【米国株投資への第一歩!】ユニオンバンクの口座開設方法を解説

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海外の口座開設したい人「海外に移住すると日本の口座は凍結されるらしいけど、将来のために資産運用は続けたい。日本にいる間にアメリカの銀行口座の開設ができたら便利なんだけど、何かいい方法はないかな?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

今回は、そんな悩みを持つ方向けの記事です。

海外に本格的に移住をしてしまうと、基本的には日本の銀行口座や証券口座は凍結、もしくは解約せざるを得ません。

それでも、このご時世「将来のために資産運用は続けたい!」という方は多いはず。

この記事では、海外在住でも日本の銀行口座を維持しながら、超簡単に無料でアメリカの銀行口座を開設できる「ユニオンバンク」の口座開設方法を紹介します。

※ MUFG Union Bank, N.A.(ユニオンバンク)の株式譲渡のため2022年11月22日(火)郵送専用申込書をもって新規受付を停止しました。

もくじ

  • ユニオンバンクとは?
  • ユニオンバンクの口座開設方法
  • ユニオンバンクのメリット・デメリット

ユニオンバンクとは?

ユニオンバンクとは?

ユニオンバンクとは、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の在米銀行で、カリフォルニア州を中心に150年以上の運営されている歴史があります。

本店ニューヨーク
支店カリフォルニア州を中心に340支店以上(2019年12月末時点)
特徴・総資産約1,300億米ドル(2019年12月末時点)
・長期発行体格付 Moody’s:A2 S&P:A(2019年12月末時点)

そのため、日本人でも以下2種類の在アメリカの銀行口座を持つことができ、グループ会社である三菱UFJがユニオンバンク口座の開設をサポートをしています。

  • カリフォルニアアカウント・プログラム
  • パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラム

パシフィックリムはアメリカに赴任する駐在員向けなのですが、カリフォルニアアカウントに関しては、三菱UFJに口座を持っている人であれば、誰でも開設することができます。

さらに、日本語対応専門のジャパニーズカスタマーサービスという部隊も用意されており、我々にとっては非常にありがたい銀行なのです。

ユニオンバンクの口座開設方法

ユニオンバンクの口座開設方法

ユニオンバンクの口座開設は、ざっくりと以下の4ステップになります。

  • ① 三菱UFJの銀行口座を開設(すでにお持ちの方はスキップ)
  • ② 申込書類をダウンロード、記入し送付
  • ③ ユニオンバンクのオンライン登録
  • ④ 最低残高を入金

① 三菱UFJの銀行口座を開設

三菱UFJで口座を持っていれば、誰でも「カリフォルニアアカウント・プログラム」に申し込むことができます。

口座をお持ちでない方は、来店不要の「スマート口座開設」がおすすめです。

ちなみに三菱UFJ銀行は、グローバルダイレクトというサービスがあり、月額300円で海外にいながらも日本の口座を維持することができます。

>> 三菱UFJグローバルダイレクトはこちら

② 申込書類をダウンロード、記入し送付

次に、以下のページから、申込書をPDFでダウンロード、印刷してください。

※郵送での資料請求も可能です。

全部で21ページのPDFですが、実質記入するのは8ページほどなので、そこまで時間はかかりません。

「Savings」と「Checking」の2種類の口座がありますが、両方に申し込みをしておきましょう。

・Savings:貯蓄用の口座
・Checking:支払い用の口座

また、共同名義人という制度があり、必須ではないですが夫婦や家族の共同口座として管理ができるので、既婚者の方はこちらで登録されてる方が多いようです。

記入が完了したら、以下の本人確認書類のいずれか2つをコピーして同封後、記載の宛先に郵送します。

①日本の運転免許証
②パスポート
③住民基本台帳カード(写真付き)
④個人番号カード
⑤在留カード・特別永住者証明書(日本国籍以外の場合は提出必須)
⑥運転経歴証明書
⑦クレジットカード
⑧健康保険証

1週間ほど待つと、口座開設完了の通知が書留で届きます。

ウェルカムレター

さらに1週間ほどすると、暗証番号(PIN)、アクセス番号、ATMカードが届くので、次のステップに移りましょう!

