SEO対策の基本【Googleに好かれることばかりを考えるな!】
「ブログやサイトを運営して、集客に使いたいと考えている。だけど、SEO対策とか難しそうだなぁ…よくわからない単語ばかりだし、超基礎の基礎から簡単に説明してほしいな。」
今回はそんな疑問を持つ方向けの記事です。
SEOは個人、法人関係なく無料で作れる資産であり、営業マンとして24時間働いてくれるので、現代では必須のスキルの一つです。
ということで、この記事ではSEO対策の基本を僕の経験談も交えながら解説していきます。
もくじ
- SEO対策の基本①:Webとは?
- SEO対策の基本②:Googleを理解しよう
- SEO対策の基本③:EATとは?
- SEO対策の基本④:信頼されるコンテンツの作り方
それでは、早速学んでいきましょう!
SEO対策の基本①:Webとは?
SEOを深く理解するためには、根っこの部分から理解していく必要があります。
皆さんは、そもそも「Web」とは何か答えられますか?
Webとは、もともと「クモの巣」という意味で、世界中の情報がクモの巣のように張りめぐらされて、繋がっているということからきています。
そこからWWW (World Wide Web)という言葉が生まれたのです。
Webの成り立ちとは?
Webという仕組みはティム・バーナーズ・リーというスイスのCERN(セルン)という研究機関の博士によって作られました。
Webがない時代、数千人の研究者が出す、研究結果が資料室のあちらこちらに散漫しており、ティム博士はその情報を1つにまとめる任務を負ったのです。
そこで、できたのが今やほとんどのサイトの構成で利用されているHTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)なのです。
初めは、「文字の上にリンクを置く→別のページに飛ぶ」という極めてシンプルなものでした。
ただそれだけじゃ、どこにどんな情報があるか分からないですよね?
そこで、ドメイン(資料室の住所)の後ろに見やすく棚分けをしたものが、URLと言われるものです。
HTTPって何?
HTTPを理解するには、レストランでのウェイター(サーバー)とお客さん(クライント)の関係で見るとわかりやすいです。
例えば、あなたがアメリカのレストランに行ったとして、日本語で「ワインください!」といってもウェイターさんは理解できないですよね。
これをわかるようにするために、HTMLというお互いが分かる言語で伝えることで、ウェイターさんが注文通りの提供をしてくれます。
ただ、ワインといっても世界中には何千、何万という莫大な種類がありますよね。
そこで情報をうまく整理して、オススメしてくれるのがGoogle ChromeやMicrosoft EdgeをはじめとするWebブラウザーなのです。
我々が、普段何気なく行なっているGoogle検索はこのようにして成り立っているのです。
SEO対策の基本②:Googleを理解しよう
Googleの検索エンジンには、クローラーといってロボットが各サイトを巡回することで、順位づけをしています。
みなさんは、なぜGoogleの検索結果が、広告同様にオークション型にしないのか疑問に思ったことはありませんか?
お金ですべて解決してしまえば、クオリティは最悪でも上位に挙げれてしまいますよね。
極端な話、ウソの情報でも1位に上がってきて、みんなが信じてしまう
→ 結果Googleの信頼性も落ちる
だからこそ、クローラーと言われるロボットが公平にチェックをしているのです。
クローラーの主なチェックポイント
- サイトの構成
- 文字情報
- リンク(内部&外部)
- ページの表示速度
- コンテンツのボリューム
そして、この仕組みを理解し、どう自分のサイトを上位に表示させるか?施策をすることが、
SEOは、時代によって変わってきました。
その中でも、ペナルティを食らってしまう危険な対策もあるので、頭に入れておきましょう。
やってはいけないブラックハットSEO
Googleはユーザーに求められていない情報はガンガン落とすようにしています。
その代表例が、以下のブラックハットという手法を使ったサイト。
- 被リンクの大量購入&設置:外部リンクを売る業者から被リンクを大量獲得
- コンテンツファーム:大量のフリーライターを雇いとにかく文字数を稼ぐ
- ワードサラダ:不自然にターゲットキーワードを入れてくる
- クローキング:ユーザーには画像、ボットにはコードを読ませる
- 隠しテキスト&隠しリンク:文字数を多くするため、背景と同色の文字をランダムに置く
このように時代によって、様々な手法でGoogleを騙し、上位に表示させる手段が横行していました。
実際に、僕が2012年にこの業界に入った際は、今ではNGな対策が横行し、良くも悪くも年間数百万円で対策を売れた時代でもありました。
しかし、こういったサイトには、ペンギンアップデートやパンダアップデートによって、日々順位を下げられています。
上位表示を狙うためには、時代に左右されない良質なコンテンツを提供する以外にないのです。
SEO対策の基本③:EATとは?
EATとは、Googleの設定しているガイドラインで、以下3つの頭文字を取っています。
- Expertise:コンテンツを作る人に専門性があること
- Authoritativeness:コンテンツを作る人やWebサイトがそのジャンルの権威であること
- Trustworthy:コンテンツをを作る人やWebサイトが信頼できること
特に、YMYL(Your Money Your Life)と言われる「お金」や「命」に関わる以下のジャンルの記事はウソの情報が広まるとまずいので、Googleは重点的にチェックしています。
- ショッピング、金融取引ページ
- 財務情報
- 医療情報
- 法的情報
- 公的ページ/重要なニュース記事など
では、EATに良質なコンテンツを作るために、どんなことを意識すべきなのか?
