サラリーマンの大リストラ時代を生き抜く【日本人よ、危機感を持て】
「サラリーマンの大リストラ時代が来るってホント?将来が不安だなぁ。。。これからの時代に備えて何をしたらいいのだろう?」
そんな悩みを持つ方向けの記事です。
この記事を書いている僕は、海外在住6年目。
現在は、個人でも生きていけるビジネススキルをつけるべく、日々インプットを心がけています。
今回は、これまで学んできた内容のアウトプットを兼ね、実際に海外でサラリーマンとして働く僕の経験も合わせてまとめていきます。
もくじ
- サラリーマンの大リストラ時代?
- 外国人人材の受け入れ
- 近づくAI時代
- 大リストラ時代を生き抜くには?
サラリーマンの大リストラ時代がやってくる?
結論、国にも企業にも頼らないで生きていかなければいけない時代は、すぐそこまで来ています。
今後、以下のトピックを見ても日本でサラリーマンとして、定年まで安定して生きていくのは不可能です。
- 定年雇用努力の押し付け
- 麻生大臣の老後に2000万発言
- トヨタと経団連会長の終身雇用は無理発言
- 日系企業が外資系の企業方針
定年雇用努力の押し付け
先日、こんなニュースが出ました。
70歳雇用へ企業に努力義務 政府、起業支援など7項目
政府は15日、希望する高齢者が70歳まで働けるようにするための高年齢者雇用安定法改正案の骨格を発表した。企業の選択肢として7項目を挙げた。70歳まで定年を延長するだけでなく、他企業への再就職の実現や
裏を返せば、「もう年金では面倒見れないので、働いて生活費を稼ぎなさい。」と国が民間企業に責任を押し付けているいうことですね。
麻生大臣の老後に2000万発言
簡単に言ってしまえば、年金をあてにするなということですよね。
少子高齢化の影響で、年金の受給年齢が65歳に上がっている中、我々がもらう頃には70、80歳、もしくはもらえないという状況になっているかもしれません。
トヨタと経団連会長の終身雇用は無理発言
トヨタの社長は「終身雇用を守るのは難しい、そもそもメリットがない」といった趣旨の発言、一方で、経団連の中西会長も「終身雇用なんて、もう守れない」とはっきりと発言しています。
「大手に勤めたら一生安心」だという古い考えは捨てなければいけないということですね。
日系企業が外資系の企業方針
つまり、実力・成果主義ということ。
僕は日本人が創業したグローバルスタートアップ企業に転職し、結果が出なければ国籍や年齢など関係なく、クビになるという環境で働きました。
実際に、日本人であろうがクビを切られていく人を何人も見て来ました。
優秀な人間は昼夜問わずに働き、結果にコミット。
業務外では学びの時間に自己投資しており、危機感が芽生えたのも事実。
それまで安定と言われる上場企業で働いていた自分の考えが大きく変わる経験となりました。
こういった実力主義の経営方針は、今後日本でも当たり前になっていくと思われます。
これらのニュースだけ見ても、すぐそこまで危機が迫っているということは明らかですよね。
外国人人材の受け入れ
先日、久々に日本に帰ったのですが、外国人などほとんどいなかったような地元のエリアでも外国人が居酒屋の店員をしていて、変化を如実に感じることがありました。
こういった流れは、コンビニや工場の仕事に限らず、戦略室のような企業のブレーンを担う部署でも進み始めています。
例えば、ソフトバンググループでは、すでに経営陣の半分近くが外国人だったりします。
それ以外にも、武田薬品工業の社長、トヨタの取締役も外国人となっており、裏を返すと、そのポジションに適任の日本人が減ってきており、外国人が増えていくのは必然なのかなと思います。
外国人の方が、ハングリー精神があり、安い賃金でも頑張る。
結果的に、賃金が安い外国人の雇用が増え、日本人の賃金は上がらず、日本人労働者の価値が下がるという構図ができるでしょう。
少子高齢化で、明らかに若者の負担が増えており、今や1人の若者が1人の高齢者を支えているような時代。
そんな中でも、老後に2000万円貯めなさいと言われている状況です。
かつては3人で1人の高齢者を支えている状況ではないことを認識し、1人1人が意識を変えていく必要がありますね。
フィリピンに見る、日本の未来
国内の雇用が少ないフィリピンでは、OFW(Overseas Filipino Workers)と言って優秀な技術者からメイドまで祖国を離れ働いています。
家族を養うために出稼ぎに出て、月数万円の少ない手取りの中でも家族に送金しているような人がたくさんおり、ハングリー精神が高いです。
このままであれば、あっという間にやる気とスキルのある外国人に働き場所を奪われ、逆に日本人が出稼ぎ労働者として安い賃金で国外へ働きに出なければいけない時代が、すぐそこに来ているのです。
グローバル人材=仕組みを作ることができる人
真のグローバル人材というのは、英語がしゃべれるどうこうではなく、ビジネスが上手く回るシステムを構築できるかどうか。
日本人は、学校の前習え教育の影響で、みんなが同じ考えをするように教育されているため、そういった発想を持っている人が少ないと言われています。
逆に言えば、そこにチャンスがあり、どんな国にいてもビジネスを作れたり、誰でも成果が出せるマネジメントできるマニュアル化のスキルを持つことが、価値を上げる近道だと思います。
近づくAI時代
今後AIによって、自動化され、消えると言われている職業。
ついに安定の象徴とも言われていた銀行で、次々と人員削減、自動化が進み始めたニュースは記憶に新しいかと思います。
メガバンクに業務自動化の波、リストラ疲れの銀行員にカンフル剤
みずほフィナンシャルグループが1万9000人の人員削減、三井住友フィナンシャルグループは5000人弱相当の業務量削減。目を引くメガバンクの合理化計画に一役買っているのが、事務作業をソフトウエアに覚えさせて自動化する「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」技術だ。業務効率化を加速させる一方、銀行員にとっては個人の能力がより試される時代に入ることになる。
ドライな表現ですが、資本主義である以上、これが現実ということを頭に入れておかなければなりません。
ロボットやAIが台頭する時代、誰もが人間にしかできないクリエイティブで専門的なスキルをつけておくことは必須ということだと思います。
大リストラ時代を生き抜くには?
結論、この時代を生き残るためには、やはり国や会社にも頼らなくても稼げるスキルを身につけていくことに尽きる思います。
海外で働く僕が見る日本
僕も海外で働いているとはいえ、サラリーマンという立場で仕事をしています。
ただ、海外にいるからこそ、日本を客観的に見ることができました。
その中でも特に、違いを感じるのはハングリーさ。
ベトナム、フィリピン、インドネシアと3カ国で働いて来ましたが、中間層以上の人たちは日本のサラリーマンより知識が豊富で、なおかつ当たり前のように複数言語話せたります。
サラリーマンが一番学んでいない国と言われる日本で、このままあぐらをかいていれば、数年後あっという間に日本人の競争力は下がっていくでしょう。
僕も、今自分がいる立場に危機感を感じながら、自分にしかないスキル・価値を高めようと日々取り組んでいます。
そのために、海外のオンラインクラスや本を読み、ビジネスで必要な財務、マーケティング、営業、SNS運用など様々なスキルを学んでいます。
日本を衰退させないため、世界における日本人のプレゼンスを上げて行くためにも、現状に危機感を持ち、地に足をつけて学ぶことで、自分にしかない価値を高めていくのはいきましょう!
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