【資産構築最適化】シンガポールで開設すべき証券口座ベスト3!
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シンガポールでの証券口座開設に悩む人「シンガポールに移住して証券口座の開設を検討している。だけど、どの会社が使いやすくておすすめなんだろう?詳しく知りたいな。」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
今回はそんなお悩みを持つ方向けの記事です。
この記事を書いている僕は、2022年にフィリピンからシンガポールへ移住し、米国株を中心に継続的に資産運用を行っています。
ただ、居住国によって使える証券会社が異なり、移管や新規開設含め、国を跨ぐ資産の移動はとにかく労力がかかります。
そんなわけで、僕自身が実際に色々な証券会社を試して、今でも愛用しているシンガポール在住者向けの証券口座トップ3をご紹介していきます。
もくじ
- シンガポールで証券口座を開くメリット
- シンガポールの証券口座ベスト3!
- 使ってみて合わなかった証券会社
シンガポールで証券口座を開くメリット
「シンガポールで投資をしない」というのは、まさに宝の持ち腐れ。
その最大の特徴が「キャピタルゲイン非課税」です!
日本と比べると、所得税・法人税が低いのはもちろんのこと、株式等の金融商品における売却益に対する課税がないため、資産形成のスピードが圧倒的に違います。
例えば、100万円の投資収益があった場合…
🇸🇬 シンガポールの場合:100万円(非課税)
この違いが複利で効いてくると、数年後には大きな差になっていきます。
ということで、まさに「金融立国」シンガポールで生きる僕自身の経験をもとに、おすすめの証券会社まで詳しく解説していきますね。
シンガポールの証券口座ベスト3!
では、早速シンガポール居住者向けの証券口座トップ3(※独断と偏見)を発表します。
- ① InteractiveBrokers
- ② Tiger Brokers
- ③ moomoo
それでは、各証券会社の特徴を簡単に紹介していきますね。
① InteractiveBrokers
まずは、アメリカを拠点とするInteractive Brokers(以下、IB証券)のシンガポール法人 Interactive Brokers Singapore Pte. Ltd.
IB証券の概要は、以下の通り。
取引可能商品 | ETF、株式、オプション、ワラント、 オプション、先物、FX、債券、CFD |
取引可能なマーケット | アメリカ、カナダ、メキシコ、日本、香港、 シンガポール、中国、オーストラリア、インド等 |
取引手数料(米株) | US$0.005/株(最低US$1/注文) |
プラットフォーム利用料(米株) | なし |
入金方法 | PayNow、銀行振込、小切手 |
IB証券を使うメリットとしては、
- 幅広い投資対象
- サポート地域が多い(日本語もあり)
- 23種類の通貨に対応
- 2段階認証等のセキュリティ
ただし、シンガポールのIB証券アカウントは、他国とは別扱いになっており、他国で作ったアカウントを継続利用というわけにはいかず、新規開設のみの受付というのが玉に瑕。
僕もフィリピン在住時代に使っていたIB証券をそのまま使うことはできず、移管も受け付けてもらえず、泣く泣く新規開設せざるをえなかったという経緯があります。
仮にシンガポールを出ることがあると、そこがネックになる可能性もありますが、それはどの証券会社にも言えそうなことなので致し方なし。
いずれにせよ、世界200カ国以上で40年以上運営しているという安心の実績は変え難いため、多くの人にとってベストチョイスとなるでしょう。
② Tiger Brokers
Tiger Brokersは、2014年に中国・北京で設立されたインターネット証券。
NASDAQ上場のUP Fintech Holding Ltd傘下で、ニューヨーク、香港、オーストラリア、ニュージーランドとグローバルにサービスを提供しています。
Tiger Brokersの概要は、以下の通り。
取引可能商品 | ETF、株式、オプション、ワラント、先物、REIT |
取引可能なマーケット | アメリカ、香港、シンガポール、中国、 オーストラリア |
取引手数料(米株) | US$0.005/株 (最低US$0.99/注文、上限は取引額の0.5%まで) |
プラットフォーム利用料(米株) | US$0.005/株 (最低US$1/注文、上限は取引額の0.5%まで) |
入金方法 | PayNow、預金口座引落し、銀行振込、 Wise(非SG銀行のみ) |
テック重視の企業ということもあり、アプリが使いやすいのも強み。
SGDでのデポジットも銀行口座を連携することで数分で完結、自動でSGD→USDへのも設定できるので、絶好の買いタイミングを逃すことなくスピーディーな取引が可能です。
