【次世代エネルギーの要】LITのETFでリチウムに投資!
LITについて知りたい人「EVの普及でリチウム・バッテリー業界への投資がアツいらしい。だけど、個別株で投資していくのは難しそう。LITというETFはどうなんだろう?」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
世界的にEVの販売に急速にシフトしてきていますね。
アメリカではカリフォルニア州、ヨーロッパでも2035年までにガソリン車の販売を禁止すると発表され、投資対象としてもますます盛り上がりを見せています。
そんな中、EVの根幹を担うリチウムバッテリーにも注目が集まり始めています。
とはいえ、個別株投資していくのは至難の技ですよね。
ということで、今回はリチウムやバッテリー業界でイケてる企業に投資できるETF、LITというETFについて紹介していきます。
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もくじ
- LITってどんなETF?
- LITの構成銘柄とパフォーマンス
- LITの購入方法とは?
LITってどんなETF?
LITは正式名称 Global X Lithium & Battery Tech ETF で、その名の通りリチウムバッテリーの製造に関わるあらゆる企業にまとめて投資ができるETFです。
純資産総額 | $5.64 billion(約6,400億円) |
取引所 | NYSE Arca |
設定日 | 2010年7月22日 |
ベンチマーク | Solactive Global Lithium Index |
経費率 | 0.75% |
配当利回り | 0.17% |
保有銘柄数 | 41 |
運用会社は「普通を超えるETF」がコンセプトのグローバルX社。
【テーマ型ETFで注目!】グローバルXってどんな会社?【米国株投資】
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Solactive Global Lithium Indexというリチウムの採掘・精製からバッテリーの製造までに関わる40社で構成された指標と同等のパフォーマンスを目指して運用されています。
経費率は、0.75%なのでアクティブ運用並みの手数料がかかってくるのはちょっと気になりますね。
配当利回りは0.17%と若干ですが分配金が出ており、半年に1度のペースで支払われています。
そもそもリチウムって何?
リチウムは、アルカリ金属元素の1つでカーボンニュートラル(二酸化炭素排出ゼロ)の社会実現のカギを握るEVなどに必要な蓄電池に使用される資源です。
世界のリチウムの埋蔵量は約1億1100万トンにのぼり、チリとオーストラリアだけで65%を占めていると言われています。
現在の生産規模であれば、200年以上は持つとされており、「次世代のエネルギー」として考えられています。
2020年までは、リチウムの価格は過剰供給で価格が低迷していましたが、世界で急激なEVシフト、環境配慮の圧力がかかり、最も効率が良く安価に提供できるリチウム電池に注目が集まっているというわけですね。
LITの構成銘柄とパフォーマンス
まずはLITのリアルタイムチャートを見ていきましょう。
LITのパフォーマンスですが、1年で113%は圧巻の数字で、3年、5年の長期でも30%以上は個別株並み。
設定来でも11%を超えており、かなり優秀なETFと言えると思います。
LIT | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
トータルリターン | 113.15% | 46.80% | 33.32% | 12.74% | 11.58% |
ちなみに、同じリチウム業界に投資できるAmplify社のBATT(水色)というETFがありますが、両者のパフォーマンスを比較するとLIT(青)の強さは一目瞭然です。
2020年のETFパフォーマンスランキングでは、名だたるETFの中でLITは15位にランクインしたこともあります。
これだけのリターンを生み出してくれるのであれば、0.75%という経費率も納得ですね。
LITのトップ10構成銘柄
それでは、そんなLITがどんな銘柄で構成されているのかチェックしていきましょう。
リバランスは1年に1度のタイミングで行われます。
比率 | 会社名 | ティッカー | 保有株数 |
11.40% | Albemarle Corp | ALB | 2,378,853 |
6.28% | Tesla Inc | TSLA | 292,015 |
5.16% | TDK Corp | 6762 JP | 7,438,244 |
4.93% | BYD Co Ltd | 1211 HK | 7,018,976 |
4.86% | Contemporary A-A | 300750 C2 | 2,786,005 |
4.59% | Samsung SDI Co Ltd | 006400 KS | 409,542 |
4.58% | Eve Energy Co Ltd -A | 300014 C2 | 14,664,197 |
4.35% | Wuxi Lead Inte-A | 300450 C2 | 18,756,586 |
4.35% | Ganfeng Lithium Co Ltd- A | 002460 C2 | 9,731,134 |
4.25% | Panasonic Corp | 6752 JP | 19,914,794 |
トップ10構成銘柄に日本のTDKとパナソニックが入っていることも驚きですが、ティッカーを見て分かる通り米国外の企業に分散がされているように感じますね。
実際に、国別の構成比率を見てみると中国が45.4%、アメリカ21.9%、韓国10.9%、日本が9.8%と世界各国に分散されていることが分かります。
比率こそ小さいものの、リチウム埋蔵量トップのチリ、オーストラリア、アルゼンチンなどなかなかアクセスがしづらい国のニッチ銘柄にも投資できるという意味では非常に貴重なETFではないでしょうか?
LITの購入方法とは?
LITを購入できる証券会社を調べてみましたが、以下すべての証券会社で取り扱いがありました。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
LIT | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
グローバルX社は2019年に日本支社を設立し、積極的にプロモーションかけているため、日本のメジャー証券会社でも問題なく買うことができます。
銘柄の制限なく、米国株に投資をしたいという方は、日本人でも口座開設可能なFirstrade証券もおすすめです。
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さいごに
ということで、今回は次世代エネルギーのカギを握るリチウム産業に投資ができるETF、LITについて解説していきました。
各国の対応を見る限り、あと数十年でEVへのシフトはほぼ強制的に行われ、この流れには逆らえないでしょう。
テスラなどのEVメーカーに投資をするのもいいですが、それを動かすための資源や技術などの上流から下流まで押さえておくのも面白そうですね。
リチウムに興味を持った方は、LITをポートフォリオに組み込んでみてはいかがでしょうか。
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