PIN、ATM書類

③ ユニオンバンクのオンライン登録

暗証番号(PIN)、アクセス番号の書類が届いたら、早速オンラインバンクを開設してしまいましょう。

まず、ユニオンバンクにアクセスし、「Enroll now」をクリックします。

UnionBankトップ画面

「Debit/ATM PIN」を開き、送られてきた情報を入力します。

UnionBank登録

ユニオンバンクの口座開設時に記入した生年月日を入力します。

UnionBank生年月日
記入例:1980年1月3日生まれの場合 → 「01/03/1980」と入力

利用規約に同意「I agree」をクリック。

UnionBank利用規約

すると「秘密の質問」の候補がたくさん出てくるので、3つを選択します。

※45種類ほど質問があるので、覚えやすいものをピックアップして、忘れないようにしっかりメモを残しておきましょう。

UnionBank秘密の質問

選んだ「秘密の質問」の回答を入力し、「Continue」

UnionBank質問回答

アカウント情報を入力し、「Continue」をクリック。

UnionBankアカウント情報入力

これでユニオンバンクのオンライン口座登録は完了です。

一度トップページから、User IDとパスワードを入れてログインできるかテストしてみましょう。

④ 最低残高を入金

ログインが無事にできたら、ついでに口座に入金をしてしまいましょう。

「口座開設できたんだから、そんなに急ぐがなくてもいいじゃん!」と思われそうですが、

  • 60日以内に口座に動きがないと自動解約される
  • 最低残高に満たない場合、口座維持手数料が徴収される

Regular SavingsEssentials Checking
口座維持手数料4ドル/月8米ドル/月
回避条件口座残高が300米ドル以上月間平均残高が1,500米ドル以上
出典:カリフォルニアアカウント・プログラム

なので、まずは最低1,800ドルを忘れないうちに入金をしておきましょう。

日本円→米ドルでの送金は、Wiseが圧倒的に便利で、手数料が安く済むのでおすすめです。

TransferWiseを使って「Savings口座」に1,800ドルまとめて送金、着金後ユニオンバンクのアプリ内で「Checking口座」に1,500ドル「Transfer」を設定すればOKです。

ユニオンバンクのメリット・デメリット

ユニオンバンクのメリット・デメリット

実際に僕もユニオンバンクを活用しているわけですが、使ってみて感じたメリット・デメリットを挙げておきます。

メリット

  • ドルで預金・投資ができる
  • アメリカのATMが利用できる
  • 日本語でのサポートが受けられる

ドルで預金・投資ができる

アメリカの口座なので当然ですが、米ドルで預金、投資ができるのは資産運用、そして分散の観点からの大きなメリットです。

僕は、毎月米国株に投資をしているので、為替レートなどほとんど気にせずに継続できますし、基軸通貨であるドルを保有しておくことでの安心感を得ることもできています。

アメリカのATMが利用できる

ユニオンバンクでは、口座開設と同時にATMカードが送られてくるので、アメリカに行った際に現地のATMから現金を引き出すことができます。

さらに、依頼をすれば無料でデビットカードの発行も対応してくれるので、海外旅行時の買い物にも活用できます。

日本語でのサポートが受けられる

日本語でのカスタマーサポート部隊も常駐しており、ほとんど英語を話さずとも問題を解決することができます。

現地に行く必要もなく、母国語でやり取りができる安心感は大きなメリットですね。

日本語コールセンター:00531-11-4864*1 (国際フリーダイヤル)

デメリット

  • 口座維持手数料
  • 休眠口座で凍結のリスク
  • オンラインバンキングの動作

口座維持手数料

上述の通り、手数料を回避するためには最低1,800ドルを寝かせておく必要があります。

頻繁にお金を動かしたい人にとっては、維持手数料を気にするのは多少ストレスになるかもしれません。

休眠口座で凍結のリスク

逆にお金をほとんど動かすことのない人も要注意です。

一定期間(大体12ヶ月)以上、口座に動きがないと「休眠口座」とみなされ、口座が凍結されてしまう可能性が出てきます。

最低でも年に1度以上は、ログインをして入出金をするようにしましょう。

オンラインバンキングの動作

ユニオンバンクではスマホアプリも使えて非常に便利なのですが、サイトの動作や取引の反映に時間がかかることが多く、若干のストレスになるかもしれません。

それと、アメリカの銀行なので、時間によってはアメリカの深夜時間に当たり、メンテナンス中で利用不可になることも、しばしばあります。

まぁ、この辺は致命的な問題ではないので、そこまで気にしなくても大丈夫だと思います。

さいごに

ということで、今回はアメリカの銀行口座を持てる唯一の方法であるユニオンバンクのカリフォルニアアカウントの口座開設方法を紹介しました。

海外に住むと必然的に選択肢が狭まる中、このプログラムは救世主と言える存在なので、移住前に申し込んでおくことをおすすめします。

海外在住者におすすめの資産運用方法

ちなみに、僕が今のところ最適解と考えている資産運用ステップは以下の通りです。

  • ① 海外移住前にユニオンバンクの口座を開設
  • ② UFJの口座からTransferWiseを使ってドルを送金
  • ③ 取引手数料無料のFirstradeの証券口座を開設
  • ④ ユニオンバンクの口座からFirstradeへACH送金
  • ⑤ Firstradeで米国株ETF運用

これが海外在住者には最強の資産運用で、無駄なコストをWiseの送金手数料のみの最小限に抑えることができます!

手数料例:50万円=4735ドル送金で、3,261円

WiseとFirstradeに関しては、以下の別記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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