【さらば仮想通貨の送金ミス!】ブロックチェーンドメイン取得方法とは?
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仮想通貨投資家「仮想通貨を送金するのに、毎回複雑なウォレットアドレスをコピペするのは大変だし、送金ミスも怖い…もっと簡単に送受金できるようにしたいな。」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
仮想通貨を送金するのに、毎回長い英数字のアドレスをコピペするのは非常に面倒ですよね。
しかも、通貨の種類は増え続け、それぞれのブロックチェーンごとに異なるアドレスが付与されるので、管理はより大変に。
僕自身、毎回アドレスをミスってないかビクビクしながら送受金するのでメンタル的にも消耗しています。
そんな問題を解決してくれるブロックチェーンドメインが、にわかにブームになりつつあるので、この記事ではそのドメイン取得方法について解説していきます。
ブロックチェーンドメインなら
もくじ
- ブロックチェーンドメインとは?
- ブロックチェーンドメインの取得方法
- ブロックチェーンドメインの有効化
ブロックチェーンドメインとは?
ブロックチェーンドメインとは、その名の通りブロックチェーン上に保有される分散型のドメインのことで、.eth
や.wallet
を代表とする文字列があり、NFTドメインとも呼ばれています。
通常、仮想通貨の送受金には、26〜46文字の複雑な暗号アドレスが使われています。
さらに、ETH、MATIC、BSCなど基盤とするブロックチェーンごとにアドレスは変わるため、複数の取引所やウォレットを利用していると管理が煩雑になりがち。
間違えて別のチェーンのアドレスに送ってしまい大金を失うなんて人も増えています。
そもそもドメインは、Webサイトなどにアクセスする際のURLの末尾に位置する文字列で、.com
、.net
などインターネット上の住所の役割を担うもの。
本来183.181.89.52
のようなIPアドレス(数字の列)で管理されているものを、tabiryman.com
のように文字列化することで分かりやすくするという仕組みになります。
>> ドメインの種類はどれを取ればいいの?【気になるSEOへの影響は】
つまり、ブロックチェーンにドメインの仕組みを応用することで、仮想通貨の送金にも対応できるようにしようというわけです。
After:tabiryman.wallet
どうでしょう?一目瞭然の覚えやすさですよね。
このドメインを使えば、BTC、ETH、ADAなどあらゆる通貨の送受金アドレスに紐づけることができるので、通貨ごとにアドレスを管理する必要がなくなります。
ちなみに、このドメインは仮想通貨の送受金だけでなく、ウェブサイトのドメインとしても有効なので、個人やビジネスでのブランディングの用途としても使えそうですね。
※ただし、SEO的には制限があるようで、コンテンツ管理用途の利用はまだ未知数。
すでに価格高騰するブロックチェーンドメイン
すでに良い文字列のブロックチェーンドメインは価格が高騰しており、OpenSeaなどのNFTマーケットでは、高値で取引されています。
ビールブランドのバドワイザーは「beer.eth」を96,000ドル(約1,000万円)相当の30ETHで購入しており、企業のブランディングとしても注目を集め始めています。
Cracking open a beer.eth
— Budweiser (@budweiserusa) March 26, 2022
Probably nothing… #NFTBeerfest pic.twitter.com/PD6yZh3MGw
短くて分かりやすい文字列ほど人気で、価格が上がっているため、早めに取得しておくのが良さそうですね。
僕も実際にtabiryman.wallet
というドメインを取得してみたので、次の章では取得方法を解説していきます。
ブロックチェーンドメインの取得方法
ブロックチェーンドメインを取得するためのステップは以下の4つとシンプルで、2〜3分で完了します。
- ① ドメイン提供会社でアカウント作成
- ② 空き文字列の検索
- ③ ドメインをカートに追加
- ④ 決済
① ドメイン提供会社でアカウント作成
ブロックチェーンドメインを提供しているのは、Unstoppable Domainsという企業で、現在は以下9種類のドメインが購入できます。
.x | .crypto | .blockchain | .wallet | .bitcoin |
.888 | .nft | .dao | .zil | – |
通常、Web用のドメインを利用する場合、年間での更新費用がかかり、更新作業を忘れると所有権を失うことになります。
一方の、ブロックチェーンドメインは1度の取得費用(最低20ドル〜)で半永久的に所有権を持つことができるのが最大のメリット。
まずは、Unstoppable Domainsでアカウントを作成し、自分の欲しい文字列が空いているかどうか、いくらで買えるか検索してみましょう。
アカウントの作成は、メールアドレスとパスワードの入力だけでできるので超簡単です!
