Calmってどんなアプリ?【マインドフルネスがこれから来る!?】
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Calmがどんなアプリか知りたい人「Calmってどんなアプリ? マインドフルネス瞑想って何?なんか胡散臭いけどどういう意味なんだろう…」
そんな疑問を持つ方にお答えします。
もくじ
- Calmってどんなアプリ?
- マインドフルネス瞑想とは?
- Calmアプリの機能
- まとめ
最近じわじわとアメリカを中心に世界中で流行りだしているこのアプリ。
僕も実は先日から、YouTube広告でターゲティングされまくって、うざいなーと思っていたのですが、10回目くらいで諦めてインストールしてみました(笑)
ただ、使ってみたら非常に興味深いものだったので、詳しく知りたい方はどうぞ。
Calmってどんなアプリ?
なんだか怪しいな~と思ってる方のために、まずはどんな会社か見てみましょう。
ノリノリのユニコーン企業
- Calmとは、2016年12月にアメリカで誕生したシリコンバレー発の瞑想・快眠アプリ
- 2017年には2,200万ドル(約24億円)の収益を稼ぎ出し、150万ドル(約1.6億円)をエンジェル投資家から資金調達
- 2019年に8,800万ドル(約96億円)を追加で資金調達
- 4,000万ダウンロード達成、うち100万人が有料会員
- 2020年時点で、時価総額10億ドル(1,000億円)越えを達成しユニコーン企業の仲間入り
と、メンタルヘルス領域で世界初のユニコーン企業となりました。
ちなみにこれだけ急成長中の企業ですが、少数精鋭のチームで、実はまだ50人ほどのスタッフで運営してるそうですよ。
どんなアプリ?
Calmは不安や緊張、ストレスや不眠症など、 現代社会におけるメンタルヘルスの問題解決のために作られたアプリです。
今、アメリカでは4人に1人が不眠症など「寝る」ということに何かしらトラブルを抱えているそうです。
そこに、Daily Calmと呼ばれる、 マインドフルネス瞑想という心理療法を取り入れ、毎日10分間で手軽にできる瞑想を考案し、これがヒット。
じわじわと口コミで広がったそうです。
アプリ内のプログラムは全て、30年以上に渡り色々な瞑想を研究してきた、タマラ・レヴィットさんという、Calmの従業員がプログラムのプロデュースしているそうです。
マインドルフネス瞑想とは?
ところで、 マインドフルネス瞑想って何?
まだまだ聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、もともとは古代インドの仏教語から来ているサティ(sati)という言葉に、英訳(mindful: 気を配る、意識している)を当てただけで、特に新しい考え方というわけではないそうです。
簡単に言うと、いわゆる「ゾーンに入る」、「極限の集中状態」というのがわかりやすいかもしれません。
そんな状態へ自分を持っていくための一つの方法として、瞑想を通じ、誰もが手軽にできるのが特徴です。
最近ではGoogleやAppleが社員研修に導入し始めたことで、アメリカでも徐々にこの考えが流行り出し、 知名度が上がりました。
また、心理療法にも取り入れられており、うつ病や不安障害などの精神疾患の治療にも使われているそうです。
1回の実践でも一時的なストレス軽減効果やリラックス効果が期待できるそうですが、基本的には毎日の実践を継続して行うことを前提としています。
期待される効果
瞑想と聞くとついつい怪しげな宗教を思い浮かべちゃいそうですが(笑)、 じゃあ実際にどんな効果があるのか?
