【徹底解説】Firstradeの使い方ガイド

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Firstradeの使い方を知りたい人「Firstradeの口座開設を考えている。ただ、英語対応しかないので操作が不安だな。誰か使い方を教えてくれないかな。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

今回はそんな悩みを持つ方向けの記事です。

この記事を書いている僕は、アメリカのネット証券であるFirstradeを使い始めて3年近くが経ちました。

ただ、Firstradeのプラットフォームは日本語対応していないため、操作に戸惑う人も多いはず。

ということで、この記事では、そういった悩みを持つ方に向けてFirstradeの基本的な使い方を紹介する徹底ガイドを画像多めで解説していきます。

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もくじ

  • Firstradeでの入出金と株の買い方
  • ポジションと履歴の確認方法
  • その他Firstradeの使える機能紹介

Firstradeでの入出金と株の買い方

Firstradeでの入出金と株の買い方

まずは肝心の入金ですが、Firstradeでは3種類の入金方法があります。

  • ① ACH送金
  • ② チェック(小切手)
  • ③ 電子送金(振込)

今回は、日本人利用者の中で一番メジャーかつ、手数料無料のACH送金の利用前提とします。

Firstrade入出金

手順はシンプルで、以下の通り。

  • ① Accountsをクリック
  • ② Deposit/Transferをクリック
  • ③ Electronic Funds (ACH) を選択
  • ④ Enter Amountで入金金額を入れる(毎月自動で決まった金額を入金したい場合はRecurringにチェック)
  • ⑤ Previewをクリックして確認
  • ⑥ Submitで完了

ACH送金は、着金まで最大4営業日かかるとされていますが、僕の経験上はアメリカ時間の平日であれば、当日か翌日には着金していることが多いです。

出金も同様で、Withdraw from Firstradeから同様の操作をすることで、指定の銀行に資金を引き出すことができます。

ACH送金を利用するには、初回の設定が必要です。

詳しい設定方法は以下の別記事で解説しているので、参考にしてみてください。

株、ETFの買い方

続いて、株やETFの売買の方法です。

まずは、Firstradeにログインすると常時画面下部に表示されているタブの上向きの矢印をクリックします。

Firstrade取引タブ

すると、以下の画面がポップアップで表示されます。

Firstrade取引画面

Cash BP(買付可能額)が足りているかどうか確認して、以下の通り注文を進めましょう。

  • ① 買いは「Buy」、売りは「Sell」をチェック
  • ② 株数を入力
  • ③ ティッカーシンボルを入力
  • ④ 指値は「Limit」、成行は「Market」を選択
  • ⑤ 指値で購入の場合はLimit Priceと期間を設定(1日はDay、90日はGT90)
  • ⑥ 注文確定

指値の場合は、指定した価格に引っかかり次第、成行の場合は数秒でオーダーが反映されます。

個人的には、アプリの方が見やすいので(手順はPC版と同じ)、取引はもっぱらアプリで完結させています。

Firstradeアプリ取引画面

ポジションと履歴の確認方法

ポジションと履歴の確認方法

次に、ポジションの確認方法ですが、AccountsPositionsの順でクリックすると確認できます。

Firstradeポジション確認

それぞれの見方は以下の通り。

表記意味
Quantity(保有株数)保有株数はDRIP分(配当再投資)の端株もカウントされるため、小数点4位まで表示
Last(終値)取引時間中はリアルタイムの価格、取引時間外は前日の終値が表示
Change(変化額・変化率)前日終値からの変動額($)、変動率(%)で表示
Market Value(評価額)保有株数 × 価格
Unit Cost(取得単価)購入金額 ÷ 保有株数
Total Cost(合計購入額)各銘柄購入にかかった費用の合計
Gain/Loss(損益額・損益率)評価額 – 購入金額 =($ 損益額)、損益額 ÷ 購入金額 =(% 損益率)

余談ですが、緑の表示プラス、赤がマイナスなので、画面表示に緑が多い日は機嫌がいいです(笑)