② 空き文字列の検索
アカウントが作成できたら、「Domains」の「Domain Seach」から好きな文字列を入力してみましょう。
緑色のチェックマークが入っていれば取得可能、価格はドメインによって異なります。
希望の文字列のドメインを選択して、「Add to Cart」ボタンでカートに追加しましょう。
③ ドメインをカートに追加
カートに追加したら、「Go to Cart」で決済ページへ飛びます。
「Do you live in the USA?」に「Yes」「No」で回答し、「Checkout」ボタンをクリック。
※アメリカ在住者の場合、Zip Code(郵便番号)の入力が必要になります。
④ 決済
決済方法は、クレジットカード、PayPal、仮想通貨、Crypto.comのウォレットの4種類から選択できます。
僕は情報入力が面倒だったので、PayPalで決済しました。
支払いが完了し、以下のような画面が出てくるのでドメイン取得は完了です。意外と簡単でしたね!
ここまで来れば、もう誰にも同じ文字列を取られることはないので安心です。
普通のドメインと違って住所など個人情報を登録する手間もなく、取得のハードルはかなり低いので、早めに好きな文字列を押さえておきましょう!
ブロックチェーンドメインの有効化
ブロックチェーンドメインの購入が完了したら、送受金で使えるようにするため、以下の有効化作業を進めておきましょう。
- ① Mintでドメインをブロックチェーンに書き込む
- ② Manageでドメインに各仮想通貨のアドレスを追加
イーサリアムチェーンでこの作業をすると高額なガス代がかかりますが、レイヤー2のポリゴン(MATIC)を利用することでガス代を無料にすることができます。
① Mintでドメインをブロックチェーンに書き込む
まずは「My Domains」から、購入したドメインを確認したら「Free Mint」のボタンをクリックします。
すると、ポリゴンチェーンでMintするための画面が表示されるので、「Continue」をクリック。
本人確認のためのメール認証が出てくるので「Send Verification Code」をクリック。
メールアドレスに届いた、6桁の英数字をコピペします。
認証後、ウォレットの選択画面が出てくるので、使用するウォレットを接続しましょう。
ここでは一番メジャーなMetaMaskを選択していきます。
以下の手順でMetaMaskの署名作業を行います。
署名が完了すると以下の画面が表示されるので、「I understand」にチェックを入れ「Confirm」をクリックします。
Mint作業が開始されると「Track Progress」で状況を確認することができます。
「Pending(保留中)」になっていることが分かりますね。
その1分後には「Completed」に変わりました。さすがポリゴンチェーン!
これで、ドメインのMint作業は完了です。
② Manageでドメインに各仮想通貨のアドレスを追加
ドメインのMintが完了したら、色々な仮想通貨の送受金で使えるようにするためにアドレスを追加しましょう。
再度「My Domains」ページへ戻り、ドメインの横に表示されている「Manage」ボタンをクリック。
ETHとMATICチェーンはすでに入力されている状態になっているので、その他のよく使う通貨のアドレスを追加しておきましょう。
ここに表示されていない通貨は「Add Currency」で追加可能です。
入力後「CONFIRM CHANGES」をクリックして、Walletで署名すればアドレスの追加作業は完了となります。
お疲れ様でした!
さいごに
ということで、今回はブロックチェーンドメイン(NFTドメイン)について、取得から設定まで解説してきました。
現状、Unstoppable Domainsで取得したドメインによる送受金に対応する取引所やウォレットは90社まで広がっており、今後あたりまえに使われる時代が来るでしょう。
ブロックチェーンドメインは、一度取得すれば永久に自分の資産になります。
その分、良い文字列は早い者勝ちで競争になり、価格は高騰し、取得しづらくなることも予想されます。
そうならないためにもUnstoppable Domainsで、早めに好きな文字列を押さえておいてはいかがでしょうか?
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