スタートアップに転職するってどんな感じ?【ミスらない会社選び】
スタートアップ転職を考えている人「スタートアップ企業に転職を考えている。どんなメリット・デメリットがあって、どんな人が向いているのだろうか。転職する上で良いスタートアップ企業の見極め方も知りたいな。」
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、新卒で入った東証一部上場の大手IT企業を5年で辞め、当時、設立1年のグローバルスタートアップ企業に転職。
インドネシアに配属され、営業チーム20名の中、唯一の日本人営業として、月間の営業成績1位を収め、個人としても会社としても短期間で、圧倒的な成長を経験しました。
スタートアップへ転職する面白さ
僕が大手とスタートアップ企業の両方で働いてきた中で、感じた魅力は以下の通り。
- 圧倒的なスピード感
- 新しい価値観の発信
- 業務の担当範囲の広さ
- 経営陣との距離の近さ
上の世代が支配する大企業にはない柔軟性とスピード感で、失敗を恐れずにガンガンチャレンジさせてくれる環境があります。
僕は、設立から1年のスタートアップに入社し、当時100人規模でしたが、これまで味わったことのない変化を経験しました。
2年間で起こったこと
- 3度の大型資金調達
- 超巨大メディア企業と提携
- M&Aで3社買収
- 社名が変わる
- 3事業体制に変更
- オフィス移転
- 社員が600人を超える
- 海外拠点は12に拡大
- 新しいサービスが3か月に1度のペースで出る
- クライアントが1,000社以上になる
あくまで一例ですが、たった2年間でこれだけの目まぐるしい変化がありました。
そんなジェットコースターのような日々を過ごしつつも、自分と会社が成長していくのを当事者として味わえるので、常にワクワクしながら仕事ができ、感じたことのない充実感がありました。
スタートアップで働く上で必要なマインドセット
制度や仕組みが整っている大企業とは全くカルチャーは違います。
そんな中でスタートアップへ転職するには、以下の最低限3つのマインドセットを持つ必要があると考えています。
- 成長意欲
- ビジョンへの共感
- 当事者意識
成長意欲
基本的に、新しいプロダクトやサービスを創り上げていくというステージなので、仕事内容は明確に決まっていない場合が多く、必然的にマルチタスクになります。
どんな仕事が来ても、「成長するチャンスだ」というマインドを持ち、楽しめる人が成果を出しやすいと思います。
僕も、実際にインドネシアの担当でしたが、会社の成長のためには何でもやってやるという意識で、 広報的な活動をしたり、 周辺国の営業活動を一緒にしたり既存の形にとらわれない動きをしていました。
ビジョンへの共感
経営者の近くで働けるからこそ、企業理念やビジョンへの共感は必須です。
そして、そのビジョンやゴールに向かって、自分の手で成し遂げるという気持ちがかなり大事だったりします。
働く人と会社の目指す方向性が一緒だと、成長スピードに磨きがかかり、結果的に成果が出やすくなります。
逆に考えて、自分が成し遂げたいと思ってもないことを実現していくって、ただのやらされ、働かされ仕事になるので、つらいですよね。
当事者意識
大企業で働いていると、自分の貢献度が見えにくくなり、どうしても自分で会社を動かしているという意識は薄れますよね。
逆にスタートアップでは、目の前で起きていることすべてを自分ごととして取り組み、自分が会社を経営しているくらいのマインドで、すべての仕事に取り組む姿勢が超重要です。
誰かが、あれをやれこれをやれという指示をしてくれるわけではないので、常に自分で意思決定をして、他責ではなく自責で動ける人でないと、ただただつらい環境になってしまいます。
イケてるスタートアップ企業を見極めるポイント
スタートアップの9割は生き残れずにつぶれていく
とも言われています。
そんな栄枯盛衰が激しいスタートアップ界隈で、どんな企業がイケてるのか?
以下、僕自身が、スタートアップへ転職する際に重視したポイントです。
- 尊敬できる経営陣と社員がいるか
- 明確なビジョンがあるか
- マーケットは伸びているか(そもそもニーズがあるのか)
- 投資が入っているか
- 新しい事業にチャレンジし続けているか
- メディアでのPRがうまいか
基本的には、その会社で働く創業者や社員、マーケット、そして資金面を調査していくのが重要だと思います。
働く人
スタートアップで働くには、大手で働くのとは勝手が違い、少数精鋭ならではの苦難がのしかかります。
特に、経営陣と社員の距離が近い分、ビジョンに共感し、超尊敬できると思える人たちでないと、一緒に働いていくのは難しくなります。
この人に付いていきたい!と思えるようなメンバーがいるかどうか、メディアでのPRや面接を通して確認するのがいいでしょう。
資金
資金面では、有名なベンチャーキャピタルや大手企業から投資が入っているか、というところは押さえておきたいです。
スタートアップがつぶれる9割の理由は資金繰りと言われています。
なので、例えば、売上に対して、割に合わないオフィスに入っていないか、優秀なCFOや戦略コンサル出身者がいるか、という視点で、情報を確認しておきましょう。
マーケット
市場規模はどれくらいで、伸びるマーケットで勝負しているのかというのは、非常に重要なポイントです。
実際にシリコンバレーで、起きているスタートアップの失敗の要因を見てみると、ほとんどが製品を売る先がなかったり、もしくは、顧客のニーズを見誤ったというのが最大の原因だそうです。
そもそもここがないと、売り上げも見込めず、スタートアップの命である資金繰りにも影響するので、事前に情報を確認しておくのがおすすめです。
スタートアップの情報集めはどうする?
スタートアップへ転職するには、事前に充分な情報を集めておくことが大切です。
僕はSNSはもちろんですが、以下の3つのサイトを主に駆使して、情報をチェックしていました。
その上で、求人の情報を逃さないためにも、併せて、転職エージェントに登録しておくのもマストです。
スタートアップに転職するには、ぶっちゃけ大手の総合系エージェントはあまりおすすめしません。
企業の採用担当者とエージェントが密にコミュニケーションを取れているかがポイントになるからです。
僕の経験上、大手の求人取扱数が多い会社だと、どうしてもそこが弱く、きめ細かい対応ができていないため、いい求人が入っていない印象です。
以下の3サイトは、そういった面で企業とエージェントの連携がしっかり取れているので、質が高い求人とサービスが受けられました。
スタートアップへ転職するには?
結論、スタートアップ転職に向いている人は、
これに尽きるかなと思ってます。
企業が大きくなればなるほど、経営者との距離は離れ、自分と会社の目指す方向性を見失いがち。
従業員の数も多いので、 他責意識が強くなり、甘える環境を作りやすい。
一方で、スタートアップ企業では、少数精鋭で優秀な人材を採用しているので、周りの成長意欲も圧倒的に高い。
ゆえに、それに置いていかれないように、個人個人が必死になる。
会社自体もイケイケドンドンで成長していく。
大手で働き、多少なりとも、甘えがあったことを痛感することもありました。
ただ、こういった環境で得られた失敗、成功体験は誰にもマネできないプライスレスな価値を生み出し、今後のキャリアに活かせるでしょう。
リスクを取って、貪欲にチャレンジしたい!という成長意欲モリモリな人には、会社選びさえ間違えなければ、控えめに言って最高な環境だと思います。
会社選びをミスらないためにも、まずは自分で情報を取りに行き、優良スタートアップ企業の転職に強いエージェントを活用しましょう。
僕がおすすめするスタートアップ企業への転職に強いエージェント
いい求人は待ってくれません。
この記事を見て、覚悟が決まった方は、ぜひ行動を開始しましょう!