【2022年最新版8選】ノマドビザを出している国で自由に暮らそう!

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ノマドワーカーになりたい人「海外で自由に働いて暮らしたい。デジタルノマドワーカー向けにビザを出している国があるらしいけど、一体どんな国がどんな条件で出してるの?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

そんな疑問を持つ方向けの記事です。

この記事を書いている僕は、東南アジアを転々としながらデジタルノマドワーカーとして生活しています。

2020年のパンデミック以降、多くの人の価値観が変わり、好きな場所で自由に暮らしたいというノマドワーカーが世界的に増えています。

そうした人材を取り込むことで経済の活性化に繋げようと、ノマド向けのビザを出す国が急激に増えています。

ということで、この記事ではノマドワーカー向けに特別ビザを出している国をピックアップし、詳細をまとめていきます。

世界を飛び回って働きたいグローバル自由人は必見の内容です!

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もくじ

  • マルタ
  • コスタリカ
  • クロアチア
  • ノルウェー
  • メキシコ
  • ポルトガル
  • チェコ
  • アルゼンチン

マルタ

マルタ

マルタは地中海に浮かぶ島で「Nomad Residence Permit」というノマドワーカー向けのビザを発給しています。

有効期間1年間
申請費用300 EUR(約4万円)
条件※ ①〜③はいずれか
① マルタ国外に登録された企業に属し、労働契約を結んでいる
② マルタ国外に登録された企業のパートナー・株主
③ フリーランスで海外企業に従事している
④ 2,700 EUR(約37万円)の月間所得の証明(申請日から5ヶ月分)
⑤ マルタで有効な健康保険の加入
ビザ取得にかかる時間30日
公式サイトhttps://nomad.residencymalta.gov.mt/

円安の影響が大きく、円で稼ぐ人にとっては所得条件が高めな印象ですが、まったく届かない額でもないですね。

ヨーロッパ圏といえど、物価は東京よりも少し安い程度だそう。

地中海の美しい景色の中で生活できるのであれば、QOLは爆上がり間違いナシです。

さらに、英語が公用語の1つになっていることから、語学留学先としても人気で、言語的なストレスが低いのは滞在する上で大きなポイントでしょう。

コスタリカ

コスタリカ

コスタリカはカリブ海と太平洋に海岸線を有する中央アメリカの国で、2022年7月より「Digital Nomads Visa」というビザを発行しています。

有効期間1年間(80日滞在後、追加の1年申請可能)
申請費用190 USD(約26,000円)
条件① 3,000 USD(約40万円)の月間所得証明
※ 収入は毎月安定している必要あり
② コスタリカで有効な健康保険
ビザ取得にかかる時間15日間
公式サイトhttps://www.migracion.go.cr/

2021年10月の発表から承認まで時間がかかり、2022年7月にスタートしたばかり。

ただ、ビザの取得にかかる費用や時間的なハードルは低いので、収入の安定さえ証明できれば比較的取りやすいノマドビザといえそうです。

新しいビザでまだまだ情報が少ないので、カリブ海で自然を満喫しながら、働きたいノマドワーカーはいいネタになるかもしれませんね。

クロアチア

クロアチア

クロアチアは東欧の国で、2021年1月から「Digital Nomad Visa(通称)」を提供開始。

厳密には法改正により「滞在許可証の延長」が可能になったということで、ノマドビザ的な利用が可能になりました。

有効期間最大1年間
申請費用在外公館に申請の場合:1,190HRK(約21,600円)
警察署に申請の場合:660 HRK(約12,000円)
条件① クロアチア国外企業で雇用され、国外の顧客相手にITを活用して仕事ができる
② クロアチア国外に登録された企業の所有者
③ HRK 17,822.50(約32万円)以上の月間所得の証明(過去6ヶ月分)
※ 12ヶ月滞在の場合はHRK 213,870(約390万円)の銀行残高
④ クロアチアで有効な健康保険
⑤ 無犯罪証明書
⑥ クロアチアでの住所証明
ビザ取得にかかる時間1ヶ月程度(短期滞在証の失効から6ヶ月後に申請可能)
公式サイトhttps://mup.gov.hr/aliens-281621/stay-and-work/
temporary-stay-of-digital-nomads/286833

日本人の場合、90日以下の観光はノービザで滞在可能です。

それ以降の延長の申請には、大使館か地元の警察署で手続きをする必要があり、ちょっと難易度が高そうですね。

それでも、美しい自然とアドリア海に囲まれた環境で、合法的に1年住めるなら試す価値はありそうですね。

ノルウェー

ノルウェー

ノルウェーは北欧の国ですが、その一部のスヴァールバル諸島でのみ有効な「Svalbard Digital Nomad Visa」というノマドビザを発給しています。

有効期間1年間
申請費用NOK 6,300(約9万円)
条件① 35,000 EUR(約480万円)の年間所得証明
② ノルウェー人の顧客との契約書
③ ノルウェーでの住所証明
ビザ取得にかかる時間最大4ヶ月
公式サイトhttps://www.udi.no/en/checklists-container/work/
checklist–for-self-employed-persons-with-a-company-abroad-/

