英語履歴書の書き方【書類選考で95%通った方法を大公開】

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英語履歴書の書き方を知りたい人「外資系企業や海外での転職を検討中で、英語での履歴書の提出を求められた。英語の履歴書はどうやって書いたらいいのだろう?参考になるテンプレートもほしいな。」

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている僕は、過去の海外転職活動で、20社以上の企業の書類審査に合格 (選考通過率95%) 、誰もが知る巨大3大IT企業の選考も通過。

現在はフィリピンの某企業で働いています。

ということで、ベトナム、インドネシア、フィリピンで働き、現在は採用も担当する立場である僕が実体験を踏まえ、英語の履歴書の書き方のコツを紹介していきます。

これから海外に転職するという方に向けて書いていくので、ネットにある一般的なことが書いてある記事に比べ、よりリアルなイメージが湧くかと思います。

それでは、さっそく見ていきましょう。

もくじ

  • 英語履歴書のフォーマットとは?
  • 魅せ方を意識した英語履歴書を書くコツ
  • 僕が実際に使っている英文履歴書のテンプレート

英語履歴書のフォーマットとは?

英語履歴書のフォーマットとは?

まず、気になる英語の履歴書の基本情報は以下のとおりです。

市販のテンプレはない

日本語の履歴書とは違い、英語での履歴書は、市販されているようなフォーマットは特にありません。

決まったテンプレートはなく、日本でいう職務経歴書と履歴書を合わせたようなものをGoogle Docs.やWordのフリーフォーマットで書き、PDFにして提出するのが一般的です。

ただ、日本の履歴書にあるような、志望動機、通勤時間、扶養家族構成、本人希望欄のような項目は、なしでOKです。

基本フォーマット

  • 用紙:A4で1~2枚程度
  • 使用フォント:Century, Times New Romanなど読みやすいもの
  • フォントサイズ:10~16pt.程度
  • 写真:イケてる写真を右上に貼っておくとよい
  • 色:黒文字、薄めの青(見やすくしたい場所だけ)

毎日たくさんの候補者の選別をする採用担当側になって考え、できるだけシンプルにまとめるようにしましょう。

魅せ方を意識した英語履歴書を書くコツ

魅せ方を意識した英語履歴書を書くコツ

箇条書きを利用し、シンプルに書くべき

日々、企業の採用担当者は多くの履歴書をさばいています。

どんなにいい経歴でも、仕事内容に細かい文字がごちゃごちゃと書いてあるものは正直読む気がしません。

箇条書きを増やし、一人称を省き、文章を動詞から始めることで見やすくなり相手に内容が伝わりやすくなります。

選ばれるようにシンプルに見やすくすることを心がけ、「この人に会ってみたい!」と思わせる魅せ方を意識することが大切です。

ちなみに僕は以下の内容でテンプレ化してます。

  • サマリー
  • 経歴
  • 学歴
  • ※ 資格 、トレーニング(なくてもいい)
  • ※ その他個人情報
  • ※ ポートフォリオ(なくてもいい)

※は特に必須ではないので、なくても大丈夫です。

上記の通り。項目自体もシンプルですよね。

サマリー

どんな経歴で、どんなことがやってきて、希望の就職先ではその経験を生かし、これからどんなことができるのか、を冒頭のサマリー部分に簡潔に書いていきましょう。

ここであなたはどういった人で、どういった意思をもって応募してきたのかが簡単に分かるので、かなり重要です。

経歴

上から新しい順に書いていき、会社名、部署、ポジション、働いた期間、箇条書きで、具体的な業務業内容などを書いていく。

業務内容を書いていく時は、一人称の主語を省き、動詞や名詞から文をスタートし、過去の仕事は過去形で、現在も行なっている仕事は現在形にsをつける形で書いていくようにしましょう。

