【ペット好き投資家必見!】PAWZってどんなETFなの?

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PAWZについて知りたい人「ペット産業に特化したETFがあるらしいけど、どんなETFなんだろう?ペット好きなので、ペットETFの利益でいいフードを買ってあげたいなぁ。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

今回はそんな犬猫好きな投資家必見のETFを紹介します。

実は、この記事を書いている僕は、フィリピンで猫を2匹と暮らしながら、おいしいキャットフードを買うために米国株投資をせっせとがんばっています(笑)

そんな中、どうやらこのペットETFが、コロナ渦でかなり良いパフォーマンスを出しているということで調べずにはいられませんでした。

ということで、ペット業界特化のETF、PAWZについて解説していきます。

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もくじ

  • PAWZってどんなETF?
  • PAWZの構成銘柄は?
  • PAWZの買い方とは?

PAWZってどんなETF?

PAWZってどんなETF?

ペットケアETFのPAWZは、正式名称 ProShares Pet Care ETF で、ティッカーシンボルの「PAWZ」は英語で犬や猫の足を意味します。

純資産総額$323.54 Million(約355億円)
取引所Cboe BZX
設定日2018年11月5日
インデックスFactSet Pet Care Index
経費率0.50%
配当利回り0.18%
構成銘柄数32
2021/9/18 時点

PAWZの設定は2018年とまだまだ新しいETFで、経費率は0.50%まで抑えられています。

運用会社のProShares社といえば、あの禁断のNASDAQ100のレバレッジ3倍ETF「TQQQ」で有名なETF発行会社ですね。

PAWZのリアルタイムの株価とパフォーマンスは以下のとおりです。

PAWZ1ヶ月3ヶ月6ヶ月1年設定来
パフォーマンス-0.18%6.06%12.66%39.70%29.55%
出典:proshares.com 2021/8/31 時点

ここ1年では40%近くのリターンが出ており、コロナショック以降は急激に右肩上がりで成長を続けています。

なぜペットケア特化のETFが伸びるのか?

ところで、そもそもペット産業だけに特化した30銘柄前後のETFが本当に伸びていくのか少し気になりますよね。

ProShareによると、PAWZに投資すべき理由として以下の3点を挙げています。

  • アメリカでは10世帯に1世帯がペットを飼っている(子供を持つ数よりも多い)
  • ペットオーナーはより良いペットフード・サービス・ヘルスケアに支出を惜しまない
  • 世界のペット産業市場は2027年までに40兆円近くになると試算(不況に関係なく2001年以降順調に成長)

これに加え、コロナ渦で在宅時間が増え、ペットを家族の一部とみなす「コンパニオンアニマル」という考えがより浸透したことも挙げられます。

確かに、僕自身もロックダウンで2年近く家に閉じ込められていますが、ペットの猫2匹に毎日癒され、自分たちの食糧よりペットフードの方に出費をするなんてことも増えてきました(笑)

PAWZの構成銘柄は?

PAWZの構成銘柄は?

それでは、PAWZのトップ10構成銘柄を見ていきましょう。

比率会社名シンボル保有株数時価総額
9.67%IDEXX LABORATORIES INCIDXX52,597$34,803,960.87
9.55%ZOETIS INCZTS173,191$34,376,681.59
9.31%DECHRA PHARMACEUTICALS PLCDPH475,278$33,492,007.02
8.29%CHEWY INC – CLASS ACHWY394,323$29,818,705.26
7.72%FRESHPET INCFRPT187,729$27,783,892.00
4.39%NESTLE SA-REGNESN128,707$15,791,372.14
4.37%MERCK & CO. INC.MRK219,643$15,744,010.24
4.23%ZOOPLUS AGZO126,940$15,232,797.48
4.22%PETCO HEALTH AND WELLNESS COWOOF674,753$15,168,447.44
4.21%PETS AT HOME GROUP PLCPETS2,184,864$15,141,247.35
出典:proshares.com 2021/9/17 時点

リバランスは毎月行われるので、比率や銘柄の入れ替えは頻繁に起こることを前提にご覧ください。

社名だけだとピンとこないので、各社がどんな会社なのかサクッと見ていきましょう。

Idexx Laboratories

Idexx Laboratories

Idexx社は、アメリカ発の獣医向けの診断テストやソフトウェアを開発・製造する多国籍企業。

獣医師向けの「コンパニオンアニマル部門」、水中の微生物を測定する「水質調査部門」、狂牛病など家畜の病気を検出する「家畜・家禽部門」の3つのグループでビジネスをしています。

