【EV&自動運転車のETF】iSharesのIDRVとは?
IDRVについて知りたい人「EVや自動運転の成長を確信している。だけど個別株で伸びそうなEV企業に1社ずつ投資していくのは大変…IDRVというETFならまとめて投資できるらしいけど、どんなETFなんだろう?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
EU、中国、アメリカのカリフォルニア州と立て続けにガソリン車の販売禁止の方向性に進んでいますね。
「国策に売りなし」という格言があるように、EVや自動運転は今後10年の大きなメガトレンドとなる可能性があります。
今回は、そんなEV関連企業にまるっと投資ができる「IDRV」というETFについて紹介していきます。
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もくじ
- IDRVとは?
- IDRVの構成銘柄とは?
- IDRVの購入方法
IDRVとは?
IDRVは、世界のEV(電気自動車)と自動運転テクノロジーの先端を走る企業にまとめて投資ができるETFで、正式名称 iShares Self-Driving EV and Tech ETF となります。
純資産総額 | $575.61 Million(約650億円) |
取引所 | NYSE Arca |
設定日 | 2019年4月16日 |
ベンチマーク | NYSE FactSet Global Autonomous Driving and Electric Vehicle Index |
経費率 | 0.47% |
配当利回り | 0.59% |
保有銘柄数 | 99 |
IDRVは先進国・新興国の市場で、EV・バッテリー技術・自動運転技術などで利益を得る企業を中心に構成する「NYSE FactSet Global Autonomous Driving and Electric Vehicle Index」をベンチマークとしています。
2019年設定のため比較的新しく、まだ純資産も650億円程度とそこまで大きくないETFとなります。
とはいえ、BlackRock社のiSharesブランドで運用されており、他のEV系ETFと比較すると経費率は安く抑えられているため、長期運用の安心感は高いETFといえますね。
ティッカー | 正式名称 | 経費率 |
DRIV | Global X Autonomous & Electric Vehicles ETF | 0.68% |
KARS | KraneShares Electric Vehicles & Future Mobility ETF | 0.70% |
HAIL | SPDR S&P Kensho Smart Mobility ETF | 0.45% |
IDRVのパフォーマンスは?
それでは、肝心のIDRVのパフォーマンスをチェックしていきましょう。
まずはリアルタイムチャートですが、コロナショック以降、順調に右肩上がりに成長していることがわかります。
トータルリターンは設定から日が浅いので参考程度となりますが、1年で58%、設定来では112%を超えるパフォーマンスを出しています。
トータルリターン | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 設定来 |
IDRV | 9.13% | 4.93% | 12.60% | 58.08% | 112.10% |
2019年4月に100万円を投資していれば、1年で200万円を超えるリターンを叩き出している計算になります。
IDRVの構成銘柄とは?
気になるIDRVのトップ10構成銘柄は以下の通りで、リバランスは半年に一度となります。
比率 | 会社名 | ティッカー | 保有株数 |
6.78% | Advanced Micro Devices Inc | AMD | 254,879 |
6.54% | Tesla Inc | TSLA | 34,768 |
6.51% | Nvidia Corp | NVDA | 118,296 |
4.70% | Qualcomm Inc | QCOM | 154,306 |
4.52% | Apple Inc | AAPL | 165,658 |
4.28% | Alphabet Inc, Class A | GOOGL | 8,704 |
3.53% | Toyota Motor Corp | 7203 JP | 1,143,300 |
3.28% | Daimler AG | DAI DE | 196,736 |
3.22% | General Motors | GM | 306,983 |
3.03% | Intel Corportion Corp | INTC | 361,585 |
トップ10で完全なEVメーカーはTeslaのみ。
自動車メーカーではToyota、Daimler、GMの3社と、車の製造に欠かせない半導体メーカーのAMD、Nvidia、Qualcomm、Intelの4社でほとんどが占められています。
先日2025年までに「Apple Car」の販売を発表したAppleと、自動運転車の「Waymo」を開発するAlphabetと、まだ実際にEV販売をしていない2社が組入されているという状況です。
組入銘柄の地域ごとの割合を見てみると、アメリカが60%近くで、以下ドイツ(9%)、日本(8%)というバランスになっています。
EV関連マーケットで無視できない中国の比率がまだ少ないので、このあたりが今後のどう変化していくのかというところも気になりますね。
IDRVの購入方法
IDRVの購入方法ですが、日本の3大メジャー証券で検索しましたが、取り扱いがありませんでした。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
IDRV | × | × | × | ○ | ○ |
ただ、日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。
CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、IDRVを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。
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また、IDRVを現物で購入したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
Firstradeであれば、IDRVはもちろん、米国に上場する株式のほぼすべてを手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。
詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にしてみてください。
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さいごに
ということで、今回は今後10年のイノベーションをリードするであろうEVと自動運転というトレンドにまとめて投資ができるIDRVというETFについて紹介しました。
EUや中国がすでに国策として、2035年までにガソリン車の販売を禁止する流れになっています。
EVシフトの流れはほぼ確実に起こるはずなので、IDRVのようなETFでまとめて関連銘柄にまるっと投資して、流れに乗っていくことを検討してみてはいかがでしょうか?
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