【米国半導体ETF】SOXX、SMH、PSI、XSDを徹底比較

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半導体ETFで迷っている人「米国の半導体ETFに興味がある。だけど、同じテーマでもいろいろなETFがあってどれもパフォーマンスが良さそうで迷うなぁ。どのETFを選んだらいいのだろう?」

こんにちは、旅リーマンのZuminです。

過去5年で最高のリターンを叩き出しているETF(レバレッジを除く)ランキングのトップ10にSOXX、SMH、XSD、PSIの4つの半導体ETFがランクインしていました。

ETF過去5年リターンランキング
出典:etfdb.com 2022/6/2 時点

個人的に半導体ETFは興味があったものの、なかなか手が出せていなかったので、これを機に調べてみようと思いました。

ということで、この記事では各ETFにどんな違いがあるのか知りたいという人のために、各ETFを徹底比較していきます。

もくじ

  • 5年で200%!人気の半導体ETF4選
  • 各半導体ETFの構成銘柄をチェック
  • 各半導体ETFの購入方法とは?

5年で200%!人気の半導体ETF4選

5年で200%!人気の半導体ETF4選

まずは、人気の半導体ETF4つを比較してみましょう。

ティッカー運用会社純資産総額経費率分配利回り過去5年のリターン設定日構成銘柄数資産区分1日平均ボリューム(3ヶ月)
SOXXBlackRock (iShares)約1兆円0.43%0.75%204.15%2001/7/1030大型1,400,083
SMHVanEck約1兆円0.35%0.77%201.77%2000/5/525大型3,397,472
XSDState Street (SPDR)約1,500億円0.35%0.26%190.03%2006/1/3141マルチ120,065
PSIInvesco約128億円0.56%0.24%162.84%2005/7/2332マルチ59,792
参照:etfdb.com 2022/6/2 時点

SOXXとSMHは、設定から20年以上のベテランETFで大型株中心に投資。

一方の、PSIとXSDはどちらも設定から15年ほどで、マルチキャップにカテゴライズされるため、市場動向の変化に柔軟に対応できるというメリットがあります。

経費率はPSIが最も高く、SMHとXSDが 0.35% でこの中では一番低いです。

どの銘柄もグロースに位置付けられるため、分配利回りは期待できません。

SOXX

SOXXは、ブラックロック社のiSharesブランドで運用される老舗の半導体ETF。

正式名称は iShares Semiconductor ETF で、ベンチマークの ICE Semiconductor Indexと同等のパフォーマンスを目指して運用されています。

組み入れ銘柄のリバランスは、四半期に1回となります。

SOXX1年3年5年10年設定来
トータルリターン12.23%37.06%29.54%24.55%10.90%
出典:ishares.com 2022/3/31 時点

5年間チャートでS&P 500と比較してみましょう。

SOXXチャート
出典:Yahoo! Finance 2021/8/17 時点

2020年3月のコロナショックからとんでもない伸びを見せて300%超えの成長!

SMH

SMHは、VanEck社によって運用される半導体ETF。

正式名称は VanEck Vectors Semiconductor ETF で、ベンチマークの MVIS US Listed Semiconductor 25 Index と同等のパフォーマンスを目指して運用されています。

組み入れ銘柄のリバランスは、四半期に1回となります。

SMH1年3年5年10年設定来
トータルリターン11.28%37.56%29.11%24.04%25.48%
出典:vaneck.com 2022/3/31 時点

5年間チャートでS&P 500と比較してみましょう。

SMHチャート
出典:Yahoo! Finance 2021/8/17 時点

SMHもコロナショックを底に、284%の爆上げを記録。

XSD

XSDは、State Street社のSPDRブランドで運用される半導体ETF。

正式名称は SPDR S&P Semiconductor ETF で、ベンチマークの S&P Semiconductor Select Industry Index と同等のパフォーマンスを目指して運用されています。

