【歩いて仮想通貨を稼ぐ】Move to EarnのSTEPNとは?
STEPNについて知りたい人「STEPNというプロジェクトが話題らしい。歩いた分だけ仮想通貨が稼げるって聞いたけど、一体どんな仕組みでどんな人たちが運営しているの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんなSTEPN(ステップン)に関する疑問を持つ方向けの記事です。
NFTやPlay to Earnゲームの盛り上がりとともに、一気に火がついたWeb3業界。
これまではバーチャルの世界での話が中心でしたが、ついに現実世界に連動したサービスが誕生したということでバズっているSTEPN。
一体STEPNとは、どんなプロジェクトなのか、その全貌を解説していきます。
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もくじ
- STEPNとは?
- STEPNの特徴と仕組み
- STEPNの将来性とは?
STEPNとは?
STEPNは「Move to Earn(歩いて稼ぐ)」という新しい概念をもたらすライフスタイルアプリ。
現実世界の運動量がトークンとして排出され、ウォーキングやジョギングなど日常の動きをゲーム感覚でお金に変えるというWeb3プロジェクトとなります。
リリース | 2021年12月(β版) |
プラットフォーム | Solana、BSC |
トークン | GST、GMT |
時価総額 | 約11億円(GST)、約950億円(GMT) |
STEPNは現在β版という形でプレイすることができますが、すでに50万人以上ものデイリーアクティブユーザーを抱えており、世界的にも大きな注目を集めています。
ゲームの始め方は簡単で、アプリ上でNFTスニーカーを購入し、歩いたり走ったり移動することで、誰でもGST(Green Satoshi Token)と呼ばれる仮想通貨を稼ぐことができるという内容。
毎日運動をする習慣が作りつつ、お金を稼げるという一石二鳥のアプリ。
コロナ禍で鈍った体を動かし、健康的な生活を送ることができるというのが大きな魅力と言えるでしょう。
STEPNの運営体制は?
STEPNは、FINDSATOSHI LAB LTDというオーストラリア・アデレードに設立された会社が運営。
オーストラリア在住の中華系コアメンバーによってプロジェクトの運営がされています。
共同創業者 | ジェリー・ホアン |
共同創業者 | ヨーン・ロン |
CSO | ジェシカ・ドゥアン |
リードデザイナー | ライアン・ターナー |
創業者のジェリーは、香港でゲーム会社に関わったのちに、オーストラリアでブロックチェーン関連ファンドの投資家のヨーンと共に2021年8月にFINDSATOSHI LABを設立。
両者のゲーム業界とブロックチェーン業界での経験を融合させ、STEPNのアイデアを実現させたということですね。
さらに、アドバイザーとしてアディダスのモバイル部門部長のスコット・ダンラップ氏(写真左)がバックアップしているということからも注目度の高さが伺えますね。
STEPNの特徴と仕組み
それではSTEPNのゲームの仕組みと特徴をもう少し深掘りしてみましょう。
- ① Solanaチェーンがメインのゲーム
- ② スニーカーの種類
- ③ GMTとGST
- ④ すべてが利益ではないトークン経済圏
- ⑤ スニーカーのレンタル機能
① Solanaチェーンがメインのゲーム
STEPNはSolanaというブロックチェーン上で稼働しています。
つまり、ゲームに参加するためのスニーカーを購入するには仮想通貨のSolanaを持っていることが必須となります。
Solanaはイーサリアムキラーと呼ばれ、取引コストが安く・送金スピードが速いことで知られるブロックチェーン。
スニーカーの最低価格は大体11SOL以上となっているので、そこに以下のSOLの現在価格チャートをかけた価格がSTEPNに参加するための最低投資額ということになります。
Solanaについては、以下の別記事で詳しく解説しているので、購入方法がわからないという方は参考にしてみてください。
【次のイーサリアム?】仮想通貨Solana(SOL)とは?
