フィリピンに移住するってどんな感じ?【現地駐在員が語る】

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フィリピンに移住したい人「フィリピンで移住するにはどんな条件が必要で、どんなメリット・デメリットがあるのだろう?それに仕事や費用はどれくらいかかるのかな?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

今回は、そんなフィリピン移住に疑問を持つ方向けの記事です。

この記事を書いている僕は、転職のため2015年からフィリピン・マニラへ移住。

合計で4年以上をフィリピンで過ごした僕の実体験をもとに、解説していきます。

もくじ

  • フィリピンのビザ
  • フィリピン移住のメリット・デメリット
  • フィリピンでの生活費
  • 実際にフィリピンに住んでみて
  • まとめ

フィリピンのビザ

フィリピンのビザ

フィリピンには全14種類のビザがありますが、ここでは一般的に就労、移住で必要とするケースが多いビザのみ紹介していきます。

  • ビザなし
  • 観光ビザ
  • 特別就労許可(通称:SWP)
  • 労働査証 (通称:9Gビザ)
  • 特別居住退職者査証 (通称:SRRV)

ビザなし

観光目的もしくは商用で訪れる場合、最大30日以内の滞在。

日本国籍で、パスポートの有効期間が6ヶ月以上あり、他国へ出国する航空券を所持していることが条件です。

ここで注意が必要なのは、フィリピンに長期滞在する予定であっても、必ず帰りの航空券を準備しておくということです。

僕は過去に帰国便を取ることを忘れ、チェックインギリギリの時間にカウンターで焦って購入。

危うく搭乗拒否されそうになった経験があり、ヒヤヒヤものでした。

観光ビザ

観光、または商談や出張などのためのビザ。

最大59日間有効で、60日以上滞在する場合は、現地の日本大使館で延長手続きが可能です。

ただし、ビジネス目的で来ている場合、現地で報酬を得る活動はできないので注意しましょう。

特別就労許可(通称:SWP)

特別就労許可は、最長6ヶ月(初回は3ヶ月有効、次回更新時に3ヶ月延長)フィリピン国内で無報酬の労働をすることが条件。

例えば日本の本社から現地支社に一時的に派遣され、現地スタッフに短期間の研修や技術指導を行うといったようなケースが対象となります。

フィリピン法人から報酬を得る場合は、SWP対象外となるので注意しましょう。

労働査証 (通称:9Gビザ)

最も一般的な雇用ビザがこの9Gビザで、有効期限1〜3年で更新が必要となります。(初回は1年)

フィリピンでの受け入れ先となる会社や機関の推薦状が必要で、外国人労働局(DOLE)で外国人労働許可証(通称:AEP)を取得後、イミグレーションオフィスにて申請が可能となります。

このイミグレーションでの手続きが、写真と指紋をとるだけなのですが、結局6時間ぐらい待たされて、非常に萎えました(笑)

できるだけ、入管とコネのあるエージェントを通して手続きしましょう。

特別居住退職者査証 (SRRV)

通称、リタイアメントビザ、永住権として有名。

50歳以上の外国人が対象で、プランによって異なるものの、2万USドル以上の費用と、退職庁の指定口座に定期預金が必要となります。

プランは以下の5種類、一般的には①か②を選択する方が多いです。

  • ① スマイル:健康な退職者で2万ドルの定期預金が必須
  • ② クラシック:5万ドル以上の不動産投資と、1万ドル(年金なし)or 2万ドル(年金あり)のデポジット
  • ③ ヒューマンタッチ:介護や療養を必要とする人のみ。1万USドルのデポジット
  • ④ コータシー:国際機関に従事後、引退した人のみ。1,500USドルのデポジット
  • ⑤ エクスパンデッドコータシー:海外で軍事関連に従事後、引退した人のみ。1,500USドルのデポジット

初めてのビザ取得となると不安な方も多いかと思いますが、基本的には信頼のあるエージェントを経由して、手続きをサポートしてくれるため、指示に従えば問題ないです。

フィリピン移住のメリット・デメリット

フィリピン移住のメリット・デメリット

それでは、日本人がフィリピンに移住するにあたって感じるメリットを僕なりに解説していきます。

メリット

  • 明るい国民性
  • 英語
  • 日本からの距離
  • 気軽にリゾート

明るい国民性

スペインによる統治が長かったことからか、ラテンのノリが強いです。

歌や踊りが好きな人が多く、鼻歌を歌いながら仕事をしていたり、子供のようにガハハと大きな口を開けて談笑している姿をよく見かけます。

日本人のきっちりとした性格とはかけ離れているため、大きなギャップに戸惑う人も多いです。

ただ、慣れてしまうとそれが心地良くなり、もとに戻れなくなるので注意です(笑)

英語

英語が公用語の1つとなっており、多くの人が理解でき話せます。

そのため、最低限の日常会話ができれば、普段の生活には支障はほとんどありません。

マニラで話されているタガログ語も、”タグリッシュ”という混成語があり、英語でしか表せない表現が多くあるため、英語とタガログ語のミックスで話されることが多いです。

その部分が聞き取れると、話の内容はだいたい分かるようになってきますよ。

日本からの距離

日本から飛行機で3時間半〜4時間なので、他の東南アジア諸国に比べて近いのは大きな魅力です。

帰省の際の飛行機代も安く済み、移動時間がかなり短縮されます。

ちなみに僕が、インドネシアに住んでいたころは日本まで8時間かかっていたので、もはや国内旅行感覚です。

また時差も1時間(日本のマイナス1時間)のため、日本にいる家族や友人とのオンラインでのコミュニケーションのハードルも低いのはありがたいです。

気軽にリゾート

セブ島は非常に有名ですが、それ以外にもパラワン、ボラカイ、ダバオなど2、3日連休があれば気軽に行けるリゾートがたくさんあります。

フィリピンは周辺国に比べ、休みが割と多い国です。

現地で仕事をするのであれば、疲れた時や都会の喧騒を忘れたい時に心と体をリセットし出かけましょう!

