【QQQよりお得?】廉価版ETF、QQQMってどんなETF?

INVESTMENT STOCKS/ETFs

QQQMについて知りたい人「QQQは知っているけどQQQMというETFがあるらしい。QQQとの違いは一体何なの?詳しく知りたいな。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

この記事はそんなQQQMへの疑問を持つ方へ向けた記事です。

以前、NASDAQ100に連動する「QQQ」を紹介しましたが、今回はQQQの子分「QQQM」というETFについて紹介していきます。

日本人でも口座開設可能な海外証券会社なら

もくじ

  • QQQMってどんなETF?
  • QQQMのパフォーマンスと構成銘柄
  • QQQMの買い方とは?

QQQMってどんなETF?

QQQMってどんなETF?

QQQJは、正式名称 Invesco NASDAQ 100 ETF で、QQQを運用する同じインベスコ社によって2020年10月より発行された新しいETFシリーズです。

以前紹介した、QQQJと同日に販売開始になっていますね。

ちなみに末尾のMは「Mini」からきており、QQQのミニバージョンという意味を込めて名付けられました。

運用資産総額$1.98 Billion(約2,170億円)
取引所Nasdaq
設定日2020年10月13日
インデックスNASDAQ-100 Index
経費率0.15%
配当利回り0.35%
保有銘柄数104
2021/9/20 時点

NASDAQ-100 Index: NASDAQに上場する時価総額上位100銘柄(金融を除く)の加重平均によって算出される指数。

ベンチマークはQQQと全く同じ、NASDAQ100に連動を目指して運用をされています。

QQQとの明確な違いは、ただ1つでQQQの0.20%に対して、0.05%下げた0.15%という運用手数料の安さにあります。

つまり、一言で違いを表すと

  • QQQ:上位モデル
  • QQQM:廉価版

そこで、1つ湧いてくるのが「それならQQQの運用手数料を下げたらいいんじゃない?」という疑問。

なぜQQQの手数料を下げないのか?

答えは非常にシンプルなのですが、おそらく運用会社であるインベスコ社の「売上」にあります。

QQQは現時点で16兆円を超える運用資産を抱えており、たった0.05%の手数料を下げるだけで年間約82億円程度の売り上げの差が出てきます。

すでに世界のETFでも5位の運用規模になっており、ドル箱のQQQの手数料をわざわざ下げる必要はないですよね。

それであれば、全く同じ内容のETFで廉価版のQQQMを設定し、インベスコ社、投資家の両方のメリットを追求した方が賢明だと感じます。

S&P 500に連動するSPYを出すステート・ストリート社が、安価な「SPLG」を提供し始めたのと同じようなイメージでしょう。

いずれにしても、我々のような少額個人投資家でも、投資の選択肢が増えているというのはありがたい限りですね。

QQQMのパフォーマンスと構成銘柄

QQQMのパフォーマンスと構成銘柄

QQQMのパフォーマンスに関しては設定からまだ日が浅いものの、QQQと同じインデックスを使用しているため、今後もほぼQQQと同じ動きになると考えて問題ないでしょう。

株価に関しては、今のところQQQ1株の3分の1程度の価格で購入できるので、お手頃感がありますね。

QQQM1ヶ月3ヶ月年初来
トータルリターン2.82%8.07%16.53%
出典:Yahoo! Finance 2021/9/17 時点

実際に1年チャートでQQQ(青)とQQQM(水色)の比較をしてみました。

出典:Yahoo! Finance 2021/9/17 時点

同じインデックスをベンチマークにしているので当たり前ですが、違いが分からないくらい同じチャートを描いていることが分かります。

ただ、注意したいポイントは、QQQとQQQMの流動性。

運用資産残高1日の平均取引ボリューム(30日)
QQQ$192 Billion(約21兆円)32,102,536
QQQM$1.98 Billion(約2,170億円)346,461
出典:invesco.com 2021/9/17 時点

20年以上の歴史があるQQQに対し、QQQMは運用資産も取引ボリュームは100分の1程度。

短期トレードで流動性を確保したい場合はQQQ。

投資金額・コストを少額に抑え、長期でバイ・アンド・ホールド重視ならQQQMという前提での使い分けが良さそうですね。

トップ10構成銘柄

それでは、QQQMのトップ10構成銘柄を見ておきましょう。

リバランスは四半期に1度で、銘柄の組み換えは毎年行われます。

比率会社名ティッカー保有株数
10.89%Apple IncAAPL1,478,708
10.16%Microsoft CorpMSFT672,246
7.91%Amazon.com IncAMZN45,304
4.24%Tesla IncTSLA110,899
4.08%Alphabet IncGOOG28,641
3.92%Facebook IncFB213,244
3.82%Alphabet IncGOOGL26,934
3.76%NVIDIA CorpNVDA340,314
2.23%PayPal Holdings IncPYPL159,952
2.14%Adobe IncADBE64,850
出典:invesco.com 2021/9/17 時点

銘柄もQQQと全く同じで、比率も誤差の範囲です。

NASDAQに上場する大型株で構成されているため、説明不要なラインナップという感じですね。

QQQMの買い方とは?

QQQMの買い方とは?

QQQMの購入方法ですが、日本の3大メジャー証券では取り扱いがありませんでした。

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
QQQM×××

日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。

CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、QQQMを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。

[PR] >> IG証券で口座を開設する

Invesco社のETFなので、いずれ注目が集まれば日本の証券会社でも追加される可能性はありますが、現物投資を希望される方は、海外証券口座の利用が必須です。

今のうちにQQQMを仕込んでおきたいという方には、日本人でも利用可能な海外証券Firstradeでの口座開設をおすすめします。

Firstradeのおすすめポイント

  • アメリカ上場の株・ETFに制限なくアクセス可能
  • 取引手数料無料
  • 口座維持手数料なし

Firstradeであれば、QQQMはもちろん、米国に上場するすべての株式の手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。

>> Firstradeで口座を開設する

詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にどうぞ。

日本人でも口座開設可能な海外証券会社なら

人気記事【NASDAQ100指数に連動】Invesco QQQとは?

人気記事【QQQの弟分ETF】次世代の100銘柄に投資するQQQJとは?