海外転職するなら東南アジアがおすすめな理由【3カ国で働いた体験談】
海外で転職を考えている人「日本で毎日満員電車に乗って、働くのは辛いなぁ。本当にこのままで良いのだろうか。海外に転職してみたいけど、どんなエリアがおすすめなんだろう?」
今回はこういった疑問に答えます。
もくじ
- 海外転職するなら東南アジアがおすすめな理由
- 給与は15~20万程度でも、十分な暮らしができる
- 日本のパスポートは最強なのでチャレンジすべき
- 東南アジア転職の未来はいかに?
そんな記事を書いている僕は、25歳から東南アジアで働き始め、現在6年目を迎えました。
これまで、ベトナム、フィリピン、インドネシアと3か国での転職と現地での生活を経験しているので、ある程度記事の内容は信用していただけるかと思います。
海外転職するなら東南アジアがおすすめな理由
- マーケットが伸びている
- 日本のような窮屈さがない
- 挑戦するハードルが低い
マーケットが伸びている
伸びているマーケットで働くということは、これからキャリアを作るうえで、重要です。
なぜなら、以前、「伸びてる国で働く」という記事でも解説しましたが、
伸びてる国で働くという話【海外で転職する際のポイント】
前回は伸びてる業界を選び働くというトピックでお話しましたが、今回はさらに、国も戦略的に決めて働くという内容で話していきたいと思います。数々のアジアの伸びている国で働いてきた、僕の経験をもとに解説していきます。
伸びているマーケットで働くと、成長の勢いを肌で感じることができ、その環境に身を置くことで、自身も成長しようというパワーを自然ともらうことができます。
また、伸びてるマーケットには投資が入りやすく、事業の成長するスピード感や環境の変化に対応していく柔軟性が上がるので、日本ではなかなかできない経験値が得られます。
僕もベトナム、インドネシア、フィリピンと3カ国で働いていますが、勢いのある環境で働くだけで、普段とは違う視点で物事が見れるようになり、ひらめきが生まれたりするものです。
日本のような窮屈さがない
満員電車に乗らずに済む、面倒な付き合いは最低限、人に合わせるという行為をすることが少なくなるので、精神的に余裕が生まれます。
例えば、会社まで徒歩で行ける範囲で部屋を借り、タクシーやライドシェアなどを利用することで通勤時間を短縮できる。
日本だと初乗り700円とかするので、普通のサラリーマンだと終電逃した時の最終手段って感じですが、東南アジアだと大体タクシーやライドシェアのGrabも数十円から数百円で乗れるので、頻繁に利用してます。
また、会社にもよりますが、基本は上司や取引先の接待で、嫌々に付き合わされるということも減るので、その分、自分の時間が増えます。
挑戦するハードルが低い
東南アジアの労働ビザが取りやすい国が多いです。
欧米諸国で働くには、普通に働きたいという理由だけで就労ビザは発給されないことが多いです。
アメリカのトランプ大統領を見て分かる通り、国内での失業率が高いので、国民の雇用を守らなければいけませんからね。
国やビザによっては、大卒の卒業証書を求められることがありますが、僕が3カ国で働いた中で、今までビザが取れなかったことはないです。
また、語学の面でも、完全に英語ネイティブというわけではないので、英語がそこまでうまくなくても、仕事の中で学んでいく人も実際多いですし、生活は成り立ちます。
ローカル言語のカベはあれど、お互いに母国語ではないからこそ、分かりあえたりすることもあります。
土俵に上がりやすいというのは大きなアドバンテージです。
給与は15~20万程度でも、十分な暮らしができる
僕は東京で働いていた時、都心の1LDKに月8万8000円払っていました。
フィリピン、インドネシア、ベトナム、マレーシア、タイであれば、上記ぐらいのお金があれば、1か月の生活費はまかなえます。 ※シンガポールは除く。
今考えると本当にもったいないことをしてたなと思いますが、東南アジアであれば月に4〜5万円あれば、プール、ジム付きのコンドミニアムを借りることができます。
