【新メタバースETF】Fount社のMTVRってどんなETF?

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MTVRについて知りたい人「メタバースETFに投資したくてリサーチをしていたら、MTVRというETFがあることを知った。でも、新しいETFで情報が少ないので詳しく知りたいな。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

今回は、そんなメタバースETFをお探しの方向けの記事です。

以前、Roundhill社のMETAというETFを紹介しましたが、かなりの反響でメタバースへの注目度を肌で感じています。

そんな盛り上がりを見せるメタバース投資ですが、早くも第2のメタバースETF「MTVR」が登場したという情報をキャッチ。

MTVRに関する日本語での情報はまだ出回っていなかったので、この記事にて詳しく解説していこうと思います。

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もくじ

  • MTVRってどんなETF?
  • MTVRの構成銘柄とは?
  • MTVRの購入方法とは?

MTVRってどんなETF?

MTVRってどんなETF?

MTVRは、世界中のメタバースに関連するサービスや製品を開発・販売する企業に投資機会を提供するETF。

純資産総額$8.5 Million(約10億円)
取引所NYSE Arca
設定日2021年10月27日
ベンチマークThe Fount Metaverse Index
運用方法AIによるパッシブ運用
経費率0.70%
構成銘柄数50

正式名称は、Fount Metaverse ETF で、Exchange Traded Conceptsという会社が発行し、韓国を拠点とするFount社によって運用されるETFとなります。

経費率は0.70%なので、アクティブ運用ETF並みの設定がされていますね。

MTVRの特徴は、独自のAIアルゴリズムを利用して各企業の公開情報の分析、1年先の売り上げを予想しながら投資をするという変わった運用方法をしています。

投資の基準としては、最低3億ドル(約300億円)の時価総額を持つ企業かつ、以下のメタバース事業セグメントから50%以上の収益を上げる時価総額の上位50銘柄が組み入れされるようになっています。

  • AR(拡張現実):現実世界にデジタルデータを表示(ARグラスなど)
  • ライフログ:日常の経験をデジタルで保存(ウェアラブルデバイス、健康管理アプリなど)
  • ミラーワールド:現実世界を1:1でデジタル化(2D/3Dで国や都市を再現するマッピング技術など)
  • バーチャルワールド:アバターを作成し、仮想現実内で活動(バーチャルオフィスサービスなど)

同じメタバースETFでも、METAとはかなり違う性質を持つETFということ分かりますね。

Fountってどんな運用会社?

Fountってどんな運用会社?

Fountは、韓国を拠点とする「投資ロボアドバイザー」を提供するスタートアップ企業で、マシンラーニングの開発を強みとしています。

本社韓国・ソウル
創業2015年11月
CEOキム・ヨンビン
従業員数36名
総運用資産$730 Million(約830億円)
2021/11/20 時点

2016年2月に最初のロボアドバイザーサービスをリリース後、3月にはあの大物投資家ジム・ロジャーズの出資も受けるなど注目を集めるAI企業なのです。

2017年にリリースした非接触型投資サービスを提供するスマホアプリを開発、2020年のパンデミックを機に、老後資金や資産運用を行う人が増加し、800億円以上の資産を運用するまでに成長しています。

Fount ETF
出典:fountetfs.com

そんなテクノロジーに強みを持つFountが、2021年10月より米国市場のテーマ型ETF事業に参入し、旗艦テーマETFの1つとしてMTVRの運用を開始したという流れになります。

MTVRの構成銘柄とは?

MTVRの構成銘柄とは?

MTVRのトップ10構成銘柄は以下の通りで、リバランスは年に1度行われます。

比率会社名シンボル保有株数時価総額
16.09%APPLE INCAAPL8,267$1,076,673
6.18%ALPHABET INC CLASS AGOOGL193$525,352
4.75%META PLATFORMS INCFB1,906$403,100
3.18%ORIENTAL LAND4661 JP1,400$270,071
2.99%SEGA SAMMY HOLDINGS INC6460 JP13,700$247,209
2.76%PEARLABYSS CORP263750 KS2,706$234,279
2.67%KAKAO GAMES CORP293490 KS3,533$226,867
2.55%THE WALT DISNEY CODIS1,563$216,663
2.36%NEXON CO. LTD3659 JP8,500$200,105
2.16%ACTIVISION BLIZZARD INCATVI2,328$183,540
出典:fountetfs.com 2021/3/21 時点

MTVRは韓国系の運用会社ということもあり、KakaoやPearlAbyssといった韓国系の会社や、日本のオリエンタルランドやセガサミー、東南アジアのSeaなどアジア系の会社が多く組み入れられているのが特徴です。

さらに、最近メタバースへの参入を発表したWalt Disneyがすでに組み入れられているのも興味深いですね。

競合のMETAには半導体やソフトウェアなどインフラ系が多く入っている一方、MTVRはメタバースのコンテンツが重視される傾向のようですね。

同じメタバース系ETFでも、このあたりで長期のパフォーマンスに差が出てきそうです。

MTVRのパフォーマンスですが、まだ設定されて間もないため、リアルタイムチャートのみ表示しておきます。

MTVRの購入方法とは?

MTVRの購入方法とは?

MTVRの購入方法ですが、日本の3大メジャー証券で検索しましたが、取り扱いがありませんでした。

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
MTVR×××

日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。

CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、MTVRを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。

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また、MTVRを現物で購入したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。

Firstradeのおすすめポイント

  • アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
  • 取引手数料無料
  • 口座維持手数料なし

Firstradeであれば、MTVRはもちろん、米国に上場する株式のほぼすべてを手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。

>> Firstradeで口座を開設する

詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にしてみてください。

さいごに

ということで、今回は世界で2つ目のメタバースに投資ができるETF、MTVRついて紹介してきました。

まだまだ発行されてから日が浅く、運用総額も少ないため、長期でのパフォーマンスは未知数というのが現状。

とはいえ、メタバースへの注目は日に日に増すばかりで、すでに大きなバーチャル経済圏が成り立ち始めているのも事実。

MTVRであれば、アメリカに限らず世界中のメタバース関連企業をAIが選定するという、かなり未来的な投資体験することができます。

メタバースETFを検討している方は、MTVRもウォッチリストに入れてみてはいかがでしょうか?

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