【UGCの活用!】ファンを1000人作るまで起業すべきでない理由
「起業したいけどまずはどんなことをすればいいのかわからない。」
「SNSのフォロワーがなかなか増えない。自分の名前を売ってファンを増やしたいな。」
そんな悩みを持つ方向けの記事です。
今回は、現代の起業前にすべきこととして重要とされるSNSでのファンの増やし方について解説していきます。
もくじ
- どれだけ発信しても情報の99%は届かない
- 自分のことを知る「知人」を集めよう
- UGCの数=ビジネスの成功
- 3C+ULSSASで倍々ゲーム
それでは、早速学んでいきましょう!
どれだけ発信しても情報の99%は届かない
みなさんは、世の中にWebページの数がどれくらいあるか知っているでしょうか?
なんと、2011年からの10年で20倍にまで増えており、今後も増え続けることは確実。
ということは、何も考えずに情報を発信しているだけでは、99.9%誰にも届かない無駄作業になってしまいます。
では、どうすればお客さんに自分のお店やサービスの情報を見てもらうことができるのか?
Walk-in → Search-inの時代
まずは、情報収集方法について、今で昔では大きく変わっていることを理解する必要があります。
かつて「Walk-in」の時代では、渋谷でカフェを探す際、看板や見た目でお店を選び雰囲気の良さそうなところに入るという行動でした。
ところが、スマホの普及により「Search-in」の時代では、事前にGoogleで「渋谷 カフェ おしゃれ」
などと調べてから目的地へ行くという行動に変化しましたよね。
130兆以上の情報が溢れている時代に、検索1つでユーザーは欲しい情報をダイレクトに収集→比較し、目的に最短でたどり着くことができる。
ということは、時間の奪い合いになり、1人当たりのページ滞在時間は減る一方ですよね。
つまり、情報はどんどん増え続け、どれだけ発信をしても届かなくなる時代。
発信者は、「いかに情報をまとめて発信するか」ということを意識する必要があるのです。
自分のことを知る「知人」を集めよう
購買決定における影響力について、日本、アメリカ、中国など様々な国で調査した結果、以下のような回答結果になりました。
- 1位:家族、友人、知人の口コミ
- 2位:テレビ広告
- 3位:オンラインのレビュー
最も信頼されるのは「知人、友人、家族の口コミ」なのです。
とはいえ、家族や友人、実際に会ったことのある知人の数は、せいぜい数十人から数百人程度で限界がありますよね。
ここで重要なのは、自分が直接知っている知人ではなく、会ったことはないけど自分のことを知ってくれている人
つまり、オンライン上における「知人=自分のファン」をいかに増やせるかで、起業におけるリスクを減らせるというのです。
では、どうすれば他人を知人にすることができるのでしょうか?
他人を知人にするには?
ファンを増やしていくポイントは3つ。
- ① ソーシャルアバターの設定
- ② 他人を知人にするフレームワーク「3C」
- ③ SNS運用のコツ
ソーシャルアバターとは?
一言で言うと、オンライン上で絶対にブレない自分のキャラを設定し、1本のストーリーを作るということ。
自分の日常を発信するだけでは、本当に集めたいフォロワーは集まって来ません。
例えば、ビジネスをする人たちを巻き込みたいのであれば、
- 自分が何をどうしたいのか?→起業をしたい
- そのためにはどんな人たちが必要なのか?→ビジネスに興味がある人
- その人たちが寄ってくるキャラクターは?→仕事にマジメなキャラ
自分の目的に合わせ、逆算した上でキャラ設定をし、アカウント運用していく。
同じ興味を持つ他人が集まり、その人たちがファンになっていくという構造を作ることが重要。
他人を知人にする3Cフレームワークとは?
- Complex:自分の弱み
- Confidence:自分の夢中になっている物
- Controlled:より自分を引き立たせる
Complex
ファンを集めるには、多くの人が共感できるような「悩み」や「弱み」こそ見せていくべきなのです。
SNS上では、自分を良いように見せたくなりますが、実はそれは逆効果!
