【ポーランドETF】EPOLでポーランドに投資を検討しよう!
EPOLについて知りたい人「ポーランド市場に投資ができるEPOLというETFが気になる。どんな構成銘柄で、どこの証券会社で買えるの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
この記事は、そんな疑問を持つ方向けです。
2021年、コロナ禍にもかかわらず1兆円を超える投資が行われ、投資先として注目を集めている東欧のリーダー的存在のポーランド。
誰もが知る世界的企業こそまだありませんが、東欧随一の経済力と起業家精神の高い国民性でスタートアップを輩出し続け、多くの投資家がポーランドのポテンシャルに気づき始めています。
ということで、今回はそんなポーランドに投資ができる唯一のETF、EPOLについて解説します。
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もくじ
- EPOLってどんなETF?
- EPOLのパフォーマンスと構成銘柄
- EPOLの購入方法とは?
EPOLってどんなETF?
EPOLはポーランドを代表する株に広く投資ができる貴重なETFで、ブラックロック社のiSharesブランドから発行されています。
正式名称はiShares MSCI Poland ETF で、ベンチマークの MSCI Poland IMI 25/50 Indexに連動したパフォーマンスを目指して運用されています。
運用資産総額 | $166 Million(約221億円) |
取引所 | NYSE Arca |
設定日 | 2010年5月25日 |
インデックス | MSCI Poland IMI 25/50 Index |
経費率 | 0.57% |
配当利回り | 2.41% |
保有銘柄数 | 34 |
平均取引ボリューム(1日) | 357,320 |
運用資産額は200億円ちょっとで、流動性も1日30万株ほどなのでそこまで大きなETFではありません。
現状、米国市場でポーランドにエクスポージャーがあるのはEPOLだけなので、仕方なしというところでしょうか。
経費率0.57%も決して安くはありませんが、iSharesの新興国ETFの中では標準レベル。
自分でワルシャワ市場から個別株を買う手間やコストを考えれば、許容範囲だと思います。
EPOLのパフォーマンスと構成銘柄
まずは、EPOLのリアルタイムチャートから確認していきましょう。
それでは、肝心のEPOLのトータルリターンを見ていきましょう。
EPOL | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
トータルリターン | -24.74% | -8.50% | -9.01% | -3.54% | -1.09% |
ここまでは、残念ながら大きくマイナスが続いています。
ただ、投資的には2020年以降に徐々に注目を集め始めた国という印象なので、今後どんな成長を見せてくれるのかに期待したいですね。
以下はEPOLの設定来のチャートですが、上げ下げを繰り返すジェットコースターのような動きを見せています。
今後、どれだけのITスタートアップがポーランドから出てくるかどうかで一気にチャートの動きが変わるはずです。
トップ10構成銘柄
それでは、EPOLのトップ10構成銘柄を確認していきましょう。
比率 | 会社名 | ティッカー | 保有株数 |
16.86% | Polski Koncern Naftowy Orlen SA | PKN | 1,986,208 |
10.62% | Powszechna Kasa Oszczędności Bank | PKO | 2,705,452 |
8.46% | PZU SA | PZU | 1,860,562 |
6.44% | Bank Pekao SA | PEO | 565,461 |
4.81% | KGHM Polska Miedz SA | KGH | 284,834 |
4.64% | Dino Polska SA | DNP | 90,915 |
4.60% | LPP SA | LPP | 3,423 |
3.95% | Santander Bank Polska SA | SPL | 113,632 |
3.80% | CD Projekt SA | CDR | 210,854 |
3.78% | Allegro SA | ALE | 1,137,863 |
社名を見てもピンとこないので、それぞれがどんな会社なのかサクッと紹介していきます。
Top 10銘柄はどんな会社?
- PKN Orlen:石油やガスの精製や石油化学工業を行うエネルギー企業
- PKO Bank:ワルシャワに本拠を置くポーランド最大の銀行
- PZU:ポーランドのみならず東欧で最大かつ最古の保険会社
- Bank Pekao:ポーランドNo.2の銀行
- KGHM:金銀銅やニッケルなどの主要な金属資源を製造するポーランド発の多国籍企業
- Dino:ポーランドに2,000以上を店舗を構えるスーパーマーケット、小売チェーン
- LPP:衣料品のデザイン・製造・販売を行う企業で複数のブランドを持つ
- Santander Bank:スペインに本拠を置く商業銀行グループの子会社
- CD Projekt:ワルシャワに拠点を置くビデオゲーム開発企業
- Allegro:ポーランド発のEコマース企業で毎月7,000万点以上の商品を売り上げる東欧のAmazon的存在
日本人的に馴染みがあるのは、ゲームに詳しい人であれば「Cyberpunk 2077」を手がけたことで有名になったCD Projektくらいでしょうか。
セクター別比率
実際にセクターごとの比率で見てみると、金融が39%でダントツ、エネルギー(17%)、一般消費財(12%)と続きます。
新興国ETFのトップ10銘柄はだいたい財閥・金融機関・エネルギー企業が中心になることが多いのですが、小売やゲーム開発、ECなど比較的新しい産業が組み入れられているのは新鮮な印象です。
そういった意味では、比較的クリーンで健全で今後が楽しみなマーケットといえそうです。
EPOLの購入方法とは?
EPOLの購入方法ですが、大手3証券会社含む以下のすべての証券会社で取り扱いがありました。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
EPOL | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
まだ証券口座をお持ちでない方は、ぜひ以下のリンクから口座開設をして、EPOLに投資を始めてみてください。
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また、EPOLを米ドル現物で購入したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
EPOLはもちろん、その他の新興国ETFなど、米国に上場する株やETFは全て取り扱いがあるので、僕も愛用しています。
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さいごに
ということで、ポーランド上場企業に投資ができる唯一のETF、EPOLについて解説してきました。
ポーランドは世界でもビジネスがやりやすい環境とされており(世界40位)、政府も経済特区など起業家の支援に力を入れており、GDPは成長を続けています。
東欧のイノベーションハブとして、近隣諸国をも巻き込み経済圏を拡大していく可能性が大きく、世界の投資家もポーランドの魅力に「気づき」始めています。
ポーランド投資に興味がある方は、まずはEPOLで手軽に投資をスタートしてみてはいかがでしょうか。
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