2020年は、約2,970億円の売上、1,725億円の利益を計上しています。

Zoetis

Zoetis

Zoetisは世界最大の動物向けの製薬会社で、元々はPfizerの子会社でしたが、2012年にスピンオフしました。

動物向けの医薬品、ワクチン、診断検査に特化して研究・開発・販売しており、参入障壁の高いエリアで圧倒的に利益率の高いビジネスを展開しています。

2020年は、約7,340億円の売上、4,900億円の利益を計上しています。

Dechra Pharmaceuticals

Dechra Pharmaceuticals

Dechraは、イギリスを拠点とする獣医製品の開発とマーケティングを行う企業です。

主に犬、猫や家畜向けの医薬品を提供しており、ヨーロッパ部門とアメリカ部門の2つに分かれて開発されています。

2020年は、約918億円の売上、407億円の利益を計上しています。

Chewy

Chewy

Chewyは、2011年にフロリダ州で創業されたペットフードやペット用品を販売するオンライン小売業者。

こちらは以前紹介したEコマースETFのIBUYにも組み入れられています。

コロナ渦で売り上げが急成長し、2020年は7,860億円の売上、1,934億円の利益を計上しました。

Freshpet

Freshpet

Freshpetは、アメリカの犬猫向けのペットフードを製造する会社。

新鮮な素材が売りで、添加物も入っていないため、購入後は冷蔵庫で保存する必要というのが特徴です。

2020年は、約350億円の売上、137億円の利益を計上しています。

Nestle

Nestleは、誰もが知るブランドだと思いますが、スイスを本社とする食品・飲料品の多国籍企業。

ちょっと意外な感じもしますが、Purina(ピュリナ)というペットフードブランドを持っていますね。

2020年のペットケア部門のみの売上は約1,650億円、約364億円の利益を計上しています。

Merck & Co

Merck & Co

Merckは、アメリカを本社に置く世界最大級の製薬会社です。

人間用の製薬会社というイメージが強いですが、「アニマルヘルス部門」を2011年に設立し、ペットや家畜向けのワクチンや医薬品を開発・製造しています。

2020年のアニマルヘルス部門の売上は約5,160億円を記録しています。

Zooplus

Zooplus

Zooplusは、ドイツのミュンヘンを本社に置くペットフード、消耗品のEコマースサイトを運営する企業。

ヨーロッパでイギリスを含む30カ国へ展開しており、欧州エリアの50%以上のマーケットシェアを握っているとも言われています。

2020年の売上高は、約2,320億円、約58億円の利益を計上しています。

Petco Health And Wellness Co

Petco Health And Wellness Co

Petcoは、アメリカ・サンディエゴを拠点とするペット用品を販売する小売チェーンです。

全米で1,500店舗以上を運営し、野球好きならピンと来ると思いますが、あのサンディエゴ・パドレスの本拠地「ペトコ・パーク」はこの会社がネーミングライツを持っていることでも有名ですね。

2020年の売上高は約4,870億円、1,900億円の利益を計上しています。

Pets at Home Group

Pets at Home Group

Pets at Homeは、イギリス最大級のペット用品小売業者。

英国内で453店舗のペット用品店と、グルーミングサロンを316店舗運営に加え、獣医とのジョイントベンチャーで453のクリニックを運営しているのが特徴。

2020年は1,600億円の売上、84億円の利益を計上しています。

ひとくちにペットケアといっても、我々が直接関わるペットフードやペット用品小売店だけでなく、そのうしろにいる製薬会社や製造企業など幅広く組み入れられていて、非常に興味深いですね。

PAWZの買い方とは?

PAWZの買い方とは?

最後に肝心のPAWZのETFの購入方法ですが、まだまだ日本ではハードルが高いのが現状です。

大手3証券(SBI・楽天・マネックス)で銘柄検索をしましたが、いずれも該当せずという結果でした。

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
PAWZ×××

日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。

CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、PAWZを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。

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また、PAWZに現物で投資したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。

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Firstradeであれば、PAWZはもちろん、米国に上場するすべての株式の手数料無料で投資できるため、投資の幅が圧倒的に広がりますよ。

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詳しい口座開設方法や使い方などは、以下の別記事に画像付きで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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