【熱いメタバースゲーム】Decentraland(ディセントラランド)とは?
Decentralandについて知りたい人「Decentralandというブロックチェーンゲームが熱いらしい。だけど、他のゲームとはどう違うんだろう?遊び方も知りたいな。」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
今、メタバースブームによって世界中で話題を集めているブロックチェーンゲームの1つ「Decentraland(ディセントラランド)」。
とはいえ、日本語での情報はあまり出回っていないため、まだ手を出しにくいという人も多いはず。
ということで、この記事ではDecentralandの全貌について分かりやすく解説していきます。
[PR] 世界No.1の取引所
もくじ
- Decentralandとは?
- DecentralandとThe Sandboxの違い
- Decentralandの楽しみ方
Decentralandとは?
Decentralandとは、イーサリアムチェーンを基盤としたユーザー主導のブロックチェーンゲーム。
仮想空間で、NFT化されたLAND(土地)を所有し、その上で自らのアバターを操り、基軸通貨であるMANAを稼いだり、他のユーザーと自由に交流しながら楽しめるという内容です。
リリース予定日 | 2020年2月 |
プラットフォーム | イーサリアム |
トークン | MANA |
時価総額 | $6.4 Billion(約7,300億円) |
元々Decetralandは、VR空間に対応するビクセル風のゲームとして開発をスタートし、後に3Dビジュアルへ移行。
2018年10月に「The Sandbox」を運用するAnimoca Brandsと、50万ドル(約5,600万円)のトークンスワップを実施し、相互の協力関係を締結。
2021年12月現在で、月間のアクティブユーザー数は30万人を超え、運営もようやく軌道に乗り始めたという段階です。
Decentralandの特徴
- ブロックチェーン技術を活かしたVR空間
- 土地などNFT化されたアイテムの売買
- 他のNFTゲームとのアイテム相互利用
1と2は、これまでのブロックチェーンゲームと大きな差は無いのですが、大きな特徴として一部のNFTアイテムを別のゲームでも利用できるということにあります。
これは、メタバース経済圏が反映していく上で最も重要な要素であり、Decentralandは「互換性」を取り入れた先駆者として有名です。
具体的にDecentralandと提携している主なゲームは以下の通りです。
- Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)
- Etheremon(イーサエモン)
- Battle Racers(バトル・レーサーズ)
特にAxie Infinityは、すでに世界で200万人のユーザーを抱えていることから、「競合」ではなく「パートナー」としてDecentralandの発展にも大きな影響を与えるのではないでしょうか。
【Play to Earn】メタバースで注目のAxie Infinityって何?
「Axie Infinityって一体何?どんな会社がやっていて、どうやってビジネスとして成立しているの?」そんな疑問を持つ方向けの記事です。メタバースブームで、俄然人気に火がついているAxie Infinity。多くの失業者を救い、巨額の資金調達まで行うPlay to Earnゲームにビジネス目線で解説をしていきます。
DecentralandとThe Sandboxの違い
ところで、Decentralandに似たようなコンセプトのプロジェクトとしてよく比較されるThe Sandboxとの違いはどこにあるのでしょうか?
Decentralandはすでに一般に公開されており、誰でもプレイできる状態です。
一方のThe Sandboxの本格始動は2022年後半予定のため、現状わかっている範囲での違いを見ていきます。
- グラフィック
- アセット
- 運用体制
グラフィック
まず、ひと目見て分かる違いとしては、ゲームのグラフィックにあります。
Decentralandではよりリアルな形状の3Dモデルを採用しているのに対し、The Sandboxはブロック状の3Dモデルを採用。
この辺は人によって好みが分かれそうですね。
アセット
Decentralandでは、90,601のパーセル(土地)を限度に開放されているのに対し、The Sandboxでは166,464のLAND(土地)がユーザーに開放される予定です。
さらに、Decentralandの土地は1区画(16m x 16m)で、The Sandbox(96m x 96m)とサイズ感もかなり異なります。
それに加え、それぞれのゲーム内でNFT化されているアイテムも異なります。
アセットのNFT化 | 基軸通貨 | LAND | ユーザー作成のアイテム | ユーザー作成のゲーム |
Decentraland | ○ | ○ | ○ | × |
The Sandbox | ○ | ○ | ○ | ○ |
どちらもゲーム空間内で、ユーザーが作成したゲームを公開することができますが、Decentralandで作成したゲームはNFT化されません。
