【話題のNFTにETFで投資!】Defiance社のNFTZとは?
CRYPTOS INVESTMENT STOCKS/ETFs
NFTに投資したい人「NFTに興味があるけど、仮想通貨はやっぱりリスクが多すぎて投資しづらいなぁ。株やETFのNFT関連銘柄でもう少しリスクを抑えて投資ができたらいいのになぁ…」
こんにちは、旅リーマンのZuminです。
そんな悩みを持つ方向けの記事です。
NFTが空前のブームを巻き起こしていますね。
通常、NFTといえば仮想通貨で投資するものですが、株やETFとは別世界なイメージをお持ちの人も多いかと思います。
ただ、最近では現実世界のビジネスとしても注目を集めており、NFTへ参戦する企業も増えはじめています。
今回は、そんなNFTに株式という観点で波乗りができそうな世界初のETF「NFTZ」が誕生したので、どんなETFなのか詳しく解説していきます。
[PR] CFDなら世界12,000銘柄の取り扱い
もくじ
- NFTZとは?
- NFTZの構成銘柄
- NFTZの購入方法とは?
NFTZとは?
NFTZは、世界初のNFTとブロックチェーン関連企業に特化したテーマ型ETFで、正式名称 Defiance Digital Revolution ETF となります。
2021年12月に新設されたばかりのETFのため、運用額はまだまだ小さいのが現状です。
純資産総額 | $6.07 Million(約8億円) |
取引所 | NYSE Arca |
設定日 | 2021年12月1日 |
ベンチマーク | BITA NFT and Blockchain Select Index |
経費率 | 0.65% |
発行済株式数 | 20,000 |
構成銘柄数 | 34 |
経費率は、最近のテーマ型ETFではスタンダードの0.65%で、ドイツのフィンテック企業が運用するBITA NFT and Blockchain Select Indexという指標と同等のパフォーマンスを目指して運用されています。
このインデックスは、世界中で暗号資産の運用、決済、マイニング、ブロックチェーンやそれに関わるハードウェアを提供し、利益を上げている上場企業が対象。
また、NFTの発行・作成、および社内外のNFT関連プロジェクトへの投資、資金調達に関与する企業を含んでいます。
このETFを発行するDefiance(ディファイアンス)社は、NFTZに投資するべき理由として以下の4つを上げています。
- ① バーチャル世界の所有権は無限に拡大
- ② 先行者利益を得ることができる
- ③ NFT関連の企業に株式投資できる
- ④ NFTはビジネスのあり方を変える
NFTはすでにアート、音楽、スポーツ界に革命を起こしており、さらにNFTのデジタル所有権、分散型というキーワードはメタバースの発展に欠かせません。
今後、NFTやブロックチェーン技術が我々の働き方を変え、クリエイターと市場参加者に大きな恩恵をもたらすと考えています。
実際にNFT市場は、2021年第三四半期だけで約6.8億円の資金を動かす一大ムーブメントになりつつあります。
Defiance(ディファイアンス)社はこういった理由から、どこよりも早くNFTに特化したETFを発行することで、投資家への先行者利益を提供するとしています。
Defianceってどんな運用会社?
ところで、このNFTZを運用するDefiance社はどういった会社なのでしょうか?
本社 | アメリカ・ニューヨーク州 |
創業 | 2018年 |
CEO | マシュー・ビエルスキー |
従業員数 | 14名 |
総運用資産 | $1.08 Billion(約1,460億円) |
Defiance社は、2018年創業の運用会社で、破壊的イノベーションを牽引するサブセクターに投資をするETFを中心に発行・運用。
CEOのビエルスキー氏は、レバレッジETFでおなじみのDirexionやProShares、BlackRockなどでETFのポートフォリオアナリストとして活躍した強者。
NFTZ以外にも、独自のルールベースで運用する珍しいテーマ型ETFを6つ上場させています。
ティッカー | ETF名 |
FIVG | The First 5G ETF |
QTUM | The Next Generation of Computing ETF |
SPAK | The First SPAC ETF |
HDRO | Next Gen Hydrogen ETF |
PSY | Psychedelics ETF |
CRUZ | Travel ETF: The Travel Reopening Trade |
NFTZの構成銘柄
では、NFTZがどんな銘柄を組み入れているのか、トップ10構成銘柄をチェックしていきましょう。
比率 | 会社名 | ティッカー | 保有株数 | 時価総額 |
5.98% | Funko Inc | FNKO | 14,832 | $362,939 |
5.39% | Draftkings Inc | PLBY | 25,198 | $326,818 |
4.98% | Canaan Inc | CAN | 87,334 | $302,176 |
4.93% | Ebay Inc | EBAY | 6,806 | $298,988 |
4.89% | Cloudflare Inc | NET | 5,876 | $296,738 |
4.84% | Robinhood Markets Inc | HOOD | 34,953 | $293,605 |
