【取引量No.1】ビットコイン現物ETFのGBTCってどんなETF?
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GBTCについて知りたい人「ついに現物ビットコインに投資できるGBTCがETFとして承認されたらしい。でも、どんなETFでどんな運用がされているの?どこの証券会社で買えるのかも知りたいな。」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんな疑問に答えます。
2024年1月10日、ついに現物のビットコインを対象としたETFがアメリカのSECによって承認され、世界中で話題になっていますね。
【ついに承認】ビットコイン現物ETF11銘柄を比較!どの証券会社で買える?
「ついに現物ビットコインに投資できるETFが承認されたらしい。でも、各ETFはどんな違いがあるの?どこの証券会社で買えるの?」 そんな疑問を持つ方向けの記事です。今回は各ETFの一発比較表、ビットコインを現物ETFで投資すべき理由とメリット、さらに日本からこのETFを買える証券会社まで詳しく解説します。
その中でも、上場初日の取引量でNo.1を記録したGrayscale(グレイスケール)社のGBTCについて、詳しく解説してきます。
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もくじ
- GBTCってどんなETF?
- GBTCの運用方法とは?
- GBTCの買い方とは?
GBTCってどんなETF?
GBTCは世界最大のビットコイン現物ETFで、正式名称は Grayscale Bitcoin Trust ETF となります。
ティッカー | GBTC |
純資産総額 | $26.93 Billion(約3兆円) |
取引所 | NYSE ARCA |
設定日 | 2013年9月25日 |
運用方法 | インデックス |
経費率 | 1.50% |
平均取引ボリューム(月間) | 6,245,070 |
ビットコインETFが承認されたのは2024年なのに、なぜ2013年に設定なの?と疑問に思った方もいるかもしれません。
というのも、このGBTCは歴史は長く「世界で初めてビットコイン価格に連動する投資信託」として非公開株の公開市場でのみ取引される「クローズド・エンド商品」としてデビューしました。
そんな背景があり、2021年ごろから度々ETF(上場投資信託)への転換を申請、SECから却下されましたが、近年の大手運用会社による現物ETFの申請流れに乗り、今回無事に申請がされました。
というわけで、今回承認された他の10社とは異なり、公開初日にしてすでに3兆円近くの運用資産を持つ最大ETFを名乗っているわけです。
そんな歴史もあってか、経費率は1.50%と競合よりも圧倒的にコストが高いにも関わらず、初日から3,000億円近くの流入がありました。
Here's the #Bitcoin ETF Cointucky Derby data via trading volume on day 1 (more volume will continue for a little while).
— James Seyffart (@JSeyff) January 11, 2024
Total Volume was over $4.6 Billion with $GBTC about half of it. BlackRock & Fidelity went 1 & 2 absent GBTC. pic.twitter.com/t70MzyQfZW
GBTCの運用方法とは?
投資信託からの歴史を入れると10年以上の経験があるパイオニア的なETFのGBTCですが、果たしてどのような運用がされているのでしょうか?
Grayscale社のファクトシートによると、以下のように記載されています。
Shares (based on BTC per Share) are designed to reflect the value of BTC held by the Trust, determined by reference to the Index Price, less the Trust’s expenses and other liabilities.
つまりは、インデックスによるビットコイン価格と、Grayscale社が持つビットコインの保有数が反映されるという極めてシンプルな仕組みになっているようです。
インデックスはCoinDesk Bitcoin Price Index (XBX)を採用。
ちなみにビットコインは2,100万枚という発行上限がありますが、現在世界に出回っているビットコインの3%にあたる(約62万枚)を保有していると言われています。
GBTCのパフォーマンス
GBTCはETFとしての上場前からの歴史も長いため、まずはリアルタイムチャートを確認してみましょう。
2021年4月と10月に大きな波が来て、最高値62.91ドルを記録、その後再び下降トレンドとなりましたが、ETF上場後からまた急激に上昇していますね。
GBTC1株あたりのビットコイン価格は 0.00089423BTC(2024年1月13日時点)となります。
GBTCの買い方とは?
そんなGBTCですが、日本から取引ができる証券会社はあるのでしょうか?
日本でビットコイン現物ETFの取り扱いを予定している取引所を検索してみましたが、結論、現状の日本の法整備では難しいとのことです。
ただし、抜け道は2つあります。
- ① 海外証券会社Firstradeで現物投資
- ② IG証券でCFD取引
① 海外証券会社Firstradeで現物投資
この方法は、アメリカの銀行口座を持っているという条件付きにはなりますが、日本在住者でもビットコインETFに投資できる唯一の方法となります。
Firstradeのおすすめポイントとしては以下の3点。
- アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
もちろん、GBTCをはじめとするビットコイン現物ETFの全11銘柄にも例外なくアクセスが可能で僕も5年以上愛用しています。
このブログでは、Firstradeの口座開設方法から使い方まで、画像付きで分かりやすく解説しているので、口座開設を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Firstradeの口座開設方法とは?【米国株が手数料無料!】
海外に移住すると、日本の証券口座は閉鎖されてしまいますよね。それでも、将来に向けた資産運用として、米国株に投資したい人は当然多いはず。今回は、そんな方に向け海外居住者でも利用できるFirstradeがどんな会社なのか、メリットとデメリットも含め、ユーザーである僕が口座開設の方法を解説していきます。
② IG証券でCFD取引
2つ目は、日本のIG証券の口座を開設し、CFDでGBTCを取引するパターン。
この方法では、現物ETFへの投資よりもコストは上がってしまいますが、GBTCの取り扱い自体はあるので1つの選択肢として検討してもいいかもしれません。
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さいごに
ということで、今回は投資信託から転換ホヤホヤのビットコイン現物ETF「GBTC」について解説しました。
10年以上の歴史と運用経験があるため、1つのアドバンデージとして「世界最大のビットコイン現物ETF」として鳴物入りでデビュー。
ただ、頭に入れておきたいのは、1.5%という経費率の高さから上場後にかなり売られており、多くの投資家がよりコストの安いETFに資金を移しているということ。
経費率の低い競合10社に対して、どのように戦っていくのか。GBTCの今後に注目です。
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