「Solanaっていう仮想通貨が爆上がりしているけど、どんなプロジェクトなんだろう?詳しく知りたいな。」そんな疑問を持つ方向けの記事です。この記事では、ブロックチェーンのSolanaとその基軸通貨となるSOLについて詳しく深堀りしていきます。イーサリアムキラーと呼ばれる次世代技術Solanaについて学んでいきましょう。
※ 最近はSolanaチェーン自体が混雑しており、取引に時間がかかるケースも増えてきており、BinanceのBSCチェーンでの稼働もスタートしています。
② スニーカーの種類
STEPNにおけるNFTスニーカーは4種類あり、それぞれのタイプによって速度・稼げるGSTの量が異なります。
移動速度(時速) | 稼げるGSTの目処(1エネルギーあたり) | |
Walker | 1-6 km/h | 4 GST |
Jogger | 4-10 km/h | 5 GST |
Runner | 8-20 km/h | 6 GST |
Trainer | 1-20 km/h | 4-6 GST |
例えば、通勤時に利用したい場合はWalker、早歩きの人はJoggerが適しています。
Runnerではかなり早めに維持して走らないといけないため、普段から運動をしていない人には不向きです。
Trainerは移動速度の範囲が広く、どこでも使えますが、それゆえに人気で価格が高いという特徴があります。
さらに、STEPNでのスニーカーはレア度によるランク付けがされており、ランクの高いスニーカーほどエネルギーや能力値に違いが出てきます。
- Common
- Uncommon
- Rare
- Epic
- Legendary
レア度が高ければ高いほど、売り出し価格も高くなっており、この記事の執筆時点で最高ランクのEpicはお値段1,500SOL(約1,000万円)!
自分の移動速度、予算に合った1足を見つけましょう。
③ GMTとGST
STEPNでは、2つのトークン(仮想通貨)が存在し、それぞれが異なる機能を担っています。
GMT | GST | |
通貨機能 | ガバナンストークン | ユーティリティトークン |
用途 | – スニーカーのカスタマイズ – スニーカーのレベル上げ – スニーカーのミント | – スニーカーの修理 – スニーカーソケットの開封 – スニーカーのレベル上げ – ミステリーボックスのブースト – スニーカーのミント |
発行枚数上限 | 6兆枚 | 無限 |
獲得方法 | レベル30以上のスニーカーのみ | スニーカーで歩く・走るだけ |
これまではGSTのみで行えることが多かったのですが、最近はレベル5, 10, 20, 29, 30に上げるタイミングでGMTを必要としており、GMTの役割が多くなっています。
④ すべてが利益ではないトークン経済圏
STEPNでは、スニーカーを最低1足持つだけでGSTを稼ぐことができますが、稼いだGSTやGMTすべてが利益にできるわけではありません。
効率良くゲームで稼いでいくために、以下のような作業でGSTやGMTを再投資していく必要があります。
- スニーカーの修理
- レベル上げ
- ミント
スニーカーを使って動いた後には、必ず靴がダメージを受けるので、その修復に稼いだGSTを使う必要があります。
稼ぐ効率をUPするためのEffeciency(効率性)、ダメージを減らすためのResilience(耐久性)を高めるためのレベルアップにもGSTおよびGMTの再投資が必須です。
さらに大きく稼ぎたいという場合、2つのスニーカーをミントすることで新しいスニーカーを誕生させ、マーケットプレイスで売りに出すこともできます。
このように、稼いだトークンすべてが利益になるというわけではないですが、再投資することで元本回収→利益のスピードを格段に上げることができるトークン経済圏になっているというわけです。
⑤ スニーカーのレンタル機能(2022年9月ごろ)
STEPNでは、誰もが気軽に参加できるプロジェクトを目標にしており、スニーカーのレンタル機能を実装予定です。
つまり、すでにNFTスニーカーを複数持つ人(オーナー)が、新しくSTEPNに参加する人に貸し出す(レンター)ことで、稼いだトークンの利益を両者でシェアできるという仕組みです。
そのため、貸す側は空いているスニーカーの稼働率を上げ、借りる側は大きな初期投資費用がかけずとも参加できるようになります。
Axie InfinityなどのGameFiで流行っているスカラシップに近いシステムですね。
めちゃくちゃ資本主義ですが、楽しみながら健康になり、かつお金も稼げるということでWin-Winの関係を築くことができそうですね。
STEPNの将来性とは?
