Wise(旧TrasnsferWise)の評判って実際どうなの?【海外送金ならこれ一択】
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Wiseの評判を知りたい人「海外送金するのにWiseを使ってみたい。だけど、よく分からないサービスを使って、ネットで送金するのは不安。実際に利用している人の口コミが知りたいな。」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
今回はそんな疑問に答えます。
この記事は、海外在住(ベトナム、フィリピン、インドネシア、シンガポール) 7年目で、数々の送金サービスを利用し、最終的にWise(旧TrasnsferWise)に落ち着いた僕が解説していきます。
安くて手軽な海外送金サービス
もくじ
- Wise(旧TrasnsferWise)とは?
- Wiseを使うメリット・デメリット
- Wiseの安全性は大丈夫なの?
- Wiseを実際に使った体験談
- さいごに
Wise(旧TrasnsferWise)とは?
Wise(ワイズ)は、2011年に、イギリス・ロンドンで創業されたオンライン送金システムです。
Wise(旧TrasnsferWise)ってどんな会社なの?
本社 | イギリス・ロンドン |
支社 | 17拠点 |
従業員数 | 3,000名以上 |
利用者数 | 400万人 |
対応通貨数 | 60通貨 |
対応言語 | 13(日本語サポートあり) |
月間送金金額 | 3兆円以上 |
2021年7月にはロンドン証券取引所に上場、時価総額は79億ポンド(約1兆2100億円)をつけた超有望フィンテック企業です。
Wiseは、Skypeの最初の社員でもあるターベット・ヒンリクス(写真右)と、その友人で金融コンサルタントのクリスト・カーマン(写真左)の2人によって2011年に創業。
創業以前はエストニアからイギリスに出稼ぎに来ており、毎月家族に仕送りをしていました。
しかし、通常の海外送金では、国と国との間にいくつも中継銀行が入るため、無駄な送金手数料と高額な為替手数料が追加され、搾取されることに疑問を感じていました。
Wiseは、創業者自らが悩まされてきた「不」の経験をもとに生まれたサービスなのです。
なぜ安いのか?仕組みを解説
Wiseは各国で現地銀行の口座を持っており、そこにある現地通貨を送金希望者の口座に送るため、実質は国内送金をしているのと同じ仕組みを実現。
例えば、日本からフィリピンへの送金を希望しているとします。
- ① 送金人がWiseの日本支店の口座に5万円を振込
- ② Wiseの持つフィリピン口座から5万円相当のフィリピンペソを指定口座に振込
こうすることで実際の資金自体は国境を越えずに、低い手数料で送金することを実現しているのです。
思いつきそうで思いつかなかった、 意外とシンプルな仕組みですよね。
Wiseを使うメリット・デメリット
メリット
- 手数料が安い
- 着金が早い
- 非居住者でも利用可能
Wiseのメリットは、何と言っても「安い」「早い」「簡単」という3拍子が揃っていること。
ユーザー体験の改善に集中してプロダクトづくりをしているため、多くのユーザーに支持されています。
手数料が安い
上述の通り、中継銀行がないので、送金手数料や為替手数料などの隠れコストがなく、リアルタイムの為替レートを採用しているため、他社と比較しても圧倒的に手数料が安いです。
例えば、下記、日本円→フィリピンペソで20万円分を送金する際に受け取れる額をPayPal、楽天銀行、三菱UFJと比較していますが、一目瞭然ですね。
着金が早い
実際の資金自体は国をまたぐことがなく、Wise社内での処理になるため、非常に早く着金します。
通貨や送金先によって着金スピードの差はありますが、経験上こんな感じでした。
- フィリピンペソ:最長6時間
- アメリカドル:最長2日
- シンガポールドル:最長1日
基本的に入金から数時間内にメールが届き、すぐに送金されるので、急な支払いでも対応に困ったことはないです。
非居住者でも利用可能
さらに、 海外在住者でも口座開設ができるというのが大きなメリット。
多くの送金サービスでは、マイナンバーを持たない海外居住者は登録さえできないようになっていますよね。
Wiseではアカウント開設時に、郵送での本人確認が一度だけ発生しますが、そこで証明ができればサービスを利用することができます。
デメリット
- 多額の送金はできない
- 通貨によって日本円に換金できない
- デビットカード支払いは手数料が高い
多額の送金はできない
個人・法人ともに一度に100万円を超える送金はできません。
「100万円以上の大金を複数に分けて送金している」とみなされた場合は、疑わしい取引の可能性があるとしてWiseから問い合わせが入るケースがあるようです。
またアカウントを停止されるリスクもあるため、あくまで日常的な金額にとどめておく必要があります。
通貨によって日本円に換金できない
現状、外貨から日本円にする場合は通貨が限られています。
日本円→外貨は60通貨対応していますが、逆の外貨→日本円となると以下の通り、25通貨まで減ってしまいます。
AED(UAEディルハム) | AUD(オーストラリアドル) | BGN(ブルガリアレフ) | BRL(ブラジルレアル) | CAD(カナダドル) |
CHF(スイスフラン) | CZK(チェココルナ) | DKK(デンマーククローネ) | EUR(ユーロ) | GBP(イギリスポンド) |
HKD(香港ドル) | HRK(クロアチアクーナ) | HUF(ハンガリーフォリント) | IDR(インドネシアルピア) | INR(インドルピー) |
MYR(マレーシアリンギット) | NOK(ノルウェークローネ) | NZD(ニュージーランドドル) | PLN(ポーランドズウォティ) | RON(ルーマニアレイ) |
SEK(スウェーデンクローナ) | SGD(シンガポールドル) | TRY(トルコリラ) | UAH(ウクライナフリヴニャ) | USD(アメリカドル) |
ここにリストされていない通貨でも追加リクエストすることができるので、需要が増えれば追加を検討してくれますよ。
デビットカード支払いは手数料が高い
Wiseにおける日本円の送金に関しては現在、銀行振込とデビットカードでの支払いのみの対応となります。
ただ銀行振込と比べ、デビットカードでは3倍の手数料がかかってきます。
僕は一度、緊急時にデビットカードで日本円→フィリピンペソの送金を10万円で試したことがあるのですが、手数料が6,000円かかってきました。※銀行振込の場合は2,000円。
なので、特段理由がない限りデビットカード決済は避けましょう。
Wiseの安全性は大丈夫なの?
