【日本人でも口座開設可能】Firstradeの評判って実際どうなの?
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Firstradeの評判を知りたい人「Firstradeの口座開設を検討している。日本人でも利用できる海外証券口座らしいけど、すごく不安だな。実際の評判はどうなんだろう?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
この記事を書いている僕は、海外在住でFirstradeで口座を開設し、1年以上継続利用しており、使い心地に非常に満足しています。
ただ、ネット上で日本語のFirstradeの評判を探そうとすると、かなり古い記事だったり、質問の回答にならない情報がほとんど。
ということで、今回は世界中の第三者機関によるFirstradeの評判と、1年以上継続利用している僕の率直な意見をまとめていこうと思います。
日本人でも口座開設可能な海外証券会社なら
もくじ
- Firstradeの評判って実際どうなの?
- Firstradeを使うメリット・デメリット
- Firstradeを実際に使ってみた感想
Firstradeの評判って実際どうなの?
気になるFirstradeの評判ですが、ここでは公平性を保つため、証券会社比較サイトBrokerChooser、海外の大手消費者レビューサイトTrustpilotに出されている評判をまとめて紹介します。
比較サイトでの評判は?
BrokerChooserは国ごとで比較することができるので、どこに住んでいるかでランキングは変わってくるのですが、今回は日本から開設できる海外証券口座に絞って紹介していきますね。
その結果、Firstradeは23社中5位にランクイン。
ちなみに、総合ランキングの順位は以下の通りで、スコアは5点満点での評価です。
1位(4.9/5.0) | 2位(4.8/5.0) | 3位(4.7/5.0) | 4位(4.7/5.0) | 5位(4.4/5.0) |
InteractiveBrokers証券 (アメリカ) | サクソバンク証券 (デンマーク) | TradeStation証券 (アメリカ) | Questrade証券 (カナダ) | Firstrade証券 (アメリカ) |
名だたる有名証券会社の中で、なかなかの上位ですね。
それでは、Firstradeの評価の詳細を見ていきましょう。
評価カテゴリー | スコア | 良い点 | 悪い点 |
総合スコア | 4.4 | 手数料無料、豊富なリサーチツール | カード利用不可、米国市場銘柄のみ取り扱い、24時間対応のサポートなし |
手数料 | 4.7 | 株・ETF・投資信託の取引手数料が無料 | マージン取引手数料が高い |
口座開設 | 4.4 | オンライン完結、最低入金なし | 認証に時間がかかる |
入出金 | 2.0 | 入金手数料なし、使いやすい | カード利用不可、米ドルのみ、振込手数料が高い |
取引プラットフォーム | 3.8 | 使いやすい検索機能、手数料表記が明確 | 2段階認証がない |
商品ラインナップ | 2.8 | 取扱商品が豊富 | 米国外利用者はFX・先物取引不可 |
リサーチツール | 4.8 | 優れたチャート機能、ファンダメンタルズデータが豊富 | なし |
カスタマーサービス | 0.3 | Eメールサポート | ライブチャットがなく、24時間対応でないため返答に時間がかかる、電話も繋がりづらい |
教育 | 3.5 | 取引プラットフォームの教材・動画 | デモアカウントがない |
際立って評価が高いのは、手数料とリサーチツール。
株とETFの現物取引だけならば、手数料は無料なので確かに大きなメリットとなります。
リサーチツールは、ウォールストリートでも評価の高いモーニングスター社のレポートが無料で活用できるのも強み。
逆に、クレジット・デビットカードで決済ができない、米ドルのみの取り扱い、振込手数料が高いとして入出金の評価は低いです。
ただ、正直カード決済が使える証券会社は稀ですし、振込手数料はACHという方法を使うことで無料にできるので、あまり大きなデメリットには感じません。
Firstrade口座への入金方法【ACH送金の登録方法を解説】
「Firstradeの証券口座が開設できた。早速取引を始めたいけど、小難しい英語だらけで、入金方法がよく分からない。」そんな悩みを持つ方向けの記事です。Firstradeでの入金方法は3種類ありますが、結論、手数料無料で送金できるACH送金がオススメ。実際の登録画面の画像を使ってステップごとに丁寧に解説していきます。
カスタマーサービスに関しては、0.3とかなり評価が低いですね。
確かにライブチャットはボットが対応しており、FAQに飛ばされるだけなので、味気ないなと感じます。
ただし、メールでのサポートは返答に数日かかることが多いですが、人が対応しており、的外れな案内をすることもないので、許容範囲内かなと思います。
今後、24時間体制でサポートを置くなど、改善を期待したいところですね。
他のユーザーの評判はどうなの?