ブログやYouTubeで活躍するインフルエンサーのマナブさんが非常にいい例。
弱みを公開すると、生きやすくなります😌
— マナブ@バンコク (@manabubannai) March 6, 2020
・根暗です
・引きこもり
・漢字が読めない
・野菜がわからない
・すぐに肌荒れします
・寒いと湿疹ができます
・人と会いすぎると疲れる
こういった自分の弱みは、積極的に発信すべき。すると身の回りの友人が「よき理解者」になる
まさに、「Complex」で30万人近くの理解者=サポーターをつけることに成功しており、等身大を見せていくことは重要なポイントです。
Confidence
自分が得意だったり、夢中になっているものを発信し続けることも大切。
コツは「オタク」と言われるくらいまで突き抜けること。
こちらもマナブさんを例に取って見ると、「ブログ・アフィリエイト・プログラミングを愛しています。」と明確に好きでたまらないものをプロフィールに書いていますよね。
こうすることで、同じ興味を持つ良質な知人(フォロワー)を集めることができるのです。
Controlled
ここまで伝えることができたら最後に、自分を引き立たせるアクションが必要です。
そのためには、以下3つのアクションを意識しましょう。
- ① 権威性:インフルエンサーなどにサービスを体験してもらい、発信する
- ② 社会的証明:一般の人にもタグ付けなどで投稿、アピールしてもらう
- ③ 返報性:相手を褒めるコメントやいいねを積極的に行うことで、相手もお礼に発信をしてくれる
3Cを意識して発信することで、広がりが広がりを生み、多くのフォロワーが自分に興味を持った状態でいてくれます。
SNS運用のコツとは?
Instagramでの投稿はマニュアルを作ってしまい、それに沿って運用していくのがポイント。
- 投稿内容のメモをしておく
- 投稿のスケジューリング
- 写真はストック
例えば、ターゲットする人たちに刺さるような名言集のようなものを作って、スマホのメモ帳に保存しておく。
投稿は何時にどんな内容を上げるなど、リアクションのいい時間、曜日などを分析し、そこに合わせて投稿。
一説には、木曜の夜9時ごろが一番リーチする時間帯なので、ここに合わせて投稿するのがいいという結果も出ていたりします。
写真はそこまで重要じゃない?
Instagramで17万人のフォロワーを持つこちらのアカウントは、海外のストック写真が中心。
実際に自分が出てくるのは6枚に1枚くらいなのだそう。
一度世界観を作った上で、これだけ多くのファンがつけば、写真より、むしろ何を言うかの方が重要になってくるということですね。
UGCの数=ビジネスの成功
今や、SNSの登場で個人でも大資本に勝てる時代。
- オークションマーケティング:リスティング広告、ホットペッパーなど
- クオリティマーケティング:Instagram投稿、YouTube動画など
その中で、企業の情報の発信には、以下3パターンがあることを頭に入れておきましょう。
- 3rd Party Content:比較メディア、ブログ、アフィリエイトなど
- Direct Content:自社メディア、SNS投稿など
- User Generated Content:ユーザーによるInstagramの投稿、Googleのレビューなど
そこで、鍵を握るのがユーザーによる自然発生的な口コミであるUGC。
企業によって作られたコンテンツではなく、ユーザーによって作られたコンテンツなので売り込み感が消え、より共感を得られやすくなるのです。
情報は自分で伝えるより、自分以外の人が伝えることで伝達効果は圧倒的に変わってきます。
つまり、
自社広告で買わせることができる人数は限界がありますが、UGCには無関心・顕在層の興味を惹き、かつ無料で自社メディアに引っ張ることができるというメリットがあるのです。
UGCを活用して伸びているブランド
例えば、バルクオムという男性用化粧品のメーカーが、UGCを活用したWebサイトやインスタグラム広告で成功しています。
ユーザーが投稿したインスタの画像をそのまま広告やサイトの素材と利用し、新規顧客を7倍に増やした例もあり、広告なんだけど、広告に見せないUGCの活用がアツいことがわかると思います。
【導入事例】メンズコスメブランド「BULK HOMME(バルクオム)」がSNS広告にUGCを活用、新規顧客の獲得件数が7倍に
会社名 株式会社バルクオム 事業内容 化粧品の企画、販売 関連サイトURL ブランドサイト:https://bulk.co.jp 公式通販サイト:ht…
アライドアーキテクツという会社のLetroというUGC活用ツールが有名で、数々の成功事例を持っているので興味ある方は是非。
3C+ULSSASで倍々ゲーム
ファンを増やすことで、集客が自動で回る仕組みを作ることできます。
その理想形が、「ULSSAS」というフレームワーク。
しかし、ULSSASだけだと継続的な広がりを作ることはできず、多くの場合が1ターンで終わってしまうという問題があります。
そこで、上記で紹介した3Cのフレームワークを入れることで、知人が知人を増やすというアクションが加わり、拡散力が増すのです。
すると、「いいねをしてくれた人にいいねをする」というサイクルができ、人が増えれば増えるほど、倍増していき、集客が自動で回る最強の仕組みを構築することができるのです。
1000人から始まるサポーターの輪
UGCを最大限に活用するためには、最低でも1000人のファンをつける必要があります。
なぜなら、SNSではいくらフォロワーが増えても、一般的には10%程度の方しか反応してもらうことができないから。
まずは、1000人のフォロワー獲得を目指し、1つの「いいね」を重ねていくことで、人が増えるほど伸びていくという倍々ゲームの仕組みを作ることができます。
サポーターとなる「知人」を増やして、UGCで自動で集客できる仕組みを構築し、リスクの少ない起業を目指しましょう!
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