ここまで色々とWiseについて解説してきましたが、「安全性は大丈夫なのか?」と気になる人も多いかと思います。
結論、僕は3年以上ほぼ毎月Wiseで送金していますが、トラブルは一切ないです。
ちなみに、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社は、英国Wise Ltd. FCA登録番号900507号の100%子会社の日本法人で、都内にオフィスも構えています。
住所: 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目6-1
さらに、財務省管轄の関東財務局(第00040号) にて、正式に認可を受けた資金移動業者として登録もされているので安心して利用できますね。
預けた資金は大丈夫?
公式サイトにはこんな記載があります。
万が一、Wiseが破綻した場合においても、弊社にてお預かりしているお客様の資金は全額返済されます。
Wiseでは、資金とシステムの安全性を非常に重要視しており、またサービスを運営する世界各国で法令に基づいた管理体制の下、サービスを運営しています。
Wise公式サイト
各国の法令に則り、破綻した場合も全額返済と明示されているのは、安心材料になりますよね。
送金後、大切なお金がちゃんと届いているか不安
Wiseのアプリ、Webサイトでは今お金がどこにあるのか、以下のようにいつでもリアルタイムで状況を確認することができます。
また、日本語でのカスタマーサポートもあるので、何か問題があっても安心です。
電話番号 | 0800-080-4317 (フリーダイヤル) |
電話番号 | 050-3161-3745(有料) |
受付時間 | 月~金 9:00~17:00 |
僕も一度、メールで問い合わせをしたことがありますが、その日のうちに丁寧に返信があり、問題なく機能していましたよ。
Wiseを実際に使った体験談
機能がシンプルで非常に使いやすく、手続きはたったの6ステップで完了します。
- アカウントを開設
- 送金したい通貨を選択
- 送金先を選択
- 送金用途を選択
- 金額確認
- 指定口座に金額を振り込む
あとは、ステータスを確認し、着金を待つだけです。
アカウントの開設から使い方に関しては、以下の別記事で詳しく解説しています。
Wise(旧TrasnsferWise)の使い方【海外在住ヘビーユーザーが解説】
「海外に送金を考えている。Wise(旧TrasnsferWise)っていうサービスがいいらしいけど、どうやって使うのか詳しく知りたいな。」そんな疑問を持つ方向けの記事です。海外在住6年目のヘビーユーザーの僕が、画像を大量に使ってアカウントの開設から、送金までの6ステップを丁寧に解説してきます。
通常、1~3営業日かかると言われていますが、僕の経験上はその日のうちに完了することが多く、非常に助かってます。(通貨や国によってバラつきはありますが)
先日、フィリピンが祝日で銀行は閉まっていたのですが、それでも即日着金が確認できました。
一度、受取人の口座を登録してしまえば、1タップでまた同じ口座へ送金できるのでもう手放せない存在になってます。
ちなみに僕は生活費として、自分の海外口座にお金を送ることが多いので、最近はアプリからサクっと送金をするようにしています。
パソコンを開かなくていいので、めちゃくちゃ楽になりました。
他のユーザーの評判はどうなの?
消費者レビューサイトのTrustpilotに世界各国のユーザーの評判(186,064件:2023/3/7 現在)が集まっていますが、☆4.4で84%のユーザーがExcellentで満足しているという好評価です。
☆1に付けている人の評判も見てみましたが、おそらく自分の操作ミスや理解不足でトラブルを訴えているような感じが多かったです。
ただ、そういったネガティブな意見1つ1つにも、カスタマーサポートが丁寧に回答しており、非常に好感を持てました。
ちなみに僕自身も2019年から4年以上、毎月のようにWiseで送金していますが、トラブルにあったことは一度もないので安心して利用してください。
さいごに
海外で生活をしていると、急な支払いで送金が必要になる場合は多々あります。
- 海外に住んでいる家族に送金したい
- 移住して現地の口座が開くまで、現地通貨で家賃の支払いが必要
- 子供が留学していて生活費が足りなくなった
そんな時にWiseがあれば両替いらずで、手数料を最小限に抑えることができ、かつ安全に素早く送金をすることができます。
僕もこれまで、東南アジアの国々で新生活をスタートする際の家賃や生活費など、まとまったお金を払う際にお世話になってきました。
これまでの高く、遅く、面倒な海外送金を根底から覆すサービスで満足度もめちゃくちゃ高いです。
海外送金の手段に迷っている方は、ぜひアカウントを開設してみてください。
安くて手軽な海外送金サービス
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