【禁断のレバレッジETF】NASDAQ100の3倍を目指すTQQQとは?
TQQQについて知りたい人「人気のレバレッジETF、TQQQについて詳しく知りたい。でも、レバレッジETFってそもそもどんなもの?TQQQはどうやって買えるの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
今回はそんな疑問を持つ方向けの記事です。
近年、NASDAQ 100の成長に乗っかり凄まじいリターンを上げているTQQQ。
基本的にはレバレッジをかけず、比較的堅い長期投資をしている僕なのですが、この禁断のレバレッジETFがどうしても気になって仕方ないので情報をまとめてみました。
[PR] 選ぶだけでETFを自動売買
もくじ
- TQQQってどんなETF?
- TQQQのパフォーマンスは?
- TQQQを取り扱う証券会社とは?
TQQQってどんなETF?
TQQQは、正式名称 ProShares UltraPro QQQで、IT・テクノロジー関連の新興企業が上場するNASDAQ市場の中でも時価総額が最大規模、かつ非金融企業の100社で構成されたNasdaq 100指数に連動した1日の成果の3倍を目指すレバレッジETFとなります。
運用資産総額 | $11.7 Billion(約1.6兆円) |
取引所 | NASDAQ |
設定日 | 2010年2月9日 |
インデックス | Nasdaq 100 Index |
経費率 | 0.86% |
保有銘柄数 | 101 |
QQQと聞くと、Invesco(インベスコ社)のETFを思い浮かべるかもしれませんが、TQQQはProShares社という別会社にて発行・運用されており全く別物となります。
>>【NASDAQ100指数に連動】Invesco QQQとは?
TQQQは2010年設定とQQQよりも11年遅れてスタート、3倍レバレッジということで経費率もQQQの0.20%に比べ、TQQQは0.86%とETFとしてはかなり高めの印象です。
毎年ほぼ1%の資産が削られていくことになるため、長期投資という視点ではあまり向かないと考えた方が良さそうですね。
また、レバレッジの効いた商品は配当もほとんどないため、必然的にキャピタルゲインのみを狙いに行く投資スタイルとなります。
ところで、このTQQQを運用するProSharesとはどういった会社なのか見ていきましょう。
ProSharesってどんな会社?
本社 | アメリカ・メリーランド州・ベセスダ |
創業 | 2006年 |
CEO | マイケル・サピア |
従業員数 | 145名 |
総運用資産 | $61 Billion(約8.7兆円) |
ProSharesは、主にレバレッジ、インバース、ボラティリティに特化したETFを提供するアメリカの運用会社。
インバース:株価が下がったときにより大きな利益を得る
ボラティリティ:株価の変動で利益を得る
ProFunds Groupという会社の子会社になりますが、総運用資産は5兆円ほどなので他の運用会社と比べるとかなり小さい規模となります。
CEOのサピア氏は、1997年に親会社であるProFunds社を共同創業し、CEOの役職につき変わり種ETFに特化したProShares社を子会社として立ち上げました。
現在は130を超えるETFを発行しており、2倍以上のレバレッジを効かせた「UltraシリーズETF」で注目を集める運用会社へと成長させています。
ちなみにTQQQはProShares社の中でも最大の運用額を誇っており、稼ぎ頭のETFとなっています。
TQQQのパフォーマンスは?
続いて、気になるTQQQのパフォーマンスですが、設定来で40%近い圧倒的なパフォーマンスを叩き出しています。
TQQQ | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
リターン | 32.43% | 9.97% | -62.74% | -0.53% | 9.35% | 34.85% | 36.26% |
参考として、純粋にNASDAQ 100への連動を目指すQQQのパフォーマンスと比較してみましょう。
いやはや、順調に成長しているはずのQQQ(赤)が横ばいに見えてしまうレベルでとんでもない差がついていますね…
ただ、冷静にチャートを見ていくと3倍レバレッジがかかっているだけあって、落ちる時は滝の如くとことん落ちていることが分かります。
ここを耐えた人はどんだけ鋼のメンタルを持っているのかと気になってしまいます。
レバレッジETFに投資する上で知っておくべきこと
メリット
- リターンが大きい → 市場が右肩上がりで成長すること前提ですが、3倍のレバレッジがかかっているので、少ない資金でも大きなリターンを生み出すことができる
- 追証が必要ない → レバレッジと言えど、信用取引のように借入をするわけではないので投資金額以上の損はしない
デメリット
- リスクが大きい → 弱気相場では下に3倍のレバレッジで下がっていくため、リターンどころか一気に元本まで失う可能性がある
- 経費率が高い → 0.95%とインデックス投資に比べかなり高いので、長期に渡って上昇しなければただの金食い虫となる
レバレッジ型ETFのリターンとリスクは表裏一体。
少額の余剰資金でリスクを取れる方や、鋼のメンタルを持つ方であればうまく活用できるはずです。
TQQQを取り扱う証券会社とは?
TQQQの購入方法ですが、大手3証券会社含む以下のすべての証券会社で取り扱いがありました。
まだ証券口座をお持ちでない方は、ぜひ以下のリンクから口座開設をして、TQQQに投資を始めてみてください。
[PR] >> マネックス証券で口座開設をする
[PR] >> 楽天証券で口座開設をする
[PR] >> IG証券で口座開設をする
ちなみに、インヴァスト証券の「トライオートETF」では、TQQQの自動売買(CFD取引)に対応しています。
日本の証券会社で利用できるのはここだけなので、TQQQに投資したい方は以下のリンクより口座開設をしておきましょう。
[PR] >> トライオートETFで口座を開設する
また、現物かつ米ドルでTQQQに投資したいという方は、日本人でも開設可能なアメリカ証券会社のFirstradeという選択肢もあります。
Firstradeであれば、TQQQはもちろん、米国に上場するほぼすべての株式を手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。
Firstradeの口座開設手順は、下記の別記事にて詳しく記載しているので参考にしてみてください。
Firstradeの口座開設方法とは?【米国株が手数料無料!】
海外に移住すると、日本の証券口座は閉鎖されてしまいますよね。それでも、将来に向けた資産運用として、米国株に投資したい人は当然多いはず。今回は、そんな方に向け海外居住者でも利用できるFirstradeがどんな会社なのか、メリットとデメリットも含め、ユーザーである僕が口座開設の方法を解説していきます。
さいごに
ということで、今回はNASDAQ 100のレバレッジ3倍ETF、TQQQを紹介してきましたが、いかがでしたか?
これだけ成長している市場で、リターンも魅力的に見えますが、あくまでレバレッジがかかっているので投資は冷静に見極める必要があります。
上げ相場ではとてつもないパワーを発揮しますが、裏返すと下げ相場がくれば損失も同じだけのパワーを発揮してしまう諸刃の剣であることは間違いありません。
かつ一度暴落を食らってしまうと、そう簡単には元に戻すことはできないため、投資するにしてもタイミングを重視し、余裕資金の中のごく一部にとどめるのがいいのかなと感じました。
個人的には、VTIやVOOなどの堅実長期投資を続けつつ、一部お楽しみ銘柄としてポートフォリオに入れていきたいなと考えています。
[PR] 選ぶだけでETFを自動売買
人気記事【NASDAQ100指数に連動】Invesco QQQとは?