【レバナス】禁断のNASDAQ2倍ETFのQLDを解説!
QLDについて知りたい人「人気のレバレッジETF、QLDについて詳しく知りたい。でも、レバレッジETFってそもそもどんなもの?QLDはどうやって買えるの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
今回はそんな疑問を持つ方向けの記事です。
近年、NASDAQ100の成長はとどまることを知らず、「レバナス」、「ツミレバ」なんて言葉も流行っていますね。
以前、3倍レバレッジのTQQQを紹介しましたが、上昇時はいいものの、下がった時も3倍下がっていくのはキツすぎるという難点があります。
【禁断のレバレッジETF】NASDAQ100の3倍を目指すTQQQとは?
「人気のレバレッジETF、TQQQについて詳しく知りたい。レバレッジETFってそもそも何?TQQQはどうやって買えるの?」そんな疑問を持つ方向けの記事です。ハイテクグロース株の成長にあやかりたいけど単なるインデックス投資じゃ退屈。リスクを取ってでも資産を爆上げさせたい!そんな禁断の果実、レバレッジETFを解説します。
ということで、もう少し暴落時のリスクを抑えてチャレンジしたいという人向けにQLDという選択肢を解説していきます。
[PR] CFDなら世界12,000銘柄の取り扱い
もくじ
- QLDってどんなETF?
- QLDのパフォーマンスとは?
- QLDの購入方法とは?
QLDってどんなETF?
QLDはNASDAQ 100指数に連動した1日の成果の2倍を目指すレバレッジETFで、正式名称は ProShares Ultra QQQとなります。
運用資産総額 | $2.33 Billion(約3,200億円) |
取引所 | NYSE Arca |
設定日 | 2006年6月19日 |
インデックス | Nasdaq 100 Index |
経費率 | 0.95% |
保有銘柄数 | 101 |
TQQQと同様にProSharesによって発行・運用されており、経費率は同じく0.95%と高めの設定。
設定日はQLDの方が4年ほど早いのですが、QLDの運用額はTQQQの2分の1以下となっています。
ProSharesってどんな会社?
ProSharesは、主にレバレッジ、インバース、ボラティリティに特化したETFを提供するアメリカの運用会社。
本社 | アメリカ・メリーランド州・ベセスダ |
創業 | 2006年 |
CEO | マイケル・サピア |
従業員数 | 145名 |
総運用資産 | $61 Billion(約8.7兆円) |
インバース:株価が下がったときにより大きな利益を得る
ボラティリティ:株価の変動で利益を得る
ProSharesはこれまで130を超えるETFを発行しており、2倍以上のレバレッジを効かせた「UltraシリーズETF」で注目を集める運用会社へと成長させています。
また、2021年には米国初のビットコイン先物ETFのBITOの上場に成功し、大きな注目を集めた会社としても知られています。
>>【ついに承認!】ビットコイン先物ETFのBITOはどこで買える?
ちなみに、QLDはProShares社の中でもトップ5の運用額を誇っており、稼ぎ頭のETFとなっています。
QLDのパフォーマンスとは?
続いて、気になるQLDのパフォーマンスですが、ここ1年は市場環境の悪化で大きくマイナス。
とはいえ、長期では2桁成長、設定来で見ても20%を超える成績を残しており、2倍レバレッジの破壊力を見せつけています。
QLD | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
リターン | 21.20% | 9.01% | -42.20% | 9.80% | 14.60% | 28.14% | 20.47% |
さすがに3倍レバレッジのTQQQには及びませんが、爆益爆損ということには変わりないですね。
>>【禁断のレバレッジETF】NASDAQ100の3倍を目指すTQQQとは?
参考までに、QLD(青)と純粋にNASDAQ 100への連動を目指すQQQ(水色)、3倍のTQQQ(紫)の過去5年間のパフォーマンスと比較してみましょう。
レバレッジありと比較すると、もはやQQQ(水色)が成長していないように見えてしまうくらいバグっていますね(笑)
ただ、冷静にチャートを見ていくとTQQQ(紫)は3倍レバレッジがかかっているだけあって、コロナショックでの落ち具合は半端ないですね。
そう考えると、QLD(青)は中間地点でちょうどいいと言えるかもしれません。
いずれにせよ、この暴落を耐える鋼のメンタルを持ち合わせていない方は避けたほうがいいでしょう。
レバレッジETFに投資する上で知っておくべきこと
メリット
- リターンが大きい → 市場が右肩上がりで成長すること前提ですが、2倍のレバレッジがかかっているので、少ない資金で大きなリターンを生み出すことができる
- 追証が必要ない → レバレッジと言えど、信用取引をするわけではないので借金のリスクはない
デメリット
- リスクが大きい → 弱気相場では下に2倍のレバレッジで下がっていくため、リターンどころか一気に元本まで失う可能性がある
- 経費率が高い → 0.95%とインデックス投資に比べかなり高いので、ボックス相場や長期に渡って上昇しない場合、ただの金食い虫となる
レバレッジ型ETFのリターンとリスクは表裏一体。
少額の余剰資金でリスクを取れる方や、暴落に耐えうる鋼のメンタルを持つ方であればうまく活用できるはずです。
QLDの購入方法とは?
QLDですが、日本の3大ネット証券(SBI・楽天・マネックス)では取り扱いがないようです。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
QLD | × | × | × | ○ | ○ |
日本語でも利用できる外資系のIG証券では、取り扱いがありました。
CFD口座となりますが、QLDをはじめ、日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、この機会に口座開設をどうぞ。
[PR] >> IG証券で口座を開設する
また、QLDを現物で取引したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券Firstradeをおすすめします。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
Firstradeであれば、QLDはもちろん、米国に上場する株式のほぼすべてを手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。
詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にしてみてください。
Firstradeの口座開設方法とは?【米国株が手数料無料!】
海外に移住すると、日本の証券口座は閉鎖されてしまいますよね。それでも、将来に向けた資産運用として、米国株に投資したい人は当然多いはず。今回は、そんな方に向け海外居住者でも利用できるFirstradeがどんな会社なのか、メリットとデメリットも含め、ユーザーである僕が口座開設の方法を解説していきます。
さいごに
ということで、今回はNASDAQ 100のレバレッジ2倍ETF、QLDを紹介してきましたがいかがでしたか?
これだけ成長している市場で、リターンも魅力的に見えますが、あくまでレバレッジがかかっているので投資は冷静に見極める必要があります。
上げ相場ではとてつもないパワーを発揮しますが、裏返すと下げ相場がくれば損失も同じだけのパワーを発揮してしまう諸刃の剣であることは間違いありません。
一度暴落を食らってしまうと、そう簡単には元に戻すことはできないため、タイミングを重視し、余裕資金の中のごく一部にとどめるのがいいと思います。
個人的には、VTIやVOOなどの堅実な長期投資を続けつつ、一部の余剰資金でQLDをお楽しみ銘柄としてポートフォリオに入れていくのは面白いかなと感じています。
[PR] CFDなら世界12,000銘柄の取り扱い
人気記事【禁断のレバレッジETF】NASDAQ100の3倍を目指すTQQQとは?