【高配当ETF】グローバルXのXYLDってどんなETF?

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XYLDについて知りたい人「高配当のXYLDというETFがあるらしいけど、どんなETFなんだろう?そもそもカバード・コールって何?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

以前にNASDAQ100に対してカバードコールで運用する高配当ETFのQYLDを紹介しました。

実は、グローバルXでカバード・コールで運用するETFは、QYLDだけではありません。

ということで、今回はS&P500に同様の戦略を活用して、高配当を得ることのできるXYLDについて解説していきます。

もくじ

  • XYLDってどんなETF?
  • XYLDの構成銘柄とリターン
  • XYLDの購入方法とは?

XYLDってどんなETF?

XYLDってどんなETF?

XYLDは、正式名称 Global X S&P 500 Covered Call ETF で、選りすぐりの米国銘柄が並び、安定的に成長をするS&P500指数にカバード・コールという戦略を用いて運用されているETFとなります。

純資産総額$560 Million(約622億円)
取引所NYSE Arca
設定日2013年6月21日
インデックスCboe S&P 500 BuyWrite Index
経費率0.60%
配当利回り9.29%
保有銘柄数507
出典:globalxetfs.com 2021/9/30 時点

運用会社はグローバルX、尖ったテーマ型ETFを提供することでおなじみの会社です。

経費率は0.60%とちょっと高めですが、9.29%と高い配当利回りが売りのETFです。

NASDAQ100にカバード・コールをするQYLDほどではありませんが、米国ETFの中でも14番目に高配当のETFとなります。

とはいえ、そもそも「カバード・コールって何?」という方も多いと思うので、ざっくりとXYLDの仕組みを説明します。

カバード・コールって何?

XYLDに使われているカバード・コールという手法ですが、原資産となる株式を保有しつつ、コールオプションを売ることを言います。

コールオプション:株などの資産を決められた期日に、決められた価格で買う(もしくは売る)権利そのものを取引する方法。買う権利を「コールオプション」、反対に売る権利を「プットオプション」と呼ぶ。
コールオプション仕組み

例えば、AさんがXという会社の株を100ドルの株価で保有しているとします。

ただ、30日以内に105ドル以上には上がらないだろうと予想し、コールオプションを発行。

一方で、BさんはX社の株価が30日以内に105ドルまで上がると考えており、3ドルのオプションプレミアム(権利料)を支払いAさんからコールオプションの権利を購入。

30日の満期日Aさん(X社の値上がりリスクを犠牲に、安定収入)Bさん(X社の株は青天井で伸びると考えており、安く買いたい)
X社の株価が$105以上105ドルで原資産の株をBさんに売る代わりに、$3のプレミアムを受け取るX社の株価が$105以上になったとしても、$105で株を購入できる
X社の株価が$105ちょうどBさんが権利を行使を行うか否かにかかわらず、$3のプレミアムを受け取ることができるAさんからX社の株を買おうか迷っている(買っても利益は出ない)
X社の株価が$105以下X社の株をそのまま保有しつつ、$3のプレミアムを受け取ることができる市場価格以下の$105でわざわざ株を買う理由はないので、権利放棄

つまり、グローバルX社のカバード・コールETFはこの仕組みを利用してS&P500銘柄の順調な株価の上昇を犠牲にし、その対価として受け取ったプレミアムを配当金に回しているということになります。

なので、XYLDは規格外の高配当を受け取れる一方で、キャピタルゲインは望みづらいという特徴を持つETFということになりますね。

XYLDの構成銘柄とリターン

XYLDの構成銘柄とリターン

XYLDのトップ10構成銘柄は以下の通りです。

比率ティッカー会社名保有株数
6.09%AAPLApple Inc241,288
5.80%MSFTMicrosoft Corp115,357
3.92%AMZNAmazon.com Inc6,695
2.21%FBFacebook Inc, Class A36,554
2.20%GOOGLAlphabet Inc, Class A4,621
2.06%GOOGAlphabet Inc, Class C4,332
1.72%TSLATesla Inc12,436
1.41%NVDANvidia Corp38,100
1.38%BRK/BBerkshire Hathaway Inc, Class B28,383
1.34%JPMJPMorgan Chase & Co45,721
出典:globalxetfs.com 2021/9/30 時点

トップ10銘柄はQYLDとほとんど変わりませんが、XYLDはS&P500なので金融系のバークシャー・ハサウェイやJPモルガンといったおなじみの会社も入ってきます。