4.75% | Gamestop Corp | GME | 2,397 | $288,191 |
4.39% | Coinbase Global Inc | COIN | 4,806 | $266,300 |
4.24% | Block Inc | SQ | 3,857 | $257,378 |
4.21% | Hive Blockchain Technologies | HIVE CN | 75,665 | $255,184 |
NFTZの銘柄は四半期に一度のペースでリバランスが行われます。
銘柄を見てもピンとこないので、これらの企業がどうNFTと関わりがあるのかサクッとまとめてみます。
企業名 | NFTとの関連 |
Funko | デジタルフィギュアを販売するFunko Digital Pop!を開始 |
Draftkings | スポーツ関連NFTを販売するDraftkings Marketplaceを開始 |
Canaan | Alibabaと連携してNFTプロジェクトをスタート |
Ebay | NFTアートの販売をマーケットプレイスで開始 |
Cloudflare | Cloudflare Streamという所有権をNFTに結びつける動画配信サービスの提供 |
Robinhood | NFTを管理できる独自ウォレットを開発中 |
GameStop | GameStop NFTのローンチを発表 |
Coinbase | Coinbase NFTを公開 |
Block | ビットコインを中心としたWeb5の構想を発表 |
Hive | NFTビジネスへの積極的な投資を発表 |
玩具メーカーのFunkoや、ゲームショップのGameStopなど、テクノロジーとは程遠い企業もNFTに参入を始めており、NFT注目度の高さが伺えますね。
ただ、NFTZの全銘柄のサブセクターごとの比率を見てみると、NFT関連の株は28%で残り7割近くはマイニング、暗号資産取引・運用、決済系が占めているという状況です。
本来NFTは「ブロックチェーン技術」がポイントなので、現状は上場企業の中から選別していくのは難しいのかもしれません。
とはいえ、これから大手企業がガンガンNFTに参入してくるので、長期目線でどんな銘柄が入ってくるのか期待したいですね。
NFTZのパフォーマンス
気になるNFTZのパフォーマンスですが、新設ETFでデータが溜まっていないため、参考までに株価チャートのみ表示しておきます。
長期でのリターンはデータが集まり次第、アップデートしていきます。
NFTZの購入方法とは?
NFTZのETFの購入方法ですが、日本の大手3証券(SBI・楽天・マネックス)で銘柄検索をしましたが、いずれもヒットしませんでした。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | IG証券 | Firstrade証券 |
NFTZ | × | × | × | ○ | ○ |
日本語で利用できる証券会社であれば、外資系のIG証券に取り扱いがありました。
CFD口座となりますが、なかなか日本のメジャー証券では買えない株やETFの取り扱いも豊富なので、NFTZを購入したいという方は口座開設を検討してみてください。
[PR] >> IG証券で口座を開設する
また、NFTZを現物で購入したいという方には、日本人でも口座開設可能なアメリカのネット証券のFirstradeをおすすめします。
Firstradeのおすすめポイント
- アメリカ上場の株・ETFに制限なくアクセス可能
- 取引手数料無料
- 口座維持手数料なし
Firstradeであれば、NFTZはもちろん、米国に上場する株式のほぼすべてを手数料無料で投資できるため、投資の幅が広がりますよ。
詳しい口座の開設方法は、このブログでも画像付きで解説しているので参考にしてみてください。
Firstradeの口座開設方法とは?【米国株が手数料無料!】
海外に移住すると、日本の証券口座は閉鎖されてしまいますよね。それでも、将来に向けた資産運用として、米国株に投資したい人は当然多いはず。今回は、そんな方に向け海外居住者でも利用できるFirstradeがどんな会社なのか、メリットとデメリットも含め、ユーザーである僕が口座開設の方法を解説していきます。
また、Firstradeの利用に必須の米国の銀行口座ユニオンバンクの口座開設方法も併せて参考にどうぞ。
【米国株投資への第一歩!】ユニオンバンクの口座開設方法を解説
「海外に移住すると日本の口座は凍結されるらしいけど、資産運用は続けたい。日本にいる間にアメリカの銀行口座の開設ができたら便利なんだけど、何かいい方法はないかな?」そんな悩みを持つ方向けの記事です。結論、ユニオンバンクであれば、日本にいながらも超簡単にアメリカの銀行口座を持つことができるので、その方法を解説します。
さいごに
ということで、今回は世界中で注目のNFTに関連した銘柄に投資ができる初のETF「NFTZ」について解説してきました。
正直、NFTはブロックチェーン技術が肝なので、既存の上場企業の中から選別していくのはかなり難しいとは思います。
ただ、多くの人にとって、NFTを買うのはまだまだハードルが高く、未知のリスクも存在しています。
そういった意味では、ETFを通じてNFT関連の株に投資ができるという面では貴重な存在といえるかと思います。
まだまだ、始まったばかりのNFT革命の波を乗りこなしたい方は、NFTZを検討してみてはいかがでしょうか?
[PR] CFDなら世界12,000銘柄の取り扱い
人気記事【テーマ型ETF】メタバースETF、METAで次のトレンドへ投資!