僕はサブアカウントとして、毎月米国株の買い増しに利用しています。
③ moomoo
moomoo証券は、香港を拠点としNASDAQへ上場しているFUTUグループの投資のスーパーアプリ。
アメリカのみならず、シンガポール、香港、中国、日本の株式市場へのアクセスに加え、FX・暗号資産への投資も1つのプラットフォームで実現。
Tiger Brokersの概要は、以下の通り。
取引可能商品 | ETF、株式、先物、REIT、デリバティブ |
取引可能なマーケット | アメリカ、香港、シンガポール、日本、中国 |
取引手数料(米株) | US$0 |
プラットフォーム利用料(米株) | US$0.99/注文 |
入金方法 | PayNow、預金口座引落し、銀行振込、 Wise(非SG銀行のみ) |
moomooは最近日本でも人気のようですが、なんと言っても取引手数料の安さに定評があります。
逆にちょっと気になる点としては、通知・プロモやコミュニティ投稿など無駄なノイズが多く、UIもゴチャゴチャ感が強いので、メイン口座としてはちょっと使いづらいという点があります。
(↑こんな感じで邪魔してきます)
とにかく取引手数料が安いので、個人的にはちょっと攻めたグロース株など、お楽しみ銘柄を運用する口座として切り分け活用しています。
番外編:Firstrade
Firstradeは、僕が長年愛用しているアメリカを拠点とする証券会社。
個人的には、UI/UXともにシンプルで使いやすくメイン口座として利用しています。
実は、シンガポール在住者の口座開設も受け付けており、移住してから真っ先に開設しました。
番外編としたのは、以前から保有しているアメリカの銀行を利用して投資をしており、シンガポールの銀行から直接送金をしたことがなく、銀行の連携等の情報が不明のため。
ただ、正直アプリのUI/UXとデザインクオリティは、上記3社の中でもダントツのNo.1です。
Firstradeに関するレビューは以下の記事にて詳細を書いているので、気になる方はぜひ。
【日本人でも口座開設可能】Firstradeの評判って実際どうなの?
「Firstradeの口座開設を検討中。でも海外の口座を開くのはすごく不安だな。実際の評判はどうなんだろう?」という方向けの記事です。海外証券口座の中でも割と日本語情報の多いFirstradeですが、評判となると古い情報が多く、あまり参考になりません。ということで、最新のFirstradeの評判を紹介していきます。
使ってみて合わなかった証券会社
逆に口座開設をして使ってみたけど、自分には合わないと思った証券会社も参考までにどうぞ。
※あくまで個人的な感想で、ネガキャンをする意図はないのでご了承ください。
フィリップ証券
日本語でのサポート対応があり、人気のフィリップ証券。
シンガポールのREITを購入するため、口座を開設し1年以上は利用していました。
しかし、PCとスマホが別プラットフォームという使い勝手の悪さと、UIとUXがとにかく合わずギブアップ。
SGX(シンガポール証券取引所)の流動性が低く、とにかく板が薄いためREITを全て損切りして現金化の手続きへ。
自分が2度「Sell」のボタンを押してしまったのがいけなかったのですが、それが空売り扱いになっていたらしく、手数料を請求されてしまいました。
現物ETF保持で、「Sell」注文が何度も出せてしまう上に、注意書きなしで空売りになるUIはいただけず、手数料を払って口座をそっと閉じました。
Saxo Bank(サクソバンク証券)
Saxo BankもスマホアプリのUIとUXが自分には合わず、なかなか使いこむことができず、放置。
一番困ったのは、ポートフォリオのすべてが米国株にもかかわらず、SGD表記なこと。
値動きをチェックするのに、毎回頭で為替を計算しなければならず、さすがに使い勝手が悪いためギブアップ。
他社へ移管するコストも100ユーロほどかかるとのことで、最終的には株を売り口座を閉じました。
(US$10,000以上の投資でUSD表記のサブアカができるみたいですが、その気にはならず…)
さいごに
ということで、シンガポール在住者向けの証券会社の個人的ベスト3を紹介しましたが、いかがでしたか?
まとめると、
- ① 安心と実績の「Interactive Brokers」
- ② アプリの使いやすさに定評「Tiger Trade」
- ③ 手数料の安い「moomoo」
すべての証券口座を試したわけではありませんが、一般的にメジャーな会社はアカウントを開設し、実際にお金を入れて使い勝手を確認しているので、それなりに信憑性はあると思います。
口座開設はどれも無料です。シンガポール在住者の「キャピタルゲイン課税なし」という利点を生かして、資産を爆速で増やし、将来の不安を少しでも和らげておきたいですね。
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