【米国株投資】IPO銘柄を集めたルネサンスIPO ETFとは?

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IPO ETFについて知りたい人「IPOの銘柄だけを集めたETFがあると知った。しかも2020年はパフォーマンスが結構良かったらしい。もっと詳しく知りたいな。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

今回は、そんな疑問を持つ方向けの記事です。

米国市場では、近年まれに見るIPOブームということで、年間110%成長とその恩恵を受けたETFでもあるルネサンスIPO ETF。

ただ、日本の証券会社では取り扱いがなく、日本語の情報も少なかったため、リサーチ結果を記事に残しておきます。

もくじ

  • ルネサンスIPO ETFとは?
  • ルネサンスIPO ETFの構成銘柄
  • ルネサンスIPO ETFを買う方法とは?

ルネサンスIPO ETFとは?

ルネサンスIPO ETFとは?

ルネサンスIPO ETFですが、正式名称は Renaissance IPO ETF で、ティッカーシンボルはIPOとなります。

純資産総額$887.25M(約937億円)
取引所NYSE Arca
設定日2013年10月16日
インデックスThe Renaissance IPO Index
経費率0.60%
配当利回り0.10%
保有銘柄数49

ベンチマークは、The Renaissance IPO Indexという独自の指標に連動を目指しており、流動性が高く、成長性が高い銘柄を前提に、銘柄は四半期ごとに見直され、大型のIPOに関しては都度追加されていくルールで運用されています。

そして、新規公開から2年間たった銘柄に関しては、四半期評価で組み入れから外されるようになっています。

気になるIPOのパフォーマンスですが、まずはS&P500との比較チャートを見てみましょう。

特に2020年の5月ごろからの伸びは圧巻ですね。

IPO vs S&P500
出典:Yahoo! Finance

次に、期間ごとのパフォーマンスを見ていくと、どの期間で見てもS&P500を凌駕しており、1年では108%と際立っていますね。

IPO1ヶ月1年3年5年設定来
パフォーマンス5.54%108.54%34.33%31.38%18.99%
出典:renaissancecapital.com 2021/1/31時点

設定から7年ちょっとで、大きな値動きがなかったETFですが、2020年は大型IPOが続き、ようやく花開いたという感じでしょうか。

と、ここで気になるのが、ルネサンスという運用会社ですが、聞き馴染みがないので、どんな会社なのか調べてみました。

ルネサンス・キャピタルってどんな会社?

本社アメリカ・コネチカット州・グリニッジ
創業1991年
創業者キャスリーン・スミス
従業員数23名
総運用資産$773,000,000(約817億円)

ルネサンス・キャピタル(Renaissance Capital LLC)は、1991年創業の会社で、発行しているETFはIPOに特化した2銘柄のみと小さな運用会社です。

キャスリーン・スミス
出典:Forbes.com

共同創業者で社長でもあるキャスリーン・スミス氏は、米投資銀行のメリル・リンチでテクノロジー系の会社のIPO案件の担当をしていました。

80〜90年代の当時、ウォール街には男性だらけだった中、テクノロジーに勝機を見出し、「自分のために働きたい」と考え、私財と分厚い顧客リスト、豊富なIPOの経験を手に独立を決意。

しかし、2000年代に入りインターネットバブルが崩壊、誰もIPOに興味を持たない冬の時代が到来しました。

それでも、経営をキャッシュフロー主導型に変更し、インターネットベースのリサーチプラットフォームへシフト、コストを最適化したことで、外部の資本を入れない状態でも、2008年のリーマンショックも生き残れたそうです。

今話題のARK社のキャシー・ウッドさんもそうですが、荒波を潜り抜けてきた強い女性たちが大きな成果を出し始めていますね。

ルネサンスIPO ETFの構成銘柄

ルネサンスIPO ETFの構成銘柄

それでは、IPOのトップ10構成銘柄が一体どんな銘柄なのか見ていきましょう。

比率会社名シンボル保有株数時価総額
9.91%Uber TechnologiesUBER1,713,926$101,121,634
9.38%Zoom Video CommunicationsZM228,924$95,669,629
8.17%CrowdStrike HoldingsCRWD348,440$83,364,270
7.97%Peloton InteractivePTON587,420$81,328,299
7.82%PinterestPINS928,473$79,839,393
3.75%Slack TechnologiesWORK883,905$38,220,052
3.68%DatadogDDOG352,756$37,533,238
3.22%AvantorAVTR1,144,559$32,906,071
3.19%LyftLYFT570,481$32,557,351
3.05%Palantir TechnologiesPLTR1,236,245$31,116,287
出典:renaissancecapital.com 2021/2/18時点

米国グロース株に投資をしている方は、かなり聞き馴染みのある企業ばかりではないでしょうか?