短期売買などの取引パフォーマンスをチェックしたい場合は、AccountsGain/Lossの順でクリックすると詳しく確認できます。

含み益・含み損

各タブの表示内容は以下の通りです。

表記意味
Current Year Realized Gain/Loss今年度の実現損益の表示(売りを入れた場合)
Prior Year Realized Gain/Loss前年度の実現損益の表示(前年度に売りを入れた場合)
Unrealized Gain/Loss現時点の含み益・含み損の表示

短期売買をせず、長期での保有銘柄のみの方は、Unrealized Gain/Loss以外は表示されません。

履歴の確認

取引履歴の確認をしたい場合は、AccountsHistoryの順でクリックすると以下の画面が表示されます。

Firstrade取引履歴

取引履歴は、アクティビティごとにフィルターでき、期間も当日・7日間・30日間・60日間・月初来・年初来・カスタム(特定の期間)から選ぶことができます。

Interest(利子)は現金として証券口座に放置していた場合や、後ほど紹介の貸株に付くことがほとんど。

Other(その他)では配当再投資で自動購入された株取引が振り分けられます。

アプリだとこんな感じ。

以上が、Firstradeを利用する上で重要な基本的操作となります。

その他Firstradeの使える機能紹介

その他Firstradeの使える機能紹介

最後に必須じゃないいけど、使った方がお得な機能もついでに紹介します。

Firstradeでは、日本の証券会社にはなかなか存在しない2つのプログラムを利用することができます。

  • Dividend Reinvestment Program(配当再投資制度)
  • Securities Lending Income Program(貸株制度)

どちらも任意加入のプログラムとなりますが、使い方次第ではパフォーマンスを上げることができるので、紹介しておきますね。

Dividend Reinvestment Program(配当再投資制度)

Firstradeでは、配当金を雪だるま式に資産を増やしてくれるDRIP(配当再投資機能)があります。

  • 税引き後の配当金を自動で再投資
  • 手数料は無料
  • 端数株対応がある
  • いつでも設定の変更可能

一度設定さえしてしまえば、自動で時間もお金もかけずに、資産がさらに資産を産む仕組みを手軽に作れるので、長期で複利を効かせたい方にはおすすめです。

DRIPの設定方法は、以下の記事にて解説しています。

Securities Lending Income Program(貸株制度) ​

Securities Lending Income Program(貸株制度)は、保有している株を貸し出すことで利子を受け取ることができるプログラムです。

貸し出し中の株・ETFでも好きな時に売却できるので、配当がない、長期保有銘柄を放置しておくよりはいいサービスと言えます。

ただし、デメリットとして以下の点を注意する必要があります。

  • 貸し出す株・株数は自分で選べない(Firstradeで需要に応じて振り分け)
  • 貸し出し期間の配当金・議決権は失われる
  • 決まった利率がない
  • SIPC(証券投資者保護公社)の保護対象にならない

事前にFirstrade側からどの銘柄を貸し出すか、貸し出しが終わったかどうかの連絡はないため、AccountsPositionsから、銘柄の横に以下の[L]マークが付いているかどうかで判断することができます。

ちなみに、借り手需要の高い銘柄リスト(毎週更新)は公開されているので、以下の画像の手順で随時確認してみてください。

Firstrade貸株需要リスト

また、貸株で得た利子は、AccountsHistoryから、Interestフィルターすることで確認することができます。

Firstrade利子

貸し出される銘柄も限定されており、雀の涙程度の小銭しか入らないので、保有額が相当大きくないとメリットは感じられないかもしれません。

ただ、配当を出さない株であれば、無料かつお金を生み出してくれる可能性があるので、参加を検討してみても良いのではないでしょうか?

さいごに

ということで、今回はアメリカのネット証券Firstradeの基本操作について解説してみました。

僕は、Firstrade以外にもいくつか証券口座を開いて使ってみましたが、Firstradeが圧倒的にシンプルで使いやすかったです。

特に、アプリの方が使いやすくて好きなので、アプリメインで入出金・取引、アプリでできない細かい設定やパフォーマンス確認はWebでという形で使い分けています。

Firstrade: Trade, Invest, Save
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開発元:Firstrade Securities Inc.
無料
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ぜひ、Firstradeをフル活用して資産運用しつつ、将来への不安を少しでも和らげていきましょう!

口座開設がまだの方は、これを機に以下リンクよりどうぞ。

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