【新進気鋭の水ETF】グローバルX社のAQWAとは？
AQWAについて知りたい人「グローバルXから水をテーマにしたAQWAというETFが出たらしい。一体どんな銘柄に投資していて、どこから買えるのだろう？」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
今回はそんな「水ETF」のAQWAに興味がある方向けの記事です。
以前、水に関するETFをいくつか紹介しました。
【水資源ETF】水に投資するETFで来たる水不足に備えよう！
「水に投資するETFがあるらしい。でも水に投資するってどういうこと？そもそもなんで水に投資する必要があるの？」そんな水に関する疑問を持つ方向けの記事です。SDGsの目標として組み込まれている世界の水不足問題。そこに目をつけ、水関連事業も投資家の注目の的となり始めています。今回は話題沸騰中の水ETFについて考えます。
今回は尖ったETFでおなじみのグローバルX社が「水ETF」に参入してきたとのことで、個別記事で紹介していきます。
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もくじ
- 水ETF、AQWAとは？
- AQWAの構成銘柄を紹介
- AQWAの購入方法とは？
水ETF、AQWAとは？
AQWAは正式名称 Global X Clean Water ETF で、特に工業用水処理、貯蔵、流通インフラ、浄化に強みを持ち「きれいな水」の提供に貢献する企業をメインに投資するETFです。
2021年に設定されたばかりの新しいETFのため、まだ運用資産は大きくないですね。
| 総運用資産 | $8.51 million（約9.7億円） |
| 取引所 | NASDAQ |
| 設定日 | 2021年4月8日 |
| インデックス | Solactive Global Clean Water Industry Index |
| 経費率 | 0.50% |
| 配当利回り | 1.19% |
| 保有銘柄数 | 40 |
Solactive Global Clean Water Industry Indexという「クリーンウォーター」に特化した指標に連動を目指し運用されています。
経費率は0.50%と通常の指数連動型のETFと比較すると高く感じますが、水ETFのトップ3「PHO」、「FIW」、「CGW」と比較すると最安水準になっています。
構成銘柄数に関しても、水ETFの中では平均的な水準といえます。
配当は半年に1度あり、現時点で1.19%の利回りとなっています。
AQWAの運用会社は「普通を超えるETF」を売りにしているグローバルX社。
【テーマ型ETFで注目！】グローバルXってどんな会社？【米国株投資】
「グローバルXという会社のETFのパフォーマンスが良いらしい。一体どんな会社で、どんなETFを出しているんだろう？日本からも買うことはできるのか知りたいな。」そんな疑問を持つ方に向けた記事です。「インデックス投資だけじゃつまらない、もっと攻めた運用をしたい！」という方必見です！
グローバルX社はAQWAに投資すべき理由として、以下の3つのポイントをあげています。
- 長期的な成長
- セクター・業界・地理的な制約がない
- ESGを意識
国連のレポートによると、2030年までに世界の40%が水不足に悩まされると言われており、貯蔵・清潔な飲料水へのろ過技術は、今後さらに注目が集まっていくとされています。
水の問題は、特定の国や業界だけの問題ではないため、幅広い銘柄が投資対象となり、既存の水産業というセクターに捉われない投資対象を提供。
さらに、ESGに遵守した企業を中心に選定しつつも、経済的なリターンが望めるということを売りにしています。
AQWAの構成銘柄を紹介
それでは、AQWAのトップ10構成銘柄をチェックしていきましょう。
| 比率 | 会社名 | ティッカー | 保有株数 |
| 8.21% | Ecolab Inc | ECL | 3,186 |
| 7.94% | American Water Works Company Inc | AWK | 3,945 |
| 7.78% | Xylem Inc | XYL | 5,364 |
| 7.13% | Pentair plc | PNR | 8,404 |
| 6.90% | Essential Utilities Inc | WTRG | 12,467 |
| 4.62% | Suez | SEV FP | 17,147 |
| 4.29% | Severn Trent plc | SVT LN | 9,983 |
| 4.23% | United Utilities | UU/ LN | 26,346 |
| 4.23% | Smith (A.O.) Corp | AOS | 5,516 |
| 4.03% | Advanced Drainage Systems Inc | WMS | 3,028 |
エコラボ（ECL）、アメリカン・ウォーター・ワークス（AWK）、ザイレム（XYL）は他の水ETFでもトップに組み入れられる定番の銘柄ですね。
水という大きなテーマのため、アメリカだけでなく、フランス、イギリスの企業にも分散されています。
実際に国別の比率を見てみると、アメリカが60%ほどで、割合は小さくなりますが、日本や香港、中国などの企業も入っていることが分かります。
セクター別で見てみると、水というインフラがテーマのため、工業と公益で80%以上を占めているという状況です。
AQWAのパフォーマンスは？
AQWAは、まだまだ日が浅いETFのためデータが少ないですが、参考までに見ておきましょう。
まずはリアルタイムチャート。
短期で見るとマイナスですが、設定来（6ヶ月）では6%なので、そこまで悪くはないけど、良くもないという印象です。
| AQWA | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 設定来 |
| トータルリターン | -6.48% | 1.39% | 6.79% |
分かりやすくするために、直近6ヶ月の水ETFで比較をしてみます。
どれも似たようなチャートの形をしていますが、CGW（ピンク）が抜けており、AQWA（青）は今のところ1番下に位置しています。
AQWAに関してはまだ新しいETF、かつ長期での成長というところに比重を置いているので、じっくり様子を見ておきたいなと思います。
AQWAの購入方法とは？
今回紹介した水ETFのAQWAの購入方法ですが、日本のメジャー証券会社では取り扱いがありませんでした。
| 証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
| AQWA | × | × | × | × | ○ |
AQWAに投資したいという方には、日本人でも利用可能な海外証券Firstradeでの口座開設をおすすめします。
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さいごに
ということで、今回はグローバルX社の水ETF、AQWAについて紹介しました。
水は我々の生活において欠かせないコモディティです。
しかし、今後10年ほどで水は非常に貴重な資源になると警告をされています。
投資対象としての盛り上がりは単なる投機なのか、それとも未来の危機を表しているのか。
AQWAのようなETFを通して水への投資を真剣い検討する時期なのかもしれません。
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