【Play to Earn】メタバースで注目のAxie Infinityって何?
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Axieについて知りたい人「Axie Infinityって一体何?どんな会社がやっていて、どうやってビジネスとして成立しているの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
メタバース関連の仮想通貨銘柄の1つとして注目が集まるAxie InfinityのトークンAXS。
【注目度急上昇!】メタバース関連の仮想通貨銘柄とは?
「メタバースがバズっているけど、ブームの恩恵に預かりそうな仮想通貨の銘柄ってどんなものがあるの?購入方法など詳しく知りたいな。」そんなメタバースブームに仮想通貨で波乗りしたい方向けの記事です。NFTやPlay to Earnのゲームとも密接に関わるメタバースの中でも特に注目されている仮想通貨4つを紹介していきます。
Axie Infinity自体は、NFTを使ったブロックチェーンゲームなのですが、ただのゲームと侮るなかれ。
僕の住んでいるフィリピンでは、ゲームをプレイすることで生計を立てる人が6万人以上と爆発的に増えているのです。
今回は、そんなAxie Infinityについてビジネス・投資目線で解説していきます。
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もくじ
- Axie Infinityって何?
- Axie Infinityの仕組みとは?
- Axie Infinityの将来性
Axie Infinityって何?
Axie Infinityは、Axieと呼ばれるかわいらしいNFTキャラクターを使ったカード型のバトルゲーム。
1日のユーザー数 | 200万人 |
マーケットプレイスにおける取引量 | 90,000 ETH以上 |
Axie最高値 | 300 ETH |
イーサリアムのブロックチェーン上の、Play to Earn(ゲームを遊びながら稼ぐ)の先駆け的存在で、1日に最大200万人がプレイをする世界最大級のブロックチェーンゲームに成長しています。
2018年4月にAxie Infinityをリリースした当時は、3,000人ほどのユーザーしかいなかったということですから、この数字のインパクトがはっきりとわかりますね。
Sky Mavis(スカイメイビス)社ってどんな企業?
Sky Mavis社は、ベトナムを拠点とするブロックチェーンゲームの開発企業。
本社 | ベトナム・ホーチミン市 |
創業 | 2019年4月24日 |
創業者 | チュン・グエン(CEO)・アレクサンダー・ラーセン(COO) |
従業員数 | 30名 |
時価総額 | $3 Billion(約3,400億円) |
「プレイヤー主体のバーチャル経済の実現」を目指し、未来のインフラをつくるというビジョンのもとAxie Infinityやそれに関連するサービスを開発しています。
設立からまだ日が浅いですが、売上は4.5億円(7,000ETH)を達成し、すでに時価総額は3,000億円を超えるまでに成長を遂げた期待のユニコーン企業なのです。
Axie Infinityの仕組みとは?
ここで気になるのは、Axieを開発するSky Mavis社の収益構造。
主に2つの収益がメインになっていると考えられます。
- ① Axieを購入する際の4.25%の手数料
- ② Axieをブリードする際の手数料
Axie Infinityをプレイするためには、最低3体のAxieと呼ばれるNFTキャラクターをユーザーがMarketplaceから購入する必要があります。
その取引に対し、1回4.25%の手数料を取る形になっています。
個体により価格差はあれど、1体につきだいたい0.04 ETH($180)x 3 を支払う必要があるので、1ユーザーにつき23ドルほどの売り上げが上がる計算になります。
さらに、ユーザーがAxieをブリード(繁殖)させて販売することもできるので、そこにもブリードの回数に応じて手数料としてゲーム内で使われる仮想通貨を支払うことになります。
この一部の金額が、開発者のSky Mavis社に入るという仕組みになっています。
つまり、Axie Infinityでは既存のゲームとは仕組みこそ違えど、参加するプレイヤーが増えるほど、多くの収益につながるというシンプルな構造になっていることがわかりますね。
Axie Infinityで使われる仮想通貨とは?
Axie Infinity内では2つの仮想通貨が発行されています。
- AXS:ガバナンストークン
- SLP:ミッションクリアで獲得できるトークン
AXS
AXSは、Axie Infinityのガバナンストークンという立ち位置で、それをステーキングすることでAxieのゲームの今後の方向性を決める投票に参加できるという仕組みになります。
ゲーム内においては、AXSはAxieのブリード(繁殖)に利用することもできます。
仮想通貨としては、Axie Infinityが利用されることで価値がついているトークンのため、ユーザーの増減による期待で価格が左右されると言えるでしょう。
SLP
一方のSLPは、実際にゲームをプレイし、ミッションをこなしたり、オンライン対戦に勝利することでもらえるトークンとなります。
つまり、Axieで稼いでいる人というのは、稼いだSLPを換金、現地の通貨で生活費として使っているということになります。
SLPをプレイヤーが稼いでは売りということが繰り返されているため、AXSに比べ価格の上げ下げは激しめです。
イメージとしては、AXSがAxie Infinityの株で、SLPはその従業員がもらう給与と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
Axie Infinityの将来性
Axie Infinityは今後も東南アジアを中心にユーザー数を増やしつつ、サービスの規模を拡大していくでしょう。
実際にAxie Infinityを開発・運営するSky Mavis社は、アメリカのベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)から合計170億円の資金調達を完了。
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ここで得た資金を活用して、さらなる経済圏の拡大が見込まれています。
現在開発中のプロジェクトに「Axie Land」というものがあり、おそらく同じメタバース系ゲームとして注目されているDecentralandやThe Sandboxのようなバーチャル上の土地を開拓していくという形になりそうです。
うまくいけば、AxieでSLPを稼ぎながら、Axie Landの土地を購入したユーザーが「バーチャル不動産収入」を得るという未来が待っているかもしれません。(あくまで僕の推測ですが)
さらに、Axie Infinityを取り巻くパートナーも強力で、以下のような大企業とも連携しています。
- Andreessen Horowitz:170億円の資金調達
- Samsung:ブロックチェーンの統合
- Ubisoft:ゲーム開発技術
- Binance:仮想通貨取引所
コロナの影響でユーザーが増えたという側面はあるものの、これだけのパートナーが関わっているということで、今後のアップデートに関しても期待ができそうですね。
さいごに
ということで、今回は注目のPlay to Earnゲーム、Axie Infinityについて解説してきました。
長期にわたるロックダウンにより、急激に増えたフィリピンの失業者を救ったAxie Infinity。
メタバースの注目で、ビジネスとしても脚光を浴び始めています。
既存の価値観をぶっ壊すようなムーブメントが、ビジネスとしてどこまでいけるのか、引き続き注目していきたいと思います。
実際にAxieへ投資・プレイをしてみたいという方向けに、詳しい解説記事も書いていますので、併せてご覧ください。
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