【次世代のNASDAQスターに投資】QQQNってどんなETF?

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QQQNについて知りたい人「QQQは知っているけどQQQNというETFを初めて聞いた。QQQやQQQJとの違いは一体なの?誰か教えて!」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

この記事はそんなQQQNへの疑問を持つ方へ向けた記事です。

以前、NASDAQ次世代100に連動する「QQQJ」を紹介しましたが、今回はQQQJに似て非なる「QQQN」というETFについて紹介していきます。

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もくじ

  • QQQNってどんなETF?
  • QQQNのパフォーマンスと構成銘柄
  • QQQNの買い方とは?

QQQNってどんなETF?

QQQNってどんなETF?

QQQNはちょっとトリッキーなのですが、インベスコ社ではなくVictorySharesという別会社によって発行されているETF。

正式名称は、VictoryShares Nasdaq Next 50 ETF で、その名の通りNASDAQ100には入っていない次世代の50銘柄を厳選したETFとなります。

一言で言えば「NASDAQ100に組み入れられる前の、次世代のスター候補にまるっと投資しよう」というのがコンセプトになります。

運用資産総額$151.16 Million(約165億円)
取引所Nasdaq
設定日2020年9月9日
インデックスNasdaq Q-50 Index
経費率0.18%
配当利回り0.36%
保有銘柄数51
2021/9/20 時点

The NASDAQ Q-50 Index: NASDAQ100に次いで時価総額が大きな50銘柄(金融を除く)の加重平均によって算出される指数。

QQQJは101位から200位の100銘柄に投資するのに対し、QQQNではさらに絞られた101位から150位の50銘柄に集中投資するという違いがあります。

運用資産は165億円とまだまだ小さく、3ヶ月の平均取引ボリュームも16,794株程度なので流動性は低いのが現状です。

実は、QQQNはわずかながら毎月配当の設定があります。※ただ、実際には払われない月もあります。

QQQN配当
出典:advisor.vcm.com

まぁ、そもそもキャピタルゲイン重視のETFなので、大きな問題ではないですが。

VictoryCapitalってどんな運用会社?

ところで、このVictorySharesを運用するVictoryCapitalとはどんな会社なのでしょうか?

本社アメリカ・テキサス州・サンアントニオ
創業2013年2月13日
CEOデビッド・ブラウン
従業員数45名
総運用資産$164.9 Billion(約18兆円)
2021/9/20 時点

デビッド・ブラウンCEO
デビッド・ブラウンCEO

Victory Capital Holdings自体も、NASDAQ上場の投資会社でティッカーはVCTRとなります。

VictorySharesブランドでこれまでに22種類のETFを発行しており、近年はQQQNをはじめとしたテーマ型ETFの拡充も進めています。

ETF以外にも、アメリカ在住者向けに投資信託や、NASDAQ暗号資産インデックスに連動する暗号資産ファンドなど新しい領域にもチャレンジしている資産運用会社となっています。

QQQNのパフォーマンスと構成銘柄

QQQNのパフォーマンスと構成銘柄

QQQNのパフォーマンスに関しては設定からまだ日が浅いため、まだ様子を見る必要があります。

QQQN1ヶ月3ヶ月年初来
トータルリターン-3.16%1.51%5.07%
出典:Yahoo! Finance 2021/9/20 時点

1年チャートでQQQN(青)とQQQJ(水色)の比較をしてみました。

QQQNとQQQJ比較チャート
出典:Yahoo! Finance 2021/9/20 時点

この1年では、50銘柄のQQQNよりも、100銘柄に投資をしているQQQJの方が良いパフォーマンスを出していることが分かりますね。

一方でQQQ(紫)と比較をしてみると、2021年6月ごろまではQQQを上回る成果を上げている時期がありました。

QQQNとQQQ比較チャート
出典:Yahoo! Finance 2021/9/20 時点

まだまだ時間を置いて見守る必要がありそうですが、相場の状況によっては、NASDAQ100を上回ることもあるので、QQQをコアに据えてQQQNかQQQJどちらかをサテライト的に運用するという作戦もありかもしれません。

トップ10構成銘柄

それでは、QQQNのトップ10構成銘柄を見ておきましょう。

比率会社名ティッカー保有株数
4.31%Airbnb IncABNB39,129
3.81%Fortinet IncFTNT19,244
3.20%Zscaler IncZS17,518
3.19%Roku IncROKU14,886
2.90%Datadog IncDDOG30,657
2.84%Old Dominion Freight Line IncODFL14,810
2.77%MongoDB IncMDB8,266
2.72%Garmin LtdGRMN24,594
2.67%The Trade Desk IncTTD55,514
2.57%Zebra Technologies CorpZBRA6,829
出典:advisor.vcm.com 2021/9/20 時点

50銘柄に絞られているので、トップ10はQQQJとほとんど同じ構成ですね。

セクター別の割合を見てみると、情報技術が39%でダントツ、続いて一般消費財(21.36%)、通信サービス(16.24%)というバランスになっています。

QQQNセクター
出典:advisor.vcm.com 2021/8/31 時点

NASDAQ上場の時価総額101〜150位にランクする中型グロース株で構成されているため、ここから未来のNASDAQ100に入る企業が出る可能性は高く、まだまだ成長の伸びしろが大きいというのは魅力。

一方で、ルール上NASDAQ100に一度組み込まれた後に、振り落とされた企業が入ってくることも頭に入れておきたいですね。

QQQNの買い方とは?

QQQNの買い方とは?

QQQNの購入方法ですが、日本の3大メジャー証券では取り扱いがありませんでした。

楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
QQQN××××

ただ、大和アセットマネジメントより「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」というQQQNに相当する投資信託が楽天証券、SBI証券、マネックス証券で販売されています。

手数料は計0.495%とQQQNに比べ高くなるので、円ベースでの利便性を取るか、ETFでコストを抑えるかという判断になるかと思います。

NASDAQ次世代50ファンド
出典:daiwa-am.co.jp

QQQNにETFで投資をしたいという方には、日本人でも利用可能なアメリカのネット証券Firstradeでの口座開設をおすすめします。

Firstradeのおすすめポイント

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Firstradeであれば、QQQNはもちろん、米国に上場するすべての株式・ETFに手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。

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詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にどうぞ。

さいごに

ということで、NASDAQの次世代スター候補に今のうちに投資ができるQQQNについて解説してきました。

早めに目をつけておくことで、将来の大きなアップサイドをとれる可能性を秘めたETFだと思います。

QQQNを活用して、次のビッグテック企業へ種をまいておきましょう。

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