【ニュージーランドETF】ENZLでニュージーランド株に投資!

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ニュージーランドに投資したい人「ニュージーランド株に投資をしたいけど、個別株での投資は難しそう。ENZLというETFがあるみたいだけど、どんなETFでどの証券会社で買えるの?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

そんな疑問を持つ方向けの記事です。

ニュージーランドドルは高い格付けと金利で、たびたび定期預金やFXの世界でも話題になります。

ただ、ニュージーランド株となると、なかなか情報が出てこないですよね。

というわけで、今回はそんな情報をお探しの方向けに、ニュージーランド市場にまるっと投資できるETFのENZLを紹介します。

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もくじ

  • ニュージーランドETFのENZLとは?
  • ENZLのパフォーマンスと構成銘柄
  • ENZLはどこで買える?

ニュージーランドETFのENZLとは?

ENZLは、ニュージーランドを代表する50社のうちトップ25社に投資ができるETFで、ブラックロック社のiSharesブランドから発行されています。

正式名称は iShares MSCI New Zealand ETF で、ベンチマークの MSCI New Zealand IMI 25/50 Index に連動したパフォーマンスを目指して運用されています。

運用資産総額$104 Million(約140億円)
取引所NASDAQ
設定日2010年9月1日
インデックスMSCI New Zealand IMI 25/50 Index
経費率0.50%
配当利回り2.53%
保有銘柄数23
出典:ishares.com 2022/7/1 時点

ENZLは、2010年設定とiSharesの国別ETFの中でも比較的歴史は浅く、運用資産140億円程度とそこまで大きなETFではありません。

ただ、米国市場で唯一、ニュージーランドに投資ができるETFということで貴重なETFといえます。

経費率は、0.50%とiSharesの国別ETFでは並の設定ですが、配当利回りが2.53%とかなり高めになっているのが特徴です。

ニュージーランドの株式市場

本社ニュージーランド・ウェリントン
設立2002年12月31日
上場企業数184社
時価総額合計NZ$184.87 Billion(約15兆円)

ニュージーランドの株式市場である「NZX」は統廃合を繰り返し、2002年に今の形となったため意外と歴史は浅いです。

上場企業数も184社と少なく、合計時価総額も15兆円ほどで、東証の50分の1程度と決して大きな市場ではありません。

ただ、NZXを代表する50社をまとめた「NZX 50 Index」のチャートを見て分かる通り、ほぼ右肩上がりに堅調に成長を続けているマーケット。

出典:Yahoo! Finance 2022/7/5 時点

金融市場が堅調に推移する中堅の先進国への分散投資という視点では、非常に面白いマーケットと言えるでしょう。

ENZLのパフォーマンスと構成銘柄

ENZLのパフォーマンスと構成銘柄

それでは、ENZLのチャートとパフォーマンスをチェックしていきましょう。

まずは、ENZLのリアルタイムチャート。

続いて、設定来のチャートです。

2022年の下げがコロナショックと同等にきついですが、NZX50と同様に設定からほぼ右肩上がりで成長はしています。

ENZL長期チャート
出典:Yahoo! Finance 2022/7/5 時点

では、ENZLのトータルリターンを見ていきましょう。

ENZL1年3年5年10年設定来
トータルリターン-18.51%1.13%5.04%9.57%9.96%
出典:ishares.com 2022/5/31 時点

ここ1年は市場環境の悪化で大きくマイナスですが、5年で5%、10年の長期で見ると9%とニュージーランドらしい堅調な成長を続けていることがわかります。

さらに設定来でも9%を超えているので、国別ETFとしてはかなり優秀な成績です。

ENZLのトップ10構成銘柄

比率会社名ティッカー保有株数時価総額
14.21%FISHER AND PAYKEL HEALTHCARE CORPFPH1,213,673$14,646,866.70
11.55%AUCKLAND INTERNATIONAL AIRPORT LTDAIA2,656,071$11,903,442.48
11.48%SPARK NEW ZEALAND LTDSPK3,971,409$11,828,732.49
7.63%MERIDIAN ENERGY LTDMEL2,765,188$7,860,507.29
4.77%THE A2 MILK COMPANY LTDATM1,643,881$4,911,475.87
4.47%CHORUS LTDCNU1,040,885$4,606,999.69
4.44%RYMAN HEALTHCARE LTDRYM847,225$4,576,179.93
4.42%MERCURY NZ LTDMCY1,346,739$4,555,754.08
4.32%INFRATIL LTDIFT954,960$4,450,700.90
4.19%CONTACT ENERGY LTDCEN990,419$4,322,496.54
出典:ishares.com 2022/7/1 時点

社名を見てもピンとこない方のために、どんな会社なのかサクッと紹介していきます。

Top 10銘柄はどんな会社?

  • FPH:睡眠時無呼吸症候群などの治療器具を製造・販売するヘルスケア会社
  • AIA:オークランド国際空港の運営会社
  • Spark:ニュージーランド第2位の携帯通信会社
  • Meridian Energy:ニュージーランド第4位の発電会社
  • A2 Milk:乳製品を製造・販売する企業
  • Chorus:ニュージーランド最大のインターネット通信会社
  • Ryman:老後生活のサポートや介護施設を提供する会社
  • Mercury:100%再生可能エネルギーを利用した発電会社
  • Infratil:再生可能エネルギー、空港、デジタルなどに投資するインフラ投資会社
  • Contact Energy:ニュージーランド第2位の発電会社、ガスや通信もあわせて販売する会社

実は、7位のRyman以外の会社はすべてオーストラリアのASXにもデュアル上場の形を取っています。

マーケットが小さい分、ほとんどの企業が隣国のオーストラリアでも事業を広げ、オセアニアという広い市場で活動していることがよくわかりますね。

ちなみに、ENZL全体の組入企業をセクター別で分けると以下の通りになります。

ENZLセクター別
出典:ishares.com 2022/7/1 時点

実は、ニュージーランドは世界一起業に適した国に選ばれており、人口500万人弱の国ながら、ヘルスケア関連スタートアップだけでも300社を超えているそうです。

このことからも、ヘルスケアがニュージーランド経済を引っ張るのは必然といえるのかもしれません。

ENZLはどこで買える?

ENZLはどこで買える?

ENZLはどこの証券会社で買えるのか調べたところ、日本の大手3証券での取扱いは確認できませんでした。

証券会社楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券Firstrade証券
ENZL×××

今のところ、日本語で利用できる証券会社なら、外資系のIG証券に取り扱いがありました。

CFD口座となりますが、日本のメジャー証券ではなかなか買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、ENZLを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。

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またENZLを現物で投資したいという方には、日本人でも口座開設可能な米国ネット証券のFirstradeをおすすめします。

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Firstradeであれば、ENZLはもちろん、米国に上場するほぼすべての株式の手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。

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詳しい口座の開設方法などは、このブログでも画像付きで解説しているので参考にどうぞ。

さいごに

ということで、ニュージーランド市場に投資ができるETFのENZLについて紹介をしてきました。

決して大きな国ではありませんが、安定した政治と経済で右肩上がりを続けるニュージーランド市場。

ENZLはUSドル建てにはなりますが、唯一ニュージーランド株に投資できるETFとなります。

配当利回りもそこそこ高いので、国のリスク分散の1つとしてENZLを検討してみてはいかがでしょうか。

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