【メガトレンドのEVに投資!】Global XのDRIVってどんなETF?

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DRIVについて知りたい人「EV関連にまとめて投資したくて、DRIVというETFが気になっている。だけど、似たようなETFでIDRVというのもあって投資に迷うなぁ。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

そんな疑問を持つ方向けの記事です。

世界中で今後10年にわたってメガトレンドとなるであろうEV(電気自動車)と自動運転。

そんなEVにまるっと投資できるETF、iSharesのIDRVを紹介しました。

攻めのETFでおなじみのGlobal X社もEVをテーマにした「DRIV」というETFを出しており、こちらもなかなかパフォーマンスが良いとの噂。

ということで、今回はIDRVとの比較を交えながら、グローバルXの「DRIV」について解説してきます。

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もくじ

  • DRIVってどんなETF?
  • DRIVの構成銘柄とパフォーマンス
  • DRIVの購入方法とは?

DRIVってどんなETF?

DRIVってどんなETF?

DRIVは自動運転技術・EV製造・その材料開発に関わる企業に投資をするETFで、正式名称は Global X Autonomous & Electric Vehicles ETF となります。

純資産総額$1.34 billion(約1,520億円)
取引所NASDAQ
設定日2018年4月18日
ベンチマークSolactive Autonomous & Electric Vehicles Index
経費率0.68%
分配利回り0.22%
保有銘柄数76
出典:globalxetfs.com 2021/11/24 時点

DRIVは2018年4月設定のため、iSharesのIDRV(2019年4月)よりも1年歴史が長く、純資産もEV関連のETFで一番大きな運用額となっています。

ベンチマークには、Solactive Autonomous & Electric Vehicles Index を採用しており、組入銘柄数は76と他のEV関連ETFよりも比較的少なめ。

運用会社は「普通を超えるETF」がコンセプトのグローバルX社。日本でもジワジワと人気になりつつある会社ですね。

ただ、経費率の面では0.68%と、IDRV(0.47%)などのEV系ETFと比較しても高くなっているため、パフォーマンスはシビアに見ていく必要があると思います。

DRIVの構成銘柄とパフォーマンス

DRIVの構成銘柄とパフォーマンス

では、早速DRIVのパフォーマンスをチェックしていきましょう。

まずは、リアルタイムチャートですが、順調に右肩上がりで成長しています。

次に、DRIVとIDRVを比較しながらトータルリターンを見ていきましょう。

トータルリターン1ヶ月3ヶ月1年設定来
DRIV9.26%12.96%46.58%109.75%
IDRV10.16%13.94%42.17%112.10%
出典:etf.com 2021/11/24 時点

DRIV(青)とIDRV(水色)の2年間の比較チャートは、ご覧の通りです。

DRIV vs IDRV比較チャート
出典:Yahoo! Finance 2021/11/22 時点

チャートの動きは両者似たような動きですが、2020年の11月後半からDRIVがIDRVに差をつけ始めていることがわかりますね。

DRIVのトップ10構成銘柄

比率会社名ティッカー保有株数
4.53%Tesla IncTSLA54,775
4.36%Nvidia CorpNVDA179,861
3.17%Microsoft CorpMSFT126,611
3.15%Qualcomm IncQCOM235,020
2.99%Alphabet Inc, Class AGOOGL13,771
2.87%Apple IncAAPL239,309
2.70%Toyota Motor Corp7203 JP1,975,748
2.33%Intel CorpINTC632,105
1.98%Xilinx IncXLNX115,843
1.97%Ford Motor CoF1,313,488
出典:globalxetfs.com 2021/11/24 時点

完全なEV特化のメーカーとしては、組入比率トップのTeslaのみ。

自動車メーカーはToyota、Fordの2社と、車の製造に欠かせない半導体メーカーのNvidia、Qualcomm、Intel、Xilinxの4社で占められています。

さらに、GMと自動運転分野で技術提携を結んだMicrosoft、「Apple Car」の販売を発表したApple、「Waymo」を開発するAlphabetと、まだ実際にEV販売をしていない3社が組入されているという状況です。

DRIVとIDRVの重複率

DRIVのトップ10構成銘柄は、IDRVとかなり似ている印象なので、実際にどれくらい銘柄が被っているのか数値化してみました。

DRIV vs IDRV銘柄の被り
出典:etfrc.com 2021/11/29 時点

DRIVとIDRVを比較してみると、意外にも44%しか銘柄の被りはなく、同じテーマのETFでも実は中身は違うということが分かりますね。

地域別の割合で見てみると、アメリカがトップでほぼ同じ比率ですが、2位以降の顔ぶれがかなり違うので、この辺りで若干のパフォーマンスに差が出ているのかなと感じます。

DRIV(国別)比率IDRV(国別)比率
アメリカ 61.5%アメリカ 59.17%
日本7.9%ドイツ9.22%
中国4.9%日本7.80%
ドイツ3.8%韓国6.79%
オランダ3.5%中国5.27%
アイルランド2.9%スイス2.33%
カナダ2.8%スウェーデン2.30%
オーストラリア2.6%フランス1.69%
イギリス2.1%イタリア1.32%
韓国2.0%その他3.82%
フランス1.9%

DRIVではEVマーケットで大きなシェアを占めるドイツがそこまで組み入れられていないので、今後どう変化していくのか気になるところです。

DRIVの購入方法とは?

DRIVの購入方法とは?

最後にDRIVの購入方法ですが、日本の3大メジャー証券で検索しましたが、取り扱いがありませんでした。

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
DRIV××××

グローバルXは日本にも支店があるため、DRIVが追加される可能性はありますが、現状は海外の証券口座を利用する必要があります。

今のうちにDRIVを仕込んでおきたいという方には、日本人でも利用可能な海外証券Firstradeでの口座開設をおすすめします。

Firstradeのおすすめポイント

  • アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
  • 取引手数料無料
  • 口座維持手数料なし

Firstradeであれば、DRIVはもちろん、米国に上場する株式のほぼすべてを手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。

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詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にしてみてください。

さいごに

ということで、今回はEVシフトのメガトレンドに乗れそうなETFである「DRIV」について同テーマのIDRVと比較しながら解説してきました。

結論、流動性や長期でのパフォーマンスを取るならDRIV、経費率の安さを取るのならIDRVという選択になるかなと思います。

いずれにしても、ここまではEVシフトの波に乗って好調なパフォーマンスを叩き出しています。

EU、中国、カリフォルニア州がガソリン車の販売を15年以内に禁止する方向で動いており、「国策に売りなし」のテーマの1つなので、こういったETFを通して備えておくのが良さそうですね。

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