【配当利回り約5%】PFFの優先株式ETFってどうなの?

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PFFについて知りたい人「PFFという高配当ETFを知った。だけど、他の高配当ETFとの違いは?優先株って一体何?配当実績やパフォーマンス、使い方も含めて詳しく知りたいな。」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

そんな疑問を持つ方向けの記事です。

この記事を買いている僕は、海外に住んでいるため、老後資金として米国株ETFを中心に毎月積み立てながら運用をしています。

高配当ETFと言えば、SPYD、VYM、HDVはよく耳にしますが、PFFについてはあまり話題に上げる人はいないように思います。

ということで、今回は配当重視で資産運用したい方向けにPFFというETFについて解説していきます。

もくじ

  • PFFってどんなETF?
  • PFFのパフォーマンス
  • PFFの買い方&複利運用最適化

PFFってどんなETF?

PFFとは、正式名称 iShares Preferred and Income Securities ETF で、日本語に訳すと iシェアーズ優先株式 & インカム証券ETFと呼ばれています。

総運用資産$19 billion (約2兆円)
取引所NASDAQ
設定日2007年3月26日
インデックスICE Exchange-Listed Preferred & Hybrid Securities Index
経費率0.46%
配当利回り4.90%
保有銘柄数514
2021/5/5時点

PFFは、ICE上場優先株式 & ハイブリッド証券インデックスという指数と同等の成果を目指すETFで、毎月配当があるのが特徴です。

少し気になるのが、0.46%という経費率。

バンガード社やiSharesの他のETFと比べると、若干割高なところが玉に瑕という感じでしょうか。

ただ、世界3大運用会社であるBlackRock(ブラックロック)のiSharesブランドにて運用されており、その点の安心感は非常に高いと感じます。

ところで、優先株式って一体何?

優先株とは、他の株式に比べて優先的な権利が付与されている株式のこと。多くの場合、配当(余剰金)や企業が解散した際に優先的にその会社の財産を受け取ることができる。

優先株では、普段我々が売買している「普通株」に対して、優先的な権利を保有できる一方で、議決権に一定の制限が設けられており、上場されることは少ないため、市場には出回らず普通株よりも株価が高めにされているケースが多いそうです。

優先株式

わかりやすく言うと、「株式」と「社債」の両方の性質を持っており、値上がり益は限定的ながら、安定して高い配当をもらえるというユニークな株式で、その優先株をまとめたETFがPFFということになります。

PFFのトップ10構成銘柄

それでは、ここでPFFのトップ10構成銘柄を見ていきましょう。

比率会社名ティッカーセクター
2.34%BROADCOM INCAVGO情報通信
1.74%WELLS FARGO & COMPANY SERIES LWFC金融
1.46%BANK OF AMERICA CORPBAC金融
1.20%GMAC CAPITAL TRUST IALLY金融
1.16%DANAHER CORPORATIONDHRヘルスケア
1.15%ARCELORMITTALMTNA素材
1.09%NEXTERA ENERGY INCNEE公益事業
1.08%CITIGROUP CAPITAL XIIIC金融
1.01%DANAHER CORPORATIONDHRヘルスケア
0.95%BLK CSH FND TREASURY SL AGENCYXTSLAマネーマーケット
出典:ishares.com 2021/5/4時点

お堅い会社が多く、金融セクターが多くを占めていることがわかります。

実際に、セクター別で見ても金融機関がETF全体の60%以上を占めており、リーマンショックなどのリセッションが起こると一気に株価が落ちていくというリスクは頭に入れておく必要があります。

PFFのパフォーマンス

PFFのパフォーマンス

それでは、肝心のPFFのトータルリターンを見てみましょう。

PFF1年3年5年10年設定来
トータルリターン27.88%6.27%5.28%5.62%4.62%
出典:ishares.com 2021/3/31時点

コロナショックによる株価のリバウンドがあり、28%近くの異常な数値が出ていますが、PFFに関しては年5%くらいのトータルリターンで考えておくのが安全でしょう。

PFFチャート

チャートを見ると、2007年のリーマンショック、そして2020年のコロナショックで暴落はしているものの、株価は回復し40ドル前後をひたひたと横ばいで動いていることから株価の一定の安定性は見込めると感じています。