個人的に押さえておきたいなと思っていた銘柄(ZM、CRWD、PTON、PINS)が詰まっており、かなりどストライクな印象です。

セクターの構成比率で見ると、テクノロジーが57%を占め、次に一般消費財(12.8%)、ヘルスケア(10.5%)と続き、「IPOの流動性と成長性」という特性柄、分散という意味では弱くなってしまいますね。

IPOセクター比率

ちなみに、ルネサンスは International IPO ETF(ティッカー:IPOS) という米国外のIPO株に投資できるETFも持っています。

参考までに、こちらのトップ10構成銘柄も見ておきましょう。

比率会社名シンボル保有株数時価総額
9.37%SoftBank Corp日本9434274,220$3,743,906
4.92%TeamViewerドイツTMV33,595$1,968,188
4.88%NexiイタリアNEXI103,918$1,950,835
4.72%China Feihe香港6186635,800$1,886,172
4.56%Smoore International香港6969194,900$1,821,307
3.91%WuXi AppTec香港235961,142$1,561,485
3.79%ESR Cayman香港1821425,250$1,513,862
3.64%EQT PartnersスウェーデンEQT48,003$1,456,370
3.64%Budweiser Brewing Company APAC香港1876423,940$1,454,518
3.48%THG Holdings (The Hut Group)イギリスTHG138,996$1,391,829
出典:renaissancecapital.com 2021/2/18時点

組入比率1位は、なんと日本のソフトバンク!

こちらは、グループ本体ではなく、2018年12月に新規上場した通信会社のソフトバンクですね。

その他、ドイツのTeamViewer(リモートデスクトップを提供)や香港の会社が5社とかなり目立っています。

IPOSも1年では、55%のパフォーマンスを出しているので、ドルで世界各国のIPO銘柄を保有したいという方は、検討してみてもいいかもしれません。

ルネサンスIPO ETFを買う方法とは?

ルネサンスIPO ETFを買う方法とは?

最後にIPOのETFの購入方法ですが、日本で取り扱いがないのが現状です。

大手3証券(SBI・楽天・マネックス)で銘柄検索をしましたが、いずれも該当せず。

おそらく、日本の金融庁には届出が提出されておらず、取り扱いできない可能性が高いです。

銘柄の制限なく、株・ETFを買っていきたい!という方には、日本人でも口座開設が可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。

アメリカの証券会社なので、IPOはもちろん、珍しいテーマ型ETFやIPO当日の個別株など、どうしても買いたいという方にはおすすめです。

Firstradeであれば、アメリカに上場する株・ETFは全て取り扱いがありますし、なんと言っても取引手数料を無料に抑えられるという利点があります。

投資の幅を広げるという意味でも、海外証券口座を持つなら、まずFirstradeが間違いないので、この機会に利用の検討をしてみてはいかがでしょう?

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さいごに

ということで、今回はIPO株を集めたETF、ルネサンスIPO ETFを紹介してきましたが、いかがでしたか?

2020年はSPACブームや注目のテック企業の新規上場が目白押しで、IPO銘柄が史上空前の盛り上がりを見せ、ルネサンスIPO ETFはETFランキング(ETF.com調べ)で9位に入る好成績を収めました。

IPO銘柄のパフォーマンスは取り込みたいけど、個別株の動向をチェックして、全部追っていくのは無理…。

そんな方には、最適なETFだと思います。

2021年も、大型のIPOが控えているので、このルネサンスIPO ETFでリスクを抑えつつ、流れに乗っていくのもいいかもしれませんね。

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