【週末配当!】毎週配当がもらえるSoFiのTGIFってどんなETF?
TGIFについて知りたい人「TGIFというETFは毎週配当金を出すETFがあるらしい。四半期の配当金の支払日が待ち遠しい僕にとってはすごく気になる存在!どんなETFなのか詳しく教えて!」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
このブログではこれまで、高配当、毎月配当など様々なETFを紹介してきましたが、なんと毎週配当という新しいジャンルのETFが誕生しました。
ということで、今回は早速毎週配当ETFのTGIFについて、詳しく解説していきます。
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もくじ
- TGIFってどんなETF?
- TGIFのパフォーマンス
- TGIFの買い方とは?
TGIFってどんなETF?
TGIFは、正式名称 SoFi Weekly Income ETF で、その名の通り、毎週配当で花金にリア充パーティーしちゃおうぜ的なETFです。
ティッカーは英語で花の金曜日を意味する「Thank God It’s Friday」から来ています。
総運用資産 | $21.2 Million(約24億円) |
取引所 | NYSE |
設定日 | 2020年10月1日 |
運用方法 | アクティブ |
経費率 | 0.59% |
配当利回り | 2.36% |
保有銘柄数 | 117 |
TGIFは、満期が3年未満の投資適格債とハイイールド債を中心に構成、長期の債権と比較して金利リスクを軽減しながら、安定的に配当を出すことを目指し運用されています。
そのため、アクティブ型で運用されており、経費率は0.59%と少し高め。
肝心の配当利回りは2.36%で、飛び抜けてすごいというわけではありませんが、毎週金曜日におこづかいのように配当金が受け取れるというのは非常にユニークなコンセプトですね。
SoFiといえば、SPACキングとして有名なあのチャマス氏のSPAC会社「IPOE」と合併して、NASDAQに上場したことは記憶に新しい方も多いはず。
【SPACキング】チャマス ・パリハピティヤ氏ってどんな人?
「SPAC投資家で有名なチャマス・パリハピティヤという人が話題で、IPOA、IPOBなど次々に買収を成功させてるけど一体どんな人なの?」今回はそんな疑問を持つ方向けの記事です。僕自身も2020年9月ごろに名前を知り、買収前のIPOBに投資をしていましたが、もっと詳しく人物や実績を知りたくなったのでリサーチしてみました。
アメリカのスポーツに興味がある人なら、NFLや2028年のロサンゼルス五輪の会場として利用される「SoFiスタジアム」の名前で、会社名を聞いたことがある人もいるかもしれません。
とはいえ、SoFiがどんな企業なのかあまり馴染みがないので、サクッと調べていきましょう。
SoFiってどんな会社?
本社 | アメリカ・カリフォルニア州・サンフランシスコ |
創業 | 2011年8月 |
CEO | アンソニー・ノト |
従業員数 | 1,383名 |
総運用資産(ETFのみ) | $445 Million(約500億円) |
SoFiは、一言で表すとワンストップでお金の管理を実現するフィンテックスタートアップ企業です。
スタンフォード大学出身のメンバーで2011年に設立、当初は学生ローンのビジネスからスタートして、徐々に規模を拡大、現在のフィンテック企業へと変貌を遂げています。
SoFiが提供するサービスは大きく以下の4つ。
- SoFi Invest:株の売買、暗号資産の取引、自動投資機能
- SoFi Money:預金、デビットカードの発行
- SoFi Relay:信用情報の管理、家計簿機能
- SoFi Loans:学生ローン、住宅ローンなどの借り換え
他にも保険、BtoB向けの福利厚生サービスなど「お金」に特化したサービスを幅広く展開しており、現在228万人のユーザーがSoFiアプリを利用しています。
最近ではSoFiブランドで、ユニークなテーマの独自ETFを設定しており、これまでTGIFを含む6銘柄ラインナップを発行しています。
ティッカー | ETF名 | テーマ |
SFY | SoFi Select 500 ETF | グロース銘柄500社 |
SFYX | SoFi Next 500 ETF | 次世代の500社 |
GIGE | SoFi Gig Economy ETF | ギグエコノミー |
SFYF | SoFi Social 50 ETF | SoFiで投資されている人気の50社 |
TGIF | SoFi Weekly Income ETF | 毎週金曜配当 |
WKLY | SoFi Weekly Dividend ETF | 毎週配当 |
10〜20代の若者が好きそうなイケイケな感じのテーマが多い印象ですね(笑)
良さげなETFがあれば、いずれこのブログでも紹介していきます。
TGIFの構成銘柄&パフォーマンス
TGIFの構成銘柄は以下の通りです。
高配当の債券を中心にアクティブ投資をしているため、銘柄は随時入れ替わります。
比率 | 銘柄 |
2.03% | First American Government Obligs X |
1.98% | Ford Motor Credit Company LLC 3.664% |
1.94% | AerCap Holdings N.V. 5.875% |
1.78% | Navient Corporation 5.5% |
1.76% | Berry Global Inc 4.875% |
1.64% | Service Properties Trust 4.65% |
1.56% | Iron Mountain Incorporated 4.875% |
1.56% | T-Mobile US, Inc. 7.875% |
1.41% | Level 3 Financing, Inc. 4.25% |
1.39% | NMI Holdings Inc 7.375% |
アメリカ国債に投資するファンドやフォード、Tモバイルの社債などが組み入れられていますね。
TGIFのパフォーマンス
まずは、TGIFのリアルタイムチャートとトータルリターンを見ていきましょう。
まだまだ歴史が浅く1年未満の数字になってしまいますが、設定来で8.82%、年初来でも4.52%
TGIF | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 年初来 | 設定来 |
トータルリターン | -0.19% | 0.50% | 2.65% | 4.52% | 8.82% |
インカム重視のETFにしては、設定来でのトータルリターンは意外といいですね。
ただ、直近の数字は配当利回り以下で、1日の出来高も2,000株ほどと少ないので、もう少し様子をみたいなという印象です。
TGIFの配当実績
TGIFの配当ですが、以下の画像で一目瞭然、毎週コンスタントに1株あたり0.05セントを払い出しています。
実際の配当金履歴のデータを見ても、毎週金曜日のスケジュールで0.05セントがきっちり払われていることがわかります。
安定的に配当は出しているので、とにかく日々のキャッシュフローを改善したいという方は持っておいてもいいかもしれませんね。
TGIFの買い方とは?
TGIFは残念ながら日本の3大メジャー証券では、まだ取り扱いがないようです。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
TGIF | × | × | × | × | ○ |
SoFiのアプリ自体もアメリカと香港在住者のみが利用可能なため、なかなか難しい状況です。
「どうしてもTGIFに投資したい!」という方には、日本からでも口座開設可能なアメリカのネット証券Firstradeをおすすめします。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
Firstradeであれば、TGIFはもちろん、米国に上場するほぼすべての株式に手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。
詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にどうぞ。
Firstradeの口座開設方法とは?【米国株が手数料無料!】
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さいごに
ということで、今回は毎週金曜日に配当が出る唯一のETF、SoFiのTGIFを紹介してきました。
毎週配当が出ることで投資効率が下がってしまうという側面は否めません。
一方で、金曜日にチャリンチャリンとおこづかい感覚でインカムが入ってくるため、SoFiのメインユーザーのミレニアル世代以降には人気のETFです。
テーマとしては面白いので、とにかくキャッシュフローを上げて花金を楽しみたい方はTGIFを検討してみてはいかがでしょうか?
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