【早い・安い・簡単】フィリピンへの送金で一番お得な方法とは?
フィリピンに送金したい人「フィリピンに送金をしたい。どうしても現金が必要だけど、できるだけ早く、安く、確実に送る方法はどんな方法があるんだろう?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
フィリピンに住み始めると、ご家族、友人、恋人に送金する機会は増えますよね。
ただ、現金での持ち込みには限界があり、銀行からの送金は手数料が高く、レートも悪くなりがち。
それでも、少しでもいいレートで、多くのお金を送りたいと思っている方は多いはず。
ということで、現在フィリピン在住で、毎月支払いのためにフィリピンへ送金をしている僕が、一番お得で早く送金できる方法を解説していきます。
安くて手軽な海外送金サービス
もくじ
- フィリピンへの送金方法とは?
- フィリピンへの送金サービス比較
- Wiseを使ってフィリピンへの送金をしてみる
フィリピンへの送金方法とは?
まずは、フィリピンへの送金事情を把握しましょう。
- GDPの1%が海外からの外貨送金
- 銀行口座の普及率が30%以下
- 送金を頼りに生活する家族が多い
- 日本円→ペソは選択肢豊富だけど、ペソ→円は難しい
フィリピンは、国内で誰も仕事が就けるという経済状態ではないため、OFW(Overseas Filipino Worker)という外国で出稼ぎをし、稼いだ外貨を送金、ペソに変えて、家族を養うというのが一般的です。
そのため、日本でも多くのフィリピン人が働いており、フィリピン向けの送金サービスというのは数多く存在しています。
一方で、フィリピンでの銀行口座普及率というのは30%程度のため、オフラインで現金を受け取れるサービスというのも充実しており、受取人の家庭状況によって使うサービスを分ける必要があります。
ということで、まずフィリピンへの代表的な送金方法を紹介していきます。
- WesternUnion
- セブン銀行
- 楽天銀行
- SBI Remit
- Wise
WesternUnion
WesternUnion(ウエスタンユニオン)は、店舗での現金受け取りにも対応しているため、国民全体の銀行口座普及率が30%に満たないフィリピンでの送金として最も人気な手段の1つです。
受け取り方法
- 銀行口座
- モバイルウォレット(GCash、Paymaya)
- 現金
アプリやウェブサイトとオンラインでの手続きのみならず、取扱店舗(Travelex等の両替所)、ファミリーマートなどコンビニでの現金での支払いも対応しているため、特に緊急時には便利です。
セブン銀行
セブン銀行は、フィリピン最大手銀行のBDO Unibankと提携して提供されているサービスです。
受け取り方法
- BDOの支店
- SMモール
- Cebuana Lhuillier
- M Lhuillier
ちなみにセブン銀行では、これ以外にも上記で紹介したWesternUnionへの送金サービスも展開しており、セブン銀行ATMやネットバンクから送金し、窓口でお金を受け取ることができますが、手数料はWesternUnion直接より高くなるので注意が必要です。
楽天銀行
実は、楽天銀行でもフィリピンの銀行口座へ送金をすることができます。
楽天銀行をメインバンクとして使っている方は、手軽に送金できるので嬉しいですね。
受け取り方法
- 銀行口座振り込み
個人的には、仕事上こちらのサービスを利用してフィリピンへ送金していますが、手数料やスピード的なメリットは他サービスに比べないので、特段理由がなければあえて楽天銀行を選択する必要はないと思います。
SBI Remit
SBIレミットは、SBIグループ傘下の国際送金サービスで200以上の国と地域に銀行口座なしでも送金ができるサービスです。
受け取り方法
- マネーグラム支店での現金受取
- 銀行口座振り込み
- GCash
フィリピンは長く続くロックダウンで、キャッシュレス決済が一般的になってきています。
そんな中、QRコード決済アプリ最大手のGCashが使えるのは、魅力的だと思います。
Wise
Wiseはイギリス発のオンライン送金サービスです。
Wiseは銀行と銀行の間にある無駄な手数料を省き、透明性のある為替レートで送金を実現した画期的なサービスです。
受け取り方法
- 銀行口座振り込み
どんな仕組みでWiseのサービスが成り立っているかは、別記事で詳しく解説しています。
Wise(旧TrasnsferWise)の評判って実際どうなの?【海外送金ならこれ一択】
海外送金をしたい。Wise(旧TrasnsferWise)っていうサービスが評判いいらしいけど、大切なお金を送金するのに、本当に信頼していいサービスなの?そんな疑問を持つ方向けの記事です。海外在住6年目の僕が、利用者としての目線だけでなく、第三者的な情報も集めつつ詳しく解説していきます。
受け取り側の銀行口座が必須になりますが、フィリピンペソの場合は平日なら2〜3時間で着金完了するので、急ぎの場合でも力強い味方となってくれるはずです。
フィリピンへの送金サービス比較
それでは、実際に各サービスの手数料や送金スピードを以下の表にまとめているので、比較をしてみましょう。
ここでは、日本円で10万円分を送金するシミュレーションで比較します。(2021/8/11時点)
手数料 | 為替レート(1ペソ) | 実際の受取額 | 着金スピード | |
