【円安ドル高対策】米ドル先物ETFのUUPとは?
円安が気になっている人「円安が急激に進んで将来が不安…このタイミングでドル資産に移動しつつ、逆に資産を増やす方法はないだろうか?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
みなさんご存知のとおり、2022年に入り、ものすごい勢いで円安ドル高が進んでいますね。
さらに世界中でインフレの懸念も高まるなか、今後も物価は上がるのに、日本円の価値は下がり続けることが予想されます。
こんな状況を逆手にとって、うまく資産を増やしていきたい方向けにUUPというオルタナティブETFについて紹介していきます。
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もくじ
- UUPってどんなETF?
- UUPのパフォーマンスとは?
- UUPの購入方法は?
UUPってどんなETF?
UUPは正式名称 Invesco DB US Dollar Index Bullish Fundで、Invesco社が発行するオルタナティブ投資ETFとなります。
「米ドル強気ETF」という名の通り、ドルが高かろうが安かろうが、常にロングポジションを取り続けるETFです。
運用資産総額 | $1.74 Billion(約2,340億円) |
取引所 | NYSE Arca |
設定日 | 2007年2月20日 |
インデックス | DB Long USD Currency Portfolio Index Excess Return |
経費率 | 0.75% |
平均取引量(1ヶ月) | 3,373,201 |
UUPの純資産は2,000億円を超えており、ここ数ヶ月のドル高傾向で出来高も急激に上がっているETFの一つです。
ただ、通常の株式ETFとは異なり特殊な投資商品であることから、経費率が0.75%と若干割高なのは気になるポイントでしょうか。
とはいえ、そもそもガチホするというより、投機的に使うETFなので、そこまで大きな問題にはならないかもしれません。
UUPの仕組み
UUPはアメリカ国債などリスクの低い投資商品を担保に、USDXというドル先物契約のみで構成されているETFとなります。
担保 | 純資産比率 |
Invesco Government & Agency Portfolio | 60.35% |
United States Treasury Bill | 35.90% |
Invesco Treasury Collateral ETF | 2.86% |
Cash/Receivables/Payables | 0.05% |
先物 | 純資産比率 |
U.S. Dollar Index (USDX) | 100.02% |
USDXの対通貨の構成比は以下のようになっています。
Euro | 57.60% |
Japanese Yen | 13.60% |
British Pound | 11.90% |
Canadian$ | 9.10% |
USDSwedish Krona | 4.20% |
Swiss Franc | 3.60% |
対ユーロが50%以上を占めており、続いて日本円も13%で2位の比率となっていますね。
UUPのパフォーマンスとは?
次に、UUPのチャートからチェックしていきましょう。
米ドルという通貨が対象なため、ジェットコースターのような上げ下げが繰り返されており、2021年後半から2022年はそれが顕著に表れています。
チャートが表すとおり、ここ1年は12%と大きなリターンを見せています。
UUP | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
パフォーマンス | 12.31% | 1.75% | 2.30% | 2.02% | 0.84% |
基本的にはどんな環境でもドルにロングし続けるETFなので、長期ではリターンがわずかになってしまうことがよくわかりますね。
UUPの購入方法は?
UUPの購入方法について、日本の3大メジャー証券で検索してみましたが、取り扱いがありませんでした。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
UUP | × | × | × | ○ | ○ |
日本語で利用できる証券会社なら、外資系のIG証券に取り扱いがありました。
CFD口座ではありますが、日本のメジャー証券ではなかなか買えない株やETFの取り扱いも豊富です。
UUPを購入したいという方は以下のリンクより、口座開設を検討してみてください。
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またUUPを現物で買いたいという方は、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券Firstradeもおすすめです。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なくアクセス可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
Firstradeであれば、UUPはもちろん、米国に上場する株式のほぼすべてを手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。
詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にどうぞ。
Firstradeの口座開設方法とは?【米国株が手数料無料!】
海外に移住すると、日本の証券口座は閉鎖されてしまいますよね。それでも、将来に向けた資産運用として、米国株に投資したい人は当然多いはず。今回は、そんな方に向け海外居住者でも利用できるFirstradeがどんな会社なのか、メリットとデメリットも含め、ユーザーである僕が口座開設の方法を解説していきます。
さいごに
ということで、今回は円安ドル高対策で投資を検討したいETFのUUPについて紹介してきました。
「有事の円」と言われた安全な通貨は今や昔。
とはいえ、ドルを銀行口座に置いておくだけではもったいない。
そんな逆境をチャンスに変えることができるETFがUUPなので、頭の片隅に入れておくといいかもしれませんね。
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