東南アジアで働く上で英語は必要?【答えはYesでありNoでもある】
こんにちは、旅をするようにベトナム、フィリピン、インドネシアと拠点を変えながらサラリーマンをしている”旅リーマン”のZuminです。
東南アジアで働きたい人「東南アジアで働きたいけど、英語力って実際どうなの?やっぱり英語喋れないと仕事するのは難しいのかな?」
今回はこういった疑問にお答えします。
結論から先に言うと、Yesであり、Noです。
はっきりしろ!と思ったかもしれませんが(笑)以下、実際の経験をもとにしっかり解説していくので、最後まで読み進めていただけると嬉しいです。
英語は必要ない!語学不問の求人も結構ある
実は東南アジアは、どの国でも日本人相手だけで成り立っているビジネスが意外と多かったりします。
特にコストセンターとしての考えのあるフィリピンやマレーシアでは顧客対応のBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)産業が盛んです。
こういったカスタマーサービスなどの仕事では、主に日本にいる日本人相手に仕事をすることになるため、ほとんど英語が話せなくても問題はありません。
また駐在員の多いエリアでは、日本食レストランや日本人向けのフリーペーパーが根付いており、それなりのマーケットになっていることから、ビジネスとして成り立っています。
実際に住んでみると分かりますが、意外と英語が喋れなくても、何とかなってしまうのも事実です。
じゃあ、どんな仕事があるの?
語学不問の求人を見てみると、以下のような職種が多く見られます。
- コールセンター、日本人向けヘルプデスク
- 日本語フリーペーパー(編集、デザイナーなど)
- エンジニアやプロジェクトマネージャー
- 料理人
- 技術者
- 工場勤務
しかし、こういった仕事では高額の給与はほとんど望めないケースが多いので、それは頭に入れておいてください。
英語は必要!数的にはこちらの方が多い
一方で、現地で営業やマーケティングを進めていく仕事では、多くの人が理解できる共通言語である英語というのはコミュニケーションを取っていくための必要なツールとなります。
最近では、日系企業でも徐々にローカルのスタッフに決裁権限を持たせている企業が増えており、IT系のスタートアップやベンチャーの進出も増えてきて、現地のスタッフと直接契約などのやりとりをするケースが増えているため、その土地に入り込み、積極的に情報交換ができる人材が、今まで以上に求められています。
そのため求人の割合としては、やはりこちらの方が多くなります。
じゃあ、どんな仕事があるの?
- マネジメント職
- 営業
- マーケティング
- 広報
- 事業開発
- 事務
などが挙げられます。
数年前と比べ、決定的に変わってきているのは、経済的に成長している東南アジアでは、コストセンターではなく1つのマーケットとして進出する企業が増えているので、長い目で見て、前者と後者では間違いなく、後者の方が人材としての価値は上がりますし、マーケットでの需要も高まります。
英語プラスの価値
さらに、東南アジア転職において、本当に重要なことは、英語プラスの価値だと思っています。
どういうことかというと、大前提として英語を喋れる人はいくらでもいるわけで、如何にローカルのコミュニティへ入り込み、できるだけ現地の人と触れ合い、同じ生活を経験し、さらにその国の言葉を学べるか。
そこで、そこにしかない情報だったりコネクションを取りに行く(僕はこれを勝手に自身のローカライズと呼んでいます)。この動きが仕事のパフォーマンスを大きく左右すると思っています。
駐在員と現地採用、どちらも経験した僕だからこそあえて言います。
これは決して良い、悪いを述べるわけではないのですが、大企業の日本人の駐在員の多くは日本人だけで群れてしまい、結局、現地の消費者や感覚を深く理解せずにそのまま帰任して行くケースも多々あるんですよね。
※OKY(お前が、来て、やれ)という言葉があり、現地の商習慣などを把握せず、一方的に日本にいる本社役員から責められるということがあるので、そうなる気持ちも分からなくはないのですが(笑)
せっかく、海外で働くのであればやはり英語を使って、その土地でコネクションを作りながら現地でしか味わえない経験を積んで、キャリアを充実させていきたいですよね!
まとめ
ということで、今回の記事をざっくりとまとめると、
- 語学不問の求人があり、日本語だけでも暮らせる場合もある
- 語学力必須の求人の割合が多く、マーケットでの価値は上がる
- 英語はあくまでツール、プラスでローカルの情報を取りに行く度胸と行動力が大切
最後に、僕の尊敬するサッカーの本田圭佑選手が、最近こんなツイートをしていたので紹介します。
やりたい事が特にないって人は英語か他の言語を勉強しとくといいよ。あなたが思ってる以上に世界観が変わるから。
— Keisuke Honda (@kskgroup2017) January 25, 2020
彼も英語を学んだことにより、本職のサッカーだけでなく、世界中を旅しながら投資家、起業家としても活発に活動エリアを増やしていますよね。
やはり、英語が話せると仕事の幅や世界観がぐっと広がるので、移住を決める前に勉強をしていくでも良し、まず飛び込んでしまって生活しながら覚えるでも良し、語学は日々の積み重ねが大切です。
損することはないので、皆さんも今からでもぜひ行動に移し、英語を学んでいきましょう!