学歴

こちらも上から新しい順に、学校名、在籍期間(1行目)、学部専攻(2行目)の順に2行で収まる感じでOKです。大学(院)、専門学校など最終学歴のみ記載します。

※資格、トレーニング

仕事に活かせるような資格やオンライントレーニングやセミナーなどの受講歴などアピールするものがあれば、一応書いておく程度。

※その他個人情報

生年月日、国籍、ステータス(未婚・既婚)、語学、趣味など、一応書いておく程度。

※ポートフォリオ

クリエイティブな仕事の人は、マストですが、それ以外の職種の人でも、自分でアピールしたいこと、例えば自作のWebサイトやブログ、フリーランスでやった仕事、仕事上でのインタビュー記事のリンクなどあれば、参考までに貼っておくといいかもです。

謙遜せずにガンガンアピールする

自分の経験や能力は堂々とアピールしてOKです。

というか、むしろアピールできてないと足切りされやすくなります。

日本人は典型的に謙遜する文化なので、最初はなかなか難しいかもしれないですが、外資や海外の企業では、基本的に実力主義。

ガンガン行ってナンボです。

ありきたりな淡々と経歴が書いてあるだけの履歴書は、どれだけキャリアがすごくても、逆に採用する立場の目線になって考えてみると、その他大勢に見劣りしちゃいますよね。

嘘を書くのは後々リファレンスチェックなどでNGになるので論外ですが、どんな小さな月間の表彰や関わったプロジェクトでの成果でも、使えそうなものは簡潔にまとめて書くようにしています。

正直、僕自身も性格的にガンガン行くタイプではないので、初めはここまで書いてもいいのかな?と躊躇しました。

ただ、選考を重ね、採用する側に回った今、新卒であろうが経験者であろうが、ガンガン自己アピールができている履歴書を見ると会ってみたい!という気持ちになります。

毎回内容を変えるべし

求人によって要件が違うので、フォーマットはそのままに、毎回要件にあった履歴書に修正しましょう。

なぜなら、求人によって求めている人物像や業務内容が変わってくるので、毎回同じものを使い回ししていると、この会社の条件には当てはまってないぞということケースが出てくるからです。

少しでも自分の経験や強みの中で、これはこの仕事で活かせそうだなというものをピックアップして、書いていく方が担当者の目に留まりやすいです。

僕も実際に、下記の通り、会社によって冒頭のサマリーの部分を変更していました。

  • 例①:インサイドセールスの会社の場合、中小企業相手に電話でセールスしていた経験を中心に書き、電話だからこその難しさを経験しているので、その経験を活かせます
  • 例②:対面式のセールスの場合、大企業に向け、マーケティングの課題をヒアリングし、コンサルティングを提供しつつ関係性を作って、クライアントの信頼を勝ち取っていったという経験を中心にチェンジ

というような感じで、求人で求められている人物像になるべく近づけられるよう、サマリーと業務内容は、自分の経験と結びつきの多いもの中心に構成することを意識しましょう。

僕が実際に使っている英文履歴書のテンプレート

僕が実際に使っている英文履歴書のテンプレート

ここまで僕の経験をもとに英語履歴書の書き方を解説していきました。

最後に、僕が作って実際に利用していたフォーマットを下記リンクにて公開します。

>> テンプレートのダウンロードはこちら

選考通過の保証はできませんが、一応冒頭にもある通り、このフォーマットで僕自身は95%の確率で書類選考は通っているので、参考にはなると思います。

使いたい方は、Google Docsのリンクに飛ぶので、自分のGoogle Driveに保存するか、Word形式でダウンロードして、自分の経歴に書き換えつつ利用してみてください。

ちなみに、これから英語の履歴書を書くんだけど、文法が不安という方にはGrammarlyというアプリが便利です。

「ちょっとこの文章自信ないな…」、「このスペル合ってたっけ?」

という時にAIが自動で赤字にして間違いを指摘して正してくれるので、僕も文章の最終チェックとかではよく使ってます。

無料版でも全然使えますが、有料版だとMicrosoft Word内でも使えるのでおすすめです。

>> Grammarlyを無料で使ってみる

この記事がこれから海外転職を考えている方の参考になれば幸いです。