【逆TQQQ】SQQQとは?【NASDAQ100に逆張りで3倍の利益】

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SQQQについて知りたい人「10年債利回りの急上昇でNASDAQがやられていて、下げ続けるポートフォリオを見るのはつらい…こんな相場でも利益を得ることができるSQQQってどんなETFなの?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

10年債利回りの上昇により、テック系のグロース銘柄中心のNASDAQ指数が下げていますね。

長期的にはNASDAQの右肩上がりの成長を信じ、いわゆるレバナスと呼ばれるQLD(2倍)や、TQQQ(3倍)に投資する人は多いはず。

とはいえ、短期で地合いが悪い時でも対応できるようなリスクヘッジ手段は考えておきたいですよね。

そんな時に検討したいのがインバース型ETF、いわゆるショート(売り)で利益を得る方法です。

ということで、今回はNASDAQ 100指数が下がっている時に力を発揮する3倍インバース・レバレッジETFのSQQQという銘柄について解説していきます。

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もくじ

  • SQQQとは?
  • SQQQの仕組みとは?
  • SQQQの購入方法とは?

SQQQとは?

SQQQは、正式名称 ProShares UltraPro Short QQQ でインバース・レバレッジ3倍という特殊なETFになります。

NASDAQ市場の中でも時価総額が最大規模、かつ非金融企業の100社で構成されたNASDAQ 100指数の1日の成果に逆張りをすることで、3倍のリターンを得ることを目的に運用されています。

つまり、株価上昇時に3倍伸びていくTQQQの逆バージョンということになりますね。

>>【禁断のレバレッジETF】NASDAQ100の3倍を目指すTQQQとは?

純資産総額$5.4 Billion(約7,700億円)
取引所NASDAQ
設定日2010年2月9日
ベンチマークThe Nasdaq-100 Index
運用方法インバース・レバレッジ
経費率0.95%
構成銘柄数25
出典:proshares.com 2022/9/10 時点

SQQQは、TQQQと同じProShares社2010年2月9日に誕生、経費率も全く同じ0.95%に設定されています。

ただ、ProShareの公式サイトにはこんな記載があります。

The expense ratio above has a contractual waiver ending 9/30/22.

もしかすると、2022年9月30日に経費率の改定が行われるかもしれません。

ProSharesってどんな運用会社?

本社アメリカ・メリーランド州・ベセスダ
創業2006年
CEOマイケル・サピア
従業員数145名
総運用資産$61 Billion(約8.7兆円)
2022/9/10 時点

ProSharesは、主にレバレッジ、インバース、ボラティリティ商品を強みとするETFを提供するアメリカの運用会社。

レバレッジ:小さな自己資金で大きな投資​効果を得る
インバース:株価が下がったときにより大きな利益を得る
ボラティリティ:株価の変動で利益を得る

総運用資産は7兆円ですが、売上ベースでは世界のETF運用会社の中では第6位にランクされています。

マイケル・サピアCEO
出典:NYSE Twitter

CEOのサピア氏は、1997年に親会社であるProFunds社を共同創業後、CEOの役職につき、変わり種ETFに特化したProShares社を子会社として立ち上げました。

現在は130を超えるETFを発行しており、SQQQをはじめとする2倍以上のレバレッジを効かせた「UltraシリーズETF」で注目を集める運用会社へと成長させています。

ちなみに、SQQQはProShares社の中でもトップ3の運用額を誇っており、稼ぎ頭のETFとなっています。

SQQQの仕組みとは

SQQQの仕組みとは?

それでは、具体的にSQQQがどんな戦略で運用されているのか解説していきます。

SQQQでは、金融機関とNASDAQ100指数のスワップ契約をすることで、単一日におけるNASDAQ100指数のリターンの逆数(−3倍)を目指して運用されています。

このスワップ契約の仕組みを分かりやすくすると以下のような図になります。

スワップ契約

  • ① ProSharesは担保として債券や現金を用意
  • ② 金融機関と1日〜1年以上の特定期間のスワップ契約を締結
  • ③ ProSharesと金融機関でNASDAQ100のリターン(収益率の差)を交換

つまり、NASDAQ100指数が取引終了時点でマイナスだった日は、金融機関がProShares社に+3%分の現金を支払う。

逆の場合は、ProShares社が金融機関に+3%分の買い戻し代金を支払うことで、NASDAQ100と逆のパフォーマンスの3倍を維持するという仕組みになっています。

