ドメインの種類はどれを取ればいいの?【気になるSEOへの影響は】

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ドメインを取りたい人「ブログを立ち上げるのに、ドメインを取りたい。.com、.netとか、色んなドメインの種類がありすぎて、結局どれを取るのがいいの?.com以外でもSEOに悪い影響はないのかな?」

今回は、そんな疑問を持つ方向けの記事です。

この記事を書いている僕は、ドメイン販売の大手企業で5年間働いていた経験があり、ドメインのサービスの裏側まで熟知しています。

そんな元中の人の視点で、ドメインの基本的な知識をわかりやすく解説していきます。

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もくじ

  • ドメインの役割とは?
  • ドメインの種類はどんなものがある?
  • ドメインの種類でSEOへの影響はあるの?
  • 独自ドメインで信用性をアップしよう
  • 実は、ドメインは資産になるという話

ドメインの役割とは?

ドメインの役割とは?

ドメインはURLの末尾に位置する文字列を指し、インターネット上の住所としての役割を担っており、メールを送ったり、サイトにアクセスしたりする際に必要な情報となります。

当ブログでいうとtabiryman.comの部分ですね。

通常、サイトはIPと言って183.181.89.52のような、数字の列で管理をされています。

引用: お名前.com

これだと、サイトを覚えるのめちゃくちゃ大変だし、わかりにくいですよね?

そのために、わかりやすくサイトの名前をつけられるサービスとして誕生したのがドメインです。

ドメイン末尾にある.comの部分はトップレベルドメインと呼ばれ、他にも.jp.net.orgなど様々な種類があります。

ドメインの種類はどんなものがある?

ドメインの種類はどんなものがある?

ドメインは、大きく3つの種類に分けることができます。

種類特徴代表的なドメイン
gTLD(一般トップレベルドメイン)ドメイン利用者の居住している国や地域にかかわらず取得できる.com、.net、.org
ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)国や地域ごとに割り振られた2文字の国コードを使用。日本のccTLDは「.jp」で、日本居住者でなければ取得不可.jp、.us、.uk
sTLD(スポンサードトップレベルドメイン)業界団体が代表してスポンサーとしてドメインの登録割り当てを行う.mobi、.aero、.museum

最近では、インターネットの発展で、ドメインが枯渇してきたため、新gTLDと呼ばれる新たなドメインが、次々に誕生しています。

代表的なドメイン
新gTLD.xyz、.tokyo、.shop、.vip、.club、.site、.topなど

その他、現在1,200近くの新ドメインが登録されています。

興味がある方は、ntldstats.comというサイトで各ドメインの登録ランキングが見れるので、ぜひご覧ください。

ドメインの種類でSEOへの影響はあるの?

ドメインの種類でSEOへの影響はあるの?

結論、.com.net、それ以外のドメインであっても検索順位への影響は全くありません。

Googleも公式に声明を出しています。

Q: 新しい gTLD は検索に影響しますか?Google は、新しい TLD が有利になるようアルゴリズムを変更しているのですか?検索において、新しい TLD はどの程度重視されるのですか?

A: 基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。

かつて、.xyzというドメインが出た際に、SEOに有利という噂が広がり、めちゃくちゃ売れたことがあったのですが、根拠はなく全て平等に処理されるそうです。

気に入ったものを選べばOK

なので、安心して好きな新ドメインを取って問題ないです。

大切なのは、気に入った文字列を選ぶことですが、.com.netになると、ほとんど欲しい文字列が埋まってしまっているなんてことがあります。

注意点

ドメインは短ければ短いほど、覚えられやすくなり、インパクトを与えることができます。

一つのブランディングと捉えて、以下の3点を意識するのがいいでしょう。

  • 覚えやすい文字列
  • 語呂がいい
  • ハイフンは入れない

特に、日本では欲しい文字列で空きがない場合、ハイフンを入れるケースが多いのですが、海外からの検索も視野に入れるのであれば、避けるべきです。

というのも、海外では多くの人が検索バーにURL直打ちする文化があるためです。

また、Googleも指名検索というのを重要視しているため、よりタイピングしやすいアルファベットのみのドメインを選んでおくことが重要になります。

独自ドメインで信用性をアップしよう

独自ドメインで信用性をアップしよう

ブログやサイトを運営する上で、独自ドメインかどうかという部分はSEOに大きく関わってきます。

独自ドメインは「自社ビル」を持つこと

ドメインはインターネット上の住所の役割を果たしますが、独自ドメインは自社ビルを持つことをイメージすると分かりやすいかもしれません。

自社ビルの住所があれば、簡単に目的地にたどり着けますよね。

一方で、○○○.wixsite.comのような無料のサイト制作サービスなどで使われるサブドメインは、ビルのテナントのようなイメージです。

独自の住所を持っているわけではないため、地図上では他社のテナントも同じ住所として表示されてしまうのと近いです。

ビジネスにおける信用性

ドメインはビジネスにおける信用性でも、非常に重要な役割を果たします。

例えば、会社名.comのような独自ドメインを取得していれば、メールアドレスとしても使用することができます。

仮に、gmail.comyahoo.co.jpなどのフリーメールを使用している企業が、取引の連絡してきたら、普通に怪しいなと思いますよね?

会社のブランディング、名刺としての役割も果たしてくれるので、如何にドメインが信用性に直結するかということが分かるかと思います。

>> お名前.comはこちら

実は、ドメインは資産になるという話

実は、ドメインは資産になるという話

ドメインは文字列が良ければ、のちに超高額で取引されることがあります。

そのため、虎視眈々と新しいドメインや人気の出そうな文字列を安価で仕入れ、転売にかけるドメインブローカーというビジネスが成立していたりします。

例えば、Z.comという世界でも6つしかない一文字ドメイン。

こちらは、2014年まで日産が保持していましたが、ドメイン販売最大手のGMOインターネットが8億円で買収。

今は、GMOグループの海外ブランドとして、利用されています。

このように、いい文字列で世の中にニーズがあるものであれば、数百円が数億円へと化けることもあるのです。

なので、逆にいうと特にブランド関係の方は、ドメインの更新切れがないか、こまめにチェックし、しっかりと権利を守っていく必要があります。

ドメインの取得に関しては、以下の別記事を併せてご覧ください。

面白いドメイン活用法

abc.xyz

皆さんはこのドメインが何のサイトを表すか分かるでしょうか?

実は、あのGoogle社の親会社として設立された、アルファベット社のドメインなのです。

さすが天下のグーグルだけあって、遊びごごろがあるドメインの選び方、センスを感じますよね。

akari-mir.ai

バーチャルYouTuberのミライアカリの公式サイト。

こちらはドメインハックといって、ccTLD(国別コードドメイン)を利用して、会社名やサービス名をドメインでアピールする手法を取り入れています。

この.aiドメインはイギリス領アンギラという小さな島国のドメインですが、最近ではAI系のサービスを提供する企業で活用されています。

dearmoon.earth

こちらは、あのZOZOの創業者、前澤友作社長の「2023年に地球を代表するアーティストを月に連れて行く」という#dearMoonプロジェクトの公式サイトです。

新gTLDの.earthを活用して、月と地球を入れ込み、サイトの内容を表現するという、なんともおしゃれな使い方。

まさに、既存の常識にとらわれない、型破りな前澤社長らしいドメイン活用法だと思います。

このように、ドメインは使い方次第でサービスや会社のオリジナリティやクリエイティビティを表現することができます。

.com.jpもいいですが、新しいドメインを活用して、他との差別化をしてみるのもいいのではないでしょうか。

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