続いて、一般の消費者によるレビューサイトTrustpilotの評判ですが、そもそもレビューの数が3件(2020/5/31時点)と少ないので参考程度ですが、☆3.4でAverageという評価になっています。
アメリカ在住の方は、FidelityやTD Ameritradeなど他に老舗証券会社がたくさんあるので、わざわざFirstradeを選ばないのかもしれませんね。
実際に書かれている投稿を見ると、
レビュー件数が少ないので一概に判断しにくいですが、ここで分かるのはアメリカ国外に住んでいる人には、割と評判が良いということ。
逆に、アメリカ国内に住んでいる利用者は、どちらに過失があるか分かりませんが、あまりいいレビューではないですね。
評価を総合すると、カスタマーサポートにネガティブな評判あるという印象ですね。
米国外在住のユーザーだと、電話で時差を合わせるのは難しく、言語の問題もあり、メール中心の問い合わせになるケースがほとんどでしょう。
ただ、僕がメール問い合わせた際には、返答まで2日かかったものの対応はしっかりしていたので、特に大きな問題にはならないと考えています。
Firstradeについて、さらに詳しく知りたい方は以下の別記事もどうぞ。
Firstradeの口座開設方法とは?【米国株が手数料無料!】
海外に移住すると、日本の証券口座は閉鎖されてしまいますよね。それでも、将来に向けた資産運用として、米国株に投資したい人は当然多いはず。今回は、そんな方に向け海外居住者でも利用できるFirstradeがどんな会社なのか、メリットとデメリットも含め、ユーザーである僕が口座開設の方法を解説していきます。
Firstradeを使うメリット・デメリット
それでは、Firstradeを利用するメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
- 世界68ヵ国の在住者を受付
- 米国上場全ての銘柄が売買可能
- 売買手数料が無料
Firstradeを使うメリットは、アメリカ市場に上場する株・ETFの全ての銘柄の取引が手数料無料でできること。
最近では、日本の証券会社も手数料を下げ、取扱銘柄を増やしていますが、やはり現地の証券会社にはかないません。
また、日本在住の日本人はもちろん、世界中の投資家の口座開設を受け付けており、海外移住後も使い続けられるという点で、多くの海外在住日本人の受け皿となっています。
アメリカ国内では、IRA(個人退職口座)も受け付けており、BrokerChooserの発表では最優秀IRA証券にも選ばれており、手数料がかからないため老後資産の長期投資用口座としても評価が高いです。
デメリット
- 米国にある銀行口座が必要
- 英語・中国語のみの対応
- 確定申告の必要がある(日本在住者)
一方で、Firstradeの口座を利用する上で、1番の大きなハードルは在米国の銀行口座アカウントが必要だということ。
アメリカに住んでいる(or 住んでいた)経験がある方であれば、なんてことない問題なのですが、日本在住やその他海外在住の日本人にとってはなかなか難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、これには2つだけ解決方法があります。
- ① 三菱UFJ銀行傘下のUnionBankのカリフォルニアアカウントを開設する
- ② ハワイで銀行口座を開設する
1つ目は、三菱UFJ傘下のユニオンバンクのカリフォルニアアカウント・プログラムの口座開設を活用すること。
三菱UFJ銀行の口座をお持ちであれば誰でも申込可能で、日本にいながらも、2週間程度でオンラインバンクが利用できるようになります。
詳細は以下の記事で解説しています。
【米国株投資への第一歩!】ユニオンバンクの口座開設方法を解説
「海外に移住すると日本の口座は凍結されるらしいけど、資産運用は続けたい。日本にいる間にアメリカの銀行口座の開設ができたら便利なんだけど、何かいい方法はないかな?」そんな悩みを持つ方向けの記事です。結論、ユニオンバンクであれば、日本にいながらも超簡単にアメリカの銀行口座を持つことができるので、その方法を解説します。
もう1つの方法としては、ハワイ系の銀行で口座開設するパターン。
アメリカ国内でもハワイ州だけは例外で、日本人観光客であっても口座を開設することができるとのこと。
- Bank of Hawaii
- First Hawaiian Bank
- Central Pacific Bank
歴史的に日本人が多いだけあって、この3行では日本語でのサポートも対応しており、日本人でも問題なく口座開設ができるそう(今後厳しくなる可能性もあり?)。
ただし、現地の窓口に出向く必要があるので難易度は上がりますが、旅行に行ったついでに口座開設ということができる方は試す価値アリな気がします。
詳しい方法は、以下の記事がよくまとまっているので参考にどうぞ。
ハワイの銀行口座開設は簡単!?開設方法を解説!
