【基本を徹底解説】MEO対策とは?【マップを制するものは集客を制す】
MEO について知りたい人「集客にはMEO対策が大事って聞いたけど、どういうものかよく分からない。具体的にどんなことをしたらいいの?詳しく知りたいな。」
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
「MEOを制するものが、集客を制する」とも言われ、今注目を集めているマーケティング手法の一つです。
なぜ、そこまでGoogle Mapの最適化が重要なのでしょうか?
この記事では、MEO対策の基本情報をわかりやすく解説していきます。
もくじ
- MEO対策とは?
- なぜMEOやるべきなのか?
- Googleに裏ワザはない
- MEO対策は始める前が肝心
それでは早速、学んでいきましょう!
MEO対策とは?
MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略で、検索で表示されるGoogleマップの表示を最適化し、ユーザーがマップ上で目的地を探しやすくするための対策のことです。
例えば、表参道 カフェ
のようなキーワードで検索した時に出てくるマップの表示結果のこと。
Googleは近年、とにかくユーザー目線を重視しており、その中でもMEOは店舗ビジネスをやられている方には必須の知識となってきています。
つまり、地名+業種
や地名+業種+おすすめ
のようなキーワードを戦略的に選定し、上位表示に向け対策をしていく必要があるのです。
Googleマップの特徴
- 写真、口コミを確認できる
- 直接予約ができる
- ARを使った実験開始
これまで、レストランの予約なら、ぐるなびや食べログ、美容院ならホットペッパービューティーのような媒体を経由することが多かったのではないでしょうか。
近年、これらの既存のメディアの売上が落ち込んだというニュースを聞いたことがある人も多いはず。
「ぐるなび」業績発表に失望売り相次ぎ、株価は1000円割れ
飲食店検索サービスの「ぐるなび」が5月9日に業績を発表。2018年3月期の経常利益は29.4%減の47億4200万円と冴えない結果に。しかも、2019年3月期の経常利益予想は前期比73%減です。株価はとうとう1000円を割りました。
Googleマップが、地域密着のビジネスへ本気を出したことで、業界が一変してしまったのです。
どれだけGoogleがマップサービスに力を入れているか詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にどうぞ。
Google マップのこれからの 15 年を考える
今では、世界に関する情報が手元で得られることが当たり前になりましたが、一昔前までは、初めての場所に車で行くには片手でハンドルを切りながら地図をめくらなければならず、渋滞も予測できず、周辺のレストランを探す手段もありませんでした。Google マップが世界を地図に収めるという…
なぜMEOやるべきなのか?
MEO対策に力を入れるべき3つの理由
- Googleが自動運転に力を入れている
- 大手がお金を払っても上に上がれない
- 目的意識が高い人のみターゲット
Googleが自動運転に力を入れている
近年、Googleはマップに莫大な投資をしています。
というのも、自動運転とマップを紐付けより便利なサービスを生み出そうとしているから。
Googleマップが「Google MaaS」に進化する未来 「検索・予約・決済」の各機能の完備で
「MaaS」はモビリティ業界にとって、2019年の注目ワードだった。そして2020年以降もこの流れは続く。
なので、検索には必ずと言っていいほどマップの表示がされるようになってきましたし、事業者にはGoogle My Businessへの登録を促しています。
もはや、Google=インフラなので、Googleが力を入れている場所に乗らないわけにはいかないということです。
大手がお金を払っても上位に上がれない
マーケティングは大きく分けて2種類あります。
- オークションマーケティング:ホットペッパーやリスティング広告など費用をかければ優先的にトップに出れるもの
- クオリティマーケティング:Instagram投稿、SEOやMEOなど予算規模に左右されないもの
オークションマーケティングでは、予算が多ければ多いほどいい場所に長く出稿し続けられます。
一方で、クオリティマーケティングのSEOやMEOなどは、ユーザー目線で対策をすることで、お金の有無に関係なく誰でも上位に行ける可能性があります。
あえて予算規模で全く歯が立たない大手企業を相手に無理ゲーをするのではなく、Googleの検索結果のようなフェアなリング上で戦いましょうということなのです。
目的意識が高い人のみターゲット
例えば、Googleで、渋谷 カフェ
と検索した人がいたとしたら、その人は今すぐにでも渋谷にあるカフェを探している人だということが分かりますよね。
つまり、目的意識がはっきりとしたターゲットユーザーにリーチできる。
実は、地名+業種
で検索する人の、74%はSEO(通常検索結果)ではなくMEOを利用しているのだそうです。
理由としては、サイトを見ることなくクチコミや店内の雰囲気がそのまま地図上で完結するから。
お客さんになるか分からない人に、ランダムにアプローチしまくるビラ配りではなく、少数の見込み客に向け来店確率をグンと上げるための対策なのです。
こうした流れを見ても、MEO対策をしない理由がないのです。
Googleに裏ワザはない
では、実際にどう対策をしていけばいいのでしょうか?