組み入れ銘柄のリバランスは、四半期に1回となります。

XSD1年3年5年10年設定来
トータルリターン13.66%38.71%28.69%23.69%14.23%
出典:ssga.com 2022/3/31 時点

5年間チャートでS&P 500と比較してみましょう。

出典:Yahoo! Finance 2021/8/17 時点

XSDも同様の動きで、270%の成長という結果。

PSI

PSIは、Invesco社によって運用される半導体ETF。

正式名称は Invesco Dynamic Semiconductors ETF で、ベンチマークの Dynamic Semiconductor Intellidex Index と同等のパフォーマンスを目指して運用されています。

組み入れ銘柄のリバランスは、四半期に1回(2月/5月/8月/11月)となります。

PSI1年3年5年10年設定来
トータルリターン8.00%35.14%25.97%23.94%14.28%
出典:invesco.com 2022/3/31 時点

5年間チャートでS&P 500と比較してみましょう。

PSIチャート
出典:Yahoo! Finance 2021/8/17 時点

こちらもほぼ同じ動きで、2020年3月の底から290%成長!

全4ETFのチャートを同時に比較しても、言うまでもなくほぼ同じ動きをしていて、どれも高いパフォーマンスを叩き出しています。

半導体比較チャート
出典:Yahoo! Finance 2021/8/17 時点

ただ、冒頭のランキングの通り、少しの差でベテランSOXX(水色)に軍配が上がっています。

やはり、安心と信頼のiSharesブランドと言った結果ですね。

各半導体ETFの構成銘柄をチェック

各半導体ETFの構成銘柄をチェック

各半導体ETFのトップ10構成銘柄は、以下の通り。

SOXX

比率会社名ティッカー保有株数時価総額
8.73%BROADCOM INCAVGO1,181,978$685,700,897.14
7.30%ADVANCED MICRO DEVICES INCAMD5,629,496$573,420,462.56
6.77%NVIDIA CORPNVDA2,847,417$531,669,702.24
6.15%INTEL CORPORATION CORPINTC10,871,114$482,894,883.88
5.50%QUALCOMM INCQCOM3,015,015$431,810,448.30
4.64%ANALOG DEVICES INCADI2,165,896$364,736,886.40
4.63%KLA CORPKLAC996,188$363,459,191.80
4.59%TEXAS INSTRUMENT INCTXN2,042,305$360,997,831.80
4.56%MICROCHIP TECHNOLOGY INCMCHP4,936,318$358,623,502.70
4.41%NXP SEMICONDUCTORS NVNXPI1,826,065$346,514,094.40
出典:ishares.com 2022/5/31 時点

SOXXは、Broadcom社が比率でトップに来ています。

SMH

比率会社名ティッカー保有株数時価総額
10.52%TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING CO LTDTSM9,550,146$887,495,068
8.40%NVIDIA CORPNVDA3,820,195$708,531,567
5.51%TEXAS INSTRUMENTS INCTXN2,727,368$464,334,402
5.18%BROADCOM INCAVGO787,859$436,781,151
5.10%INTEL CORPINTC9,875,388$430,468,163
5.06%ASML HOLDING NVASML757,021$426,785,729
5.04%ANALOG DEVICES INCADI 2,755,694$425,424,040
4.96%QUALCOMM INCQCOM2,993,859$418,212,164
4.52%LAM RESEARCH CORPLRCX818,294$381,128,613
4.31%MICRON TECHNOLOGY INCMU5,328,892$363,377,145
出典:vaneck.com 2022/4/30 時点

SMHは、TSMCに最も比率が高く投資されています。

XSD

比率会社名ティッカー保有株数時価総額
3.02%MONOLITHIC POWER SYSTEMS INCMPWR77,013$21,007,540
2.98%ANALOG DEVICES INCADI206,507$87,535,340
2.95%SiTIME CORPSITM162,263$4,481,920
2.91%SILICON LABORATORIES INCSLAB220,746$3,733,240
2.88%NXP SEMICONDUCTORS NVNXPI170,721$49,824,290
2.87%META MATERIALS INCMMAT172,726$5,904,770
2.87%ON SEMICONDUCTOR CORPON307,560$9,941,920
2.77%MICROCHIP TECHNOLOGY INCMCHP317,767$3,955,440
2.74%TEXAS INSTRUMENTS INCTXN469,866$47,957,140
2.72%SEMTECH CORPSMTC176,261$6,967,080
出典:ssga.com 2022/5/31 時点