日本人でもハワイに銀行口座を作れる!?ハワイに口座を持ちたい人のために、口座開設の方法や必要な書類、おすすめの銀行、気になる手数料まで全て解説。意外と高額になりがちな海外送金の仕組みと節約のコツも紹介しています。
Firstradeを実際に使ってみた感想
最後に、僕がFirstradeを使ってきて感じたリアルな感想を述べていきます。
Firstradeを使っていて良かったこと
- 海外在住でも口座を維持できる
- 投資の幅が広がった
- 手数料無料なので気軽に売買できる
海外在住でも口座を維持できる
まず、個人的には海外で色々な国を跨いで生活しているので、引っ越しの際に証券口座を閉じなくて良いという安心感があります。
日本の証券会社では、非居住者になった時点で口座を維持できないというルールがあるので、2年に1度のペースで住む国が変わっている僕にとっては致命的。
海外に移住するということは、全て自己責任になるわけで、老後資金を長期投資で作っていくことは必須。
なので、どこにいても投資ができるという安心感は何ものにも代え難いのです。
投資の幅が広がった
日本の証券会社では、取扱銘柄が限られており、特にETFは日本の金融庁に届出が出ていない銘柄の場合、取り扱いがされないため選択肢は狭まります。
2020年に市場を席巻したARK社のETFですが、日本の証券会社だと上記の理由で取り扱いがありません。
【米国株投資】ARK社のETFとは?【破壊的イノベーション】
「最近ARKという会社のETFがすごいパフォーマンスを出してるらしい。ただ、英語の情報ばかりで、日本では買うのも難しそう。もっと詳しい情報が知りたいな。」そんな方向けの記事です。僕も最近中長期目線で、少しずつARK社のETFを買い増しています。リサーチがてらに記事をまとめてみました。ARK社のETFが欲しい方必見です!
僕は、Firstradeを利用していたためその制限はなく、9月ごろから波を掴みあるかなり良いところでトレードすることができ、大きな恩恵を受けることができました。
手数料無料なので気軽に売買できる
限られた資金の中で、パフォーマンスを最大限にしていくためには手数料にも気を配る必要があります。
売買手数料が無料なので、ポジションの整理は思い切った決断ができますし、老後資金を自分で準備しなければいけない中、長期積み立て投資でも大きな差が出ると感じています。
Firstradeを使って感じるデメリット
- 送金に時間がかかる
- 現金化に時間がかかる
送金に時間がかかる
日本の証券口座のように、日本円をすぐに米ドルに変えるという手段がないので、銀行 → Wise(送金サービス)→ 米国銀行 → FirstradeへACH送金という手間が発生し、着金までに5日以上かかることが多いです。
なので、常に資金を潤沢に置いておかない限り、欲しいタイミングですぐに買うというアクションが取りづらくなるというデメリットがあります。
とはいえ、Wiseという送金サービス+米国銀行で、手数料を格段に下げ、米ドルで資産を分散保有できるということを考えればプラスと捉えるようにしています。
現金化に時間がかかる
逆に、資金を引き出すにも時間と手間がかかります。
資金が必要になれば、株を売り、送金と逆の手続きをすれば良いのですが、株を売ってから資金が引き出せるようになる(Settled Funds)まで2日ほどかかるため、現金化には時間がかかります。
送金で日本の銀行に戻すことを考えると、1週間以上は見積もっておいたほうがいいかも知れません。
あくまで、余裕資金で運用することがより一層求められると感じます。
さいごに
今回は、Firstradeに関する評判、そしてメリット・デメリットを紹介してきました。
アメリカのネット証券口座を使うと、銘柄選定の自由度は格段に上がります。
ただ、送金や両替、人によっては英語でのやり取りが面倒と感じるかもしれません。
とはいえ、送金もインターネットのおかげで容易になっていますし、トラブルはそうそう起こらないのでカスタマーサポートとやり取りすることもほとんどありません。
特に、以下のような方にはFirstradeは最適な選択となると思います。
- 海外に在住している
- 今後、海外移住する予定がある
- 日本在住だけど、ドル運用+投資銘柄の幅を広げたい
ぜひ、これを機にFirstradeで口座開設をして、資産運用しつつ将来への不安を少しでも和らげておきましょう!
日本人でも口座開設可能な海外証券会社なら