スヴァールバル諸島は、ノルウェーと北極の間に位置するため、長く寒い冬で有名です。

さらに注意すべきは、ノルウェー人の顧客最低1人と契約し、ノルウェーに税金を納める必要があるという点。

これらの条件に加え、審査にも4ヶ月ほどかかるそうで、ハードルは結構高めな印象です。

グローバルに仕事がとれて、人とは違う経験をしてみたいノマドワーカーはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

メキシコ

メキシコ

メキシコは中南米に位置する国で、パンデミックを機に「Temporary Resident Visa」を発行開始。

こちらも厳密にはノマドに限定したビザではありませんが、多くのノマドワーカーを受け入れています。

有効期間180日〜最大4年間
申請費用USD 285(約39,000円)
条件① USD 43,000(約600万円)の残高証明
② USD 2,595(約36万円)以上の月間所得(過去6ヶ月)
ビザ取得にかかる時間1ヶ月程度
公式サイトhttps://consulmex.sre.gob.mx/leamington/index.php/
non-mexicans/visas/115-temporary-resident-visa

ビザの延長には、メキシコ国外の大使館で申請する必要あるので、一度アメリカなど近隣諸国に出る必要があります。

時間はかかりますが、ビザの取得にかかる条件は他国に比べそこまで厳しくないので、チャレンジしやすいビザの1つかと思います。

ポルトガル

ポルトガルは南ヨーロッパに位置する国で「D7 Visa」というビザを発給しています。

厳密にはノマド専用ビザではありませんが、Passive Income(不労所得)の証明ができれば合法的に長期滞在することができます。

有効期間1年間(最大2回、1回につき2年間延長可)
申請費用155 EUR(約21,000円)
条件① 9,870 EUR/年(約135万円)の不労所得の証明
② NIF(納税者番号)の取得
③ ポルトガルの銀行口座取得と12,000 EUR(約164万円)の預金
④ ポルトガルで有効な健康保険
⑤ 無犯罪証明書
ビザ取得にかかる時間60日
公式サイトhttps://vistos.mne.gov.pt/en/national-visas/
general-information/type-of-visa

不労所得の証明はポルトガル人の最低賃金以上でOKかつ、ヨーロッパでありながら物価はそこまで高くないためホットな国として注目されています。

最近では、ノマドやWeb3界隈で活躍する起業家の移住先としても選ばれています。

さらに、5年以上住み続ければ永住権の申請もできるようになるので、大きなチャンスを秘めたビザといっても過言ではないでしょう。

チェコ

チェコ

チェコは中央ヨーロッパの国で「Zivno Visa」という外国人のフリーランサー向けのビザを出しています。

有効期間1年間
申請費用CZK 1,000(約5,550円)
条件① CZK 124,500(約70万円)の所得証明
② フリーランスとして仕事をする証明
③ 無犯罪証明書
④ チェコで有効な健康保険
ビザ取得にかかる時間90〜120日
公式サイトhttps://www.businessinfo.cz/psc/start-your-business/
step-by-step-guidelines-for-starting-a-business/content-of-unqualified-trades/

他国のノマドビザとの大きな違いは、現地に住むチェコ人やチェコ企業を相手にビジネスをしてよいという点になります。

実際に、このビザを使って現地人相手に言語を教えて稼いでいる人もいるそうです。

ビザの取得には書類だけでなく、大使館職員との対面でのインタビューがあり、時間もかかるので気軽に取れるわけではありません。

それでも1年間は現地での取引が許されるので、グローバルに稼ぎたいノマドワーカーはチャレンジする価値がありそうですね。

アルゼンチン

アルゼンチン

アルゼンチンは南米の国で、2022年5月21日よりノマドビザの受付を開始しています。

有効期間180日(1度だけ更新可能で最大360日)
申請費用200 USD(約27,000円)
条件① ノマドとしての収入証明書(厳密な金額は不明)
② アルゼンチン国内の賃貸契約書
③ バックグラウンドチェック(無犯罪証明や学位取得など)
④ アルゼンチンで有効な健康保険
ビザ取得にかかる時間不明
公式サイトhttps://baglobal.buenosaires.gob.ar/en/nomades-digitales

ノマド向けビザの中でも新しく、まだまだ情報が少ないのが現状。

所得証明に関しても明確な基準が設定されていないため、柔軟に審査対応していると考えられます。

首都のブエノスアイレスでも1ヶ月の生活費が900 USD(約12万円)ほどで済むことから、すでに3,000人近くのデジタルノマドが生活しているといわれています。

さいごに

ということで、今回はノマドワーカー向けのビザを導入している国8選を紹介しました。

パンデミックの影響で、新たな収入源としてお金を使ってもらうための政策として、企画されているものが多いです。

そのため、金銭的な条件さえクリアできれば、意外に選択肢が多いことがよくお分かりいただけたかと思います。

特に日本人であれば、ほとんどの国にビザなしで入国できるパスポートがあるため、大きな強みとなります。

個人的には、ポルトガルを1つの拠点として持ちたいなと考えています。

こういった特別ビザ制度はいつまでも続くとは限らないので、ノマドワーカーとして収入源がある方は早めにチャレンジしてみましょう!

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