順調に成長している銘柄ばかりですが、XYLDではこれらの銘柄から得られる値上がり益をあきらめる代わりに高配当を受け取るという形になりますね。

XYLDのパフォーマンス

それでは、QYLDのリアルタイムチャートとトータルリターンをチェックしていきましょう。

コロナショックのダメージから落ちたまま、思ったより値動きの安定感は少ないように見えますね。

さらにわかりやすくするために、S&P500を代表するETFのSPY(水色)と比較してみましょう。

XYLD vs SPY5年比較チャート

グングンと駆け上がっていくSPYに対して、マイナス成長のXYLDはかなり苦しんでいます。

トータルリターンは、1年で20%、設定来では8%とプラスを維持していますが、リターンのほとんどが配当金から出ているということが想像できますね。

XYLD1年3年5年設定来
トータルリターン20.34%5.49%8.74%8.43%
出典:globalxetfs.com 2021/9/30 時点

XYLDの配当金実績

それでは、気になるXYLDの過去8年分の配当金実績もチェックしておきましょう。

XYLD配当金推移
出典:Seeking Alpha

XYLDは設定された2013年から継続的に配当金を出していますが、ばらつきがあり、年によっては減配もあれば、大幅な増配をすることもあります。

年間配当金(1株当たり)年末時利回り対前年比
2020$3.28977.61%18.00%
2019$2.78796.36%-11.62%
2018$3.15458.71%21.16%
2017$2.60366.75%76.90%
2016$1.47184.45%-27.70%
2015$2.03566.62%7.51%
2014$1.89336.19%72.32%
2013$1.09873.87%
出典:Seeking Alpha

増配の年は7〜77%、減配の年は-11〜27%とかなり振り幅の大きいETFだということがわかりますね。

これまでの法則を見ると、S&P500がマイナス成長だった年の次の年にXYLDは減配になっているので、なにかジンクスがあるのでしょうか?

S&P500過去データ
出典:macrotrends.net

ちなみに2021年9月現在の配当金履歴は、以下の通りです。

配当金(1株当たり)権利落ち日割当日支払日
0.2557 – 0.4036 *予想値2021/12/302021/12/312022/1/7
0.2506 – 0.4493 *予想値2021/11/222021/11/232021/12/1
0.2452 – 0.4523 *予想値2021/10/182021/10/192021/10/26
0.37002021/9/202021/9/212021/9/28
0.37282021/8/232021/8/242021/8/31
0.33652021/7/192021/7/202021/7/27
0.38652021/6/212021/6/222021/6/29
0.33342021/5/242021/5/252021/6/2
0.36112021/4/192021/4/202021/4/27
0.41982021/3/222021/3/232021/3/30
0.35962021/2/222021/2/232021/3/2
0.47632021/1/192021/1/202021/1/27
出典:marketchameleon.com 2021/9/30 時点

XYLDは毎月配当があり、だいたい毎月第3金曜日に発表があり、最終火曜日をめどに支払いが行われるというスケジュールのようですね。

2021年は9月までに3.416ドルをすでに分配しており、2020年よりも増配となっています。

XYLDの購入方法とは?

XYLDの購入方法とは?

XYLDは日本の3大メジャー証券では取り扱いがありませんでした。

Firstrade証券楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券
XYLD×××

日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。

CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、XYLDを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。

>> IG証券はこちら

XYLDで得られる配当金を再投資して、複利の力で資産を大きくしたいという方は、日本人でも利用可能なアメリカのネット証券のFirstradeの口座開設もおすすめです。

Firstradeであれば、DRIPという配当金の自動再投資という便利なシステムがあり、税引き後の配当を再投資、1株に満たない端株でも買えるのでムダなく資金活用できます。

このブログでも、口座開設から入金方法、DRIPの設定方法まで詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね!

>> Firstradeで口座を開設する

さいごに

ということで、今回は超高配当のXYLDというETFを紹介してきました。

すでに資産がある程度貯まっていて、配当金生活を目指しているという人には面白い選択肢の1つとなりそうですね。

一方で、まだまだ資産を拡大していきたいというフェーズの人には、キャピタルゲインが望めないため、魅力は半減するETFだと思います。

キャッシュフローの改善を前提に考えている方は、ポートフォリオの一部に組み込んでみてもいいかもしれません。

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