伸びてる業界で働くべきという話【海外で転職する際のキーポイント】
こんにちは、旅をするように拠点を変えながらサラリーマンをしている”旅リーマン”のZuminです。
さて、皆さんは「雇用の未来」という論文の話を聞いたことはあるでしょうか?
「現在ある職業の47%はなくなる」
マイケル・オズボーン・オックスフォード大学教授
この論文の一言が大きな反響を呼び、将来を不安視している人も少なくはないと思います。
ただ、オズボーン氏が本当に伝えたかったのは、むしろテクノロジーの進化によって、自動化が進み、無駄な作業が省かれ、新たな雇用機会が増え、人間はよりクリエイティブな仕事に集中することができるということです。
この話を踏まえ、どういう視点で今後の転職活動をしていけば良いのか。
今回は、これから海外での転職を考えている方は向けて、伸びている業界で働くというトピックでお話していきたいと思います。
もくじ
- 伸びてる業界で働くメリット
- どんな業界が伸びているのか?
- 伸びていない業界での仕事は辛い
- まとめ
それでは、早速見ていきましょう。
伸びてる業界で働くメリット
- ポイント①:圧倒的な成長チャンス
- ポイント②:給与水準が高い会社が多い
- ポイント③:働く環境が良い会社が多い
ポイント① 圧倒的な成長チャンス
伸びている業界や会社は基本的に若い、もしくは柔軟な発想を持つ経営者の方が多いので、若手にもチャンスがあります。
人や業界の流れも早いので、生き残るために自然と切磋琢磨する環境が生まれ、自身の成長にもいい影響を与えることが多いです。
ただし、実力主義なので、安定を求める人には向かないと思います。
ポイント② 給与水準が高い会社が多い
当たり前ですが、 伸びている業界では基本的には、業績もよく、利益が出ている、もしくは多額の投資が入っており、イケイケドンドンという風潮があるので、優秀な人を確保するために、自然と給与の水準が上がっていきます。
また、成果を出す人間にはインセンティブやボーナスなどで還元される傾向が強いです。
ポイント③ 働く環境が良い会社が多い
給与などの待遇同様、オフィスもいいロケーション、福利厚生も含め働く環境が充実している傾向が強いです。
実際僕が働いてきた会社では、朝は焼きたてのパンと飲み物が無料、ランチは無料のビュッフェ、金曜夜にはバーがオープンし、ビールやワインなど無料で飲み放題という会社もありました。
別の会社では四半期に一度、海外に従業員全員が集まって高級ホテルで全社ミーティング&パーティーなんて会社も経験してきました。
どんな業界が伸びているの?
以下の通り。
- IT業界
- エンターテインメント業界
- インターネット広告業界
IT業界
ITと一口に言ってもドメインやサーバーなどのインフラに始まり、ソフトウェア、Webサービスからアプリ、AI、ブロックチェーンなど、かなり幅が広いですが、今までにない価値を作り出す仕事が多いため、経験者が少なく未経験でも参入しやすい業界です。
特に今、僕のいる東南アジアでは、これまでの不便を解決するようなアプリやサービスがネット、スマホの普及により次々と誕生しており、すでになくてはならない社会インフラ的な存在になっているサービスもたくさんあります。
エンターテインメント業界
日本のアニメ、マンガ、ゲームは既に世界でも人気で一大産業ですが、デジタルコンテンツはまだまだ伸びしろがあります。
最近はエンターテイメントテックなんて言葉も出てきており、テクノロジーを駆使してIT×エンターテインメント事業を行うなんて会社も出てきています。
現にNetflixやYouTube、TikTokで確実に動画コンテンツの流れが来ており、最近はディズニーもDisney+をリリースし、各業界のコンテンツホルダーがプラットフォームへシフトし、今やどのサービスが人の時間をどれだけ奪い、お金を集めるか大きな注目を集めています。
インターネット広告業界
そして3つ目は、インターネット広告。電通が発表した、「2018年(平成30年)日本の広告費」によると、日本ではすでに5年連続で二桁成長を続け、ついには1兆7,589億円とテレビ広告費の1兆7,848億円に迫っています。
僕のいる東南アジアでも徐々にデジタル広告へシフトはしてきていますが、まだまだテレビ広告への出稿に偏っているのが現状です。
しかしながら、ここ数年のスマホ、ネットの爆発的な普及でデジタル広告へのシェアが急拡大し、既存のテレビ広告のシェアは減少傾向にあるため、逆にまだまだチャンスがあると言えます。
僕も日本、海外含め5年というキャリアのほとんどをこの業界で過ごしてきましたが、トレンド変化はあれどやはり人の集まるところには広告が生まれるのは自然の流れで、この先も勢いは加速していくことは間違いないです。
伸びていない業界での仕事は辛い
僕も実体験として経験済みですが、
伸びていない業界で働くと、非効率な業務に追われ、
この先どうなるかわからない不安と戦いながら淡々と日々を
過ごすことになり、肉体的にも体力的にも消耗します。
辛い状況だと目の前のことで精一杯になり、人はなかなか成長できません。
東南アジアだと、ジョブホッパーという言葉があり、転職を繰り返すのが割と当たり前です。 (これが良いか悪いかはさておき)
日本人とは違い、追い込まれるまで我慢するということがなく、合わなければ辞めてしまえばいいという考えが一般的ではあります。
一方で、必ずしもネガティブな理由ばかりでなく、僕のある友人は逆に伸びている業界で転職し続けることで、キャリアとスキルをあげ、ステップアップをし、給与をどんどん上げていってる人がいるのも事実です。
伸びてる業界の中でも、色んな業種、会社があり、その経験を重ねることで自分にしかない付加価値をつけることができるので、早いうちに気になる業界に飛び込んでみるのはありだと思います。
まとめ
というわけで、この記事の要点をまとめると、
- 圧倒的な成長チャンス
- 高い給与水準
- 働きやすい環境
- IT業界
- エンターテインメント業界
- インターネット広告業界
ちなみに僕は就活時から伸びている業界=IT・インターネット業界という認識だったので、ここにターゲットを絞って活動してきました。
今となっては、考えは間違っていなかったと思いつつ、この業界にいても安定はなく、トレンドの移り変わりは非常に激しいので、日々インプットとアウトプットを繰り返していかねばなりません。
転職を考えている皆さんもこういった未来を見据え、伸びている業界にターゲットを絞り、自分にしかない付加価値を仕事を通して学んでいくという姿勢が大切だと思います。
この記事が少しでも、転職して海外で働きたい、住んでみたいという人にとって有益な情報になれば幸いです。