【QQQよりお得?】廉価版ETF、QQQMってどんなETF?

INVESTMENT STOCKS/ETFs

QQQMについて知りたい人「QQQは知っているけどQQQMというETFがあるらしい。QQQとの違いは一体何なの?詳しく知りたいな。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

この記事はそんなQQQMへの疑問を持つ方へ向けた記事です。

以前、NASDAQ100に連動する「QQQ」を紹介しましたが、今回はQQQの子分「QQQM」というETFについて紹介していきます。

日本人でも口座開設可能な海外証券会社なら

もくじ

  • QQQMってどんなETF?
  • QQQMのパフォーマンスと構成銘柄
  • QQQMの買い方とは?

QQQMってどんなETF?

QQQMってどんなETF?

QQQMは、正式名称 Invesco NASDAQ 100 ETF で、QQQを運用する同じインベスコ社によって2020年10月より発行された新しいETFシリーズです。

以前紹介した、QQQJと同日に販売開始になっていますね。

ちなみに末尾のMは「Mini」からきており、QQQのミニバージョンという意味を込めて名付けられました。

運用資産総額$37.33 Billion(約6兆円)
取引所Nasdaq
設定日2020年10月13日
インデックスNASDAQ-100 Index
経費率0.15%
配当利回り0.64%
保有銘柄数102
出典: invesco.com 2024/12/29 時点

NASDAQ-100 Index: NASDAQに上場する時価総額上位100銘柄(金融を除く)の加重平均によって算出される指数。

ベンチマークはQQQと全く同じ、NASDAQ100に連動を目指して運用をされています。

QQQとの明確な違いは、ただ1つでQQQの0.20%に対して、0.05%下げた0.15%という運用手数料の安さにあります。

つまり、一言で違いを表すと

  • QQQ:上位モデル
  • QQQM:廉価版

そこで、1つ湧いてくるのが「それならQQQの運用手数料を下げたらいいんじゃない?」という疑問。

なぜQQQの手数料を下げないのか?

答えは非常にシンプルなのですが、おそらく運用会社であるインベスコ社の「売上」にあります。

QQQは現時点で50兆円を超える運用資産を抱えており、たった0.05%の手数料を下げるだけで年間約250億円程度の売り上げの差が出てきます。

すでに世界のETFでも5位の運用規模になっており、ドル箱のQQQの手数料をわざわざ下げる必要はないですよね。

それであれば、全く同じ内容のETFで廉価版のQQQMを設定し、インベスコ社、投資家の両方のメリットを追求した方が賢明だと感じます。

S&P 500に連動するSPYを出すステート・ストリート社が、安価な「SPLG」を提供し始めたのと似たような背景と考えられるでしょう。

いずれにしても、我々のような少額個人投資家でも、投資の選択肢が増えているというのはありがたい限りですね。

QQQMのパフォーマンスと構成銘柄

QQQMのパフォーマンスと構成銘柄

QQQMのパフォーマンスに関しては設定からまだ日が浅いものの、QQQと同じインデックスを使用しているため、今後もほぼQQQと同じ動きになると考えて問題ないでしょう。

株価に関しては、今のところQQQ1株の2分の1程度の価格で購入できるので、お手頃感がありますね。

QQQM1ヶ月3ヶ月1年3年年初来
トータルリターン5.30%7.10%32.09%9.83%25.15%
出典:Yahoo! Finance 2024/12/29 時点

実際に1年チャートでQQQ(青)とQQQM(水色)の比較をしてみました。

出典:Yahoo! Finance 2024/12/29 時点

同じインデックスをベンチマークにしているので当たり前ですが、違いが分からないくらい同じチャートを描いていることが分かります。

両者の大きな違いは、QQQとQQQMの流動性と運用残高の差、そしてQQQの約半分以下の価格で購入できる手軽さでしょう。

1株あたり価格運用資産残高1日の平均取引ボリューム(30日)
QQQ$529.60$316.62 Billion(約50兆円)28,510,610
QQQM$218.04$37.33 Billion(約6兆円)1,708,664
出典:invesco.com 2024/12/29 時点

設立当初の2020年は、QQQの100分の1程度の取引量しかなかったQQQM。

2024年現在では運用資産約6兆円を誇り、世界のETFランキングでもトップ44位に入る規模にまで成長しました。

我々、個人投資家が気にするような流動性リスクやトラッキングエラーの心配は、もはや必要ないレベルに達しているといえるでしょう。

投資金額・コストを少額に抑えつつも、長期つみたてでNASDAQの成長の恩恵にあやかりたいのであればQQQMでも十分という評価ができそうですね。

トップ10構成銘柄

それでは、QQQMのトップ10構成銘柄を見ておきましょう。

リバランスは四半期に1度で、銘柄の組み換えは毎年行われます。

比率会社名ティッカー
9.77%Apple IncAAPL
8.49%NVIDIA CorpNVDA
8.10%Microsoft CorpMSFT
5.95%Amazon.com IncAMZN
4.73%Broadcom IncAVGO
3.96%Tesla IncTSLA
3.31%Meta Platforms IncMETA
2.85%Alphabet IncGOOGL
2.72%Alphabet IncGOOG
2.59%Costco Wholesale CorpCOST
出典:invesco.com 2024/12/27 時点

銘柄もQQQと全く同じで、比率も誤差の範囲です。

NASDAQに上場する大型株で構成されているため、マグニフィセント7を中心とする説明不要なラインナップという感じですね。

QQQMの買い方とは?

QQQMの買い方とは?

QQQMの購入方法ですが、日本の大手ネット証券でも2023年より取り扱いがスタートしました!

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券moomoo証券IG証券Firstrade証券
QQQM

その中でも、特に業界初の24時間取引と、手数料の安さに定評のあるmoomoo証券がおすすめです!

[PR] >> moomoo証券で口座を開設する

海外在住者もしくは海外移住予定の方でQQQMを仕込んでおきたいという方には、日本人でも利用可能な海外証券Firstradeでの口座開設をおすすめします。

Firstradeのおすすめポイント

  • アメリカ上場の株・ETFに制限なくアクセス可能
  • 取引手数料無料
  • 口座維持手数料なし

Firstradeであれば、QQQMはもちろん、米国に上場するすべての株式の手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。

>> Firstradeで口座を開設する

詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にどうぞ。

日本人でも口座開設可能な海外証券会社なら

人気記事【NASDAQ100指数に連動】Invesco QQQとは?

人気記事【QQQの弟分ETF】次世代の100銘柄に投資するQQQJとは?