スタートアップ転職に使うべきエージェント&サイト6選【大手は使うな】
スタートアップで働きたい人「スタートアップ企業に転職したいけど、どんなサイトやエージェントを使ったらいいのだろう?本当に使うべきおすすめの転職サイトを知りたいな。」
今回は、こういった疑問を持つ方向けの記事です。
以前にスタートアップ転職に関する、下記の記事を投稿しましたが、働き方や必要なマインドセットを中心にお話しました。
スタートアップに転職するってどんな感じ?【ミスらない会社選び】
今、大手で働いていて、スタートアップ企業に転職を考えている。どんな人が向いていて、どんな企業がイケてるのだろう?そんな疑問を持つ方向けの記事です。上場企業からスタートアップに転職した僕が、実際の経験をベースにミスらない会社の見極め方もあわせて教えます。
今回は、実際に僕がスタートアップに転職する上で、役に立った転職サイトという視点で、深堀り解説していきたいと思います。
この記事を書いている僕は、4,000人規模の大手IT企業から、2017年当時に設立1年、100人ほどのスタートアップに転職をしました。
転職までの情報集めにはかなり時間を割いたので、経験をもとにみなさんに役立つ情報をお届けできればと思います。
それでは、早速見ていきましょう。
スタートアップ転職に役立ったエージェント&サイト6選
実際に使えたおすすめの転職サイトエージェント
ビズリーチ
ビズリーチは、国内最大級の即戦力・ハイクラス向けの転職サイト。
一流のヘッドハンターやスタートアップ企業の採用担当者が登録されており、求人の確認だけでなく、経歴次第でスカウトを受けられます。
- メリット:企業やエージェントから直接スカウトされる
- デメリット:無料期間が1週間、その後は一部課金しないと機能が制限される
僕は、実際にこのサイトからFacebook社のスカウトが来たことがありました。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、イギリス発祥の外資系転職エージェントでハイクラスでの求人に特化しており、優良スタートアップの管理職を狙う人向け。
他の大手転職エージェントに比べて、求人数は多くないですが、コンサルタント、案件の質ともにレベルがどこよりも高く、頻繁にコミュニケーションを取って来てくれます。
- メリット:担当者、求人の質が高い
- デメリット:ハイクラス中心なので、求職者によっては向かないことも
求人のズレがほとんどなく、毎回どストライクな案件を紹介してくれるので、転職の際は必ず相談をさせてもらってます。
for Startups
for Startupsはエージェント業が専門の会社というわけではなく、スタートアップ企業の成長をあらゆる面で支援しており、その一部として人材支援をしている会社です。
なので、採用企業の経営陣とエージェントのコミュニケーションが蜜に取られており、かなり詳しく内部情報を知っていて、どんな人が欲しいのか、どんな人が合うのかをしっかり考えて案件を紹介してくれます。
- メリット:担当者と採用企業のコミュニケーションが蜜で、情報が濃い
- デメリット:他のエージェントに比べ、求人数は少ない
僕も実際に、メルカリやSmartNewsなど超優良スタートアップの紹介をいただきました。
情報収集に使えるおすすめのサイト
Wantedly
WantedlyはビジネスSNSという立ち位置ですが、転職サイトとしての会社訪問や面接を設定する機能もあります。
ただし、「シゴトでココロオドルひとをふやす」というビジョンをもとに運営しているため、年収などの福利厚生に関わる情報は掲載されていません。
実際の会社の雰囲気や働く人の情報集めで利用するのがいいでしょう。
- メリット:カジュアルに採用担当や経営陣と話をすることができる
- デメリット:年収などの待遇に関する記載はない
実際に僕はここから、「まずは話を聞く」ボタンを押し、面接に繋げて転職をしたことがあります。
PR Times
PR Timesは国内最大級の企業PRサイト。情報が溢れるネット上で、12,000以上のメディアから厳選したプレスリリース情報を配信しています。
最近では、一定の条件をクリアしたスタートアップ向けに、月1回無料でプレスリリースを配信できるサービスもあるので、広告費が限られている小さなスタートアップでも、参入しやすくなっています。
- メリット:国内最大級のプレスリリースが集まっている
- デメリット:注目度が低い企業の情報は取り上げられていない可能性
僕はここで、興味のある会社の資金調達、提携、サービスのリリース情報などを定期的に確認しています。
OpenWork(旧Vokers)
OpenWork(旧:Vorkers)は、現職社員や退職した社員が投稿する口コミサイトです。
「組織体制・企業文化」、「年収・給与」、「退職理由」などの項目について投稿されています。
- メリット:実際の社員の口コミなので信用性は高い
- デメリット:創業から浅いスタートアップの情報はそもそも情報がない可能性
僕の場合、その会社で自分の実現したいことができるのかという視点で、主に確認するのは企業文化と退職理由だったりします。
情報収集は人にフォーカス
上記でおすすめのサイトを紹介しましたが、スタートアップ企業は設立から浅ければ浅いほど、情報が少なかったりします。
転職エージェントに登録して、情報を聞き出すのが一番ですが、エージェントは実際にその会社で働いている社員ではないので、出せる情報に限界があります。
とはいえ、面接前に会社の詳細は知っておきたいですよね?
