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【米国株投資】宇宙銘柄を集めたETFのUFOってどうなの?

INVESTMENT STOCKS

UFOについて知りたい人「最近、宇宙投資に興味がある。宇宙ビジネス銘柄をまとめたETF、UFOっていうのがあるらしいけど、どんなETFなんだろう?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

今回は、そんな疑問を持つ方向けの記事です。

最近ARK社が、宇宙ETF「ARKX」を申請し、日本でもtwitterを中心に話題になっている宇宙投資の中、僕は以下のツイートをしました。

ARKXに関連して話題になったUFOですが、まだまだ日本語での情報が少なかったので、この記事にまとめておこうと考えました。

ということで、今回は世界初?の宇宙産業ETF、UFOについて詳しく解説していきます。

もくじ

  • 宇宙ETF UFOとは?
  • UFOの構成銘柄を紹介
  • UFOのETFを買う方法とは?

宇宙ETF UFOとは?

宇宙ETF UFOとは?

宇宙ETFのUFOですが、正式名称は Procure Space ETF で、ティッカーシンボルはUFOとなります。

純資産総額$49,961,000.84(約52億円)
取引所NASDAQ
設定日2019年4月11日
インデックスThe S-Network Space Index
経費率0.75%
配当利回り1.07%
保有銘柄数32

UFOの設定は、2019年とまだまだ新しいETFで、経費率はインデックス運用にしては結構高めの0.75%

The S-Network Space Indexという最低80%が宇宙に関する産業で構成されたインデックス指数に連動しているとのことです。

The S-Network Space Index:非営利の宇宙財団によって運営され、宇宙産業の業績を測るベンチマークとして利用されている指数

気になるUFOのパフォーマンスですが、設定から1年経っていないためデータは少ないですが、直近3、6ヶ月では20%超えるなかなかの数値。

UFO1ヶ月3ヶ月6ヶ月1年設定来
パフォーマンス4.69%22.02%27.85%-2.08%-2.08%
出典:procureetfs.com 2021/1/21時点

ETF設立からまだ日が浅く、宇宙産業自体これから伸びていく業界にも関わらず、直近のパフォーマンスですから市場の期待をよく表していますね。

そして、運用会社のプロキュア・アセット・マネジメントという会社ですが、何やら聞き馴染みのない会社ですね。

プロキュア・アセット・マネジメントってどんな会社?

本社アメリカ・ペンシルベニア州
創業2017年5月9日
創業者アンドリュー・チャーニン (共同創業者兼CEO)
ロバート・タル(共同創業者兼社長)
従業員数5名
総運用資産$50.40M(約52億円)

プロキュア・アセット・マネジメント(Procure AM, LLC)は、2017年創業の新興運用会社で、発行しているETFもUFOの1銘柄のみとまだまだ小さな運用会社です。

Procure AM 経営陣

創業者兼CEOのアンドリュー・チャーニン氏(写真左)は、コーヘン・キャピタル・グループなどでETFのトレーダーとしてのキャリアを経験後、2017年にプロキュア社を設立。

一方の創業者兼社長のロバート・タル氏(写真右)は、モルガン・スタンレーやドイツ銀行でETFの発行などに関わってきたスペシャリスト。

プロキュア社は、UFO及び宇宙産業に投資すべき理由として、以下の3点を挙げています。

  • ① ライドシェアなどの位置情報を利用するアプリの急成長で、衛星ナビゲーションのニーズが高まっている
  • ② ロケットなどの打ち上げコストの定価で、衛星・宇宙観光・通信業界にビジネスチャンスが出てくる
  • ③ アメリカ政府によって新設された「宇宙軍」により、防衛産業を中心に宇宙業界への投資を増やしていく流れ

宇宙産業は、2018年時点で38兆円規模に成長しており、2040年までに70兆円規模までに拡大していくと推測されています。

イーロン・マスクのSpaceX、ジェフ・ベゾスのBlue Origin、日本だとホリエモンなどの民間レベルでもロケットの打ち上げ成功しており、より宇宙が身近になりつつあり、期待できる産業ではありますよね。

