【400社に分散】ウィズダムツリー社のインドETFのEPIとは?
EPIについて知りたい人「インド市場に投資ができるEPIというETFが気になる。どんな構成銘柄で、どこの証券会社で買えるの?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
高い経済成長率、優秀なIT人材の輩出、世界第2位の人口を持ち消費が拡大し続けるなど、さまざまな理由で世界から注目が集まるインド市場。
とは言っても、インド株を直接買うのはなかなかハードルが高いですよね。
この記事では、そんな方向けにインド市場に投資ができるインド株ETFの1つEPIを紹介します。
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もくじ
- EPIってどんなETF?
- EPIのパフォーマンスと構成銘柄
- EPIの購入方法とは?
EPIってどんなETF?
EPIはインドに上場する400以上の銘柄に分散投資ができるETFで、正式名称は WisdomTree India Earnings Fund となります。
利益の高い大型株から小型株までインドルピー建ての株式に分散投資できるというメリットがある一方、為替変動の影響を受けるという点において注意が必要です。
運用資産総額 | $746 Million(約1,015億円) |
取引所 | NYSE Arca |
設定日 | 2008年2月22日 |
インデックス | WisdomTree India Earnings Index |
経費率 | 0.84% |
配当利回り | 1.29% |
保有銘柄数 | 418 |
平均取引ボリューム(1日) | 373,130 |
経費率は、通常の新興国ETFの相場より高めの0.84%となっています。
なかなか手の出しづらいインド市場で、自分で株を選んでいく手間やコストを考えればパフォーマンス次第では検討の余地はありという感じでしょうか。
EPIの大きな特徴は、数あるインドETFの中で最も歴史が長く、400以上の銘柄に分散が効いているという点でしょう。
ティッカー | 正式名称 | 設定日 | 構成銘柄数 |
EPI | WisdomTree India Earnings Fund | 2008/2/22 | 418 |
INDA | iShares MSCI India ETF | 2012/2/2 | 113 |
INDY | iShares India 50 ETF | 2009/11/18 | 51 |
SMIN | iShares MSCI India Small-Cap ETF | 2012/2/8 | 391 |
PIN | Invesco India ETF | 2008/3/5 | 166 |
分散投資でリスクを下げつつ、インド市場へのエクスポージャーを確保したいという方にはEPIが最適な選択肢といえるでしょう。
EPIのパフォーマンスと構成銘柄
まずは、EPIのリアルタイムチャートから確認していきましょう。
2021年後半には史上最高値(39ドル台)を記録しました。
それでは、肝心のEPIのトータルリターンを見ていきましょう。
EPI | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
トータルリターン | 2.81% | 17.06% | 8.73% | 9.30% | 4.93% |
ここ1年は世界的な市場環境の悪化もあり成長は鈍化していますが、長期で見ると3年で17%、10年でも9%のプラスで高い成長率を維持していますね。
さらに設定来でも5%近くを記録しており、新興国ETFとしてはかなり優秀な成績です。
以下はEPIの設定来のチャートですが、コロナショックの底からの力強い反発後、高値を維持しています。
インドのポテンシャルの高さには期待せざるを得ませんね。
トップ10構成銘柄
それでは、EPIのトップ10構成銘柄を確認していきましょう。
EPIに組み込まれている銘柄は、BSE(ボンベイ証券取引所)かNSE(インド国立証券取引所)に上場しており、収益性が高い利益額加重に基づき選定されています。
比率 | 会社名 | ティッカー | 保有株数 |
7.62% | Reliance Industries Ltd | RIL IB | 1,900,616 |
6.60% | Tata Steel Ltd | TATA IB | 38,259,885 |
4.83% | Infosys Ltd | INFO IB | 2,013,303 |
3.12% | Oil & Natural Gas Corp Ltd | ONGC IB | 13,580,971 |
3.01% | Axis Bank Ltd | AXSB IB | 2,063,117 |
2.47% | Tata Consultancy Services Ltd | TCS IB | 479,965 |
2.38% | Hindalco Industries Ltd | HNDL IB | 3,319,928 |
2.01% | JSW Steel Ltd | JSTL IN | 1,736,863 |
1.90% | Power Grid Corp of India Ltd | PWGR IB | 5,638,259 |
1.88% | State Bank of India | SBIN IN | 1,964,616 |
社名を見てもピンとこない方のために、どんな会社なのかサクッと紹介していきます。
Top 10銘柄はどんな会社?
- Reliance Industries:石油・ガス開発・インフラなどの事業を手がけるインド最大のコングロマリット企業
- Tata Steel:インドの財閥タタ・グループの中核となる製鉄会社
- Infosys:ITコンサルティング大規模システム開発を行う企業で、近年はDXソリューションに特化
- Oil & Natural Gas:石油・天然ガスの探査開発をするインド国有会社
- Axis Bank:インドNo.3の銀行で、4,000以上の支店、13,000ヶ所近くのATMを持つ
- Tata Consultancy:インド最大手のITコンサル企業でタタ・グループの中核企業
- Hindalco Industries:インド財閥のアディティア・ビルラ・グループの中核となるアルミニウム製造会社
- JSW Steel:インド財閥のJSWグループの中核となる製鉄会社
- Power Grid Corp:インド国営の電力会社
- State Bank of India:インドNo.1の市中銀行で、利益・資産・従業員数・支店数は最大規模
おそらく日本でも馴染みがあるのは、RelianceとTata Motorsで有名なTata Groupぐらいでしょうか?
新興国にありがちな財閥・銀行・国営企業がトップ10を牛耳っているという構成。
そもそも国内13億人の生活を支えるだけでも、十分に食っていける市場なので安定感はありそうですね。
セクター別比率
セクターごとの比率で見てみると、素材が24.5%でダントツ、エネルギー(17%)、金融(16%)と続きます。
インドというとITで優秀な人材が世界をリードしているというイメージですが、EPIのセクター別比率を見ると、国内の成長の著しさを垣間見ることができ非常に興味深いです。
EPIの購入方法とは?
EPIの取り扱いがある証券会社ですが、大手3証券会社含む以下のすべての証券会社で取り扱いがありました。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
EPI | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
まだ証券口座をお持ちでない方は、ぜひ以下のリンクから口座開設をして、EPIに投資を始めてみてください。
[PR] >> マネックス証券で口座開設をする
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また、EPIを米ドル現物で購入したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なく投資可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
EPIはもちろん、その他の新興国ETFなど、米国に上場する株やETFは全て取り扱いがあるので、僕も愛用しています。
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さいごに
ということで、インド上場の400銘柄に投資ができるETF、EPIについて解説してきました。
今1番アツい新興国の1つインド市場に手軽にアクセスできるだけなく、その中でも利益の高い企業にまとめて投資することができます。
分散投資先の1つとして、EPIを活用してインド市場への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
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