では、逆にフィリピン移住にあたって、日本人的につらいと感じる部分も解説していきます。

デメリット

  • 自由すぎる国民性
  • 衛生面
  • 渋滞

自由すぎる国民性

ドタキャンや遅刻は日常茶飯事。

予定をしっかり立てて完璧に動きたい僕は、それが結構なストレスになります。

また、家族やプライベートを重要視するカルチャーのため、フィリピン人にとって一番大事なイベントであるクリスマスが近づくと休みがちになり、ほとんど働かなくなります。

「自分にコントロールできないことは考えないようにする」

この意識を適度に持つことが、フィリピン生活におけるメンタルを保つ上で結構大事です。

衛生面

東南アジアの多くの国で未だにある問題ですが、フィリピンにおける衛生面で気になるポイントは特に多いように感じます。

ディーゼルで黒い煙をモクモクと吐くジプニーやバスが道路を走りまくり、ショッピングモールの公衆トイレでもトイレットペーパーがないところがあったりします。

また、日差しが強いので、冷蔵庫に物を入れていても、すぐにカビてダメになってしまうことも多いです。

僕は先日、デリバリーでハンバーガーを頼んだのですが、そこに入っていたチーズがダメだったらしく、食中毒にあってしまいました。

それ以前にも2度あたったことがあり、それなりにちゃんとしたレストランでもこういったリスクは潜んでいるので、生野菜や生ものは信頼できるお店以外では控えた方が安全です。

渋滞

フィリピン、特にマニラの渋滞はかなりやばいです。

公共の交通機関の選択肢の少なさ、道路環境の悪さ、ライドシェアのサービスのドライバー数が乏しさことから、他国に比べ苦労が多いです。

エドサという幹線道路では常に渋滞が発生しており、タイミングが悪いと10km移動するのに2、3時間出れないことは日常茶飯事です。

週末を除いて、予定がある際は計画的に1〜2時間余裕を持って出発するのがおすすめです。

フィリピンでの生活費

フィリピンでの生活費

では、実際に生活する上でどれくらいの生活費がかかるのか?

以下、費用は僕自身の平均的な月の固定費です。

20代、男性、一人暮らし、マニラ市内

  • 家賃(プール、ジム付き2LDKコンドミニアム):約6万円
  • 水道・光熱費(水道:1,000円、電気代:4,000円、ガスはプロパン:1,700円ほど)
  • ネット:3,000円
  • 携帯データ:10GB、電話、テキストメッセージ使い放題  2,000円
  • 食費2万円程(自炊8割:外食2割)
  • 交通費:Angkas(バイクタクシー) 2,000円
  • 計:93,700円

フィリピンに来て、意識的に外食を減らし自炊にするようにしています。

ただ、日本の調味料や、ちゃんとした食材を買おうとすると、日本の倍以上のお金がかかってくるため、どうしても高く付いてしまいます。

他国に比べ電気代がかなり高いのと、インターネットは、接続が不安定で遅い上に価格が高く、正直なところコスパはあまり良くないです。

通貨も1ペソ=2.5円(2022年6月21日時点)なので、日本円ベースで生活をすると、かなり残高が減っていて驚くはずです。

食費、家賃など、削れるところはいくつかありますが、生活のストレスをなるべく減らしたいという方は、それなりにコストはかかってくることは覚悟が必要という感じです。

物価の安さを理由にフィリピン移住を選択するのは、もはや過去の話と思った方がいいでしょう。

実際にフィリピンに住んでみて

実際にフィリピンに住んでみて

僕は、2015〜2017年、2019〜2022年の2度フィリピン駐在を経験。

パートナーもフィリピン人のため、よくフィリピンを理解していると自負しています。

この国の課題は、未だに蔓延る汚職と優秀な人材の国外流出、それによって生まれる国内の貧富の差だと思います。

とはいえ、フィリピンはGDP5%台で、堅調に成長しており、ポテンシャルはかなり高いマーケットではあるので、今後の成長に貢献できればと思いつつ働いています。

「お金がなくてもハッピー!」みたいな人が多い国民性なので、果たして経済的な成長がすべてなのか?この世で生きていくのに何が大切なのか?など考えさせられることも多いです…

フィリピンはまだまだ治安が悪いイメージがある人も多いかもしれませんが、BGC、マカティ、オルティガスといった3大ビジネスエリアでは、徐々に街並みも洗練されつつあります。

もちろん日本と全く同じ感覚ではいけませんが、普通の生活をしていれば、特に大きなトラブルに巻き込まれることはそうそうありません。

フィリピンでトラブルになるケースは、怪しいビジネス・お金・異性関係がほとんどなので、自分の身を守るためにどういった人と付き合うかは慎重な見極めが必要です。

まとめ

まとめ

以下、フィリピン移住に関する僕なりのまとめです。

  • 明るい国民性で、英語でOK
  • 衛生面や渋滞、自分にコントロールできないことは考えない
  • 物価はピンキリだが、生活のストレスを減らすと結局高く付く
  • 付き合う人をしっかり見極める

なにかと不便や理不尽が多いフィリピンではありますが、人口は1億人を超え、人口ボーナスは2062年まで続くという、まだまだ伸び代のある国です。

だからこそビジネスとしてのチャンスはありますし、そんなチャレンジングな環境で、英語を使いながら転職・移住したいなんて方にはおすすめの国です。

距離が近く、日本人も来やすいので、まずはプチ移住してみるのもいいのではないでしょうか。

この記事が、少しでもフィリピンへの転職・移住を考えている方の参考になれば幸いです。

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