【前編】インスタ集客の極意【SNSマーケティングを理解する】
インスタを使って集客したい人「インスタグラムが集客で使えるって話を聞いたけど、そもそもSNSって本当に重要なの?集客にどう活用できるか知りたいな。」
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
この記事を書いている僕は、某テック系スタートアップで、大手企業の海外拠点に向けSNSマーケティングを提案、運用していました。
「若い女性が、映え狙いにやってるだけじゃないの?」と思う方も多いかもですが、実は今や一番集客ができるSNSと言われているインスタグラム。
今回はインスタ集客の極意【前編】として、僕自身の経験も合わせて基礎からわかりやすく解説していきます。
もくじ
- SNSってそもそも重要なの?
- インスタがアツい!
- インスタの特徴を理解しよう
それでは早速、学んでいきましょう!
SNSってそもそもなんで重要なの?
SNSをという言葉を聞かない日はないくらい、生活に必須のインフラとなりました。
実際にデータを見ると、連絡手段として定着したLINEをはじめ、日本国民のほとんどが何かしらのSNSを利用していることがわかります。
つまり、今やビジネスにおいて
SNSのビジネスに与えるインパクトは、以下のグラフからどれだけ大きいかわかるかと思います。
ファッションや化粧品、食べ物を中心に10%を超える確率で、SNS上で誰かに影響をされ、実際に購入や来店をするというのです。
実際に、僕も1ヶ月に1回以上はSNSに影響されて、食べ物をオーダーしたり、物を買ったりしています。
結論、SNSが人の行動を操っていると言っても過言ではないですね。
SNSの拡散スピード
SNSはマーケティングの世界をも変え、これまで一方向(企業→消費者)だった手法にインパクトを与えました。
- オークションマーケティング:TVCM、新聞・雑誌広告、リスティング広告
- クオリティマーケティング:グーグルのレビュー、SNSの投稿
TVや雑誌が主な情報ソースだった時代は、お金がある大企業だけが勝っていくオークションマーケティングが一般的でした。
しかし、今は大企業、中小企業、個人関係なくセンスやアイデアでのし上がれるクオリティマーケティングの時代。
SNSの繋がりだけで、話題性のある「モノ」「コト」「バショ」が一瞬で世界に伝えられるようになりました。
例えば、世界で一躍有名になったPPAP。
これも、ジャスティン・ビーバーがTwitterで拡散したことから一気に世界的なブームとなりましたよね。
その他にも、「ハンモックカフェ」や「ナイトプール」など今までになかったアイデアで、口コミを拡散させ流行ったのは記憶に新しいかと思います。
今では、インスタグラムからファッションブランドを立ち上げるなんてことも普通になりつつあります。
インスタ発のブランドAliaが1年半足らずでフォロワー30,000人を達成しました。
株式会社iaiのプレスリリース(2020年4月23日 08時00分)インスタ発のブランドAliaが1年半足らずでフォロワー30,000人を達成しました。
SNSをカタログ的に活用し、ブランドの世界観を発信しつつ、中間業者を挟まずに販売するD2Cというビジネスモデルも確立されるほど、ビジネスをする上で欠かせないツールとなりました。
インスタがアツい!
数あるSNSプラットフォームの中でも、特にアツいのがインスタグラム。
なぜかというと、理由は3つ。
- 伸び続けるMAU(Monthly Active User)
- 若者だけでなく幅広い年齢層
- ダントツ1位のアクティブ率
伸び続けるMAU(Monthly Active User)
数あるSNSの中でも、インスタグラムはMAU=毎月1回以上アプリを開いて利用する人の数は増え続けており、
- 世界では10億ユーザー
- 日本国内では3,300万ユーザー → Facebook超え
と急拡大をしています。
若者だけでなく幅広い年齢層
また、インスタと聞くと「どうせ若者しかやってないんじゃないの?」というイメージがあるかもしれませんが、全然そんなことはないです。
実は2016年から2018年の2年間で一番増えたユーザー層はなんと50代とも言われており、40、50代のユーザーもかなり多いことがわかるかと思います。
人口比でユーザーの年代別の割合を見てみると、確かに若年層が目立ちますが、40、50代もそこまで大きな差が見えないことがわかりますね。
- 10代:約60%
- 20代:約39%
- 30代:約37%
- 40代:約33%
- 50代:約26%
- 60代:約15%
もはや10、20代のインスタ映えのためのお遊びツールではなく、れっきとした情報インフラになりつつあるのです。
ダントツ1位のアクティブ率
その他のSNSと比較してインスタグラムが特徴的なのは、2.3時間に1回はアプリが開かれるということ。
また、日本のユーザーが世界平均の3倍も#ハッシュタグ検索
をしているというデータも出ており、日本人がインスタグラムをどれだけ情報ソースとして考えているかがわかるかと思います。
ちなみに
ちなみに、僕はインドネシアでデジタルマーケティングの仕事をしていましたが、インスタグラムの利用者数は世界一で、普通に1回の投稿で100万円を稼いでいるインフルエンサーがいっぱいいました。
世界的に見ても無視できない、超アツいプラットフォームなのです!