一方のThe Sandboxでは、Game Makerという専用ソフトでゲーム作成することで、自動的にNFT化まで行えるのが特徴となっています。
運用体制
Decentralandは、DAO(自律分散型組織)と非営利のDecentraland Foundationというコミュニティによってガバナンスされている「非中央集権型」の運営が特徴です。
それゆえに開発チーム側の明確なロードマップがなく、将来のプランは流動的。
一方のThe Sandboxは、香港のゲーム会社であるAnimoca Brandsの買収により、リリースまでのロードマップを明確に示しています。
さらに、買収元のPixowlのチームを含む55社以上のゲームスタジオと共同で開発を進めているため、企業による「中央集権型」の運営がなされているという違いがあります。
The Sandboxも運営が持つSANDを100%手放し、最終的にはコミュニティ主導にする予定を明言していますが、それはおそらく3〜5年後。
Decentralandはブロックチェーンの最大の特徴である「非中央集権」での運用ということで、まだまだ不確定要素が多いこともあり、どちらがうまくいくのかはもう少し時間をかけて見ていく必要がありそうです。
ということで、DecentralandとThe Sandboxも本質的には似たようなゲームではあるものの、細かな違いがあるということがお分かりいただけたと思います。
Decentralandの楽しみ方
では、最後にDecentralandの楽しみ方を解説します。
基本的には無料でプレイすることができますが、仮想通貨のMANAを持っているとより楽しむことができるようになります。
Decentraland内でできることは大きく分けて以下の3つ。
- ① アバターの作成とカスタマイズ
- ② 仮想通貨MANAとパーセル(土地)を購入
- ③ NFT美術館やカジノ施設で遊ぶ
① アバターの作成とカスタマイズ
まずは、自分の化身となるアバターを作成する必要があります。
体、顔、髪型、洋服まで自由に選ぶことが可能です。
より見た目を変えたければ、マーケットプレイス上でNFT化されたアイテムが販売されているので、購入して他のユーザーとの差別化をしてみるのもいいでしょう。
② 仮想通貨MANAとパーセルを購入
Decentralandを最大限楽しむには、ゲーム内通貨となるMANAを購入する必要があります。
【Decentraland】仮想通貨MANAとは?【買い方も解説】
「MANAっていう仮想通貨が爆上げしている。MANAの投資に興味あるけど、どんな仮想通貨で、どこの取引所で買えるの?」そんな疑問を持つ方向けの記事です。メタバースで注目を集めるDecentralandというNFTゲームで使われる仮想通貨のMANA。今回はMANAの特徴、将来性から購入方法まで併せて解説していきます。
保有するMANAを使うことで、様々なサービスを受けたり、NFTアセットをマーケットプレイスで売買して稼ぐこともできます。
パーセル(土地)を購入できるとさらに稼げる可能性は高まり、レンタルすることで毎月の賃料を得たり、高値で売買することが可能。
さらに、人が集まるような施設を自分のパーセル上に建設・公開することで、ユーザーからMANAを利用料として稼ぐなんてこともできちゃいます。
③ NFT美術館やカジノ施設などで遊ぶ
Decentralandには、ユーザーによって様々な施設が建設されており、NFTアートの美術館やカジノで遊ぶこともできます。
カジノでは、実際にMANAやステーブルコインのDAIを賭けることで報酬を稼ぐことができ、現実世界さながらの遊びを楽しむことができます。
上級者であれば、オリジナルのゲームを作成しパーセル上に公開することで、ゲームをプレイしたいユーザーからMANAをプレイ料を稼ぐこともできます。
さらに上級者は、Decetraland内にビジネスを作成し、稼いでいくということができるのも醍醐味。
実際に、Decentral Gamesというコミュニティがカジノ施設を建設し、運営マネージャーを「現実世界」から雇うことでメタバース経済圏を作り出しているという事例もあります。
This Casino in Decentraland Is Hiring (for Real)
Decentraland’s Tominoya Casino is paying real people to staff the virtual pit in a job that game developers usually reserve for bots.
さいごに
ということで、今回は今熱いメタバースゲームのDecentralandについて解説してみました。
多くのメタバースプロジェクトは、まだ開発計画中であったり、ベータ版やアルファ版のテスト段階にある中、Decentralandはすでにプレイできる数少ないブロックチェーンゲームとなります。
無料でプレイすることも可能なので、ぜひDecentralandを触ってみて、メタバースの世界観を味わってみてはいかがでしょうか?
[PR] 世界No.1の取引所
人気記事【Decentraland】仮想通貨MANAとは?【買い方も解説】