簡単に解説してきます。
専門性=内部リンクの多さ
専門性を上げるには、内部リンクの多さが重要です。
ライフスタイルを中心とした幅広いジャンルを扱うサイトだと、ファッションや食べ物、住まいなど記事の内容がばらつき、内部でのリンクが生まれにくいですよね。
一方で、ファッションに特化したサイトであれば、冬コーデという1つのキーワードに対して複数の記事を、リンクすることができるので専門性が上がっていきます。
僕もこのブログで、Wiseという送金サービスの記事を出したのですが、始めにサービスの「評判」を調べた記事をリリース。
その後「使い方」などの細かいキーワードに前回の記事を内部リンクしたところ記事の順位が一気に上がっていったという経験があります。
なので、1つの内容で複数の角度から記事にして、リンクで誘導していくという方法はおすすめです。
権威性=被リンクや引用の多さ
結論、「この人の言うことなら信じる!」というレベルの情報を発信していることが重要です。
こういった人の意見や記事は、同ジャンルのブロガーやライターに引用されやすくなりますよね。
そうすると、必然的に自分のサイトの評価は上がります。
なので、最近では以下のようなオフラインなどの活動も検索結果に反映されはじめています。
- SNS運用
- 外部メディア活動
- 出版活動
- 免許、資格取得など
特に、SNSの運用と紐付けはかなり重要視されているので、活用しない手はないです。
信頼性=特商法の徹底・更新頻度・検索流入
信頼性は、以下の2つが大きなポイントになります。
- 特商法ページが法律に基づき、しっかり作られているか
- 直接検索、ブックマークからの流入があるか
特に近年、「指名検索」が重要視されています。
このサイトでいえば、「旅リーマン」
、「旅リーマンどっとこむ」
でたどり着く人たちのことですね。
これは、権威性にも関連しますが、自分の名前やブランドが知られているほど、Googleの検索でも優位になるということですね。
SEO対策の基本④:信頼されるコンテンツの作り方
商品やサービスの集客の手段として作成する場合の全体構成はこんなイメージ。
ランディングページを使う際には、価格1つにしても、自社の価格を押す、他社と比較をする、相場との比較をするなどユーザーのニーズに合わせて制作していきます。
記事を制作していきましょう
信頼されるコンテンツを作る上で、重要なことは以下の3つ。
- ロングテールキーワードの把握
- ペルソナの設定
- 6W1Hで考える記事構成
ロングテールキーワードの把握
成約をゴールとするのなら、ユーザーの悩みが明確になっているスモールキーワードを狙い撃ちするべき。
- ビッグキーワード:検索数は多いが、コンバージョンが少ない
- ロングテールキーワード:検索数は少ないが、コンバージョンが高い
例えば、「ダイエット」というキーワードであれば
ダイエット 368,000件/月
ダイエット サプリ おすすめ 6,600件/月
さらに、そのキーワードに対して競合の状況も見つつ、Googleのキーワードプランナーを使って競合性をチェックして難易度が低いものから優先度を上げていくのが重要です。
ペルソナの設定
ユーザー目線で記事を書くには、ペルソナの設定が重要。
自分が仮想のユーザーになりきり、こういう人がどういった検索のフローで自分のサイトに来てくれるのかというイメージします。
例えば、
- 30歳、男性
- 子供2人
- 飲食店1店舗経営
- 広告掲載月10万円程度
- ウェブ知識なし
- 最近集客に困り始めた
ちなみに、キーワード選定には、僕も使っている無料のツールGoogleのキーワードプランナーかUberSuggestが検索ボリュームと競合性を同時に見れるのでおすすめです。
6W1Hで考える記事構成
記事を構成するには5W1H以上の6W2Hで、考えることが大事。
- WHO(誰が)
- WHOM(誰に)
- WHAT(何を)
- WHY(なぜ、何のために)
- WHERE(どこに)
- WHEN(いつ)
- HOW(どのように)
- HOW MUCH(どのくらい)
こうすることによって、記事の要素を洗い出し、大枠の構造を固めることができるので、タイトルも決めやすくなり、記事が書きやすくなりますね。
僕のおすすめとしては、6W2HをGoogle Docsでまとめておくと、下書きがしやすくなり、効率が圧倒的に上がります。
記事を書く際の8つのポイント!
- タイトル付け→34文字以内で、日付などを入れる【2020年6月最新版】
- 優先順位をつける→キーワードツールで競合性を低いものから狙う
- 肉付けをしていく→3つの大見出しで話をまとめる
- 個人の経験を必ず入れる→体験談が入ることでオリジナリティが出る
- 何度も読み返し、不要な部分は削除でなく後部に移動→読まれる部分をシンプル化、ただ文字数も大事なので後半にずらす
- SNSや動画、自社制作コンテンツの埋め込み→EATの権威性に関連
- 口コミ、レビュー系の挿入→第三者的な視点を入れる
- 文法や語尾の調整→です、ますなどの語尾、俺、僕、私など一人称を統一する
最後に自分の経験などを混ぜ合わせて、まとめに持っていくのが、現状で信頼されるコンテンツを作る王道と言われています。
僕も試行錯誤しながらですが、日々の平均順位やクリック数は上がり続けているので、今後もこのガイドラインに沿って、みなさんのためになるコンテンツを配信できればと思っています。
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
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