現を目指しています。

今の世界では、GAFAMと呼ばれる巨大テック企業によって支配されつつあり、中央集権化されています。

特にブロックチェーン業界では、既存の支配を覆そうという動きが活発になり始めています。

以下のサービスは、すべてブロックチェーンを用いて提供されており、特定の企業や管理者なしでもサービスが提供されている一例。

形態意味代表的なサービス
Decentralized Finance(DeFi)分散型金融PancakeSwap
Decentralized Autonomous Organization(DAO)分散型自立組織Olympus DAO
Decentralized Exchange(DEX)分散型取引所Uniswap
Decentralized Applications(dApps)分散型アプリケーションOpenSea

具体的には、ガバナンストークンと呼ばれる仮想通貨を保有することで、サービスやコミュニティの未来を決める選挙に投票できるというようなイメージです。

ガバナンストークン

Web 3.0が実現する未来

Web 3.0が実現する未来

Web 3.0ではこの「Decentralization=非中央集権化」というキーワードが一番重要なカギを握ると考えられています。

特に、ブロックチェーンサービスの文脈で語られることが多く、以下のような問題を解決できると言われています。

  • ① データ独占・改ざんの問題:反GAFAM
  • ② セキュリティのリスク:分散型
  • ③ 金融サービスへのアクセス:反銀行

① データ独占・改ざんの問題:反GAFAM

Web 3.0の世界では、ブロックチェーンの分散型台帳という仕組みによって情報は分散され、あとから改ざんすることは不可能になります。

中央集権型システム vs ブロックチェーンシステム

現代では「データを制するものがビジネスを制す」と言われるほど、自社で保有するデータ量がサービスの成功のカギを握っています。

だからこそ、プラットフォームを作り出したGAFAMに世界の富は集中し、ほぼ独占状態になっていますよね。

ブロックチェーンの特性を活用すれば、1社がデータを独占することはできないため、誰かが情報をコントロールしたり、富が集中するというリスクはなくなるでしょう。

すでに、以下のようなブロックチェーンサービスが、Web 3.0のデータエコノミーを制するプロジェクトとして注目されています。

プロジェクト名ティッカーセクター
EthereumETHスマートコントラクトプラットフォーム
ChainlinkLINKデータマネジメント
FilecoinFILファイルストレージ
Brave BrowserBATWebブラウザ
LivepeerLPT動画配信ネットワーク

② セキュリティのリスク:分散型

また、分散型の特性を生かすことで、情報漏えいや盗難のリスクを下げることも可能になります。

特定の企業のサービスを受けるには、あらゆる個人情報を入力する必要があり、サーバーがハッキングされればデータやお金は盗まれてしまいます。

中央集権 vs 非中央集権

また、人的なミスやデータの持ち逃げなどでプライバシーのリスクは避けられませんよね。

データを分散かつ暗号化できるブロックチェーンでは、こういったことはほぼ不可能になるため、より安全にインターネットを利用できる時代になるでしょう。

③ 金融サービスへのアクセス:反銀行

Web 3.0の世界では、Bankless(銀行レス)という考えが進み、特定の組織や人に資産を管理されず、誰もが自由にお金が使える環境が実現されるでしょう。

世界には、信用や所得を理由に銀行口座を持てない人が25億人いるとされています。

世界で銀行口座を持てない人
出典:mckinsey.com

さらに既存金融機関の場合、自分のお金なのに引き出すだけでも手数料が取られたり、どこに住んでいるかによって送金が制限されるという問題があります。

新しい資本主義システム

金融サービスも分散・非中央集権化することで、ユーザー同士でのお金のやりとりを可能にし、誰もが金融活動に参加できるようになるでしょう。

実際にこうした問題をブロックチェーンの技術で解決しようと、分散型の金融(DeFi)サービスが誕生しています。

プロジェクト名ティッカーセクター
Uniswap(ユニスワップ)UNI分散型取引所
Maker(メーカー)MKRステーブルコイン発行
Aave(アーヴェ)AAVEレンディング
yearn.finance(ヤーン・ファイナンス)YFI資産管理

これらのサービスは中央管理者を必要とせず、自立的に管理・機能が行われ、リスクも分散されているため、誰でも金融投資やお金の貸し借りに参加できる世界を実現しています。

もちろんマネーロンダリングなどの問題があり、ある程度の規制は出てくるかもしれませんが、これこそが本当の意味での「新しい資本主義」と言えるかもしれませんね。

さいごに

ということで、今回はWeb 3.0について解説してきましたが、いかがでしたか?

実は、このWeb 3.0という考え方は、人によって見解は異なります。

とはいえ、僕は、Web 3.0は本当の意味での「新しい資本主義」への入り口であると同時に「究極の民主主義」になると考えています。

既存の銀行という中央集権の概念が弱まり、GAFAMのような巨大企業への情報管理・利益の一極集中をなくす。

誰もがトークンを持つことで金融や経営に参加できる時代、これこそがWeb 3.0の本質なのかもしれません。

ただし、実現には、適切な規制と健全なマーケットの競争が必須なので、過度な締め付けが行われないことを願いたいですね。

今はまだWeb 3.0の創世期、早めに勉強しておくことで時代の波に乗れるはずなので、しっかりと学んでいきましょう!

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