この生活費で、日本ではまず住めないような部屋を借り、普通に日本食も食べれて、お酒も飲む生活ができるので、困ることはないです。
あと、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアあたりは、普通にローカル飯でも安くて、おいしい店がいっぱいあるので、それを食べ続ければもっとコストを下げることができます。
実際にインドネシア、フィリピンでの生活費を別記事にて公開しているので、詳しく知りたい方は下記を参考にどうぞ。
インドネシアに移住するってどんな感じ?【元現地駐在員が語る】
インドネシアで移住を考えている人向けの記事です。ビザなどの条件や費用、移住に関するメリット、デメリットを実際に2年間の生活を経験した僕が解説していきます。
フィリピンに移住するってどんな感じ?【現地駐在員が語る】
フィリピンで移住を考えている人向けの記事です。ビザなどの条件や費用、移住に関するメリット、デメリットを実際に現地で生活している僕が解説していきます。
日本のパスポートは最強なのでチャレンジすべき
日本のパスポートは最強です。
実際にパスポートのランキングを発表しているヘンリー&パートナーズ社が出した2020年のランキングでは堂々の1位!
191ヵ国にビザなしもしくはVOA(到着ビザ)で入国できる、世界唯一のパスポートなのです。
パスポートの信用度が高い=労働ビザが発給されやすい
日本にいると、パスポートを取らない人が意外に多く、外国人にビックリされることが多いのですが、使わない理由はないですよね。
東南アジア転職の未来はいかに?
東南アジアの未来は明るいです。
そのため、今後、間違いなく多くの人が東南アジアに転職、移住してくると思います。
なぜかというと、日本における雇用の安定というものがなくなり、伸びているマーケットで働かざるを得ない状況になるからです。
最近こんなニュースがありました
三菱UFJ銀行、一律の賃上げ廃止へ
三菱UFJ銀行の労使は今年の春季労使交渉で、行員ごとの人事評価に基づいて賃上げ率を決める方式で合意する見通しだ。一律の賃上げをやめることになる。今年の交渉ではトヨタ自動車の労組も個人の評価に基づく賃
安定の象徴だった銀行でさえ、長く働けば給与は上がっていくというシステムは維持できない。
終身雇用の破綻、さらに少子化を原因とする人口の減少で、消費力と労働力のある若者が減っていきます。
東南アジアでは真逆のことが起こっています。
人口ボーナス予測
- フィリピン 2062年
- インドネシア 2044年
- マレーシア 2050年
このように、人口は増え続けていきます。
人口=消費力&労働力
もちろん、単純に人口が増えるだけでは、成長は約束されませんが、実際にGDPは5%台で成長を続けており、期待はできますよね。
今の会社で好きなことをして、自分の進みたいキャリアに突き進んでいるという方は無理する必要はないと思いますが、現状の生き方に疑問があるなんて人は、あまり考えすぎずに、「人生は長いし、1、2年チャレンジしてみようかな」くらいの気持ちでトライしてみるものアリだと思います。
今後も多くの日系企業が東南アジアをマーケットとして、進出してくるので、早めに飛び込んでみて、外から日本を見てきたというキャリアが、これからは重宝されていく時代になってくると思います。
ちょっと東南アジア転職に興味あるなと思った方用に、一応下記のリンク貼っておきます。
東南アジアでの転職におすすめのエージェント
P.S. 失敗談
働く前に必ず現地に行って視察することを忘れずにしましょう。
僕もSkype面接だけで決めてしまい、実際に会社行ってみたら、とんでもなく汚いオフィスで仕事内容も聞いていた話と全然違う!
みたいなミスマッチをした経験があるので、お互いの不幸を避けるためにも自分の目で確かめるという作業は必須です。
この記事が少しでも東南アジア転職を考えている方の参考になれば幸いです。