実際にSQQQの構成銘柄を見てみると、この仕組みがよく分かります。

比率銘柄資産タイプ保有数時価総額
54.77%CASH現金1,445,834,342$1,445,834,341.79
45.19%TREASURY BILLS短期国債1,195,000,000$1,193,793,871.35
NASDAQ 100 INDEX SWAP BANK OF AMERICAスワップ契約-47,074-745,846,105
NASDAQ 100 INDEX SWAP BNP PARIBASスワップ契約-22,179-351,406,737
NASDAQ 100 INDEX SWAP CITIBANKスワップ契約-34,104-540,347,868
NASDAQ 100 INDEX SWAP GOLDMAN SACHS INTERNATIONALスワップ契約-26,224-415,496,203
NASDAQ 100 INDEX SWAP JP MORGAN SECURITIESスワップ契約-35,065-555,574,068
NASDAQ 100 INDEX SWAP MORGAN STANLEYスワップ契約-15,547-246,328,534
NASDAQ 100 INDEX SWAP SOCIETE GENERALEスワップ契約-53,011-839,912,645
NASDAQ 100 INDEX SWAP UBSスワップ契約-31,616-500,923,008
NASDAQ 100 03/18/2022 (NQH2)先物契約-448-141,845,760
出典:proshares.com 2022/1/11 時点

担保となる現金と債権がほぼ100%。

バンク・オブ・アメリカ、シティバンク、ゴールドマンサックス、JPモルガン、モルガン・スタンレー、UBSなど数々の大手金融機関とのスワップ契約を交わしていることが分かります。

このような形で、NASDAQがマイナスの時に3倍の利益を出すという仕組みを実現しているのですね。

SQQQのパフォーマンス

当然ですが、NASDAQ100の下げに対して3倍という特性から、右肩上がりに成長し続ける相場でSQQQを持つ=「お金減らしマシーン」になってしまうので要注意です。

実際に過去のパフォーマンスを見てみると、くっきり明暗が分かれています。

SQQQ1ヶ月3ヶ月1年3年5年10年設定来
リターン24.37%74.75%28.75%-59.21%-54.74%-50.88%-51.76%
出典:proshares.com 2022/6/30 時点

市場環境が悪化したここ数ヶ月は、大きくプラスを見せる一方、NASDAQが堅調に成長していた長期では圧倒的マイナスリターンです。

SQQQ(青)とTQQQ(水色)を1年チャートで比較してみても、ほぼ真逆の動きをしていることがわかります。

SQQQの長期チャート
出典:Yahoo! Finance 2022/9/10 時点

ということで、SQQQはあくまで金利上昇時やリスクイベントが起こった際に、投機的に入るためのデイトレードアイテムとして活用すべき商品となります。

くれぐれも長期でSQQQをポートフォリオに組み込むということはしないようにしましょう。

SQQQの購入方法とは?

SQQQの購入方法ですが、日本の3大メジャー証券での取り扱いがありませんでした。

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
SQQQ×××

ただ、日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。

CFD口座となりますが、日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、SQQQを購入したいという方は以下のリンクより口座開設をしておきましょう。

>> IG証券で口座を開設する

また、SQQQに現物で投資したいという方は、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券Firstradeをおすすめします。

Firstradeのおすすめポイント

  • アメリカ上場の株・ETFに制限なくアクセス可能
  • 取引手数料無料
  • 口座維持手数料なし

Firstradeであれば、SQQQはもちろん、米国に上場する株式のほぼすべてを手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。

>> Firstradeで口座を開設する

詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にしてみてください。

さいごに

というわけで、今回はNASDAQ100に逆張り+3倍レバレッジで利益を得るインバースETFのSQQQについて解説してきました。

あくまで、リスクオフ時に短期で勝負するには面白いETFだと思います。

僕自身10年単位の長期で見れば、NASDAQは右肩上がりでの成長すると考えていますが、必ずしも毎年うまく行くとは限りません。

そんな時に、軽い身のこなしでSQQQで利益を上げることができれば、ベア相場での過ごし方が変わるかもしれませんね。

SQQQは、インバース、レバレッジに加え、ボラティリティが非常に高い商品ではあるので、しっかりと特性を理解した上で投資をしていきましょう!

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