インスタの特徴を理解しよう
インスタグラムの盛り上がりがわかったかと思います。
では、「なぜ、インスタがビジネスに活かせるのか?」特徴を理解していきましょう。
写真投稿、ストーリー、IGTV基本の機能は多くの人がご存知かと思うので、ここでは「なぜインスタグラムである必要があるのか」という部分にフォーカスして解説していきます。
他のSNSにはない3つの特徴
- コミュニティ:地域、興味、ライフスタイルが似ている人がフォロー
- 永続広告:一度フォローされると資産になり、相手から見にくる
- 教育広告:チラシ1ページで伝えられないストーリー
コミュニティ
同じ趣味、ライフスタイル、地域など自分に興味を持ってくれる人たちが、フォローし集まってくるので、自然とそこにコミュニティができます。
例えば、赤ちゃん向けのオムツを企業がPRしたいとなった場合。
- TVCM → 本当に届けたい層ではない、おじいちゃん、おばあちゃんに届いてしまうことも
- インスタ → 赤ちゃんがいるママインフルエンサーに商品をPRしてもらうことで、同じ境遇のママ層に高確率でリーチ可能
このように、似た興味を持つ人が集まるコミュニティが作れることは、非常に価値があることなのです。
永続広告
まず、広告には2種類あることを理解しましょう。
- 単発広告:お金を払わなくなったら終わり → チラシ、TV・ラジオCM、リスティング、情報サイト(ホットペッパーなど)
- 永続広告:コンテンツが資産となりリーチし続ける → 自社SNS、自社ブログ、メルマガなど
その上で、「永続広告」も2つに分かれるということを押さえておきましょう。
- プッシュ型: メルマガ → ノイズ表示(見てねと言われると見たくなくなる)
- プル型:インスタグラム投稿 → 自然表示(相手から見にくる)
広告色を消しつつも、無料で発信でき、お客さんの方から見にくるという3つのポイントを押さえたインスタは、最強のSNSとも言えますね。
教育広告
写真や動画を使い、視覚的に伝えることができるので、ブランドの世界観を発信するような教育広告には最適。
お客さんは、基本的に知りたがりで面倒臭がり。
色々なことを知りたがる割に、調べるのは面倒臭がる。
一方で、お店としては商品コンセプトやストーリー情報も発信していきたい。
そんな両者のニーズをマッチさせたブランド教育的広告を実現することができるのです。
フォロワーの数=価値
インスタグラムでフォロワーを集めることで、できることは無限大です。
- 店舗集客
- PR広告
- イベント告知
TVCMでは数百万円かかるような新商品のプロモーションも、数万〜数十万円という安価かつ、リーチしたい層に情報を届けることができます。
僕も実際に、東南アジアでカメラメーカーの新商品発表のプロモーションに携わったことがあるのですが、そこでインスタグラマーを活用しました。
- 新商品の告知&レビュー投稿
- オフラインイベントへの参加
フォローしているファンが見にくる情報なので、非常に広告効果は高く、商品はすぐに品切れ。
イベントも拡散が拡散を呼び、大盛況のうちに幕を閉じることができました。
さらに今では、インスタグラムで有名なインフルエンサーが自分でブランドを立ち上げることが容易になっています。
例えば、AnyMind Groupという東南アジアをベースにする会社では、インフルエンサーと製造工場をつなげ、自分の商品の販売まで一貫してサポートするAnyFactoryというサービスまで登場しています。
- 物の購入
- 予約
- 口コミ情報
今まで、Googleで検索してたどり着いていた情報も、インスタグラム1つで完結してしまうほど生活の中に溶け込んだアプリとなっており、押さえておかない理由はないのです。
インスタを使って集客したい人「インスタグラムの重要性は十分わかった。でも、実際に始めるとなるとどこから手をつけていいか分からない…」
そんな方のために、次回の【後編】ではインスタグラムの具体的な運用方法を記事にしていくので、ぜひご覧ください。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
それでは、また!
人気記事【後編】インスタ集客の極意【インスタを理解していないから今日も企業が倒産する】