大きく分けて以下の2つを取り組む必要があります。
- 外部施策
- 内部施策
外部施策
外部施策の中でもポイントは3つあります。
- 被リンクの数を増やす
- SNSでのメンション回数
- 公式サイトのアクセスが多い
被リンクの数を増やす
被リンク=他のWebサイトにどれだけリンクされてるかということ。
ただ、闇雲に色々なサイトにリンクされればいいというわけではなく、自分の業種にあったジャンルのサイトでなければ逆に評価を落とすことになります。
例えば、美容院であれば、美容系のメディアに取り上げられたり、ブロガーに記事を書かれたり。
全く関係のない弁護士ドットコムのようなサイトでは意味がないので、量だけでなく質の意識が重要です。
SNSでのメンション回数
Instagramの投稿ではリンクを貼ることはできないので、例えば、代官山 美容院 〇〇のようにエリアや業種名が入っていたり、お店がタグ付けされていたりすると評価が上がります。
インスタ以外のSNSでも、シェアされたりレビューでお店の名前が出てきたりすると、マップ上にもいい影響を与えます。
公式サイトのアクセスが多い
ただアクセスが多いというだけでは意味がなく、質も重視しなければいけません。
例えば、1万人の訪問者が来たとしても、滞在時間が1秒で離れてしまっているようであれば評価されることはありません。
また、広告などで悪質な誘導クリックを入れて、別のサイトに飛ばすようなものもNGの対象なので、気をつけましょう。
内部施策
MEOの内部対策には大きく2つのポイントがあります。
- 日々の情報アップデートをしているかどうか
- コンテンツの充実度
日々の情報アップデートをしているかどうか
Google My Businessに登録をし、正確な情報を入れて営業していることをGoogleにアピールする必要があります。
実は、Googleがマップに力を入れる数年前は、表示されるお店が閉店していることが多く、ユーザーが情報を信用しなくなった時期があったからです。
そういった経験から、Googleも情報の正確性を維持しようとしているので、都度メンテナンスしていきましょう。
コンテンツの充実度
クチコミへの返信や写真のアップデートも忘れてはいけません。
クチコミや写真のクオリティなどに問題があると、集客で比較された際に不利になるので、注意が必要です。
毎日アップデートするものではないので、空いた時間で一言でも返信しておくと、ユーザーからの印象も良くなるので欠かさずにやっておきましょう。
実は6位くらいが一番いいらしい?
SEOとは違い1位にならなくても10位以内に入れば、集客に大きな差は出ないらしく、むしろ、6位くらいにいた方が若干いい結果になったというデータもあるそうです。
というのも、Googleマップ自体シンプルで比較がしやすくなっているから。
極論、お店の雰囲気だったりクチコミがどうかというのはお客さんの好みになってくるので、他社に負けない程度のコンテンツ量があればOKだったりします。
MEO対策は始める前が肝心
MEO対策を始める前と始めた後では、始める前の準備の方が圧倒的に重要です。
- エリア分析
- 競合分析
- キーワード分析
エリア分析
自社のエリアではどんなキーワードの検索回数されているのか、ビッグキーワード、スモールキーワードを含めた把握が重要。
例えば、渋谷 エステ
、表参道 マッサージ
でも検索しているといった隠れキーワードも見つけていき、戦略を練っていく必要があります。
競合分析
すでに上位に出ている競合の強みを分析していくことも重要です。
被リンクの数、被リンク先のサイト、アクセス数や評価(クチコミ、返信)など外部と内部対策の運用状況を把握し、競合をぶち抜けるのか見ておくのがポイント。
キーワード分析
キーワードの検索数だけで判断するのではなく、最終的にどれくらいリーチ数(広告の到達率)が見込めるかが重要。
例えば、表参道 エステ
、表参道 マッサージ おすすめ
であれば前者の方が検索数は多いイメージが思い浮かぶと思います。
しかし、最終的にリーチ数で見ると前者26人に対し、後者は201人と圧倒的な差が出ました。
検索が多い=集客というわけではないので、リーチを基本とした分析が必要なのです。
こういった分析をしっかりし、競合が弱いキーワード、隠れキーワードを狙い打ちするための準備をしておくのが、後の勝敗を分けるといっても過言ではありません。
MEO始めたあと
上記の準備が整えば、以下の3つを増やすことを意識し、正々堂々と運用するのみ。
- アクセスの増加
- 被リンク・SNS上でお店の言及
- クチコミの増加
怪しい業者の見極め方
ちなみに短期で結果を出そうとすると、怪しい業者がつけ込んでくるのでじっくりとした見極めが必要です。
以下のような売り文句でセールスしてくる場合は特に注意しましょう。
- ビッグキーワードだけを狙う→「渋谷 エステ」など、すぐに勝てるはずがないキーワードで長期間に渡って夢を見させてお金を取る
- 成果報酬で売ってくる→「渋谷 道玄坂 エステ 格安」など簡単に表示できそうなスーパースモールワードを複数提案し、1日あたりの表示で成果報酬を稼ぐ
全ての業者が悪いわけではないですが、できればご自身で中長期的な目線を持ち、着実に情報量を積み上げつつ、信用度を上げていくようにしましょう。
この記事がビジネスをするみなさんの参考になれば幸いです。
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