UFOの構成銘柄を紹介

UFOの構成銘柄を紹介

それでは、UFOのトップ10構成銘柄を見ていきましょう。

比率会社名シンボル保有株数時価総額
6.90%MAXAR TECHNOLOGIES INCMAXR93,085$5,102,919.70
6.11%IRIDIUM COMMUNICATIONS INCIRDM94,234$4,523,232.00
6.09%ORBCOMM INCORBC511,710$4,508,165.10
5.36%LORAL SPACE & COM INCLORL147,716$3,963,220.28
4.99%TRIMBLE INCTRMB51,659$3,689,485.78
4.92%VIASAT INCVSAT93,748$3,640,234.84
4.79%ECHOSTAR CORPSATS146,521$3,542,877.78
4.74%GILAT SATELLITE NETWORKS LTD SHS NEWGILT373,699$3,505,296.62
4.55%GARMIN LTDGRMN27,165$3,367,916.70
4.45%EUTELSAT COMMUNICAETL FP282,862$3,289,841.54
出典:procureetfs.com 2021/1/21時点

名前だけ見てもピンとこないので、各社がどんなビジネスをしているのかちょっと見てみましょう。

Maxar Technologies

Maxarは、1969年にアメリカで創業された老舗の宇宙インフラビジネスを展開する会社。

人工衛星や、レーダーの開発・製造、地図データなど宇宙に関するあらゆるテクノロジーを提供し、2020年第3四半期には450億円の売上、88億円の利益を計上しています。

Iridium Communications

Iridium Communications

Iridiumは、2001年にアメリカで設立された通信衛星を提供する会社。

宇宙に66の低軌道衛星を保有しており、衛星電話やトランシーバーの送受信のネットワークを提供。

現在はIoT、海上、航空機、軍隊にも衛星データを提供し、2019年の売上は約580億円で、利益は167億円のマイナスになっています。

実は、Iridiumは1999年に4,000億円の負債を抱え一度破産を申請、米国政府が介入し救済されたという経緯があったりします。

Orbcomm

Orbcomm

Orbcommは、1993年にアメリカで設立された衛星データを活用した産業向けIoT、M2M(マシーントゥーマシーン)などのハードウェアを中心に提供する会社。

トラックやコンテナ、トレイラーをモニタリングするためのトラッキングデバイスやアプリケーションを開発。

31機の低軌道衛星を保有しており、130カ国以上に通信データを提供、2020年4月時点で、200万件の契約を保持、日立建機やコマツもクライアントだとか。

2020年第3四半期の売上は63億円。

Loral Space & Communications

Loral Space & Communications

Loral社は、1996年にアメリカで創業された衛星通信会社。

元々は米軍への防衛用電子機器を開発しており、ロッキード・マーチンに9,000億円で事業売却、残ったメンバーで現在の通信事業に参入しました。

カナダの衛星通信事業者のTelesatという会社の62.7%を保有する大株主でもあります。

また、Xtarというスペインの衛星通信業者の合弁事業では、米国国防省、スペイン国防省、デンマーク軍などにも衛星を通じた通信サービスを提供しており、防衛産業としての側面が強い会社になります。

2019年の売上は約900億円。

Trimble

Trimble

Trimbleは、1978年にアメリカで創業された農業機械を開発する会社。

「宇宙ETFなのに、なぜ農業?」と思われる方も多いかと思いますが、この会社はGNSSという衛星測位システムを活用し、農作物の管理をするソフトウェアを提供しているため組み入れられています。

