【ChatGPTで注目】世界を変えるAI組織OpenAIとは?
OpenAIについて知りたい人「ChatGPTというAIツールが流行っているみたいだけど、それを提供するOpenAIってどんな組織なの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
2022年後半、彗星の如く現れ、世界中のビジネスマンを震撼させたAIサービス「ChatGPT」。
僕自身も、リリース直後に早速登録し、さまざまな業務シーンでのアシスタントとして活用しています。
この記事では、そんな「ChatGPT」の生みの親である有望組織「OpenAI」について詳しく知りたい方向けに解説していきます。
もくじ
- OpenAIとは?
- OpenAIの提供するサービス
- OpenAIの将来性とは?
OpenAIとは?
OpenAIは、人類にとって安全で有益な方法で人工知能(AI)の分野を前進させることを目的に、2015年に起業家、研究者、そして慈善家のグループによって設立。
OpenAIは以下、2つの組織によって成り立っています。
- OpenAI LP:AIの研究・開発を行う非営利組織で、OpenAI Incの親会社
- OpenAI Inc:AIテクノロジーやサービスの商業化を担う営利企業
設立以降、機械学習・ロボティクス・経済学などのAIに関する分野で研究を行い、AI分野で重要な貢献をしてきました。
OpenAI LPの創業者メンバーには、Tesla/SpaceXの創業者でもあるイーロン・マスクもいます。※Teslaと競合する可能性があるため、2018年に取締役は退任したものの、支援者として残っている。
本社 | アメリカ・サンフランシスコ |
創業 | 2015年12月11日 |
従業員数 | 200名(2021年時点) |
創業者 | サム・アルトマン(CEO) イーロン・マスク イリヤ・サットスケヴァー グレッグ・ブロックマン ヴァイチェハ・ザレンバ |
OpenAIの主な目標の1つは、人間の価値や目標と整合する「フレンドリーAI」を開発・促進すること。
そのために、OpenAIは価値整合性というテーマで研究を行っており、AIシステムの価値や目標が人間の考えるものと整合するようにするプロセスを研究しています。
研究のほかにも、OpenAIはAI分野での透明性やオープンさを促進することにも力を注いでいます。
例えば、世界で最も先進的な言語処理AIシステムの1つであるGPT-3など、多くの研究成果やツールを一般公開しています。
OpenAIは、MicrosoftやDeepMindなどの他の組織との大型のパートナーシップやコラボレーションを積極的に行うことで、AI開発の前進、新しいテクノロジーやアプリケーションの開発につなげています。
こうした取り組みから、OpenAIはAIの分野でリーディングカンパニーであり、人工知能の開発や理解において重要な貢献を続ける組織として注目されています。
OpenAIの提供するサービス
OpenAIの主な活動はAIに関連する新しいテクノロジーやツールの開発と研究を行うことです。
- ChatGPT:チャットで会話しながら問題解決ができるツール
- DALL・E 2:リアルな画像やアート作品を言語から生成できるAIシステム
- Whisper:人間に近い英語スピーチの発声を可能にするオープンソースツール
それ以外にも、OpenAIは次のようなその他のサービスを提供しています。
- 教育とトレーニング
- 協力とパートナーシップ
- コンサルティングとアドバイス
教育とトレーニング
OpenAIは、AIについて学ぶためのさまざまな教育リソースやトレーニングプログラムを提供しています。
一般に公開されているオンラインコースやチュートリアルだけでなく、開発者向けのAPIも販売されています。
協力とパートナーシップ
OpenAIは、AIの開発を前進させるために、企業や研究機関、政府機関など、多くの組織と協力しています。
- Shutterstock:AI生成のストック写真サービスにおける提携
- Microsoft:10億ドル(約1,300億円)の出資を受け、AGI技術における提携
- Mem:OpenAIスタートアップファンドを通じ、2,350万ドル(約30億円)の出資をリード
単なる提携や技術の提供だけでなく、共同で研究開発をしたり、スタートアップ向けに出資をするなどさまざまな形で行われています。
コンサルティングとアドバイス
OpenAIは、AIを組織で導入しようとする組織に対してのコンサルティングやアドバイスも提供しています。
例えば、企業のAI戦略・開発・実施のためのアドバイス、AIテクノロジーを効果的に使用する方法についての指導が含まれます。
こうした草の根的な活動を行うことで、組織や個人にAIを理解してもらうことで、AIの健全な普及につなげていきたいという狙いがあるそうです。
OpenAIの将来性とは?
最後に、ChatGPTにOpenAIの将来性について聞いてみました。
ChatGPTの答えは以下の通り。
どのような組織の将来性も予測することは困難ですが、人工知能のような急速に進化する分野で研究を行うOpenAIのような研究組織の場合、さらに困難です。
しかし、OpenAIが将来もAI分野で重要なプレイヤーであると示すいくつかの要因があります:
- 強力なリーダーシップと資金調達
- 最先端の研究
- 透明性とオープンさへのコミットメント
強力なリーダーシップと資金調達
OpenAIは、イーロン・マスクやサム・アルトマンなどのテクノロジー業界で最も影響力のある人物によって設立され、トップ投資家からの大きな資金調達を受けています。
2019年にはMicrosoftなどから10億ドル(約1,300億円)の投資を受けたことでも話題になりました。
この強力なリーダーシップと財政的支援により、OpenAIがAI分野で重要な貢献を続けることができるであろうと示しています。
最先端の研究
OpenAIは常に最先端の研究を行い、AIの新しい開発においてもその分野で最前線にいる組織として認知されています。
OpenAI内部には有能なリサーチチームがいるだけでなく、最先端の施設へのアクセスもあります。
ちなみに、著名なチームメンバーは以下の通り。
- グレッグ・ブロックマン(社長):元Stripe CTO
- ミラ・ムラティ(CTO):元Teslaエンジニア
- ブラッド・ライトキャップ(COO):元Y Combinator/JP Morgan
- クリス・クラーク:元マウンテンビュー市長
これらの理由から、将来もAI分野で重要な貢献をし続ける可能性は高いといえるでしょう。
透明性とオープンさへのコミットメント
OpenAIは、研究成果の透明性かつ一般ユーザーにオープンにすることにコミットしています。
実際にリサーチの成果だけでなく、APIやコードもオープンに公開されており、ChatGPTは誰でも無料で使うことができるツールとして浸透しています。
こうした活動は、多くの研究者や一般ユーザーの間で良い評判を得ており、将来もAI分野での影響力を維持するのに役立つでしょう。
さいごに
ということで、今大注目の研究組織「OpenAI」について解説してみました。
ChatGPTは完璧とは言えないまでも、どんな質問をしてもかなりの精度で返してくれるので、海外では業務に取り入れるビジネスマンもちらほら出始めています。
あのGoogleも検索エンジン市場を奪われるのではないかと、かなり警戒しているというニュースも上がっていましたね。
また、噂レベルではありますが、一部株主であるMicrosoftがOpenAIの買収を検討しているという話もあり、ますます目が離せない組織になっています。
時代に乗り遅れないためにも、まずChatGPTを体験して、OpenAIの将来性を実感してみてはいかがでしょうか。
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