WesternUnion | 0円 | 2.20799 | 45,293.60 ペソ | 1営業日 |
セブン銀行 | 1,500円 | 2.21385 | 45,170.00 ペソ | 最短数分 |
楽天銀行 | 1,750円 | 2.36024 | 41,627.17 ペソ | 2~4営業日 |
SBI Remit | 1,400円 | 2.222765 | 44989.00 ペソ | 最短10分 |
Wise | 826円 | 2.19637 | 45,173.06 ペソ | 最短2時間 |
こうして見ると、WesternUnionが手数料も0円でお得に見えますね。
ただ、WesternUnionの場合は通貨換算で利益を得ているため、実際のレートよりちょっと上乗せされており、隠れコストが乗っかっています。
スピードで勝るSBIレミットは、10-minutes serviceという送金方法を使えば、10分で送金を完了することができます。
一方で、手数料が1,400円と割高、かつレートも2番目に悪いので、本当に緊急時以外は避けた方が良さそうです。
その点、為替レートと手数料の安さ、着金スピードを総合して考えると、リアルタイムの為替レートを利用し、透明性の高い手数料を表示し、その日のうちに着金するWiseの方が安心できると思います。
僕も実際に、Wiseを3年以上利用していますが、何のトラブルもなく素早い対応をしてくれるWiseを忖度なしでおすすめしたいと思います。
Wiseを使ってフィリピンへの送金をしてみる
では、実際にWiseを使って、日本円からフィリピンペソへの送金作業をしてみましょう。
アカウントの作成がまだという方は、以下の記事で登録作業をステップごとに画像付きで解説しているので、参考にしてみてください。
Wise(旧TrasnsferWise)の使い方【海外在住ヘビーユーザーが解説】
「海外に送金を考えている。Wise(旧TrasnsferWise)っていうサービスがいいらしいけど、どうやって使うのか詳しく知りたいな。」そんな疑問を持つ方向けの記事です。海外在住6年目のヘビーユーザーの僕が、画像を大量に使ってアカウントの開設から、送金までの6ステップを丁寧に解説してきます。
フィリピンへの送金作業
まずは、WiseのWebサイトかアプリをダウンロードしてログインします。
個人的には、スマホアプリの方がサクッと使えるので、そちらをおすすめします。
① 送金金額を入力
まず、日本円→ペソで通貨を指定、希望の送金額を入力し、手数料と受取額を確認しましょう。
手数料、レート、受取額を確認したら「送金手続きへ」をクリックします。
② 受取人を設定
次に、フィリピン側でお金を受け取る人の銀行口座を選択します。
③ 本人確認
受取人を選択後、本人確認のために送金目的の情報を入力する必要があります。
送金の理由に最も近い内容を選択し、送信します。
送信すると、さらに詳しい送金の内容を求められるので、選択後「次へ」をクリックします。
④ 送金内容確認
送金の詳細を確認後、利用規約にチェックを入れ、「確認して続行」をクリックします。
⑤ 支払い方法選択
振り込み方法は、なるべく銀行振込を選択し、「送金手続きへ進む」をクリックしましょう。
Wiseは、三菱UFJ銀行を利用しているため、UFJの口座から支払いを済ませれば、銀行間の手数料無料にすることができます。
ちなみに、デビットカードでも支払えますが、ご覧の通り急激に手数料が上がるのでおすすめしません。
⑥ 入金して待つ
銀行振込を選択した場合、Wiseの日本支店の口座情報が出てきます。
ご自身のインターネットバンキングから、指定口座へ入金し、「銀行振込が完了しました」というボタンをクリックしましょう。
しばらくすると、以下のようなメールがWiseから届くので、あとはフィリピンへの着金を待つだけです。
「送金を追跡する」をクリックすると、今お金がどこにあるかトラッキングすることができるので、安心度も高いですね!
通常、送金完了までに1~3営業日かかると言われていますが、僕の経験上、フィリピンペソなら2、3時間で着金完了していることがほとんどです。
ちなみにマルチカレンシー口座で、フィリピンペソの口座を開設すれば、常にペソをWiseアカウント内に置いておけるので、現地の銀行口座的に利用することもできます。
最近のフィリピンペソは、日本円に対してかなりレートが悪いので、為替レートがいい時にまとめて両替しておいて、必要な時にそこからフィリピンへ送金ということも可能です。
詳しくは、以下のマルチカレンシー口座の解説記事をご覧ください。
【銀行いらず?】Wise(旧TrasnsferWise)のマルチカレンシー口座が熱い!
「Wise(旧TrasnsferWise)がマルチカレンシー口座をリリースしたらしい。どんなサービスで、どんな人におすすめなんだろう?使い方や活用方法も知りたいな。」そんな方向けの記事です。日常的にWiseを愛用している僕ですが、マルチカレンシー口座の登場で活動の幅がさらに広がりそうなので、早速解説していきます!
初回のアカウント登録さえ済ませてしまえば、誰でも手軽に海外送金ができるようになります。
ぜひ、この機会にWiseを活用してストレスフリーなフィリピン送金を実現させましょう!
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