最近では、ARK社のARKQにも組み入れられており、かなり注目を集めています。

2020年第3四半期の売上は820億円。

Viasat

Viasat

Viasatは、1986年にアメリカで設立された高速衛星ブロードバンドを提供する会社。

家庭用インターネットだけでなく、デルタ航空の機内Wi-Fiや空軍向けの空中通信ネットワークも提供しています。

2019年には、2,170億円で設立以来最高の売上高を記録しています。

Echostar

Echostar

Echostarは、1980年にアメリカ設立された衛星通信会社。

2011年には、130万件の顧客を持つ、高速衛星通信インターネットを提供する会社Hughes Network Systemsを買収。

一般家庭から企業向け、軍隊向けに衛星を活用したアプリを提供するなど、幅広い顧客を持っている企業です。

2020年第3四半期の売上は約450億円。

Gilat Satellite Networks

Gilat Satellite Networks

Gilat Satellite Networksは、1987年にイスラエルにて設立された衛星通信会社。

VASTと呼ばれる通信衛星用の超小型地球局を地上に設置するために必要な製品などを開発・販売しています。

現在は、特に衛星を活用した5Gネットワークの構築に力を入れており、2020年10月には、タイのThaicomの衛星を通じて5Gトラフィックの伝達に成功したそうです。

テスト段階ではあるものの、下り400 Mbps、上り100 Mbpsを計測し、業界でも最速レベルであることが実証されました。

2020年第3四半期の売上は、38億円。

Garmin

Garmin

Garminは、1989年にアメリカで設立されたGPS機器やウェアラブルデバイスを開発する会社。

GPSを活用した車のナビ、スマートウォッチ、アウトドア用のマップデバイスなど一般消費者向けの幅広いアイテムを揃えており、最近ではアプリ連動の体重計もリリースしたばかり。

2020年は、コロナ渦でフィットネス機器中心に需要が急上昇し、売上は4,000億円を超える見通し。

Eutelsat

Eutelsat

Eutelsatは、1977年にフランス・パリで設立された通信衛星業者。

ヨーロッパ大陸を中心にアフリカ、アフリカなど全世界にテレビの衛星放送、ブロードバンド通信を提供しています。

39機の衛星を保有し、6,600チャンネル以上の衛星放送を提供、売上規模において世界で3番目に大きな衛星業者となっています。

2020年の売上は1,500億円。

これらの構成銘柄を見ると、現状の宇宙産業は衛星を活用したサービスや軍事産業の側面が強いことがお分かりいただけるかと思います。

ただ、今後数十年でロケットの打ち上げが容易になり、より産業が活性化し、サービスの幅は広がっていくと推測されます。

その辺りも見越して、長期で投資できる人には面白いETFだと思います。

UFOのETFを買う方法とは?

UFOのETFを買う方法とは?

最後にUFOのETFの購入方法ですが、まだまだ日本ではハードルが高いのが現状です。

大手3証券(SBI・楽天・マネックス)で銘柄検索をしましたが、いずれも該当せずという結果でした。

おそらく、ARK社のETF同様に日本の金融庁には届出が提出されておらず、取り扱いできない可能性が高いです。

外資系の証券会社IG証券では、唯一ヒットしました。

IG証券 UFO

ただ、FXやCFDに特化した証券会社なので、株やETFだけ取引したいという方にはハードルが高く、使い勝手は微妙かもしれません。

そんな方には、日本人でも口座開設が可能なFirstradeをおすすめします。

UFOはもちろん、こういった珍しいテーマ型ETFなど、どうしても早く手に入れたいという方には使い勝手が良く、僕も愛用しています。

Firstradeなら、アメリカに上場する株・ETFは全て取り扱いがありますし、なんと言っても取引手数料を無料に抑えられるという利点があります。

今後登場するARK社の宇宙ETF「ARKX」も、上場後すぐに取引ができるようになるので、サブ的な存在としてFirstradeの利用を検討してみてもいいかもしれません。

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さいごに

ということで、今回は世界初の宇宙ETF、UFOについて解説していきました。

まだまだ、利益をしっかりと出せている企業が少なく、未知数な産業ではありますが、先回りして成長を取り込みたい方にとっては、夢のあるETFだと思います。

将来有望な宇宙産業、そして成長を取り込むUFOに目が離せません!

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