よくある質問:面接前の下調べはどうやってるの?
会社の全貌を知る方法がないのは危険ですよね。
今や無料で会社をPRする方法はいくらでもあるので、逆に考えると、ネット上で発信をしていない会社は怪しいなと思ってしまいます。
社長や経営陣の名前や役員の名前を、SNSで検索、インタビュー記事などを参考にどういう考えで、企業に至ったのか?などの情報収集をしていました。
超有名どころの大手エージェントをおすすめしない理由
あくまでスタートアップの転職に限っての話ですが、ネット上では、大手の転職エージェントやサイトをおすすめしている記事があります。
本当に自分で使ったことあるのかな?と疑問に感じており、ぶっちゃけ、あまり信用しないほうがいいと思います。
理由としては、以下のとおり。
- そもそもスタートアップの求人がない
- 採用企業と密な連携が取れていないケースが多い
- 求人数が多すぎるがゆえに、1つ1つの会社を理解していない
僕が実際に利用して、こういった問題を感じていました。
スタートアップは少数精鋭で、限られた資金の中で成長にドライブをかける必要があるため、特に人材への投資が重要です。
それなら求人数も登録者も多い、大手の方がいいんじゃないの?
こんな疑問が出てきそうですが、優良なスタートアップ企業であるほど、資金の活用がうまく、ハイクラスで質が高いものに絞っている印象です。
なので、意外とこういった大手サービスは利用していないケースが多いのです。
あったとしても、偏見かもですが、胡散臭い感じの会社が多め。
あとは、もちろんですが、エージェントからもらった情報を全て鵜呑みにするのではなく、自分で情報を探し、見極める力が必須ですね。
良い転職エージェントを見極めるポイント
具体的には以下の通り。
- 担当者がプロフィールや専門領域を公開しているか
- 求人企業のビジネスモデルや仕事内容を理解しているか
- 自分のどういうスキルに期待して紹介したのか答えられる
- 面接で出やすい質問を教えてくれるか
- 面接後にもフォローをしてくれるか
- 企業側のフィードバックを教えてくれるか
僕の経験を思い返すと、以上のポイントを抑えているエージェントでの転職はうまくいっています。
注意点
転職エージェントはビジネスモデルとして、求職者と採用企業のマッチング後、採用者の年収の数%が手数料として売上となります。
なので、ぶっちゃけた話、希望に全く沿わないような案件でもテキトーに紹介してくるエージェントがいるのも事実です。
あり得ないようですが、以下、僕が経験した実際の話です。
僕は、とあるエージェントに登録し、ITのスタートアップやベンチャーの営業職を希望を出していました。
さすがにテキトーすぎますよね。
ア然として、返す言葉もありませんでした。
少なくとも、僕がこの記事で紹介しているエージェントでは、そういった経験はなかったので、安心して利用していただけると思います。
まずは求人を確認するという姿勢でOK
よく、勘違いしている人が多いのですが、転職サイトやエージェントに登録をしたら必ず転職しなくちゃいけないということは一切ありません。
無料で登録できますし、求人を確認するだけでも全然OKなので、少しでも転職を考えている場合はまず一歩を踏み出してみるのがおすすめです。
この記事で僕がおすすめした転職エージェント
- ビズリーチ:ハイクラス向けの求人が中心。1週間の無料体験あり。
- JACリクルートメント:ハイクラスの求人に特化。無料でまずは登録。
- for Startups:スタートアップに特化。無料で相談可能。
情報収集に使えるおすすめのサイト
- Wantedly:社員や会社の雰囲気
- PR Times:資金調達や新規事業などのプレスリリース
- OpenWork(旧Vokers):現職、退職した社員が投稿する口コミ