XSDは、Monolithic Power Systems社という会社が比率トップ。

PSI

比率会社名ティッカー保有株数時価総額
5.76%ADVANCED MICRO DEVICES INCTXN206,608$36,520,030.08
5.69%ANALOG DEVICES INCADI214,067$36,048,882.8
5.46%BROADCOM INCAVGO59,628$34,591,991.64
4.89%APPLIED MATERIALS INCAMAT264,401$31,011,593.29
4.79%ADVANCED MICRO DEVICES INCAMD297,817$30,335,639.62
4.69%QUALCOMM INCQCOM207,598$29,732,185.56
4.43%MICRON TECHNOLOGY INCMU380,267$28,078,915.28
4.34%NVIDIA CORPNVDA147,233$27,491,345.76
3.47%SiTIME CORPSITM103,125$21,965,625
3.15%KULICKE & SOFFA INDUSTRIES INCKLIC368,509$19,962,132.53
出典:invesco.com 2022/5/31 時点

PSIは、Texas Instruments社がトップになっています。

各ETFの重複率は?

では、それぞれのETFの全銘柄の重複率を見てみましょう。

SOXXとSMHでは80%以上、24の銘柄が重複しています。

参照:etfrc.com

SOXXとPSIでは54%、17の銘柄が重複。

参照:etfrc.com

SOXXとXSDでは全体の43%、19銘柄が重複。

参照:etfrc.com

SMHとPSIでは51%、14銘柄が重複。

参照:etfrc.com

SMHとXSDは38%、17銘柄が被り。

参照:etfrc.com

PSIとXSDでは39%、15銘柄の被り。

参照:etfrc.com

半導体関連というテーマに絞っていれば、ある程度銘柄が限られてしまうのは当然といえば当然ですが、ほとんどのETFが4割近くオーバラップしています。

特にSOXXとSMHにおいては8割が同じ銘柄で構成されているので、リターンや手数料、運用資産額など総合的に判断をして、どちらか1つに投資するだけで十分ですね。

各半導体ETFの購入方法とは?

各半導体ETFの購入方法とは?

ここで紹介した半導体ETFの取り扱いですが、SMHは国内のメジャー証券でもあるようです。

Firstrade証券楽天証券SBI証券マネックス証券IG証券
SOXX×××
SMH×
XSD×××
PSI×××

外資系のIG証券であれば、すべての半導体ETFの取り扱いがありました。

CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、この機会に口座開設を検討してみてください。

>> IG証券で口座を開設する

また、現物取引で半導体ETFに投資したいという方には、Firstradeをおすすめします。

Firstradeはアメリカのネット証券会社ですが、日本からの口座開設も受け付けており、アプリの使い勝手もいいので僕もメインとして利用しています。

>> Firstradeで口座を開設する

以下の別記事で、詳しい口座開設方法や使い方など解説していますので、参考にどうぞ。

日本国内だけでなく、資産の分散・リスクヘッジという観点からもアメリカの証券口座でドル運用するということも検討しておいて損はないです。

さいごに

個人的にずっと気になっていつつも、なかなか手が出なかった半導体セクター。

さらに、これだけ同じテーマでETFがあると迷ってしまいますよね。

ただ、過去5年のリターン、時価総額、運用会社、1日の取引量で総合的に判断すると、SOXX、次点でSMHという判断になるのかなと思います。

あらゆるデバイスがネットにつながっていく世界で、なくてはならない半導体。

生産能力向上という課題はあるものの、需要は上がり続ける一方なので、この先も堅調に成長してくれるのではないでしょうか。

こういったETFを活用して、多くの会社に分散しながらも半導体分野の成長を恩恵に預かりたいですね。

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