配当金実績

続いて、過去5年のPFFの配当金実績です。

PFF配当金実績
出典: Seeking Alpha

年間配当金(1株当たり)年末時利回り対前年比
2020$1.84584.87%-7.61%
2019$1.99775.99%-7.61%
2018$2.16227.75%1.52%
2017$2.12987.28%-2.21%
2016$2.17808.05%-2.72%

5年前は8%を超えていた利回りが、5%前後に徐々に落ちてきているのがいるのが気になるところ。

それでも高配当の部類ではあるので、他の高配当ETFのパフォーマンスと比べながら、自分の求める利回りより下がってくるようであれば考え直すという勇気も必要ですね。

配当金支払いスケジュール

PFFの配当金は毎月(年12回)支払われます。

参考までに2020年は以下のスケジュールで権利確定、支払いが行われました。

権利落ち日1株当たり配当金支払日
2020/2/3$0.163762020/2/7
2020/3/2$0.1603422020/3/6
2020/4/1$0.1732272020/4/7
2020/5/1$0.169722020/5/7
2020/6/1$0.16912020/6/5
2020/7/1$0.1674932020/7/8
2020/8/3$0.1633452020/8/7
2020/9/1$0.1602182020/9/8
2020/10/1$0.1574472020/10/7
2020/11/2$0.1515642020/11/6
2020/12/1$0.1480772020/12/7
2020/12/17$0.0614572020/12/23
出典:Nasdaq.com

2020年は1月の支払いがなかった分、12月に2回とイレギュラーな形になっていますが、基本的には毎月月初に権利落ち、5日前後に支払われるというスケジュールになっています。

株価は比較的安定した上で、毎月お小遣いが入ってくるというのはPFFの醍醐味ですね!

超長期的に持つのであれば、過去の事例上、株価も戻してきますし、それでいて5%近くの配当利回りがあるなら分散投資の選択肢としては悪くないと思います。

PFFの買い方&複利運用最適化

PFFの買い方&複利運用最適化

PFFの買い方ですが、以下の日本3大メジャー証券(楽天・SBI・マネックス)でも買うことができます。

NISA口座でも取り扱いがあるそうなので、配当の所得税を非課税にすることも可能ですね。

配当再投資で金の卵を育てる方法

ただ、日本の証券会社だと払い出された配当金は税金が引かれ、現金として口座に残るので、使いたい欲に駆られたり、タイミングを見計って自分で買い増ししていく手間がかかりますよね。

アメリカのネット証券のFirstradeなら、日本の証券会社にはないDRIP(配当再投資)という機能があり、税引き後の配当金を自動で株の購入に充ててくれるという便利な機能があります。

Firstrade DRIP例

(DRIP使用例)
・配当金:$32.96
・税引後DRIP再投資:$24.72
・VYM株価:$98.4403
・購入株数:0.25112株

こんな感じで、FirstradeのDRIP機能を使えば、ただ同じ銘柄を買い増ししてくれるだけでなく、1株に満たない金額であっても端数株で自動的に購入を進めてくれていることがお分かりいただけるかと思います。

PFFのように毎月配当があり、毎月注文をするのは面倒だなぁと思っている方には最適なプログラムで、僕もフル活用しています。

FirstradeのDRIPの設定方法に関しては、以下の記事にて詳しく解説しているので、併せてご活用ください。

まとめ

ということで、今回は優先株ETFのPFFについて紹介してきました。

優先株は一般投資家には出回らず、ほとんどが金融機関に保有されている中、高い配当を出しながらもETFとして簡単に売買できるのはありがたい時代ですね。

個人的には色々高配当ETFを買っているのですが、PFFは平時の株価が安定しているので、アクティブな投資とは別に証券口座を作り、老後の自分年金のような形で地道に積み立て投資しています。

金融関連の銘柄が多く、決して不況時に強いというわけではありませんが、過去いずれの暴落からも株価を戻してはいるので、逆に暴落時に狙い撃ちするのも面白いETFとも言えるかもしれません。

日本国内の証券会社をお使いの方は、NISA口座でも買えるので、配当の所得税を抑えつつ一生持ち続ける勢いでPFFをポートフォリオに入れておくのもアリかもしれませんね。

おすすめの証券会社

  • 楽天証券:楽天スーパーポイントを貯めて、投資に使うことも可能
  • マネックス証券:取扱い銘柄が多く、バイ&ホールドにも最適
  • Firstrade証券:取引手数料無料、海外在住者/移住予定の方におすすめ

この記事が、少しでもみなさんのお役に立てば幸いです。

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