それでは、最後にSTEPNの将来性を考えていきましょう。
現在発表されているロードマップの通り、ここまではおおよそスケジュール通りに開発が進んでいます。
- 巨大ファンドのバックアップ
- スニーカーブランドとのコラボ
- 数々の記録
巨大ファンドのバックアップ
まず、Web3プロジェクトに参加する際に見るべきなのが、どういったファンドが投資をしているのかという点。
詐欺的なプロジェクトや資金が底をつき、知らぬ間にフェードアウトしていく可能性がないか見極めるためです。
その点、STEPNは早々から世界最大のファンドの1つであるセコイアキャピタルなどから500万ドル(約6.4億円)出資を受け資金を確保。
さらに、2022年4月には最大手の暗号資産取引所Binanceも出資に加わったことで、もはや怪しい仮想通貨プロジェクトとは言えない存在になっています。
What a big day… 😍 Celebrating the new joiner of Binance Labs Family @Stepnofficial – THE BEST of its kind web3 move-and-earn app. Let’s Step up N up!https://t.co/evNkFxrQgx
— Binance Labs Fund (@BinanceLabs) April 6, 2022
スニーカーブランドとのコラボ
2022年4月には、日本を代表するスポーツブランドのアシックスとのコラボも決定し、Binance上で26億円を売り上げたことでも話題になりました。
ブランド側としても費用対効果の高い認知広告となり、現実の世界でもジョギング用のスニーカーを買ってもらえる可能性があるため、今後こういったコラボは増えるのではないでしょうか。
特に、アドバイザーとしてアディダスの責任者が入っていることを考えれば、次はアディダスとのコラボはあり得そうですね。
定量的データ
最後にSTEPNの将来性を裏付ける定量的なデータを紹介します。
1日のアクティブユーザー | 530,000人 |
30日間のアクティブユーザー | 2,300,000人 |
1日の最大手数料売上 | $57 million(約73億円) |
予想売上(2022年2月1日〜4月30日) | $68.2 million(約88億円) |
2022年第1四半期利益 | $26.8 million(約34.5億円) |
STEPNでは、NFTスニーカーを購入する際の6%の手数料(2% 取引手数料 + 4% ロイヤリティ)で成り立っています。
ユーザー数をコントロールしているβ版の段階かつ、たった数ヶ月で数十億単位の巨額のお金が動いているのです。
無論、これだけのスピードで利益を上げたプロジェクトはこれまでに存在せず、ポテンシャルの高さは疑いの余地がないですね。
ちなみに、気になる開発の進捗具合ですが、現在発表されているロードマップの通り、ここまではスケジュール通りに開発が進んでいます。
最も注目されるのは、スニーカーのレンタルシステムの実装でしょう。
これがスタートすれば、β版という限られたユーザー数から、一般に広く開放され、より認知度が高まるフェーズに入ると考えられます。
と考えると、今のうちにスニーカーを買って育てておくことで先行者利益を得られることは間違いないですね。
さいごに
ということで、この記事では今最もアツいWeb3プロジェクトとの呼び声高いSTEPNについて解説してきましたがいかがでしたか?
Move to Earnという新しい概念を作り出し、現実世界での動きと報酬を結びつけるアイデア、さらにそれを実現した功績は非常に大きいのではないでしょうか。
僕自身もSTEPNを始めて数ヶ月、お金を稼げるというメリットも去ることながら、コロナ禍でおっくうになった外出・運動をする習慣ができたということが最も大きな収穫になっています。
STEPNを始めてみたいと思った方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
【はじめの一歩】STEPNの始め方を解説!【誰でも簡単にできる】
「歩いて稼げるSTEPNが話題。自分も挑戦してみたいけど難しそう…誰でも分かるように始め方を教えて!」これまで仮想通貨に触れてこなかった人にまで浸透しつつあるSTEPNですが、難しそうだなと二の足を踏む人も多いはず。そんな疑問を持つ方向けにはじめの一歩として、一番シンプルにゲームをスタートできる方法を解説します!
また、STEPNを始めて1ヶ月でどのくらい稼げたのか?についても、別記事にて収益を赤裸々に公開しているので併せてご覧ください。
【1ヶ月チャレンジ】STEPNで実際どれくらい稼げた?
「歩いて稼げるという噂のSTEPNが気になる。だけど、初期投資がかかるとか怪しいし不安。実際どれくらい稼げるのか知りたいな。」2022年3月末からSTEPNを始め、今ではジョギングが日課となっている僕が、1ヶ月でどれくらい稼げたのか、逆にどれくらい費用がかかったのか赤裸々に公開。これからSTEPNを始める方は必見です!
Web3の入口としては非常にわかりやすいので、これからブロックチェーンゲームを始めたいという方はぜひSTEPNからスタートしてみてはいかがでしょうか?
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