ハーバード大学の脳科学研究でも成果が証明がされているのですが、マインドフルネス瞑想を行ったところ、下記に一定の効果が見られたそうです。
- ① 集中力が高まる
- ② 緊張が緩み、ストレスが軽減する
- ③ 注意力や洞察力が高まる
- ④ ネガティブな感情が和らぎ、自信が生まれる
と、ストレスの多い現代社会人にとっては、非常にありがたい効果がずらっと並びます。
① 集中力が高まる→雑念を捨てて「今この瞬間」に深く集中していくことで集中力が増す
② ストレスが軽減する→ 雑音に飲み込まれない時間を持つことで、精神的にも肉体的にも緊張が緩和されていく
③ 注意力や洞察力が高まる→思考が整理されクリアになり、感覚が研ぎ澄まされ、能力が発揮されやすくなる
④ ネガティブな感情が和らぎ、自身が生まれる→ 怒りなどの感情をつかさどる脳の部位「扁桃体(へんとうたい)」が縮小
結果的に、交感神経と副交感神経のバランスが整い、体の緊張から緩和されていくため、快眠にもつながるそうです。
あのスティーブ・ジョブズが瞑想を日常的に瞑想していたことは有名な話ですが、こうしたきっちりと裏付けされた理由があったからなんですね。
Calmアプリの機能
アプリはダウンロードと基本コンテンツの利用は無料です。
※ただし、課金しないと使えないコンテンツもあります。(月額$69.99かライフタイム買い切り$399.99の2プラン)
今回は、無料で使える主な機能をご紹介します。
- Meditate
- Breathing Exercise
- Sleep Stories
- Scenes
- Mood Check-in
Meditate
7 Days of Calmという10分間のマインドフルネスについて、 タマラ・レヴィットさんが瞑想方法をガイドをしてくれたり、NBAプレイヤーのレブロン・ジェームスや著名な瞑想の研究者が、どう瞑想していくべきか、どういう心持ちでいるべきかなど、優しい口調で語ってくれる音声コンテンツです。
※無料版では導入の1コンテンツのみ、利用可能です。
Breathing Exercise
川の流れと小鳥のさえずりがバックに流れている中、円の周りを青い印が回ってきます、「breathe in」息を吸い、 「hold」数秒で止め「breathe out」で息を吐く、瞑想に必要な呼吸法の練習ができます。
1分間やるだけでも呼吸が整って、気持ちが楽になります。
Sleep Stories
おじさんが、優しい語り口でベッドタイムストーリーを語ってくれる、癒し音声コンテンツ。
英語がわかる方はぜひ寝る前に聞いてみてください。僕は聞き終わる前に寝てました(笑)
無料版では1話のみ聞けますが、有料版では女優のルーシー・リューさんが語ってるお話など豊富なコンテンツが聞けます。
Scenes
Sceneではその名の通り、景色を選ぶだけで映像に合わせた自然の音が流れます。川の音、小鳥のさえずり、波や雨の音など数種類の音が無料で聞けます。
寝る前にYouTubeでこういう音探すことがあったので、ありがたいっす。
Mood Check-in
その日の気分や状態を記録として残していく機能。
そんなに使わないかもしれませんが一応。
この他にも、有料版では癒しの音楽や「Calm Masterclass」というマインドフルネス瞑想のエキスパートの先生による動画だったり、「Calm Body」というストレッチ方法の動画などを見ることができるようになります。
また、Calm公式サイトのリソースページでは、マインドフルネス瞑想は継続が大事!ということで、カレンダーや日記、トレーニングガイドなど、無料でサポートツールも配布していますよ(※英語のみ)
>> Calm公式サイト
まとめ:マインドフルネスの時代が来る
Calmとマインドフルネス瞑想、いかがでしたでしょうか?
色々な悩みを抱える現代人にとって、まさにこんなのが欲しかった!というところにうまく目を付けて乗っかれたという印象ですね。
生活の質を高め、より良い人生を送るための手段ともなりうるもので、これからビジネスパーソンを中心に、ますます需要は上がっていくと思われます。
まだ、アプリ自体は英語版、オランダ語、スペイン語、フランス語。韓国語、ポルトガル語のみの6言語しか対応してないですが、今後さらに対応言語を増やしていくとのことなので、ゆくゆくは日本語にも対応していくかと思います。
Calmそしてマインドフルネスの今後に目が離せません!